私はきららコミックス系を読んでいるので、先日発売されたものも買ってきました。そのうちのひとつがこれ。
見ての通りラジオ番組を舞台としたきらら系の萌え系4コマ漫画です。で、女性アイドルと女性アナウンサーのパーソナリティで送る、ラジオ制作チーム(女性P、女性営業、男性D、男性ミキサー)マンガと、この手の萌え系4コマではよくある編成。で、ラジオ局&番組ならではのネタでギャグ、そしてちょっと恋愛っぽいものが展開されたりします。
ただ、細かいところでラジオを実際に聴いている人にとってわかるネタが多いところ。たとえばラジオ前のリスナーもたまに描かれるのですが、はがきを読まれて喜んでるとか、番組開始前にトイレに急ぐとか(つかこれは私の場合、今というより学生時代だなあ)。
あと、個人的にはこれかな。
この、「こんにちは」の挨拶で後者をギャグにするパターン、よく『爆笑問題カウボーイ』でお約束になっているパターンですね(まあ昔からのフォーマットかもしれませんが)。
これをはじめとして、各所にはラジオネタが盛り込まれています。しかしその番組進行、番組内容は声優系のほのぼのものというよりは、JANK系、お笑い系に近いような気がするのですよね(まあそっちのほうが動き的にも面白いのですが)。で、それはなんとなくテンポをどこかで感じたような……と思っていて。連載中も、もしかしてモチーフにしているの、お笑い系、言ってみれば伊集院系なのかなあと思っていました。しかし、単行本の後書きを見て納得(↓「痴豚様」に注目)。
やっぱりこの作者のなぐも氏が、伊集院光ラジオのリスナーなようで(氏のサイトのプロフィール欄にもそう書いてあったし)。なら、なんとなくマンガ内の要所要所にそれ風味を感じるのも納得。
とはいえきららですので、基本は萌え系4コマ風味です。ただ、ギャグ、萌え、そしてちょっとほのかな恋愛も楽しめる作品となっていると思いますので、ラジオに詳しくない人も読めるのではないかと。つか最近、スタジオでの収録シーンより、番組外や外でのドタバタが多いですしね。
あと、同じく買った氷川へきる作品集 TG天使ジャイ子ちゃんDXにも、以下のようなネタが。
言うまでもなく、深夜のバカ力のかつてあったコーナー『落語リハビリ』から。ラジオリスナーって、マイナーな存在と思っていたのだけど、最近は(深夜のバカ力に関しては)そうでもないのか? それとも、マンガ家とかは机に向かいっぱなしで作業する人間だからか?