空中の杜

旧名「空気を読まない中杜カズサ」。

マンガ

出木杉君、花輪君、アナゴくんの中で誰が一番知名度があるか

ドラえもんの出木杉君、ちびまる子ちゃんの花輪君、サザエさんのアナゴくんの中で誰が一番知名度があるかの考察。

現実は『バカフリーの街』に近づいていないか

鈴木みそのマンガ『オールナイトライブ』に『バカフリーの街』という、なんでもかんでも説明をつける必要がある世界の話がある。現実はそれに近づいていないか。

20年前の有害コミック騒動で指定を食らった作品の実例から範囲拡大の危険性を考える(後編)

前回の続きです。前編を読んでいない方は是非そちらからお読みください。nakamorikzs.net前編では主に青年マンガを紹介しましたが、今回は主に少年マンガ、つまり掲載誌が少年ジャンプやマガジンといったものですね。 さて、まずは20年前における規制の状況…

20年前の有害コミック騒動で指定を食らった作品の実例から範囲拡大の危険性を考える(前編)

現在、ネット上に限らず「東京都青少年育成条例」の改正案の件が話題になっています。うちでも以前書きました。nakamorikzs.netさて、ネット上での意見を見ていると「条例案はゾーニングを目的としていて、創作物を弾圧するわけではないのに、何故反対するの…

東京都青少年育成条例改正案における表現規制の危険性

以前から話題となっていた、表現規制を含む東京都の青少年育成条例が提出されたようです。■番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言これのソース元はここみたいですね。■The Prefectural Ordinance about y…

国立メディア芸術総合センターにエロマンガは入るのか

タイトルは若干釣り気味です。さて、最近話題になっているもの。■デジタルトレンド2009:国立メディア芸術総合センター - 毎日jp(毎日新聞) 文化庁によるとアニメ、マンガ、ゲームなど「ジャパン・クール」と評価される分野を網羅し、海外に発信力のあ…

少年ジャンプが打ち切りまでに10週近く待ってくれる理由を考えてみる

かなり何回もやってきたアンケート関連の話題ですが、そろそろひと区切りつけようと思います。で、最後はまたジャンプのアンケートの話題から。少年ジャンプのアンケート至上主義を語る時に「10週最下位だったらどんな作品だろうとも打ち切り」という話が出…

少年ジャンプのアンケートについてちょっと考えてみる

最近このブログで、アンケート周辺について書いていました。nakamorikzs.net nakamorikzs.netさて、前回まではアンケートの氏名公表によってそれを嫌がる人が送らない可能性がある、そして懸賞品の品物によって、作品のアンケート結果まで変わってくる可能性…

実際に見ていない作品の感想は危険だけどよくあり得るという話

今日は自戒を込めて。私はテレビアニメをあまり見ていません。理由は簡単でそこに時間を割いたらいよいよブログが更新できなくなるか、仕事が全く出来なくなるので。ですが、ブログなりTwitter等では部分的にアニメに対して触れることがあります。最近なら『…

『コミックチャージ』休刊で見えてくるサラリーマン向けマンガ誌の苦境

コミックチャージが休刊みたいです。■角川書店:コミックチャージが休刊 出版不況で2年の歴史に幕(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)このブログが現在の名前になったばかりの頃に創刊のことを書いていたので、ちょっと寂しい感じもします。■『コミック…

今日買ったコミックなど(12月26日)

おそらく商業マンガ単行本では、今年最後の大量買い。コミケは行くかどうかまだ考えてます(当日の気力と体力次第かな)。まあ行くとしても空いている午後からまったりと。で、買ってきた物大量に紹介。

今日買ったコミックなど(12月14日)

主にきらら系を買ってきました。・うぃずりず (3) (まんがタイムKRコミックス) ……つか、この作品の陰の主役はじいちゃんだと思う。・そして僕らは家族になる (1) (まんがタイムKRコミックス) ……全身タイツになるヒロインが登場するマンガ。・こどもすまいる!…

『けいおん!』アニメ化に対して思ったこと

まんがタイムきららに連載されている『けいおん!』がアニメ化されるようです。■かきふらい「けいおん!」アニメ化決定! - MOON PHASE 雑記(たまごまごごはんさん) たしかに、ひだまりスケッチも好調なので、きらら系の連載から何かアニメ化されてもおか…

この世にいない人の手紙によい意味で振り回されることの爽快感〜『アフター0 大いなる眠り子VI 別れの扉』

※本日は『アフター0』の『大いなる眠り子VI 別れの扉』のネタバレを含みます このブログをリニューアルしてから目的の一つとしていることに、自分の読んできた中でもベスト10に入るマンガ『アフター0』を多くの人に知ってもらいたいというのがあります(タ…

15年経ってから読む『サンクチュアリ』

私の学生時代、ちょうど少年系、ヤング系だけではなく多方面のマンガを読みあさっていた時に見つけ出した名作がいくつかあります。そのうちのメインがこのブログでよく出てくる『アフター0』ですが、ビックコミック系でもうひとつあります。それが『サンク…

『トリコロ』が好きならこっちも読むべきな『特ダネ三面キャプターズ』

現在は連載が中断しているようですが、進行がスローながらも芳文社時代から現在の電撃大王連載まで人気のある萌え系4コマ漫画『トリコロ』。この前発売された、未収録集のついた特装版(『トリコロMW-1056』)もあっという間に売り切れて話題になりましたね…

『孤独のグルメ』ほど料理を中心に添えているマンガはないと思う話

この前料理マンガについて『料理マンガというのは総じて『バキ』的なものかもしれない』というのを書きましたが、すべてのマンガがそうではありません。そしてその中でも特に象徴的なのが『孤独のグルメ』という作品。そしてバキ的な強引さがないということ…

料理マンガというのは総じて『バキ』的なものかもしれない

私は昔から『料理マンガ』というものを読んでいました。実は少年マガジンを買い始めるきっかけとなったのも、アニメの第1話を見て影響され、単行本を買った『ミスター味っ子』からだったりします。しかし、当時から思っていたことですが、料理マンガにはたい…

オンデマンド印刷の『神聖モテモテ王国』未収録単行本(7巻)を買ってみた

『神聖モテモテ王国』というマンガをご存じでしょうか。一応説明すると、かつで少年サンデーで連載されていたながいけん氏(ながいけん”閣下”のほうがいいのか?)のギャグマンガで、個性的なキャラクターが破天荒な行動と破滅的なギャグ(ディープなパロデ…

今日買ったコミック(10月3日)

今日、『I've in BUDOKAN 2009』の記者会見に行ってきたので、その帰りに本屋に寄ってきて、いろいろ買ってきました。ここのところAmazon頼りだったから、ちょっと新鮮。んで、買ってきたものは以下の通り。・さくらりちぇっと (1) (まんがタイムKRコミック…

物語の「絶対的悪役」が「悲しき悪となる瞬間」〜『オルフィーナ』のラスキン考

※今日は『オルフィーナ』のネタバレを含むので、ご注意ください(『神様ドォルズ』もちょっと)。『神様ドォルズ』3巻を読みました。 神様ドォルズ 3 (3) (サンデーGXコミックス)やまむら はじめ前半は詩緒の表情変化が前にも増して激しくなっているのが見所…

今日買ったコミック(7月29日)&別冊宝島『マンガ「必殺技」完全分析』でちょっとだけお手伝いしました

ちょっと池袋に行ったので、買ってきたものなど。・1年777組 (1) ・(2)……Amazonに1巻がずっとなかったので、直接買ってきました。・みつどもえ 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)・ (2)・(3)・(4)……これも1巻だけAmazonになかったので。・まんが極道 2…

「弱きもの」が勇気を振り絞って反撃する場面が美しい

『鋼の錬金術師』最新刊の20巻を読みました。鋼の錬金術師 20巻 (デジタル版ガンガンコミックス)作者:荒川弘スクウェア・エニックスAmazon問答無用でおもしろい。しかし、ここまで長くなっても話の中だるみを起こさずに読み続けられる長編マンガはかなりすご…

「少年サンデーコミックグランプリ」が生み出した名作マンガ

『少年サンデーコミックグランプリ』と言っても、ほとんどの方はご存じないでしょう。これは約15年前くらいに少年サンデーにあった新人賞ですが、普通の新人賞と違うのは、その作品が受賞すれば、そのまま連載開始という、かなり思い切りのよい賞だったので…

最近、藤子・F・不二雄の『定年退食』がますますシャレにならなくなってきているという話

本棚の整理をしていると、ついつい昔のマンガを読んでしまいます。そして今回は『藤子・F・不二雄 異色短編集』をじっくり読み直してしまいました。そして、今回も気になったのが、以前にもここで書いた『定年退食』のこと nakamorikzs.net 気楽に殺ろうよ (…

きらら9月号の『ふおんコネクト!』における世論操作手法が実際にありそうな件について

『まんがタイムきらら』を買ってきました。しかしキャラットと共に、近くの本屋にはどこも置いていない上、Amazonでも最近取り扱いをしなくなってしまったのに、何故かちょっと離れたコンビニにだけに置いてあるという。それはともかく、読んでみると今号の…

国内で北京オリンピックが盛り上がりに欠けるのは、皆が黒沢と同じ心境を味わっているからかもしれない

久しぶりにネタタグもの(内容はともかく、タイトルがちょっとネタっぽいので)。北京オリンピックが今日からです。しかし今回は、なんか日本国内での盛り上がりに欠ける気がするのですよね。他の人がどうかはわかりませんが、とりあえずオリンピック前には…

けっこう細かいネタがラジオリスナーに通じそうな4コママンガ『ラジオでGO!』

私はきららコミックス系を読んでいるので、先日発売されたものも買ってきました。そのうちのひとつがこれ。ラジオでGO! (1) (まんがタイムKRコミックス)作者:なぐも。芳文社Amazon

今日買ったコミック(7月29日)

久しぶりに書店で大量に買い込んできたので。 ラジオでGO! (1) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス)……あとがきで、作者が恥豚様が好きなのが編集者にわかってこれを書き始めたとあった。 -そら- (1) (まんがタイムKRコミックス) (まんが…

20年前の『ビックコミックスピリッツ』黄金期の回想

最近、美味しんぼにおいて海原雄山と和解し、とうとう連載も一区切りとなりました。同時にこれは、『ビックコミックスピリッツ』の歴史にも一区切りがついたような気がします。さて、最近ではヤングサンデーとどっちを休刊させるかなんて話題に出てきてしま…