ビデ倫にガサ入れが入ったり、同人作家のひとが逮捕されたりと、表現と規制の問題に関して微妙なご時勢になっております。
■ビデ倫審査に警視庁が“ダメ出し”(スポニチAnnex)(リンク切れ)
■わいせつ図画頒布で逮捕 (リンク切れ)
二つとも事情が違うので一緒くたにすることはできませんが、マンガに対しても「また規制の波が来るのか」と不安に思った人は少なくないでしょう。この手の規制は戦後何度も起こっているのですから。
■日本でのマンガ表現規制略史(1938〜2002) ※リンク切れ
ま、これ、特に10年前の有害図書問題は後日語るとして、今までに具体的にどんな作品が規制されたのかというのを調べてゆくとちょっと興味深いものがいろいろ見つかりました。そして「表から姿を消したもの」という括りで発禁の他に自主規制、放送禁止、内容改変などを加えると、それこそたくさんの作品が。それはマンガだけではなくて、テレビ番組や小説、音楽も。
せっかくですので調べたのをまとめておきます。
でも性質上、作品によりましてはやや紹介の文章に衝撃的なものが入ることがあります(特にノンフィクション系)ので、そういうのが苦手な方はご注意ください。(直接的な写真や絵は私の見た限りないと思います)というか、「封印作品」の響きが、そういうイメージを付加しているのかも。
Wikipedia-封印作品
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%81%E5%8D%B0%E4%BD%9C%E5%93%81
非常に多数の作品がまとめられている。文学、漫画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリー、映画、ビデオ映画、CM等々。ただ、「ビッグマックポリス」の件は都市伝説だと思うんですけど……(実際は警察の監視イメージがマクドナルドの国に合わないと判断されたとか)
噂の放送・発売禁止作品
■ http://gtm.cool.ne.jp/uwasanohousouhatubaikinsisakuhin.htm
漫画・絵本、テレビ、歌・音楽。このサイトさんは他にも都市伝説が多数まとめられていて、なかなか面白かったです。
放送禁止歌(要注意歌謡曲)(part1〜Part6)(カオスの本棚さん)
http://homepage2.nifty.com/bookbox/kinsika.htm
http://homepage2.nifty.com/bookbox/kinsika2.htm
http://homepage2.nifty.com/bookbox/kinsika3.htm
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Percussion/1260/kinsika4.htm
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Percussion/1260/kinsika5.htm
http://homepage2.nifty.com/bookbox/kinsika6.htm
放送局などで自主規制が行われた歌など。ジャケット付きなのがわかりやすいです。
警告を受けた雑誌・コミック+本のコレクション(1〜5)(カオスの本棚さん)
http://homepage2.nifty.com/bookbox/keikoku.htm
http://homepage2.nifty.com/bookbox/keikoku2.htm
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Percussion/1260/keikoku1.htm
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Percussion/1260/keikoku2.htm
http://homepage2.nifty.com/bookbox/keikoku3.htm
上と同じサイトですが、こちらは雑誌やマンガのもの。こっちも写真付きで非常に便利。雑誌は「こんなことがあったなあ」と事件の歴史を読み返している感じになります。あと、別コンテンツの「一発屋!レコード大全」もなかなか面白かったです。
放送禁止歌、発売禁止歌((放送事故、ハプニング)タレコミコーナー さん)
本来は放送中のアクシデントをまとめているページですが、その中に放送禁止の歌に触れた、という形でまとめてあるところがあります。ちなみにNHK独自のはこちら。
あと、書籍では以下のようなものがあります。
・放送禁止歌 (知恵の森文庫)(歌)
・放送禁止映像大全(ドラマ、映画、アニメなど映像系)
・封印作品の謎(オールジャンル)
・封印作品の謎 2(オールジャンル)
・封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)(1の文庫版)
ちなみに『放送禁止映像大全』は持ってましたので読み直したのですが、一度封印されても以外と復刻されているものもあるんですよね。『アパッチ野球軍』とか『太陽を盗んだ男』とか。しかも今見ると別にそんな問題かなあ……と思うようなところも。あと逆に堂々と放送禁止用語を言っていて「この時代だから通ったのかなあ」と思うことも。
やっぱりこういうのって、時代時代の感覚で基準が違うんじゃないかなあと思いますね。
さて、これからどんな作品が時勢によって「封印」されるのでしょうね。
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●おまけ(これらがあると、封印されやすいということで)