PV数を目に見えるものに置き換えてみる

PCの中身を整理していたら、ふと大昔に自分が作っていたホームページのHTMLが出てきました。日付を見てみると、作ったのが2001年で、最終更新が2003年(ちなみにtripodにおいてありましたが、やはりとっくに消されていたようで)。あと、昔のペンネームでぐぐると、1件だけSSサーチに引っかかったり。いやあなつかしいなあ(しかしさすがにSS本文は恥ずかしくて読めなかったですが)。

そこで、SS一覧に「2000HIT記念」と書いてあったのが目に留まりました。日付を見ると、開設から数ヶ月後、しかも当時はアクセス解析らしきものも少ししかなかったので(まだ周知不足でつけると嫌がられたというものありますが)、これはユニーク数ではなく、ヒット数でしょう。おそらくは、SS登録サイトからと、Key掲示板からのSSリンクが大半だったように思います。まあ当時からアクセス数を稼ぐSS書きはいましたが、私のようなマイナーな者は50あるだけでも大騒ぎでした。(余談ですが、当時は1000HITもあれば、ReadMe!Japanのベスト100に入れたはず。『侍魂』とか『裏ニュース』『ちゆ12歳』のような超有名どころが不動の1位ではありましたが)。

しかし、現在を見てみると、当時は苦労して稼いだ2000HITが1日で稼げてしまうこともあります。でも、昔の1アクセスは重く、今のは軽いなんてことは全くなく、同じように文章が人に読まれているのですよね。それだけインターネットの市場規模が大きくなってきたということでしょう。だけど、どうもその実感がないのですよ。

ちょっと前のニュースサイト論で『ニュースサイトの向こう側にも人(作り手)がいるということを意識しなければならない』というのを読んだ気がしますが、逆から言えば、読み手も人なのですよね。だけどどうもその感覚に麻痺しやすくなっている感じがします。そのへんを書き手として気をつけないといけないなあと思ったりします。

ここで終わらせておけばやや真面目なネット論なのですが、それではこのブログらしくないので、もう少し踏み込んでみましょう。

このブログ、以前にも書いたように波が激しく10000HIT以上のこともあれば(アクセス津波ってやつですね)、300以下のこともあるのですが、まあわかりやすいように1日平均2500HITとしておきましょう。この2500という数字、行列にしてみましょう。私の知る限り一番長い行列は、今でも見ることが出来るものならコミックマーケットの列かなと(わからない人「コミケ 行列」あたりでぐぐってください)。超人気サークルの行列は天候にかかわらず、ものすごい列の長さになります。その横の並びは、だいたい4列、そしてひとりあたりの縦の長さですが、だいたい荷物を持って、本を読めるくらいのスペースを前と空けると2mに3人くらいだと思います。座る余裕をあけたら、もっと感覚が開くでしょう(場所の余裕がないときには2mに4人くらいずつのスペースになるようにつめる『圧縮』も行われますが、その状態で長時間いるのは不可能)。となると、その列が20mとなると、だいたい30×4で120人となります。これ、数字だと少ないように見えますが、実際にはかなり大勢に見えるのですよ。おそらくメロンパンの行列でも、ここまでの人数になるものはそうそうないと思います。

しかしこれで驚いてはいけません。超大手サークルは、東京ビックサイトの外側の端から端までをその4列でずらっと並びます。あの外側の長さ、Yahoo地図の東京ビックサイトのところで調べてみるとだいたい300メートル弱、そこでさっきの公式をあてはめると、300メートルに縦450人、横4人で合計1800人となります。

でも、逆に考えると、外を埋め尽くすような列があっても、1800人しかいないのですよね。しかもこれは、途中の空きスペースや傘を差した時を考えていないものですので、実際はもっと感覚が開いて人数は減ると考えます。そういえば前に、コミケで1日に売ることのできる数について書いてみましたけど、こう考えると、10000人に売るのも無理だ、とさらに実感できます。

■参考

となると、1日あたりのアクセスは、下手をするとあの超行列よりも高いということになるのですよね。もっと大手のサイトさんなら、それこそ超大手コミケ1回分の売り上げ冊数を1日のアクセス数で超してしまうと。

コミケでよくわからない人のために、他に人の集まりそうなところで比較をしてみましょう。

・新幹線の定員……約1,200人〜1,300人(立ち人がいない、座席が満員の状態)

・後楽園ホールの収容人数……約2,000人(ちなみにカメラに写る部分だけならもっと少ないと思います)

・アメリカ横断ウルトラクイズ(第16回)の参加者……26,120名(1日にこれだけのHIT数があるサイトなら、「みんな、ニューヨークに行きたいか!」と言って「オー!」とかえってくる音と同じってことかな? 100人でも、成田のジャンケンはできるし、ハワイのドロンコも4〜50人くらいいればできるってことですな)

つまりは、1日50HITだったとしても、1ヶ月経てば新幹線の座席を埋めてしまうわけです。それ以前に50人が1列で並んだところを見ると、かなり多いように感じますよ。たとえばラーメン屋なら、10人でもすごく並んでいるように思うでしょう(このへん「行列の錯覚」もあると思いますが、それはまた今度)。

もちろん購買目的のものと、1クリックすれば無料で見られるネットを比べるのは適切ではないかもしれません。しかしそれにかかる人数的はそうなるということです。金銭的な面はともかく、ネットというのは知名度的な面ではそれだけのものがある、ということなのですよね(まあ情報が多いから、一つが薄くなってそこまで記憶に残らない可能性はありますが)。
そういうことを念頭に入れて、「アクセス数の裏にも人がいる」ということを忘れないようにしていこうと考える今日この頃です。

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