『あさりちゃん』と『こち亀』〜2つの長寿マンガの共通点

先日買った『熱血コロコロ伝説』をまだ読んでいるのですが、先日のパーマンの他にも懐かしい漫画が色々載っていました。

熱血!! コロコロ伝説 vol.2 1979-1980 (ワンダーライフスペシャル コロコロ30周年シリーズ)

で、特にそれを思ったのが『あさりちゃん』。『コロコロコミック』の他にも『小学○年生』でも連載していた(小学館児童漫画の特徴ですな)上、アニメ化もされたので、1970年代生まれの方は記憶している人が多いと思われます。
しかしこの『あさりちゃん』、まだ続いているのですね。現在の巻数は83巻。少女マンガのコミックスではトップです(まあこれを児童コミックのカテゴリに含めるかは難しいですが、『ちゃお』などでの連載もあるのでここでは少女マンガとしておきます)。


さて、ジャンルをとっぱらっての長寿マンガといえばもちろん思いつくのは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。現在現在156巻とぶっちぎりのトップです。

しかし、この『あさりちゃん』と『こち亀』、1970年代に始まった長期連載というだけではなくて、他にもいろいろ共通点が多いように思えたのです。
思いついたものを挙げてみました。

・1話完結型。
・基本的にハチャメチャ系。
・現代日本が舞台。しかし非現実的な話もよくある。
・主人公が暴れ者。ただし嫌な奴ではない。
・たまにいい話。
・時代の変遷に合わせていて、それを目立たせている(サザエさんと逆タイプ)
・その時代の流行を取り入れている。
・絵柄が変遷している(まあこれはあらゆる長寿作品に言えますが)
・アニメ化された。

それぞれ少年漫画と少女漫画という表現の違いはありますが、なんとく傾向的に似ているような気がします(まあ一部は漫画ではありがちなものですが)。
注目すべきは、こち亀でもかなりマニアなものを取り入れることがありますが、近年の『あさりちゃん』でも、同人誌(やおいもの)を扱っているということですね(単行本未収録らしいですが)。

だけどもうひとつ、長寿漫画の条件があります。それは「雑誌(出版社)がなくならないこと」。幸いこの2つはそっちの面でも大丈夫だったので、これだけ続けられたのでしょう。

あと、検索すると、「少女漫画界のこち亀」というのでもうひとつ、『パタリロ』が挙げられていました。たしかにこれも長いなあ……だけどやっぱり前述の共通点から、『あさりちゃん』の方が近いかと思います。


でも、この傾向が長寿漫画になりやすいとしたら、現在巻数が少ないけどそう成り得るものってなんだろ?……もしかしたら「基本的にハチャメチャ系」「1話完結型」「その時代の流行?」「アニメ化」などから『さよなら絶望先生』なんかがそうなる可能性も否定できないかも?

さよなら絶望先生(10) (少年マガジンコミックス)

さよなら絶望先生(10) (少年マガジンコミックス)


最後にまめ知識。実は『あさりちゃん』作者の「室山まゆみ」は、姉妹2人のペンネーム(両方作画)で、姉の実名。

あさりちゃん 第84巻 (てんとう虫コミックス) こちら葛飾区亀有公園前派出所 156 (ジャンプコミックス) パタリロ! 80 (花とゆめCOMICS)