「ポケモンGO」キャンペーンを騙るものとポイントサイトアフィリエイト

前回、「Twitterで流れた牛角やマリオランの偽キャンペーンとポイントサイトについて」というものを書き、主にTwitter上で牛角や吉野家、マリオラン公式を名乗ってポイントサイトに誘導するものが出現していることを書きました。

nakamorikzs.net

しかしその後、またTwitterで、今度は「ポケモンGO」のキャンペーンを偽るものが出て来たとニュースになりました。

nlab.itmedia.co.jp

www.pokemongo.jp

これはポケモンGOのロゴなどを使い、ゲーム内通貨「ポケコイン」をプレゼントする、無料配布すると謳っているもの。しかし公式とは無関係で、ポケモンGO開発元であるナイアンテックからも否定のリリースが出ております。

これについて、前回書いたものと似ていると思ってちょっと調べて見ると、前回書いたスーパーマリオランについてのものとすごく似ている、というか殆ど同じだったのですね。

というわけで、前回の補足的も含めてちょっとそのあたりを書いてゆこうと思います。

 

Twitterで広まった「ポケモンGO」キャンペーンを騙るもの

さて今回は「ポケモンGO」でしたが、何故「ポケモンGO」だったか、というのは、おそらく最近大型アップデートがあった影響でしょう。

「Pokémon GO」のアップデートが開始。ポケモンを捕まえたときのアメが2倍になる“きのみ”や,トレーナーの着せ替え機能の詳細を確認しよう - 4Gamer.net

 

マリオランの時もスーパーマリオランがリリースされて間もない頃でしたので、そこで注目が集まったので、この機会にまた出て来たと思われます。

さて、最初に書いた記事のように今回もまたTwitterで流れましたが、今回はプロモーション広告ではなく、通常のタイムラインとして流れていました(私が確認した限りで、もしかしたらプロモーションで流れていた可能性もあるかもしれませんが)。しかしそこでRTなどされたために広まることとなったようです。

 

「スーパーマリオラン」公式キャンペーンを騙るものとほとんど同じ

さて、私が見つけたのはそれに警告を発するTweetが流れはじめ、調べている最中に前述のの記事やイアンテックからのリリースも出たせいか、途中からそれらのTweetが一気に消えてゆきました。もしかしたらナイアンテックのリリースで「これらのキャンペーンを行っている事業者に対する法的措置を含め、調査・検討を進めております。」と書かれていたのも大きいかもしれません。しかしその残骸はいくつかあったので、そこから調べてみました。

まず、Tweetで検索をかけると、以下のようなものが見つかります。ねとらぼの記事と画像が同じですから、話題となっているのはこれでしょう。

ポケモンGOのハッシュタグもついていることから、おそらくはこれが広まったと思われます。

しかしながら、2/19の1時現在でも流れていることから、おそらくこのアカウントが流しているというより、アプリ連携などで乗っ取られて、Tweet主が知らないうちに自動Tweetしてしまっている可能性がかなりあります。

■参考:【最新】Twitter乗っ取りの対処法、スパムを勝手にツイートする不審なアプリを確認して連携解除する方法【iPhone/Android/PC】 | アプリオ

ちなみに同じようなので、Facebookの特定ページに飛ばすものもありましたが、それは既に昨年夏くらいに更新が停止されているのもあり、目的が不明ですので今日は割愛(推測ではかつて同じようなことをやった残骸と睨んでますが)。

 

あえてこのリンクを踏みにゆくと、以下のようなページが出て来ます。

(引用要件としてリンク入れる:http://2ch-game.net/tt/poke_mato/kira_mkin_pmal/index.php

さて、前回の記事を読んで頂いた方はピンと来るのではないでしょうか。はい、実は「スーパーマリオラン」の時のパターンと殆ど同じなのですよね。

 

特徴としては

・キャンペーンを謳って2chまとめ風のまとめじゃないサイトに誘導

・そこで自演でオトクなURLを紹介

・そのURLは「http://kira2-w.com/app_present/」というもの

そしてそのURLは前回触れたポイントサイト「キラキラウォーカー」のものになります(そのポイントサイトの問題点については前回触れているのでそれを参照)。

つまり、マリオランのひな形と同じものをポケモンGOに流用し、同じパターンでやっていたものと推測されます。

 

リンクはアフィリエイトリンクになっている

しかし、この「http://kira2-w.com/app_present/」というもの、文字ではこうなっていますが、実際リンクにフォーカスしてみると、実際のリンク先は「http://fam-ad.com/ad/p/~~~」というものになっています。その「http://fam-ad.com/」にリンクしてみると、アフィリエイト広告配信システムのサイトに繋がります。

つまりは、このリンクはアフィエイトリンクで、おそらくその広告主がポイントサイトだったと推測されます

ちなみに現在は上のサイトのリンクをダイレクトに踏むと、「申し訳ございません。 こちらの広告は期限切れのため表示できません。 」となっています。

 

アフィリエイトが目的の第三者の仕業?

つまるところ、これら一連のものを何の目的でやっていたのかとなりますと、ふたつの可能性が考えられます。ひとつは本家ポイントサイトが集客のためにやっていた、そしてもうひとつはそのアフィリエイトによる利益を目的として、第三者がやっていたこと。ただ牛角や吉野家の件を含めてそうなのかはわかりませんが、今回調べたところでは後者の可能性、すなわちポイントサイトのアフィリエイトが目的だった可能性が高いと思われます。

 

アフィリエイトの運営元の対策が必要

このような問題が起こってしまった以上、各アフィリエイト広告配信業者は、ポイントサイトにおけるアフィリエイトや、その誘導方法について対応する必要があるでしょう。もちろんポイントサイトに限ったことではなく、似たパターンで誘導する方法は出てくる可能性があるでしょうから、審査や誘導方法が適正かどうかを見張る必要があるでしょう。ちなみに似たような偽誘導は他のサイトでも見かけるのでそういうものも含めて(問題が大きいようなものだったらそのうち書きます)。

そうしなければ、それこそアフィリエイトシステム全体が厳しく規制される可能性も否定出来ないのですから。

参考 timesteps.net