血を抜いてくるために早起きしたので、珍しく午前中からPCの前にいます。まあ夜中も午前中ったら午前中なのですが。というわけで、寝ぼけた頭の中で血を抜かれながらなんとなく思いついた話で今日はいってみようと思います。
このブログははてなダイアリーです。しかしはてなダイアリーの執筆側として触れたことのある人にはわかると思いますが、はてなダイアリーで書くというのは、他のブログで書くのとわりと違いがあります。それは例えばFC2とライブドアの差みたいな仕様の違いではなく(仕様もだいぶ違うのですが)、なんというかそれに付随するネット文化みたいなものが。
自分がはてなに書き始めたのは、実はそのはてなを詳しく知ってのものではありませんでした。単純に多くのブログから試してみようと軽く触れた故のものだったのです。実際、開設*1した当初はブクマもよくわからず(スターはまだなかった)、FC2などとは異なる仕様で、特にモジュールがめんどくさく「なんだこれ?」ということで、しばらく放置していました。ただ、キーワードでつながるから多少はアクセスが増えるのかもしれないなくらいには思っていましたが。この時点で気づいていた他のブログとの違いは、『他で使えるプラグインが使えない』『HTMLで書いたほうが早いものをモジュールで書かないといけない』『カウンターを使うには有料』『アフィリエイトは実質Amazonと楽天のみ』『テンプレいじるのがプラグイン方式じゃなくて面倒』という比較的ネガティブなものばかりでした。
しかし、ブログを続けるうちになんとなくここには独特の文化があるような気がして、試してみようと再び書き始めました。そこからブクマも知り、はてなダイアリー市民というものがあることも知りました(これは30日書いて取得した時にはじめて知った)。
そしてもっと続けてゆくうちに気づいたこと。それはブックマーカーという他では聞けなかった言葉があること(意外とはてな外だとブックマーク数って意識していない限りはわからないものですよ。デフォで表示されないしね)。そしてブクマにもこめんとがつけられることでidの個性が強いこと。そういえばブックマークではたまに他のサイトさんの名前が入ることがありますが、「ああ、こういう人も見てくれてるんだ」というのを感じたのは、ニュースサイトで採りあげられない限りははてな以外ではありませんでした。そしてアフィリエイトに関しても、他のブログの多くで広告系のイト(アフィリエイト専用サイト、アダルトサイト、迷惑トラックバックサイト、マルチ系サイトなど。捨て同然のものも多い)が増えるにあたって、ああなるほど、ここの「文化」を守るためには、たとえブログ数が増えずとも、アフィリエイトには制限をしなければいけないのか、ということも納得しました*2。
さて、こんな感じではてなでそれなりに書き続けてきましたが、それでもまだはてなの「文化」というものを完全にはわかっていないんじゃないか、と思う時があるのです。私はほとんどの場合、今まで淡々と日記を書いてきただけです。しかし、ブックマークを知り、それにつけての関連ニュースを知るにあたって、まだまだはてなでは私が気づいていないものが多くのユーザーの間でなされているのではないか、と思うわけですね。はじめて「アルファブックマーカー」なんて言葉を知った時、「なんでブックマークでアルファ?」と(悪い意味ではなくて純粋に)思いましたし。そしてはてなでそこそこ書いていて、それを知らないとしたら勿体ない、なんてことを思ってしまうわけです。でも、もしかしたら全部を知る人の方が少数かもしれません。それこそブックマークをしてくれる人でもある時「え?なにこれ?」と思うことがあるかも。
とはいえ、そういった気負いをなくして出来る、というのもはてなのいいところかもしれません。ま、とりあえずブックマークを非公開から公開にしてみました。これでまた何か新しいものが見つかるかもと期待しつつ。