このような記事がありました。内容ははてなブックマークページなどにおける、見たくないページをNG指定などで見なくする方法などのこと。
はてなブックマークに表示される記事はいろいろなものがあります。それの有用、無用はもちろん人によって違うでしょうが、当然私にもあります。そしてそこそこ長い間見てると、タイトルだけで「ああ、これは読む必要ないな」とか「読んでも得るものはないな」と思うものもあります。もちろん実際に読んでみないと価値はわかりませんが、だいたい十中八九はその通りになるので。
というわけで、今日は「記事タイトルに使われていたらスルーしてもかまわなさそうなワード」を、その理由をつけて書いてゆこうと思います。タイトルがNGワードにそのまま指定しやすいような抽出にしてあります。
あくまで自分の価値観ですし、これが使われていても読む価値のあるものは存在するかもしれませんが、一応の目安として。
- 「wwww」(w4つ以上ついてるもの)
- 「~だけど質問ある?」
- 「オススメを教えろ」
- 「~が(と)話題に」
- 「本当は教えたくない」
- 「~で打線組んだ」
- 「ワロタ」
- 「たった一つの」
- その他
- 結局自分で判断するしかないのだけどね
「wwww」(w4つ以上ついてるもの)
wを4つ。ほとんどの場合文末。
これは高確率で2chスレまとめ、そして大半はネタ系か煽り系です。スレまとめ自体はごくごく希に有用なものがありますが、これがついていて有用だったケースを思いつかないので。
wの数はまちまちですが、NG指定する際にwが3つ、すなわちwwwだとURLの表記と被ってしまうことがあるので、4つとしてあります。
ちなみにちょっと2chでいくつかの板を見て調べたところ、タイトルに「wwwwww」など草生やしているものって今では少数派なのですよね。専門板では見ることは煽り系スレ以外は見ることありませんし、+系ではほとんど見ません。VIP、嫌儲、なんJといった雑談系板でさえ、勢いのあるスレでは少数派になっています。
正直なところ、掲示板タイトルとしては流行遅れになっているのに、それがスレとわかりやすいように、スレまとめでだけ頻繁に使われているのではないか、ひいてはまとめ用タイトルとしてわかりやすいように作られたものなのではないか、という邪推さえしてしまいます。
関連:
「~だけど質問ある?」
これも掲示板のスレまとめ独特のタイトル。その分野の専門と名乗る人がスレを立てて、それの質問に答える形式です。
たしかに海外掲示板Redditには「IAmA」という質問に答えるサブミがありますが、そこは発言者の認証があります。それでも完全にその人の自称する立場を信頼することはネットの性質上難しいのですが、ましてや2chという匿名掲示板で書かれたものではそれが本物か、それとも本物のふりをした創作であるかというのは判断が出来ません。つまりその発言している人が本物の発言している立場であるという保証はどこにもありません。それをなりきりで創作するということだって出来るわけです。
そもそもその道のプロが、2chに書き込むことのリスクが示されている現在で特定の危険も恐れず、利益もあるわけじゃなく、そんなことを各く人がどのくらいいるのでしょうか。むしろ、最近のこの手のものは(まとめの編集もあるでしょうが)、あまりにも読み手にわかりやすくなりすぎている、つまり質問ある?で書き込む人が文章慣れしてるんじゃないかというものが多いのが気になります。どの分野も文章のエキスパートかいな。
個人的には、「SEO」や「○年で○円手に入れたけど」みたいな儲けに繋がる系がなんだか高確率で”それ”系と思っていますが、何故かこういうのってはてなブックマークの数が多いというなんだかな。
「オススメを教えろ」
「アンケスレ」なる言葉があります。それはアンケートの質問をする感じでスレが立てられ、それに回答する形で進むのですが、この形式はまとめで非常によく使われるため、まとめ転載を嫌う人には忌避されます。そのためそういった可能性のあるスレが蔑称として使われる言葉です。そしてアンケスレの中でも一番特徴的なのが、この「オススメを教えろ」系。
これが何故使われるのかというと、この回答のところにアフィリエイトを埋め込みやすいからですね。たとえばマンガやアニメのおすすめ教えろならそのAmazonリンクとか、食品なら楽天アフィリエイトという感じで。
というわけで、まとめではいまだに出てくるものですが、前述のエントリーで書いたようにロンダリングで作られている可能性もあるので、正確性は全くあてにできないと思った方がよいです(つかもう昔からあって繰り返し出てくるけど、ほとんどの場合定番+新規いくつかだし)。
「~が(と)話題に」
まとめやバイラルメディアでよく使われるタイトルですが、たいていの場合、勝手に話題にされているだけで別に盛り上がっているわけじゃない、もしくは相当限定的な範囲での場合が多いです。むしろその記事を発火点として狙っている感じで。
ただNGワードとして指定するのは一般のニュース記事の混入もありえます(まあそれらも役に立つのかどうかは)。
「本当は教えたくない」
じゃあ教えるなよ。なのに教えようとしているのは行動矛盾では? 以上。
情報商材の販売では常套句ですな。
関連:
「~で打線組んだ」
ほとんど100%なんJ板のネタスレ。少なくともはてブでまとめとして出てきてもネタ以外の有用性はほとんどないと思われます(そもそもネタスレとして立てられたのだから当然ではありますが)。
同様のものに「ンゴ」が文末に含まれているもの、「ワイの」が文頭に含まれているものがあります。
■参考:まとめブログ管理人が常習的に2ちゃんねるを荒らしていたことが情報流出で発覚、サイト閉鎖へ | BUZZAP!(バザップ!)
「ワロタ」
これもまとめのネタスレ率が異様に高い単語。つか正直これも「wwww」と同じく、2chでは死語になりつつあり、まとめ方面のみで使われる単語のような気がするのですがどうでしょうか。
「たった一つの」
よく方法論なんか書いてるブログのエントリーで出てくるものですが(おそらく出始めの頃は「たった一つの冴えたやり方」からとってきたんじゃないかと思いますけど)、だいたいの場合、多数あるものの視点を切り捨てて、自分でたった一つに限定している感じです。まあその人の意見としてならそれはそれでいいですけど、別にたった一つに区切る必要はないわけで。まあNGワードとしては混入が大きいし、そして「たった一つの方法」と書いてある中にも有用なものが混じる可能性もあり得るので、一概指定は難しのですが。
その他
それの批判も含むのでNG指定はしづらいですが、見ると避ける思考が働く単語としては、特に「儲かる」系など。
参考:
あと「消耗してるの?」は煽ってるようにしか見えない。「ベスト」「ランキング」も、上で書いた「オススメを教えろ」の派生っぽいもの、つまりアフィリエイト目的も多く見るので、最近忌避してします(たいてい定番だし。ただごく希に本当に有用なものの紹介もあるのですけど)。
ただこれらの批判記事やパロディも含むので、一律NGにはしにくいですから、やはりその都度判断するのが必要でしょう。
結局自分で判断するしかないのだけどね
ただ、誰もがそのままこれを一律いらないものとできるかというと、そういうわけではないでしょう。むしろこういうタイトルがついているものでも、それを望む人がいるからはてブなどでも見かけるようになるのでしょうし(ネタなんか特に)。逆にここに書かれていないものでも、それが書かれていただけで見たくもないと単語とうのも人によっていろいろあるでしょう。政治系や思想系は特に。
そもそもタイトルだけで判断するというのも難しいものですから。これらの単語が使われていて、経験上十中八九いらないものとしても、残りのひとつで有用である可能性も捨てきれないわけで。
結局のところ、それらは自分でリテラシー、というかカンを養うしかないのですよね。これらがなくなったとしても、同じ内容でタイトルが違うようなのが跋扈するだけだと思いますし。
まあそれでも、記事のPVに影響は与えない(アフィリエイトの場合は収入にしない)けど、クリックする前にそれらが有用な記事か無用な記事か判断するものがタイトル以外にないかなと思ったりはします。まあそれはgoogleとかネットの根本を改良する必要がありそうですが。