空中の杜

旧名「空気を読まない中杜カズサ」。

オフ会のレポはブログにどのくらい書いてよいか

このようなエントリーを読みました。

304 Not Modified: ブログに何を書かないか

上のエントリーでは一例としてオフ会においてのことが書かれています。実はヒキコモリライターを自称してよい私でも、一応わずかなオフ会、そしてそれなりの飲み会には出ています。でも、それらのことって今までどのブログでも書いたことありませんよね。それは上で書かれているような「書いてはいけないこと」に触れてしまう危険性があったので、あえて書かなかったのですね。そこには何を書いても自分の範囲内で治まる日記などとは違い、他人に対して迷惑をかける可能性があったので。そして個人の日常生活の範疇に入るものを、おもしろおかしく書く自信がなかったので。

私個人的には、私と飲んだ方が飲み会があったことや、そこでのさしさわりのない話題をレポにされても全然構いません(むしろネタになるなら歓迎)。ただ、酒の席では多くの言葉が交わされます。そして中にはネットに書き込む性質がどうか微妙なものもあります。で、それは当然除きます。となると、ただの経過報告くらいで書くことが終わってしまうのですよね。まあ日記的性質の強いところなら意味あるでしょうけど、少なくとも私のところは日記はあまりないですし、かといってそれをネタにまで昇華する力はないので(まああえて言えば、今日のエントリーがそのネタになっていますが)。

しかし、ネットのオフレポを見て見るとたしかに「これ、相手の許可得てるのかなあ……」と思うものが書いてあることもあります(自分の今まで参加した飲み会ではそのあたりわかっている人ばかりか、もしくはネットに馴染みのない人だったのでそういった経験はないのですが)。たとえば何処に勤めているとか。たしかに人によってはこれはたいした情報ではないかもしれません。しかし、全員が全員そうは思わないはずです。ましてやオフ会の場合趣味のものが多いので、そのページを見た同じ職場の人に特定されてしまう場合もありえますし。一昔前ならオフ会の集合写真ですかね。それを無断で目線、編集なしで公開されて(しかもHNを顔の上に書かれて)、参加者の何人かが怒ったという話を聞いたことがあります(なんだったか忘れたけど、たしかギャルゲー方面オフだったような)。

それほとではなくても、飲み会で話した話題の全てが相手にとって外部にも公開してよいものとは限らないのですよね。それはネットにかかわらず。職種にかかわらず、仕事関係での飲み会に参加した時には「オフレコ」の発言がされることはそれなりにあるでしょう。ただ、その人に対して言われたとしても、それイコール公開していい、そして誰にでも言っていいとは限らないと。話題の時効に満ちていないものを秘めている人はかなりいるのではないかと。

ネット上でこれらがおもしろく語られていることがありますが、これはあくまで当事者間でそれだけの意思疎通ができているか、もしくは許可を得ていると思ったほうがよいでしょう。そしてそれらの関係は、すべてに当てはまるわけではないので、自分が同じ範囲だけ書いて良いとは限らないのです。つか、一度そういうのを晒してしまうと、そのネットを見て、「自分もぶっちゃけられるのか」と一緒に飲むのを敬遠されてしまったり、話題を絞られてしまったりと、自分に反射してくることも考えたほうがよいですね。

じゃあどこまでいいのか、というと、そんなの完全に人によって違うので決めようがないのですよね。最初に私は「さしさわりのない話題をレポにされても全然構いません」と書きましたが、どこまでが差し障りがないか、というのは私と相手では違う場合もあるでしょうし。でも、どんな場合でも言えるのは、他者の名前を出す場合、相手に迷惑だと思うことをしないことが大切ではないかと。たとえばオフ会の場合なら、情報もネット上で本人が晒していることでない限りは書かない方が無難かと(ある程度の裁量はありますが)。つか、これは完全に人により違うでしょうし、また同じ人でも状況によってケースバイケースなので、本人に聞くとかしたほうがあとで問題は起きないかと。ちなみに他の方法として「某氏と飲んだ。俺は……」という自分だけのことを書いていくという手段もあるかも。


さて、これはオフ会の場合ですが、意外と手当たり次第書いているこのブログでも、最低限気を遣うところはあったりするのですよね。特に仕事にかかわることについては、直接触れないのはもちろんのこと、それ以外でも気を遣うところがいろいろあったりします(それでも予想外のことが起こったりしますが)。長くなったので、そっち方面の話はそのうち。