前回のエントリーでも少し触れましたが、現在家が新築工事中です。そのため完成まで仮住まいを借りる必要があったのですが、現在ロフトつきの6畳、ユニットバスつきのアパートに住んでいます。私は今まで3件ほど部屋を借りて(そのうち2件は勤め先に借りてもらって)住んでいたのですが、ロフトの物件ははじめてとなります。
家の解体期間中仮住まいを借りることに
前述のように家を壊すのでその間に住むところが必要になったことからですが、正直なところ問題は自分よりもそれまでの家にあった大量の荷物。自分のもののほかに、だいぶ破棄したもののまだ残っている実家の荷物もあります(一部未整理)。その置き場がどうしても必要ということで、それも含めての計画となりました。
まず検討したのが、荷物をレンタルスペースに預け、自分は適当に泊まるというもの。狭くてもいいのでマンスリーとかウイークリーのマンションを借りて、この機会に安旅にでも出るか、みたいなことも考えておりました。正直安くあげたかったのもありますが、短期で借りられる物件は探すのが面倒で、さらに費用がかなり高くなることがありました。
しかし、建築会社のほうから仮住まい専門の不動産業者があるというので紹介してもらい見積もりを立てると、意外に荷物も置けそうで且つマンスリーより安くなりそうなところがある。そこにそこそこの広さがあって荷物も置けそう。実家跡から近い西武線区部沿線で築30年以上、エアコンあり、ユニットバスでお湯はガス契約で出る、IHコンロキッチン、無料Wi-Fiあり(ケーブルテレビ回線)でトータル55000円以下、敷金礼金共益費なし、と納得できるものがありました。
もうひとつ検討していたレンタルスペースが荷物分の広さ借りると、部屋を借りる料金よりも高くなりそうだったのもあり、こちらの部屋を借りることに決定。
実はほかにも候補の部屋はあったのですが、建築終了までの1年未満の契約、さらに荷物を置くというのが主な目的なので他の物件が難色を示し(実際昭和の木造があったけど、とても重さに耐えられそうにない)、且つ時間もなかったのでここに決めたというのがあります。
そして契約はうまく進み、12月に決定、1月からの入居となりました。
正直ロフト部屋にも興味があった
学校の卒業後、今まで仕事の都合でいくつか部屋を借りてきました。隣室に空き巣が入っていたユニットバスの古い物件、仕事場として借りたら正面がアニメスタジオで一日中明かりがついていた物件など。しかしロフトの物件は住んだことがなかったので、ちょっと興味があったのもありました。
ただ、それまでも危ないとか面倒とか空気の流れが悪いなどロフト物件のデメリットというのは耳にはしていました。まあどうせ1年もいないし、そういうのでもガマンできるからまあいいやと。
そして1月の半ば、仕事などが重なり超絶忙しい時に引っ越し。家から持ち出すダンボールは90箱にもなったものの部屋にはなんとか収納されたものの、部屋の半分がそれで埋まる。ただ残った3畳分で、机と椅子が置けたのでそこにパソコンを設置すれば十分。しかしそれで寝る場所はありませんが、そこでロフトが生きて、シングルスペースのマットが敷けてやや余るくらいのスペースなので、ここで寝られるとなりちょうど良い広さだったことになります(いまだ高く積んであるダンボールからは目を背けて)。
あと今までロフトで寝たことはなかったのもあり、小さい時に寝ていた二段ベット、もしくはこれも小さい頃に乗った寝台列車北斗星を思い出し、ちょっとテンションが上がるような感じはありました。最初は。
やっぱりハシゴは危ない
ただ、そこで寝泊まりをしているうちに、デメリットを感じるようになります。まず最初から感じていたことですが、「ハシゴの上り下りやっぱり危ない」ということを実感します。登りは特に問題はないですが、やはり下りが危ない。それでも明るいうちはいいのですが、明かりを消した夜が特に。私は40代でまだなんとか上り下りもなんとかなりますし、夜中に起きてトイレに行くようなこともそんなにないのですが、これは年配の人にはかなり危ないなあと感じました。
最初、ロフトを荷物置き場にして下で寝ようかとも思っていたのですが、そもそもハシゴを登って荷物を運ぶこと自体が危ないので、それは断念しています。
温度が上と下でかなり違ってくる
そしてもう一つの問題が温度。これは以前からロフト物件は天井が高いので部屋の上下でかなり温度差が出来ることは聞いていたのですが、思っていたよりも明確に出ました。2月くらい、エアコンを付けていても足下は寒いのに、いざロフトに登って寝ようとすると暑いと感じることがわりとありました。さらに悪いことに、荷物置き場としているため、窓が埋まっていて一面しか開閉できないので空気の循環がよくない。対策として、荷物の中にあった小さい扇風機をロフトに設置して、サーキュレーター代わりにして循環させていました。
ただ、冬は暖房を消して布団に潜ってしまえばよかったですが、問題はこれから温かくなってゆき、暑さが上に籠るようになった時にどうなるかの心配があります(エアコンも古いのでどれだけ効くかわからないし)。
とりあえず、荷物を片付けて窓を開閉できるようにすること、さらに床にサーキュレーターを導入して空気の循環をよくすることを検討していますが、これは実際に夏にならないとわかりません。まあいざとなったら外に避難しますが。
その他メリット、デメリット
部屋はロフト以外にもユニットバスとかお湯の温度調節が水とお湯を同時に出してやるものだとかの特徴はありますが、昭和時代の物件ならともかく初期とはいえ平成のものなのでどうも語るところが少ないので割愛。ただ、値段も考えるとそれは許容範囲内だと思ってます。
駅からの距離に関してはそこそこありますが、正直西武線沿いの23区部は一部を除けば「自転車を持っていて、近くにコンビニ(出来ればスーパー)があればどうにでもなる」と思っていますので不満はありません。
あとWi-Fi無料の物件ってよく見かけ、ここもそうだったのですが、結局有料コースへの変更がないと、正直パソコン使いには辛い速度と思います。
広さもしくは安さをとるか、住みやすさをとるか
あとでざっと調べたところ、このへんのデメリットのせいか、近年建てられたワンルームではあまりロフト物件はあまり見当たりませんね。そしてついている物件は築年数の経過もあるのか、その分広さに反してちょっと安めで設定されているように感じます。
正直、今回の私のように荷物があるのでできるだけ広い空間が欲しかったこと、あまり長居はしないことなどからして、このロフト物件は悪くないと思っています。正直ロフト分の広さ、もしくは安さをとるか、それとも空調や安全性を主にした快適さをとるかによるのでしょう。
まあこれに関しては物件は場所それぞれ、人それぞれなので、一概に言えませんが、もし部屋を検討している途中でロフトがあった場合、その辺の考慮、特に温度に関してはしたほうがよいでしょう。
おそらく自分が今後新しくロフト物件に住む可能性は低そうなので、思ったことを書き留めておきました。