HDDのデータを入れ替え終わって無事終了、これでしばらく困らない、と思っていたのもつかの間。数日後、何故かマシンが起動しなくなりました。ボード付け直したり(増築中のズレはよくあるので)、CMOSクリアしたら一瞬だけ起動するようになりましたが、再びシャットダウンしてしまうとまた立ち上がらなくなり、とうとうウンともスンとも言わなくなりました。 おそらく電源かマザーボード(BIOS)に原因があると思うのですが、それを検証するのには時間がかかるし、それで電源ならともかくマザーボードを買い直すとしたら金がかかるし…ということで、思い切って新しいものを買うことにしました。まあ、このへんは理由で、単純に自作魂がうずいたというところが強いですが。
低価格のAtom搭載ベアボーン「R11S4MI-BA」
しかし、当然お金をかけたくないのでローコストでということで。さらに置く場所もないのでミニタワーなど小型のもの(キューブはすでにメインマシンがそうなので、これはおもしろくないので避けたいなと)。そして前のPCではファンの騒音に悩まされていたので、なるべく静音性の高いものということで。 一見、欲張りのようにも見えますが、実はマシンパワーを要求しなければ、それほど困難なものでもないのですよね。というわけで、選択肢として出てきたのが、最近話題のIntel Atom。そしてそれのついているマザボやベアボーンを探した結果、 R11S4MI-BAにしてみました。
■R11S4MI-BA 製品情報 コンピュータ関連製品の代理店事業 l 株式会社リンクスインターナショナル(※リンク切れ2012/12/3)
値段は送料込みでだいたい13000円、で、CPUはAtom330がついているので問題ないし、HDDは流用可能。グラフックやサウンドはオンボード。さらにカードリーダーが標準装備されているのもポイント高いです。難点はメモリスロットが1つしかないので最大2Gであることと、光学ドライブがSATA接続なので、IDE接続のドライブしか持っていなかったためそれも買う必要があったのですが、まあ光学ドライブも3000円程度で買えるし、中古という選択肢を除けばこれ以外で安くあげる方法はあまりないと思われるので、これを使うことに決定。
組み立て開始
で、いっしょに頼んだ光学ドライブと一緒に到着。
裏と開けてみたところ。
というわけで、組み立て開始。組み立てには図入りのわかりやすい説明書がついてきたのですが、以下のURLのところも参考にしました。
■ASCII.jp:FOXCONNベアでAtomマシン作成! アキバで衝動買い自作に挑戦!
まず、5インチベイを収納できるカバーを外すと、下に3.5インチ用のシャドウベイがありますので、そこにHDDを収納。そしてケーブルを繋ぎます。固定ネジは上からと側面から。そしてメモリも接続。実はこの時は前のマシンで使っていた1GBメモリをそのまま流用したのですが、後日2GBのメモリ(3000円程度)を購入し、付け替えました。
で、次はさっき外した5インチベイにDVDドライブを接続。今回購入したのはBUFFALOのSATA接続ドライブ。ソフマップ通販で3000円程度。ブルーレイの登場で、ただでさえ価格が安くなっていたDVDドライブの安さにさらに拍車がかかりましたね。
で、こんな感じに接続。ちなみにカードリーダは前述のようにもともとついていたものです。
そしてケーブルが外れていないか確認しつつ、再びカバーをつけてできあがり。
無事に起動
そして起動。特に問題なくそのまま使用できました(メモリが1GBではやっぱり重かったので、前述のように2GBに入れ替えましたが)。あと、さすがに構成を変えすぎたせいかWindowsの認証が通らなかったので、電話でアクティべーション解除をすることになりました。しかしそれ以外は問題なく動き、前のマシンと同じように普通に使えています。
動作ですが、あまり重いものを使っていないせいか、特に違和感を覚えることはないですね。まあこれからエンコードとかしたときにどうなるかわかりませんが、まあ大丈夫だと思います。 何よりタワー型に比べてスペースをとらないことと、静音性が高いのがいいですね。価格比以上の価値はあるかなと。というかこんな低価格で自作が出来る時代が来るとはなあ。
でも、なんだか自作熱がまたもりあがってきてしまった感じ。ハイスペック用のPCもそのうち欲しいし(これはi7の値下がり待ちかな)、部品を抜いたものの前のAthlonパーツも残っています。そのうちまたこれらを弄って何かしたいです。