空中の杜

旧名「空気を読まない中杜カズサ」。

「やけに日本人っぽい外国人女の子」の時代?『ほほかベーカリー』

先日マンガをそれなりに買い込んできたのですが、今回お気に入りだったのかこれ。

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『まんがタウン』で連載されている4コマ漫画、『ほほかベーカリー』です。これはもともとWeb絵師*1でもあったボマーンさんの商業作品で、金髪、ちみっ娘(ただし実際は20歳)、そして外国人と思えない日本的知識(かなり微妙な時代の)があるほホホカを中心に、町のパン屋さんで繰り広げられるほのぼのギャクマンガです。

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登場人物にも個性があり、何故かパンがうまく焼けない店長のキョーコさん、その旦那で存在感がマスオさん的なタミオ、そして男性には赤面症な凜さんなどと、ドタバタの話が繰り広げられます。
しかしこのマンガのもうひとつの味を出しているのは、しょっちゅう出てくるノラ猫。これ、作者のボマーンさんのサイトほか、他のマンガなどでも出てくる通称ボマネコなのですが、また、随所でこのネコのツッコミや反応が味わい深いです。

 

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ボマーン『ほほかベーカリー』(双葉社アクションコミックス)P56

ちなみにオスだけどツンデレ。

 

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ボマーン『ほほかベーカリー』(双葉社アクションコミックス)P90

ついでに店長の旦那への反応も微妙にかわいいときがあります。


しかし、「日本人より日本人らしい金髪の女の子」ってどこかで聞いたような……と思っていたら、思い出しました。これだ。

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こちらは『まんがタイムきらら』で連載している『うぃずりず』。こっちは小学生ですが、やけに下町になじんでいる金髪の女の子。もしかしたらこのジャンルがこれからくるのか? とも思えたり。ちなみに知っている時代が微妙にずれているのもポイントですな(ホホカは昭和4〜50年代、リズは昭和2〜30年代、というか下町文化)。

あと、同じ作者の『ヒントでみんと!』も発売になっているみたいなので、こちらも探してこようかなと。

*1:ふたば☆ちゃんねるなどで活躍