ブログに日記を書けない自分からすれば、芸能人の日記ブログはそれなりに見るべきところがあるかもしれないという話

前回、芸能人ブログのことについて書きましたが(上地雄輔ブログのRSS購読数からわかること)、これらのブログはアクセス数に反してネット上ではあまり高い評価をされてはいないと思われます。なんというか、普段何を食べたとかどういう行動をしたとかしか書いてなくて、文章自体が面白くないという感じで。しかし、よくよく考えてみると、もしかしてそれはすごいことかもしれないとも思うのです。


この「空気を読まない中杜カズサ」ですが、私の行動した記録を書き留めることはほとんどありません。たしかに読んだ本やらマンガを紹介することはありますし、考えたことを書くことはよくあります。しかしながら、「何を行動した」というのは、出だしの掴みに書く程度で、その行動自体を主体にすることはありません。何故か。それは簡単です。おもしろく書けないから。だって、どこにでもいるような人、しかも自宅作業でヒキコモリ気味な奴が、その日々の行動記録を書いて飯の写真をアップしたところで、身内以外誰が楽しんで読むか? と思うから(むしろ身内もそんな読まんだろう)。いや、それ以前にアクセス数を気にしないで書こうとしても、おもしろく書けないのですよね。なんというか、ただのタイムキープみたいなメモになってしまう感じで。もちろん人に会って話せば、それをネタに広げることは出来るのでしょうが、他人が関わる場合はその人が嫌がるかもしれないからと、だいたい伏せますし(それ以前にそんな人と会わないし)。

しかし、芸能人ブログでは、それらをわりとうまく見られるようにしているものがあるのですよね。単なる行動でも、最低でもファンには楽しめるくらいには。となると、その「自分の行動を興味を持たせるように書く」という点においては、評価をしなくてはいけないのではないかとも思います。もちろんそれは「芸能人」として有名であるという立場あってのものですが、そうであっても面白くないブログはアクセスを集めないか、瞬発的に上がってもあとは下がるだけでしょう。実際、露出の多さ(肉体的な意味ではなく)のわりにはそれほどアクセスを集めていない人もいるようですし。逆に、テレビ露出がそんな多くなくても竹原慎二 オフィシャルブログはかなり人気があるみたいですし。そういうわけで、芸能人ブログと一口で言っても、やはり人気のあるブログ(特にテレビにおける「話題の人」ではないもの)はその中に見いだすものはあるのではないでしょうか。


ただ、考えてみるともっとすごい人がいました。それは昔存在した(今でもあるけど)日記サイトというもの(日記才人ではなく)。代表的なのは「侍魂」とか「ろじっくぱらだいす」、「僕の見た秩序。」みたいなものですね。あれらを運営していたのは、特別な人間ではなく一個人で、日記サイトの名前通りそれらの人が日常で行動した、見つけたものを主に書いていましたが、非常に人気を集めました。もちろん、これらの人気日記サイトがただの行動を書き記していたのではないのはおわかりでしょう。読ませる人を楽しませるために、さまざまな工夫がされていました。よってリピーターが増え、アクセスを集めるようになっていきました。自分ではこのようなものが書けないので(大昔、やってすぐに挫折した)、素直にすごいなあと思います。

さて、芸能人ブログに話題を戻すと、たしかにマスコミによる知名度のアドバンテージはあれど、それなりに長く読まれているブログは、そういう「行動をおもしろく表現する」という面において、昔の個人日記サイトのように見るべきものがあるのかと。少なくとも特定の層には(あの改行が多いことと、それを受け入れやすい読者の環境について書こうと思ったけど、長くなりそうなので今日は割愛)。


ともあれ「芸能人ブログ」とひとくくりにして非難するのは早計だと思われるので、たとえ芸能人が運営しているところでも価値は見いだすべきだと思います。ま、その上でつまらないと判断するのは一向にかまいませんし、私にとってもおもしろいと思った芸能人ブログはほんの一握りですし(知らないだけかもそれませんが)。


◆追記
ちなみに今日の「芸能人」は、わかりやすいようにこう書きましたが、これはネット以外の分野において(場合によってはネットも含む)知名度がある人で日記サイトをしている人全員(声優とかマンガ家とか色々)にあてはまると思います。