さくらのVPS契約直後に構築したWordPressからメールが送れない現象

先日さくらのVPSにおいてKUSANAGIをインストールしてWordpressを構築したことを書きました。

Wordpress改善のためさくらのVPSにKUSANAGIをインストール&設定
このブログほか自分のブログの多くは、さくらのVPSでWordpressを構築して運営していますが、複数のWordpressブログを同時に入れているせいもあり、遅いだけではなくよく落ちるという現象が発生していました(まあそれはサーバの問題だけではなく、設定の問題もあったのですが)。しかし、先日さくらのキャンペーンで、昔からVPS使っているユーザーが上位プランを契約した時、最大5000円割引になるというものがありました。■「さくらのVPS乗り換えキャンペーン」実施のお知らせ | さくらインターネットスペック強化だけでしたらあまり惹かれなかったのですが、それ以前からWordpressが高速化するというOS「kusanagi」のことが非常に気になっていたので、この機会に試してみようと思い、契約&kusanagiでの導入を決意しました。

そこでは既存のメモリ2GのVPSと新規の4GのVPSにそれぞれKUSANAGIをインストールしてからWordressをインストールしたのですが、そこで一部の問題が。
発生した問題は、殆ど同じように設定したのにもかかわらず、新規のVPSのほうからのメール送信が出来ないというもの。それはメールサーバを立ち上げてというのだけではなく、Wordpressによるメール通知、すなわちインストール時やログイン通知、パスワード変更時のメールも送信がされませんでした。

メールサーバとして使えないだけならともかくこれは困るということで原因を探ってみることに。

スポンサーリンク

VPSにおけるメール周り設定

VPSでKUSANAGIを前回同様セットアップしたあとWordpressをインストールしたあと、このままでは一連のメール送信されないのに気づき、その辺りの設定を。将来的にはメールサーバも含められるかなと思ったので、それも含めてやることにしてみました。
検索をかけてみたところ、ちょうどKUSANAGIでPostfixとDovecotを導入してメールを利用出来るようにする方法が書かれていたものがあったので、こちらを参考とさせていただくことに。

環境 CentOS 7 KUSANAGI Version 8.0.1-2 Postfixの導入 # postfixのインストール(既にインストール済みなら必要ありません) yum install postfix # バージョン確認 postconf mail_version mail_version = 2.10.1 ...

VPSのメール周りはわかりにくいところが多かったのでけっこう助かりました。

あれ? 新規契約した方でメールが送れない?

これでOKとなり、ユーザー追加や通知時にメールが送られてくるようになりますし、各種プラグインにおけるメール送信(たとえばバックアップや、Contact form7等を利用してのメールフォームからの送信)も行えるようになりました……既存VPSのほうだけ。

そう、何故か新規VPSのほうでは全く同じように設定してもメールが送られてこない。故に設定からドメインのDNSまで確かめることに。
しかし実はものすごく簡単なところが原因でした。

OP25B設定が原因だったようで

さくらのVPSでは、申し込み後に2週間の試用期間があるのですが、その状態では転送量制限が設けられているのと同時に、「OP25B設定」、すなわちメール送信用ポート番号の外向きの25番ポートが閉じられた設定になっています(おそらくはお試し期間の綱渡りで迷惑メールの踏み台にされるのを防止する為と思われる)。

さくらのVPSのお申し込みのながれのご案内です。はじめてさくらのVPSをご利用いただくお客様にもわかりやすくフローチャートを使い解説しています。VPSはさくらインターネットの「さくらのVPS」をご利用ください。2週間の無料お試しも実施しています。

メール送信が思ったように出来ない原因は単純にこれでした。
よって契約情報でお試しから本契約に切替えると、無事メールも送れるように。むしろテスト用に直前に送ったいくつかのメールが、解けた途端に複数届きました。

気づけばものすごく単純なのですが、VPS側、Wordpress側に目が向いてしまうと意外と気づきにくいところでもあるかもしれません。しかし見逃すと「このサーバじゃ出来ないじゃん」と勘違いをしてしまいがちなので、このようにさくらVPSでのお試し期間中は帯域及びメール送信に制限が設けられているというのは頭に入れておいたほうがよいでしょう