空中の杜

旧名「空気を読まない中杜カズサ」。

社会

本当に「失敗して悲惨な人」は発言することでさえ難しいという話 

テレビでは、よく過去に何らかの失敗をした人が、その当時の悲惨さを語るという番組があるが、本当に「悲惨な人」はメディアで発言することでさえ難しいという話。

外国人技能実習制度における問題のツケは現若者が払うことになりかねない

12月12日、テレビ東京の『ガイアの夜明け』で外国人技能実習生に降りかかっている問題に直撃しており、それが話題となっています。 「外国人技能実習制度」は外国人が最長5年間、技術を学びながら働くことを認める制度で実習生は約23万人。日本人がやりた…

年賀状発行数の激減は高齢者の年賀状離れも大きいのではないか

この時期郵便局に行くと、ほぼ必ずポスターやブース、もしくは直接販売などで年賀状の販促をしています。むしろ駅などでも机を設けて売っていたりしますね。ここ数年、局員に課せられている販売のノルマも厳しいと言われ、「自爆営業」という言葉も生まれて…

日本企業において40代前半の層が薄い就職氷河期以外の原因

『「40代前半の層が薄い」人手不足に危機感』という記事が、話題になっていました。 www.asahi.com 自分も昭和50年代生まれのいわゆるアラフォー、この世代にあたります。そして就職氷河期における就職の厳しさや、その後の仕事の範囲が狭かったことはかな…

選択肢が多数あるように見せかけられて実はひとつしかないという状況

事実上、選択肢は経済上、立場上など、実質選べないことが多い。最悪、ひとつしかない場合も。だけど(選べない者も含めて)多数提示していることで、「自由」とされていないか。

日本の秘境とも言える場所「交通困難地」

昔、国内で郵便物が配達出来ないほどの秘境である「交通困難地」についてまとめたのですが、しばらく消したままストックしていました。整理してたらそれを見つけたので、もったいないからここで。ちなみに作成したのは2015年くらいでしたが、大きくは変わっ…

オリンピック&パラリンピックのボランティア不足懸念は払拭されたか

ちょっとブログの整理をしているので、記事の再利用。今から2年ほど前の2015年7月に、他のブログで以下のような文章を書いていた。それは、オリンピックのボランティアに関してのもの。

介護職不足の一因は世話した人の『死』に直面することではないか

政府が「介護離職のゼロ」を目指しているのはよくニュースで聞くところですが、それに対して介護に従事する職員が足りないという声も非常に多く聞かれます。 blogos.com news.kaigonohonne.com 何故、介護職が人手不足なのかというのは、明らかに需要(求人…

『恐ろしいもの』の入っている箱の話

むかしむかしあるところに村がありました。 ある日、その村の外れに薄汚い、小さな箱が置かれているのを誰かが見つけました。その箱には蓋がしてあり、上から灰色の紐で十字に縛られています。 しかし村の誰に聞いても、その箱を置いた覚えはありません。村…

文章力とかコミュ力みたいな「○○力」って結構後づけだよなという話

最近よく見る文章力、コミュ力、女子力、若者力、老人力のような「○○力」って実態のあるものじゃなくてその能力がある人を「○○力がある」と後づけ的に呼んでいるだけのような。

大学入試など公の人選評点においてTOFELを使うことのリスク

大学新入試にTOEICやTOFELを導入するという議論があるが、海外のいち団体であるものを国内の大学試験という公的なものに導入するのはリスクを伴わないか。

どうすればエスカレーターで歩く人を止められるのか

危険だからと禁止されているエスカレーター内での歩行はどうしていまだに続くのか。その歩く人の外的要因なものも大きい心理。

募金は目立つ団体だけじゃなく、あらゆる団体が必要としているという話

募金というとそれをする先として定番的な知名度の高い、有名な団体があるが、募金はそこだけではなく知名度ないところを含めてあらゆる団体が必要としている。

何故過剰とも思える不審者情報が度々流されるのか考えてみる

ネットでよく話題になる、明らかにそれは不審者じゃなくて過剰反応だろと思える不審者情報。それは何故度々流されるのか、考えてみる。

「日本の年間自殺者約3万人」の考え方

「日本の年間自殺者約3万人」というのは毎年その微細な増減も含めて報道されるが、それは自殺という性質上、前年に自殺をした人は全く勘定されず、新たに3万の自殺が起き、20年間では60万人が自殺したと考えなくてはいけない。

都内でトイレットペーパーなどの買い占めが起こった原因は何なのか

仕事も終わりかけ、何か書く気力も湧いてきたときに起きたのが件の大地震。私の家は東京でしたが、積んでいた本とCDは崩れはしたものの身体に影響はありませんでした(せいぜい地震酔いによる目眩くらいかな)。ただ、最初認識出来なかった災害の大きさが、…

現実は『バカフリーの街』に近づいていないか

鈴木みそのマンガ『オールナイトライブ』に『バカフリーの街』という、なんでもかんでも説明をつける必要がある世界の話がある。現実はそれに近づいていないか。

インターネットは将来、孤独な高齢者を救うか

このような話題がありました。■【やじうまWatch】 “無縁死”を描いたNHK特番、ネットユーザーを精神的に追い込む ほか -INTERNET Watch私は洗い物の最中であったので、テレビの前を通りすがりながら部分的にしか見ていなかったのですが、それでもかなり暗くな…

税金の控除がある『寄付』について調べてみた

先日、うちの家族に某公益団体からのダイレクトメールが届きました。その中には寄付のお願いが。さらに次の日、私がAmazonを注文したらその中にも入っていました。さらに次の日にはデパートから親に送ってきたパンフセットの中に入っていたり、同時に送られ…

雑誌のアンケート結果は懸賞品によって変わる可能性がある

昨日、このようなエントリーを書きました。 nakamorikzs.netこれを書いている時に各種マンガ雑誌のアンケート欄を見ていたのですが、それで色々と考えたことがあります。今日はそのうちのひとつを。

藤子・F・不二雄の『定年退食』で、一番悲惨になり得る登場人物は誰か

以前、藤子・F・不二雄先生のSF短篇『定年退食』について書きました。 nakamorikzs.netこれは、藤子・F・不二雄先生のディストピアSF短篇である『定年退食』の社会が、現実の社会の延長線上に来る可能性がある未来にもありえそうでシャレになっていないとい…

パチスロの新規客が減っている理由はアーケードゲームが経験したジレンマと似ているかもしれないという話

※この文章は2009年に書かれたものです。今日の文章、最初はパチスロのことだけについて書いていたのですが、途中でこれとアーケードゲームの関連が深いのではないかと思い、いろいろ書き足しました。というわけで、こっちでは珍しいゲーム系のエントリーです…

最近、藤子・F・不二雄の『定年退食』がますますシャレにならなくなってきているという話

本棚の整理をしていると、ついつい昔のマンガを読んでしまいます。そして今回は『藤子・F・不二雄 異色短編集』をじっくり読み直してしまいました。そして、今回も気になったのが、以前にもここで書いた『定年退食』のこと nakamorikzs.net 気楽に殺ろうよ (…

『エコ』って商売のお題目としてはかなりリスキーではないか

先日、『ふおんコネクト』のことを書いた時、最後に『うぃずりず』での一コマについても触れました。まんがタイムきらら2008年9月号(芳文社)里好『うぃずりず』23ページnakamorikzs.net

ジンバブエで起きてるハイパーインフレについてのメモ

非常に興味深いニュースが。■100ドルで札束20キロ ジンバブエ通貨の下落止まらず ※リンク切れ世界史の教科書で、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間のドイツを学ぶと、荷車で札束を運んでいる写真を見たことがある方も多いと思われます。下のリンク先…

「サービスが悪いけどうまい店」は存在しない。少なくとも私にとっては

先日ラーメン屋に行ったら、いつまで経っても水が出てこないばかりかカウンターの上に置いた食券を5分くらい経っても取りに来ない。まあ忙しいのかなと思いつつもさすがに「すみませ〜ん」と呼ぶ。まあこれなら別に普通にある得ることで「まあよくあることだ…

封印作品、放送禁止作品いろいろ

ビデ倫にガサ入れが入ったり、同人作家のひとが逮捕されたりと、表現と規制の問題に関して微妙なご時勢になっております。■ビデ倫審査に警視庁が“ダメ出し”(スポニチAnnex)(リンク切れ) ■わいせつ図画頒布で逮捕 (リンク切れ)二つとも事情が違うので一…

ドラえもんは人を生き返らせない(例の事件の供述に思うこと)

実は今日の文章、ちょっと前に当該事件について思いついたことを勢いのまま書いたのですが、なんだかここに載せていいのかなあと思いしばらく放っておきました。でもせっかくだし載せます。ちょっと時期を逸してしまった感がありますが、ご容赦ください。 も…

評価対象外のPCスキルがあると知られていると、かえってマイナスになるのかもという話

ちょっと気になるエントリーがありました。■「こういうの(プログラミング)得意なんでしょ?作ってよ」 人から受けてしまったCGI作りが超めんどくさい。 相手は以前仕事を手伝っていた某マスコミ人(タダ働き) 代金は一円も出ない。サーバー費も持ち出し。…

税務署では決して喩えなさそうな確定申告の説明

やっと確定申告を終え、ひとまず重荷がおりました。学生や会社、役所勤めの方には縁がない方も多いでしょうが、本当にこれは面倒くさいものなのですよ。 しかも、税務署から送られてくる書類は、一応わかりやすく説明してくれようとはしているものの、文字が…