空中の杜

旧名「空気を読まない中杜カズサ」。

コミケの隠れたオススメジャンル

29日から31日まで、同人誌の祭典『コミックマーケット』が東京ビックサイトにて行われます。まあしかしなんとも切羽詰まった(2007年的に)スケジュールだなと。私は都合で行けませんが、行く人はご検討をお祈りします。
ちなみに徹夜する人がいるみたいですが、禁止行為というだけではなく、今年は雨(雪)の予想もあって下手をするとリアルに命がなくなりかねないと思うのでやめておきましょう。ちなみに冬は過去2年、どちらも開催期間中に雪が降ったように記憶しています。

さて、コミケに行くからには何らかのお目当てのものがあると思います。そして人数的には男性は3日目、女性は2日目目的の方が多いでしょう。もちろんそれを買うのもいいですけど、せっかく来たのですからこんなところも寄ってみてはどうか、というところがあります。それはもちろん個人の趣味にもよるでしょうが、わりと範囲が広そうなところをいくつかジャンルでピックアップしてみました。

■1日目・家庭用ゲーム内レトロゲーム(FC〜PS時代)
カタログの1日目をぱらぱらめくっていると、なんだかなつかしいゲームのキャラが出てくる空間があると思います。そこ一帯が家庭用ゲームジャンル。ものによっては女性向けが多いゲームもありますけど(『三国無双』シリーズなど)、コミケでは少数派の男女両方向きの作品が多いです。その中でも個人的にオススメなのは、シューティングやアクション。やっぱり発売から数年経っているのに続けている人が多いので、情熱が籠もっているいい本がわりと発掘できます。最近ではWiiやPS3で昔のゲームも配信されるようになったことですし、こういった昔のゲームの同人誌も楽しめると思いますよ。
また、ドラクエジャンルではむかしのドラクエ4コマ作家の人がいたり、アーケードゲーム系ではゲーメスト系の懐かしい人がいたりと(ちなみに3日目にもいます)かなり掘り出し物があったりするかも。
あと、せっかくならゲーム評論系のあたりにも寄ってくれると、個人的には嬉しいです(今回は出てないですが、ジャンル的にもうちょっと人が来てもいいかなって気はするので)。
1日目は男性では企業ブースという人が多いみたいですが、ちょっとこういったところにも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。


■2日目・歴史・創作など
2日目は女性向けが多いですが、西館ではこういったものもあります(なんか昔は3日目だったけど移動したみたいで)。
歴史もものによっては女性向けがありますが、かなり幅広い楽しみ方を出来るので、歴史好きにはおすすめ。創作は完全オリジナルなのでピンポイントで見つけるのは難しいですが、そこの前を通ってよさげな本を見つけ、そして試し読みして買うというプロセスを楽しめれば勝ちだと思います。
ちなみに創作系が気に入った方には『コミティア』というイベントもおすすめします。こっちは見本誌もあってそれなりに落ち着いて読めるのがいいです。


■3日目・評論・情報
男性向けの絵が多い3日目にカタログでいきなり文字が多い空間が固まっていたらそこが評論・情報。個人的には「隠れた人気ジャンル」と思っています。
ここは言い意味でのカオスっぷりが素晴らしい。各種業界の評論や体験レポートからサブカル、ダイエット、食べ物実験、探訪etcetcと「なんでもあり」です。ネットでの変なニュースやレポートが好きな人とかは、ここらへんを通って本を眺めるだけでも楽しめると思います。
3日目は男性にとっては忙しいと思いますが、早く帰るくらいでしたらこういったところに寄ってみてもいいのではないでしょうか


コミケは人に迷惑をかけないように自分の好きに楽しむのが一番でしょうが。、せっかく交通費を出して行くのですから、時間の限り楽しんでくる方が元を取れると思いますよってことで。


あと最後に教訓。「トイレは大丈夫だと思っても、時間のあるうちに迷わず行け」。冬のトイレはコミケ最大の行列サークル(?)です。