いや、気の毒な伊藤誠さん。あちこちで「誠氏ね」の大合唱で。こんなにシネシネを連発されているのってのは、『レインボーマン』のエンディングくらい(作詞・『おふくろさん』の作詞者・川内康範氏)。
■みんなが望む、伊藤誠の美味しい死に方『School Days』(情報元:ふぇいばりっとでいずさん)
せっかく『兎〜野性の闘牌』という面白いマンガを書いているのに。
……はい、もしあちらの伊藤誠を哀れんでいるエントリーを書いていると思って来られた方はすみません。私の言っているのは、『兎〜野性の闘牌』の作者、伊藤誠先生のことです。同姓同名なばかりに……
私、この主人公のことを「伊藤誠」と言うのとは知らずにニュースサイトを見て、「え?何であちこちで兎の作者が叩かれてるの?」と一瞬思いました。しかしリンク先を見て、ああ納得。
でも、自分と同じ名前を死ね死ね言われていると少し複雑な気分でしょうね。私と同姓同名は今まで見たことないのでわからないのですが。まあこのアニメを見る年齢層以上なら作品と現実の切り分けが出来ない人はいないと思いますけど。
それにしても、WikipediaとかGoogleで調べた結果「伊藤誠」という名前の人はけっこうおられるのですな。
「伊東」まで含めると、それこそ膨大な数に。
ちなみに注目すべきは「伊藤誠 (アニメーション制作プロデューサー) 」。もしかしたら有名なことなのかもしれませんが、このひと、本当にSchool Daysのプロデューサーなんですな(企画上の仮名かと思いましたが、「はぴねす!」なども担当されているようですから実名でしょう)。ひょっとしてそれはギャグで(ry
でも、今までここまでして嫌われるキャラが、実名の人が多い名前ってことはあまりありませんでしたよね。これはどうしてなのでしょうか。
おそらくゲームの場合、主人公にあまり独特な名前を付けると感情移入できないので(例えば○○院とかだと、金持ちみたいだとか)、主人公のディフォルト名をよくあるような名前の組み合わせにするというのが原因かと。例えば「藤田浩之」(ToHeart)なんてのもありそうな名前ですよね。ただしこれは普通の学園モノタイプの話で、感情移入させないタイプ(鬼畜ものとか)の場合は別ですが。そしてそれの流れで本来学園ものっぽいゲームを原作とするこのアニメにも、どこかにいそうな主人公名が適用されたという形なのでしょう。
ちなみに全く逆のパターンで、悪役がやけに独特な名前なのは、それと実名が被るといろいろ問題が起きる可能性があるためでしょう。『放送禁止映像大全』によると、『超人バロム1』で敵の怪人が「ドルゲ」ではなく「ゲルゲ」になったのは、ドイツ人のドルゲ氏が「息子がいじめられる」とクレームをつけたから、とあります(だけど後半はその息子自体が超人バロム1のおもちゃで遊んでいたというちょっといいっぽい話)。
ですけど、今回のように「主人公が感情移入できない、ほとんど悪役みたいなキャラ」というのはレアケースだったのではないでしょうか。よって主人公命名の規則によってありふれた名前なのに、悪役と同等扱いでこうなってしまったと。
ちなみに、何らかの都合で架空の名前をつけなきゃいけない時には、Googleあたりで検索かけるのが無難かと。問題起きるかどうかのチェックだけでなくて、それの一般的イメージもつかめますから。
あと親戚の名前をつけると、あとで万が一その展開が広がったときに後悔すると、ある人が言ってましたのでやめておいたほうがよいでしょう。
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◆余談
キャラの名前を付けるに当たって気をつけておられた藤子F先生のいい話。
■ジャイ子の本名が「不明」である理由(テレビのスキマさん)
まあこちらは子ども向け作品、あちらはアダルト向けが大モトってことで違うのですが。