「ネットで○○すれば儲かる」という都市伝説

こんな話題が。

■ネット商取引「ドロップシッピング」出店者の被害続出 – MSN産経ニュース ※リンク切れ

そういえば前にはこんなのもありましたね。

アフィリエイトのもうけ話にご注意――東京都が呼び掛け – ITmedia News

まあ、ぶっちゃけ形を変えた内職商法の様に思えます。

■参考:内職商法 – Wikipedia

しかし、この手の『ネットで儲かる』は、おそらく具体的なサービスとかの名前を変えて、ネット発展期から10年間にわかって言われ続けてきた様な気がします。「ネットショップ開設で儲かる」「ヤフオクで儲かる」「アフィリエイトで儲かる」「ネットワーク商法で儲かる」「情報商材で儲かる」等々。で、やってみて対して儲からずくたびれ儲けになっただけだったらそれはそれでいいのですが、中には上記の様にコストをかけてやってしまって、結果損をしてしまうと言う人もいます。そういえばセカンドライフのために設立された会社とか、土地買い占めた人ってどうなったのでしょうね。

でも、何でこの手の「ネットで儲かる」が10年にもわたって言われ続け、しかも信じられ続けているのか。それはおそらく「都市伝説」の論理と同じようなものではないでしょうか。

都市伝説 – Wikipedia
都市伝説一覧 – Wikipedia

上記にもある様に、都市伝説(フォークロア)というものは大昔から最近生まれたものまで非常にたくさんあります。さて、何故こんなに都市伝説として語り継がれているのでしょうか。それは、都市伝説が都市伝説であるための要件にあると思われます。それは「嘘とも本当とも証明できないもの」。本当と証明できればそれは都市伝説ではなく真実ですし、嘘と証明できても都市伝説ではなくなります。すなわち殆どの場合、それを本当か嘘か証明できない、もしくはしにくいというのがあります。故に、本当とも嘘とも証明出来ない都市伝説として流布していると。

さて、この都市伝説はネット上にも流れています。というか、ネット上というのはその都市伝説が流れるのに最適な場所と言えます。何故ならその噂を広めることは出来るのに、その真偽を確認するのは難しい場合が多いから。

そしてそういった中に「ネットで○○をすれば儲かる」という話が出てきます。そしてネット上を見ればそう言った情報が多く載っています。で、そういったものの中には多く詐欺やネズミ講、悪質商法の導入口となるものが混じっています。それは最初のリンク先ニュースのように。しかし、多くの場合それを嘘と確認することは出来ません。もちろん本当とも。勿論それを信じない人も多数いるでしょう。しかし、都市伝説がどんなに怪しいと思っても流布しているように、それを信じてしまう人がいるのではないかと。ましてや儲けが絡むと正常な判断が出来なくなるとは悪徳商法でもよく言われます。そうすると普通に考えれば怪しいと思っても、「それは自分をも受けさせないための陰謀」みたいに脳内修正をしてしまい、それを信じる方向に持って行かされてしまうという感じ。あと、ネットとか内職商法の場合、おそらくは「自分でも出来る」という先入観が出来てしまうというのもあるかもしれません。

というわけで、これからネットに入ってくる人のために「インターネットが儲からない」というのを声高に言わなければいけないような気がします。まあたしかに儲けている人はいるかもしれません。しかし「元手をかけない」「仕事をする以上の時間コストをかけない」「法を逸脱しない」「人に恨まれない」等のリスクを負わず、月に10万以上儲けている人はどのくらいいるでしょうか。ちなみに私も同じく、月に10万どころか全部のブログあわせてもその20分の1もいきません(しかもそれもAmazonポイント。だって現金にすると振込代金の数百円もったいないし)。しかもマンガやサントラを経費とした場合、完全にマイナスですので。まあ明らかに趣味だしいいのですが(ただ、若干でも収入があるともちろん嬉しいですが。というわけで経由で買ってくださった方、ありがとうございます)。そのかわり仕事があったら休むのはご容赦を。

ちなみにこんなデータがあります。

J-CASTニュース : ブログ広告は儲からない「収入なし」が4割超

アフィリエイト収入額、3人に1人が「5万円以上」 – japan.internet.com Webマーケティング

下のリンクは儲けている人が多そうですが、よく見れば会費を払って会員になっているほど能動的に動いている人の中でも3人に1人しか5万円以上がいない、という見方が出来るでしょう。

つまり、殆どの場合それらのリスクを抱えているわけで、そのリスクを背負わないのだったら「インターネットは99.9%儲からない」と言ってしまってよいのではないかと。

まあ、それでも悲しいことにその0.1%に自分がなる、と思い込んでしまうのがこの手の話なのですけどね。ま、戦後60年経ってもM資金詐欺なんてのに引っかかる人がいるのですし、いくら警告されてもネズミ講に参加してしまう人はいるので、そのあたりインターネットのこの手の話も永遠に繰り返すのかもと思ってしまいます。まあたぶん読む人が読めば、今日のエントリーも「他人を儲けさせないための陰謀」になってしまうのかなと。

■参考:M資金 – Wikipedia

まあネズミ講みたいに人に迷惑をかけなければやるのはかまいませんが、あくまでローリスク、もしくはローリスクなことを確認してからするのをおすすめしますということで。

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