空中の杜 旧名「空気を読まない中杜カズサ」。 2023-02-02T17:48:59+09:00 nakakzs Hatena::Blog hatenablog://blog/12704346814673893569 ブログを書いてきた過去を振り返る(1) ~ 2005年・ブログを書き始めた頃のこと hatenablog://entry/4207112889959705974 2023-02-02T17:48:59+09:00 2023-02-02T17:48:59+09:00 今日、誕生日を迎えた。ただ、毎年のことながらこの時期のフリーランスは確定申告の準備があり、それどころではない。家族もいない身なら尚更だ。 その中でクレジットの明細を整理している時、はてなからPROの代金が毎月引き落とされているのを見つける。そしてその存在に気付いてブログを見てみれば、最終更新が2020年の冬、もう2年以上前になる。その期間ずっと更新もせず、PROの料金だけ払い続けていたことになる。 これを機会にもうブログも閉じることも考えたが、そうしようとすると書き残していた、しかしまとまっていないので実際にキーボードに指を運ばせるまでに至らなかったことが出て来てしまう。これはもう幾度も繰り返… <p>今日、誕生日を迎えた。ただ、毎年のことながらこの時期のフリーランスは確定申告の準備があり、それどころではない。家族もいない身なら尚更だ。</p> <p>その中でクレジットの明細を整理している時、はてなからPROの代金が毎月引き落とされているのを見つける。そしてその存在に気付いてブログを見てみれば、最終更新が2020年の冬、もう2年以上前になる。その期間ずっと更新もせず、PROの料金だけ払い続けていたことになる。</p> <p>これを機会にもうブログも閉じることも考えたが、そうしようとすると書き残していた、しかしまとまっていないので実際にキーボードに指を運ばせるまでに至らなかったことが出て来てしまう。これはもう幾度も繰り返されたことで、やめようとした時に未練が出て来てしまい、そのままになってしまっていた。</p> <p>ただ、そろそろ「ブログの終活」、ひいては「ネットの終活」をしてもいいのではないかと思い始めている。『ラーメン再遊記』にいて、ラーメンハゲのかつての先輩であった宇崎さんが語ったように自分の中でゴミ屋敷のようになってしまっているものから要らないものは捨ててスッキリさせてしまおうという感じだ。ここではゴタついているものを1度見直してみる必要があり、それを試みてみようと思う。</p> <p>そこでまず原点から整理して、書き連ねてゆくことにした。そこから今後何をする(書く)べきか、或いは捨てるべきかが見えてくるかもしれない。もし横道に逸れたら、それは必要なものの消化作業としてご容赦いただきたい。</p> <p>ただ、途中書いている間に、ネット老人以外の読み手には明らかにわかりづらい単語が多いように思えたので、そこに注釈を入れてゆくことにした。</p> <p> </p> <h3 id="ブログを書き始めた2005年のこと">ブログを書き始めた2005年のこと</h3> <p>いろいろ詰まっているもののどこから語ればいいかとなるので、こういう場合は例によって原点に戻ってみることにする。</p> <p>ブログを更新し始めたのは、2005年の冬。当時勤めていたゲームソフト製作会社を辞め、フリーランスになろうか勤め先を探そうか悩んでいた時だ。その時に二つのブログを始めた。ひとつはFC2ブログ<a href="#f-2d28b692" name="fn-2d28b692" title="今も続くブログサービス。別にアダルト専用ってわけではなく、自由度が非常に高かった">*1</a>で「空気を読まないブログ」というもの。もうひとつがSeeSaaブログ<a href="#f-7fbc4cc2" name="fn-7fbc4cc2" title="今も続くブログサービス。こちらは初期は何故か再構築ボタンというのがあり、変更時にそれを押さないといけなかった。">*2</a>で「ゲームミュージックなブログ」<a href="#f-0e15470d" name="fn-0e15470d" title="ゲーム音楽のことを書いているマイブログ。FC2からWordpressに移転し、ほとんど更新停止しているけど、今もやっています。">*3</a>というものだった。</p> <p>もうすでに17年前のことなので記憶も曖昧だが(それを思い出しつつログとしておくのもいいだろう)、当時ブログというのを強く意識していたわけではなかった。ただ、その前に辞めた会社に就職する前にテキストサイト<a href="#f-91821dd5" name="fn-91821dd5" title="90年代末~2000年代のブログ以前にブームとなった、文字通り読ませることを軸とした個人サイト。「先行者」の『侍魂』やバーチャルネットアイドルの『ちゆ12歳』が有名">*4</a>やSS<a href="#f-4ecdb06a" name="fn-4ecdb06a" title="個人が公開していた二次創作ショートストーリー文章。当時ブームだったPCエロゲーやエヴァのものが多かった。それを連携したRINGというものも存在していた。">*5</a>を書いていたことがあるが、もう当時はテキストサイトは衰退期でブログの波があったように思う。そこで便利そうだし使ってみたいと思ったのがきっかけだったように思う。</p> <p>そこでFC2ブログで、思いついたことを書くことにした。自分の文章を読んでほしいという願望はもちろんあったが、とにかく思ったことを書いて出力したいという、若い当時ならではの渇望みたいなものが強かった。今思えば、文章を書く仕事をしつつも、仕事で書いた文章は仕事であるが故にその型に当てはめざるを得なく、そこで漏れ出した渇望が趣味という形で執筆欲に繋がったのかもしれない。</p> <p>当時のブログは消してしまい、どんなことを書いたのかおぼろけだが、一部はてなで再掲したのがある。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F2014%2F09%2F16%2F170732" title="出木杉君、花輪君、アナゴくんの中で誰が一番知名度があるか - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" loading="lazy"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://nakamorikzs.net/entry/2014/09/16/170732">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>こんな感じのネタ文章を書いていた。おそらくテキストサイトのノリがけっこうあったのではないかと思う。ただ、政治的、社会的なものは自分は描かなかった。政治的、社会的なブログのクラスタというのは、自分の書いていたような趣味を前提としたようなクラスタからは分離されていたように思える。このへんは体感でしかないので個人の体験によって違うかもしれないが。</p> <p>もちろん無名の人間が書いているブログを読む人は少ない。アクセス数もそんな伸びることはない。しかも当時は拡散手段も少ない。Twitterもなければはてブもあったことはあったが、大半の人になにそれ?という状態だ。ただ、当時は思いついたことを自由に文章にして書くこと自体が楽しかった。</p> <p>それでもやはり書いた以上、読んで欲しいという欲求が生じるのは当然だろう。だからブログ村などのポータルに登録をしたり、ブログパーツ<a href="#f-91ac4c7b" name="fn-91ac4c7b" title="当時の閲覧形態はPCが主だったので、サイドバーにベタベタパーツを貼り付けるのが流行っていた。今はすっかり消えたけど。">*6</a>をつけてアクセスを増やす努力もしていた。もう少し後になるが、Yahoo!のカテゴリ検索<a href="#f-aadbd7d7" name="fn-aadbd7d7" title="当時、またGoogleというかロボット検索は出始めで、Yahoo!のカテゴリ検索が力を持っていた。数年後にGoogleが席巻してしまうが。">*7</a>に登録依頼をしたこともある。</p> <p> </p> <h3 id="個人ニュースサイトに紹介されアクセス数が激増する">個人ニュースサイトに紹介され、アクセス数が激増する</h3> <p>ただ、一つの大きな転機になったことがある。それが個人ニュースサイト<a href="#f-f4c465c7" name="fn-f4c465c7" title="文字通り個人が運営するニュースサイト。多くは「羅列型ニュースサイト」を指し、多数の記事のリンクをキュレーションして羅列表示するもの。当時、面白い記事を知るのに非常に有効な手段のひとつだった。">*8</a>のひとつに掲載されたことだ。おそらくは二桁だったアクセス数が三桁にはなったと思う。その後のPVから見れば些細な数字である。ただ、この時は本当に嬉しく、そして何を差し置いても記事を書きたいと思うようになる。</p> <p>しかし幸運はここで留まらなかった。そのうちに当時最大手の一角であった個人ニュースサイト『カトゆー家断絶』<a href="#f-af36bbf8" name="fn-af36bbf8" title="当時の個人ニュースサイトの最王手のひとつ。12年間連日ひとりで更新を長年続けるという偉業で、2013年の更新の停止時にはそれ自体がネットニュースになった。現在OCNホームページが消滅したので消えているが、文章系としてはてなブログに移転している。">*9</a>からリンクされたのだ。前述の通り、Twitterもなく、はてブも弱かったこの当時、この手の個人ニュースサイトからのリンクは非常に大きかった。アクセスカウンター(当時は忍者カウンターだったかな)の数値は文字通りケタ違いになる。嬉しい、と言うよりむしろ驚いたと言っていいだろう。それまでもちゆ12歳などでの「ちゆ砲」<a href="#f-cff1dba2" name="fn-cff1dba2" title="テキストサイト「ちゆ12歳」で紹介されると、とんでもないアクセスが舞い込むことがら生まれた言葉。当時の貧弱なレンタルサーバでは、トラフィック負荷で閲覧出来なくなってしまうこともあったほど。">*10</a>など「アクセス津波」と言われたものが、自分のところにも来たのだから。そしてそれは同じく運営して、ゲーム系のことを書いていた『ゲームミュージックなブログ』でも同じで、それまでよりアクセス数が格段に増えてきた。</p> <p> </p> <h3 id="アクセスが増えブログモチベーションが最大に">アクセスが増え、ブログモチベーションが最大に</h3> <p>その後、当時いくつもあった個人ニュースサイトにも掲載され始めるようになる。おそらくカトゆーに入ったことから、巡回アンテナに入ったのだろう。そこからどちらのブログでも書けばわりと紹介されることが多くなってゆく。当時KKGと言われた『カトゆー家断絶』『かーずSP』『ゴルゴ31』<a href="#f-2e0f3dba" name="fn-2e0f3dba" title="当時の羅列型ニュースサイトの代表格。ゴルゴ31はマンガ系がメインだった。かーずSPは現存している。">*11</a>にも紹介され、1日のアクセス数が万単位になることもあった。今と違って個人ブログが当時万単位というのは、かなりのバズりだと思っていいだろう。</p> <p>この時、文章を書いてそれがそれなりのものであれば紹介され、読まれるということに繋がったので、モチベーションは最大になっていたと思う。しかしただアクセス数が増えるだけではなく、それらのニュースサイトのリンクに一行コメントが付け加えられていることが嬉しかった。それは感想みたいなものなのだから。ブログにせよ創作にせよ同人活動にせよ、反応というものはやはり大きなモチベーションに繋がるのだ。</p> <p>また当時、ReadMe!Japan<a href="#f-8b0b3fb5" name="fn-8b0b3fb5" title="テキストサイト自体からある登録制ランキングサイト。2007年更新停止。現在も跡地は存在している。">*12</a>にも登録していたが、時にはベスト100に入ることもあった。</p> <p> </p> <h3 id="はてなダイアリーを始めた理由">はてなダイアリーを始めた理由</h3> <p>しかしアクセス数が増えると同時に「制約」を感じるようにもなってゆく。それはある程度ブログの方向性が決まってしまうと、それ以外のものが書きづらくなってくるということがある。</p> <p>そこで、見つけたのが当時いくつかあったブログサービスで、また手を付けていなかった「はてなダイアリー」だった。</p> <p>途中はてなブログに移ったものの、当時の一番最初に書いたものが残っていた。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F2006%2F11%2F10%2F221006" title="ご挨拶 - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" loading="lazy"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://nakamorikzs.net/entry/2006/11/10/221006">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>2006年11月、もう16年以上前のものだ。</p> <p>当時の記憶もだいぶ薄れているが、この時「はてなダイアリー」で文字通り外に向けるような文章ではなく「日記」を書きたかったのだと思う。これもまた、テキストサイトからの影響かもしれない。</p> <p>当時、はてなにコミュニティらしきものがあるなんてことは全くわからず、ただブログサービスの一つとして使った。そもそもこちらでたいしたことを書くつもりなんてなかった。</p> <p>ただ、何故かこの後このはてなダイアリー、続いてはてなブログで16年間、総記事数700以上(途中消したのもあるからもっと多いけど)を書くことになるとは思ってもいなかったが。</p> <p> </p> <p>文字数が4000を超えたので、ここで止めて続きはまた徐々に(文章より注釈書く方が疲れた)。書きたい続きはまだまだあるので、更新間隔まで数年空くことはないと思う。</p> <p> </p> <div class="freezed"> <div class="hatena-asin-detail"><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B096ZHSYF9?tag=gamemusicblog-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1" class="hatena-asin-detail-image-link" target="_blank" rel="noopener"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/5147rkQHtWS._SL500_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="らーめん再遊記(3) (ビッグコミックス)" title="らーめん再遊記(3) (ビッグコミックス)" /></a> <div class="hatena-asin-detail-info"> <p class="hatena-asin-detail-title"><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B096ZHSYF9?tag=gamemusicblog-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1" target="_blank" rel="noopener">らーめん再遊記(3) (ビッグコミックス)</a></p> <ul class="hatena-asin-detail-meta"> <li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span><a href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%D7%C9%F4%CE%D0%CF%BA" class="keyword">久部緑郎</a>,<a href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%CF%B9%E7%C3%B1" class="keyword">河合単</a>,<a href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%D0%BF%C0%BD%A8%B9%AC" class="keyword">石神秀幸</a></li> <li>小学館</li> </ul> <a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B096ZHSYF9?tag=gamemusicblog-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1" class="asin-detail-buy" target="_blank" rel="noopener">Amazon</a></div> </div> </div> <p> </p> <div id="extensionsWeblioEjBx" style="position: absolute; z-index: 2147483647; left: 1004px; top: 651px;"></div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-2d28b692" name="f-2d28b692" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">今も続くブログサービス。別にアダルト専用ってわけではなく、自由度が非常に高かった</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-7fbc4cc2" name="f-7fbc4cc2" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">今も続くブログサービス。こちらは初期は何故か再構築ボタンというのがあり、変更時にそれを押さないといけなかった。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-0e15470d" name="f-0e15470d" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">ゲーム音楽のことを書いているマイブログ。FC2からWordpressに移転し、ほとんど更新停止しているけど、今もやっています。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-91821dd5" name="f-91821dd5" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">90年代末~2000年代のブログ以前にブームとなった、文字通り読ませることを軸とした個人サイト。「先行者」の『侍魂』やバーチャルネットアイドルの『ちゆ12歳』が有名</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-4ecdb06a" name="f-4ecdb06a" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">個人が公開していた二次創作ショートストーリー文章。当時ブームだったPCエロゲーやエヴァのものが多かった。それを連携したRINGというものも存在していた。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-91ac4c7b" name="f-91ac4c7b" class="footnote-number">*6</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">当時の閲覧形態はPCが主だったので、サイドバーにベタベタパーツを貼り付けるのが流行っていた。今はすっかり消えたけど。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-aadbd7d7" name="f-aadbd7d7" class="footnote-number">*7</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">当時、またGoogleというかロボット検索は出始めで、Yahoo!のカテゴリ検索が力を持っていた。数年後にGoogleが席巻してしまうが。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-f4c465c7" name="f-f4c465c7" class="footnote-number">*8</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">文字通り個人が運営するニュースサイト。多くは「羅列型ニュースサイト」を指し、多数の記事のリンクをキュレーションして羅列表示するもの。当時、面白い記事を知るのに非常に有効な手段のひとつだった。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-af36bbf8" name="f-af36bbf8" class="footnote-number">*9</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">当時の個人ニュースサイトの最王手のひとつ。12年間連日ひとりで更新を長年続けるという偉業で、2013年の更新の停止時にはそれ自体がネットニュースになった。現在OCNホームページが消滅したので消えているが、文章系としてはてなブログに移転している。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-cff1dba2" name="f-cff1dba2" class="footnote-number">*10</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">テキストサイト「ちゆ12歳」で紹介されると、とんでもないアクセスが舞い込むことがら生まれた言葉。当時の貧弱なレンタルサーバでは、トラフィック負荷で閲覧出来なくなってしまうこともあったほど。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-2e0f3dba" name="f-2e0f3dba" class="footnote-number">*11</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">当時の羅列型ニュースサイトの代表格。ゴルゴ31はマンガ系がメインだった。かーずSPは現存している。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-8b0b3fb5" name="f-8b0b3fb5" class="footnote-number">*12</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">テキストサイト自体からある登録制ランキングサイト。2007年更新停止。現在も跡地は存在している。</span></p> </div> nakakzs 気がつけば2年 hatenablog://entry/26006613664486256 2020-12-13T16:17:01+09:00 2022-02-28T00:43:43+09:00 2年ぶりの更新。もう少しだけ続くんぢゃ。 <p>時間が出来たので、久しぶりにブログを見てみたら、以前の更新が2018年の10月。すでに2年が経過していました。ちなみにその間ずっとはてなPROの料金は月額で払い続けていたという。<br />ブログとしてははてなダイアリー時代の2006年からなので、ブログとしては14年目ですが、実質更新を含めれば換算はまあ4,5年程度かなと。そしてこのブログもただの古い記事が羅列してあるだけのものとなり。</p> <p> </p> <p>これだけ更新しないと、まあ普通にこのまま全部消してフェードアウトしてもいいかなと思ってもいたのですが、もう少しだけ続けることにします。<br />理由としてはまだ書いておきたいことがあったことがひとつ、そして最近のTwitterを見ていると、はたしてそれなりに真面目な文章を書くネットの場としてTwitterが数年後もそのままでいるかどうか怪しく思えてきたのがもうひとつ。</p> <p>タイトルを変更したのは、もう2年放置したブログでの認知とかSEOとか関係ないだろうし、タイトル長すぎてめんどいのでこうしました。</p> <p> </p> <p>本当はここをこのままにして、書きたいことがあるとしてもnoteあたりでぼちぼち書いてゆこうと思ったのですが、なんだか最近あちらの雲行きが怪しいのと、何かあってもエクスポートが非常に難しいので中止。それにせっかくのはてなブログPROの料金がもったいないので、こちらで書くことにしました。まあ雑文用に別のブログをメモ代わりにするかもしれませんが。</p> <p> </p> <p>おそらく世間どころかはてなブログの中でさえも忘れられているだろうし、検索にも引っかかりがないようなものなので(もうそういうの考えるのめんどくさい)チラシの裏程度のつもりで書きたいペースで書いてゆきます。</p> <p>今のブログというかネット記事、SEO対策とかも含めてすっかり企業とかが営利前提でやらないと目立たないものになってしまっていますが、こういう古くさい個人ブログがネットの片隅で戯言を書いてやってゆくのもいいでしょう。ネットで書いたものが目立つことのリスクも、14年前と比べてだいぶ高まってしまった気がしますし。</p> nakakzs 終了するYahoo!ジオシティーズから興味深いページを発掘する hatenablog://entry/10257846132650513135 2018-10-12T22:05:14+09:00 2022-02-28T00:43:38+09:00 先日、Yahoo!内のホームページスペースサービス、Yahoo!ジオシティーズが2019年3月31日で終了することが発表されました。 info-geocities.yahoo.co.jp それを受けて、ネット上では「今までジオシティーズで公開されてきた貴重なWeb財産がなくなる」ということがちょっとした騒ぎになっています。 <p>先日、Yahoo!内のホームページスペースサービス、Yahoo!ジオシティーズが2019年3月31日で終了することが発表されました。 </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="サービス終了のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Finfo-geocities.yahoo.co.jp%2Fp%2Fclose%2Findex.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://info-geocities.yahoo.co.jp/p/close/index.html">info-geocities.yahoo.co.jp</a></cite></p> <p>それを受けて、ネット上では「今までジオシティーズで公開されてきた貴重なWeb財産がなくなる」ということがちょっとした騒ぎになっています。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20181012215322p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20181012/20181012215322.png" alt="f:id:nakakzs:20181012215322p:plain" width="333" /></p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#20年以上の歴史がある日本版ジオシティーズ和塩">20年以上の歴史がある日本版ジオシティーズ(和塩)</a></li> <li><a href="#すでに消えた無料ホームページも多数存在">すでに消えた無料ホームページも多数存在</a></li> <li><a href="#知識">知識</a><ul> <li><a href="#世界史講義録">世界史講義録</a></li> <li><a href="#世界飛び地領土研究会">世界飛び地領土研究会</a></li> <li><a href="#青空文庫で読める日本古典SF">青空文庫で読める日本古典SF</a></li> <li><a href="#くろご式-ことわざ辞典慣用句辞典">くろご式 ことわざ辞典・慣用句辞典</a></li> </ul> </li> <li><a href="#ゲーム系サイト">ゲーム系サイト</a><ul> <li><a href="#Philosophy-of-NintendoFarthest-Guru内">Philosophy of Nintendo(Farthest Guru内)</a></li> <li><a href="#CrownArchive">CrownArchive</a></li> <li><a href="#ウラワザ特集HSEEの部屋内">ウラワザ特集(HSEEの部屋内)</a></li> <li><a href="#CROSS--CHANNEL考察">CROSS † CHANNEL考察</a></li> </ul> </li> <li><a href="#事件犯罪系">事件・犯罪系</a></li> <li><a href="#エンタメ">エンタメ</a><ul> <li><a href="#道楽者のページ">道楽者のページ</a></li> <li><a href="#伊集院光ラジオ系">伊集院光ラジオ系 </a></li> </ul> </li> <li><a href="#2chスレまとめ系">2chスレまとめ系</a><ul> <li><a href="#某Aさんのエロゲークリエイター体験記">某Aさんのエロゲークリエイター体験記</a></li> <li><a href="#任天堂ソフトスタッフリストNintendo総合スレッド案内所内"> 任天堂ソフトスタッフリスト(Nintendo総合スレッド案内所内)</a></li> <li><a href="#その他">その他</a></li> </ul> </li> <li><a href="#ネタ">ネタ</a><ul> <li><a href="#どれみっちの穴">どれみっちの穴</a></li> <li><a href="#その他-1">その他</a></li> </ul> </li> <li><a href="#どうにか一括アーカイブできないものか">どうにか一括アーカイブできないものか</a></li> </ul> <h3 id="20年以上の歴史がある日本版ジオシティーズ和塩">20年以上の歴史がある日本版ジオシティーズ(和塩)</h3> <p>ジオシティーズの最盛期と言えたのは、1990年代後半からなので、今の若いネット利用者にはその頃のことを知らない人も増えていると思います。そのへん話すと長くなるので、以前書いたブログエントリーをお読み頂ければと思います。初稿は10年近く前に書いたものですが、かなり記憶が鮮明な時にまとめたものですので、他であまり出てこないようなことも書いてあります。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ジオシティーズ全盛時代の思い出を語る : Timesteps" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F818626.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/818626.html">timesteps.net</a></cite></p> <p>こちらの文章は、実は本家とも言えるアメリカのGeocitiesが閉鎖した時に書いたものです。それから10年近く経っての閉鎖ですので、レンタルホームページサービスというものがかなり廃れてしまってから久しいのに、むしろよくここまで持たせたと感心します。</p> <p> </p> <h3 id="すでに消えた無料ホームページも多数存在">すでに消えた無料ホームページも多数存在</h3> <p>ただ、それだけ長く続いてきた為、今迄そこで蓄積されてきた情報の量はかなりのものになります。中には巨大Webサービスがフォローしていないような、個人が作成したのに貴重な情報が詰まったようなサイトも数多く存在します。<br />しかし、それらは今回のサービス終了によって消えようとしていている、というのが今大きな問題になっています。</p> <p>しかしこの悲劇は今回に限ったことではなく、かつては同じく昔からの無料ホームページレンタルサービスとして有名だったinfoseek系(iswebなど)がすでに消失していますし、プロバイダ系のホームページスペースでも、ocnやniftyがサービスを終了して一斉に消えてしまっています。その度に貴重な財産が失われてきました。</p> <p>参考:</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Infoseek(インフォシーク)はそれからどうなったか : Timesteps" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F1642691.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/1642691.html">timesteps.net</a></cite></p> <p> </p> <p>しかし同時にそれらをアーカイブする動きもあります。全体のうちのほんの一部ではありますが、今まで消えたサイトでもアーカイブとして保存されているものも存在します。<br />おそらく今回のYahoo! ジオシティーズのサービス終了でもそれらは行われるのでしょうし、ここ数日はどのようなサイトをアーカイブしたいかというのがネットで書かれるようにもなっています。</p> <p>そこで私も、自分の今まではてなブックマークやローカルブックマークで保存してきたYahoo!ジオシティージィーズのページを抽出して、そこから保存しておきたい印象的なサイトをジャンル毎にいくつかまとめてみました。<br />余談ですが、かなり久しぶりにローカルブックマークを整理したので、既にサービスを終了してホームページが消失しているinfoseek系やocn、niftyのサイトの多さに心が折れかけました。</p> <p>尚、以下のリンク及びデータは2018年10月12日現在のものですので、今後移転などによって変化することがあります。</p> <p> </p> <h3 id="知識">知識</h3> <h4 id="世界史講義録">世界史講義録</h4> <p>世界史の講義をまとめた、世界史好きには読んでてたまらないサイト。<br />はてなブックマーク数は2018年10月中旬現在でなんと5600以上という、ジオシティーズでもトップクラスではないでしょうか。<br />2017年までの更新は見られるので消息不明ではないですが、消えると惜しいサイトなので動向に注目。</p> <p>■<span style="text-decoration: line-through;"><a href="http://www.geocities.jp/timeway/">世界史講義録</a></span><cite class="hatena-citation"></cite></p> <p><strong>※追記※</strong></p> <p>と思ったら、たった今移転を確認しました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="世界史講義録" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimeway.vivian.jp%2Findex.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timeway.vivian.jp/index.html">timeway.vivian.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="世界飛び地領土研究会">世界飛び地領土研究会</h4> <p>文字通り、世界中に存在する飛び地を記したページ。</p> <p>けっこう昔からあるサイトですが、近年本も出た模様です。</p> <div class="freezed"> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4044094691/gamemusicblog-22/"><img class="hatena-asin-detail-image" title="世界飛び地大全 (角川ソフィア文庫)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41WJCE4ZorL._SL160_.jpg" alt="世界飛び地大全 (角川ソフィア文庫)" /></a> <div class="hatena-asin-detail-info"> <p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4044094691/gamemusicblog-22/">世界飛び地大全 (角川ソフィア文庫)</a></p> <ul> <li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 吉田一郎</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> KADOKAWA/角川学芸出版</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2014/08/23</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 文庫</li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4044094691/gamemusicblog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (2件) を見る</a></li> </ul> </div> <div class="hatena-asin-detail-foot"> </div> </div> </div> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/">世界飛び地領土研究会(飛地)</a>(<a href="http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9613/" target="_blank">野次馬的アジア研究中心</a>内)</p> <p> </p> <h4 id="青空文庫で読める日本古典SF">青空文庫で読める日本古典SF</h4> <p>文字通り青空文庫で読める日本古典SFがまとめられたサイト。1000ブクマ越え。<br />更新は2012年までされているようですが、今後どうなるかわからないので、読みたい方はお早めに。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/tamiyagi2/sf.html">青空文庫で読める日本古典SF</a>(<a href="http://www.geocities.jp/tamiyagi2/index.html" target="_blank">tamiyagi2のホームページ</a>内)</p> <p> </p> <h4 id="くろご式-ことわざ辞典慣用句辞典">くろご式 ことわざ辞典・慣用句辞典</h4> <p>ことわざ辞典にはことわざや故事成語、慣用句辞典には文字通り慣用句がぎっしり掲載されている。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/tomomi965/">くろご式 ことわざ辞典</a></p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/tomomi965/index2.html">くろご式 慣用句辞典</a></p> <p> </p> <h3 id="ゲーム系サイト">ゲーム系サイト</h3> <p>ゲーム系については、以下のサイトですでに多くがまとめられおります。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Yahoo!ジオシティーズのレトロゲーム系ホームページ集めてみた 【随時更新中】" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ffamicoroti.blog81.fc2.com%2Fblog-entry-2933.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://famicoroti.blog81.fc2.com/blog-entry-2933.html">famicoroti.blog81.fc2.com</a></cite></p> <p>それに追加する形で書いてゆきます。</p> <p> </p> <h4 id="Philosophy-of-NintendoFarthest-Guru内">Philosophy of Nintendo(Farthest Guru内)</h4> <p>任天堂の歴史が掲載されているサイト。<br />今でこそいろいろな書物も出て折有名になった任天堂の歴史ですが、情報が少なかった昔はここに書いてある者がかなり役に立ちました。自分でも「<a href="https://gmdisc.com/">ゲームミュージックなブログ</a>」のほうで、何度か活用させてもらったのを覚えています。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown/4007/phy00.html">Philosophy of Nintendo</a>(<a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown/4007/fg.html" target="_blank">Farthest Guru</a>内)</p> <p> </p> <h4 id="CrownArchive">CrownArchive</h4> <p>各種ゲームの研究が興味深いサイト。</p> <p>とりわけ<a href="http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/6160/newtech/smb111.htm">マリオ研究</a>は一読の価値あり</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="CrownArchive" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.geocities.co.jp%2FSiliconValley-Sunnyvale%2F6160%2Findex.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/6160/index.html">www.geocities.co.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="ウラワザ特集HSEEの部屋内">ウラワザ特集(HSEEの部屋内)</h4> <p>初代スーパーマリオのかなり深いところまで突っ込んで研究してある裏技集。<br /><br /></p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/fwpe0527/mario.htm">ウラワザ特集</a>(<a href="http://www.geocities.jp/fwpe0527/">HSEEの部屋</a>内)</p> <p> </p> <h4 id="CROSS--CHANNEL考察">CROSS † CHANNEL考察</h4> <p>2003年に登場し、話題となったエロゲー「CROSS † CHANNEL」において、数々の謎な部分を考察したサイト。このゲームの考察サイトは他にもいくつかあった気がしたけど、現在当時のが見当たるのはここ。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/5403/cc/index.html">CROSS † CHANNEL考察</a>(<a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/5403/top.html">http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/5403/top.html</a>内)</p> <p> </p> <h3 id="事件犯罪系">事件・犯罪系</h3> <p> 事件・犯罪史サイトというと<a href="http://www.maroon.dti.ne.jp/knight999/">無限回廊</a>が有名ですが、他にも同じように事件の考察や死刑などについて書かれたサイトがあります。そして何故かジオシティーズに多い。<br />自分のブクマにあったところで以下のようなものがあります。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/hyouhakudanna/climb.html">犯罪の世界を漂う</a>(<a href="http://www.geocities.jp/hyouhakudanna/">漂泊旦那の漂流世界</a>内)</p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/7136/linker.html">刑部</a></p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/masakari5910/satsujinjiken-index.html">殺人事件(まさかりの部屋内)</a></p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/aphros67/indexs.htm">死刑廃止と死刑存置の考察</a></p> <p>正直これらのサイトがなくなると、アフィリエイト狙いでかなりいい加減な事件の記事を書いたサイト(最近多い)が浮上してきそうなので、その意味でも困るかなと。 <br />ただ、これらのページの多くは現在でも更新中なので、管理人さんにやる気があれば消失の心配はあまりないと思っています。</p> <p> あと、表現規制問題においても、以下のようにまとめられたサイトがあります。</p> <p> ■<a href="http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/9018/shoubun-index.html">松文館裁判</a></p> <p> </p> <h3 id="エンタメ">エンタメ</h3> <p>エンタメ系のページ。これもけっこう数が多いですが、ここで紹介するのは私の趣味です。</p> <h4 id="道楽者のページ">道楽者のページ</h4> <p>変な本や曲、また放送禁止歌や発禁本などの紹介をしているサイト。このブログでもこの手の発禁系ネタを書く時に参考にさせてもらいました(このあたりとか)。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="美輪明宏が紅白歌合戦で唄った『ヨイトマケの唄』と「放送禁止歌」の存在 - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20130101%2F1357047012" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://nakamorikzs.net/entry/20130101/1357047012">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>関連ページは消えており、且つ更新も長期間ないのでこのまま消失するかもしれませんが、消えるの惜しいので、なんとかアーカイブしたいところ。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Percussion/1260/index.htm">道楽者のページ</a></p> <p> </p> <h4 id="伊集院光ラジオ系">伊集院光ラジオ系 </h4> <p>伊集院光のラジオ系の資料的ページ。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/Hollywood/7595/" target="_blank">伊集院光・日曜大将軍 発言</a><br /><cite class="hatena-citation"></cite></p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Spotlight/5436/">イジューインネット(ミラー)</a></p> <p>ちなみに下のほうは、すでに消えたページのアーカイブページということで、ここで保存しないと二度目の消失となりそうです。<br />ジオシティーズは無料だったので、この手のアーカイブページもわりとあるかもしれません。 </p> <p> </p> <h3 id="2chスレまとめ系">2chスレまとめ系</h3> <p>2000年代中~後半で、まだまとめサイトがアフィリエイト狙いや炎上狙いではなく、純粋にそのスレの情報をまとめるというものも多く存在し、それに無料のジオシティーズが使われることも多くありました。その中から印象深いものを。<br />まあただやはり2ch書き込みなので、信憑性はそれを意識して。</p> <p> </p> <h4 id="某Aさんのエロゲークリエイター体験記">某Aさんのエロゲークリエイター体験記</h4> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="某Aさんのエロゲークリエイター体験記" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Fbouasan2004%2Findex.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.geocities.jp/bouasan2004/index.html">www.geocities.jp</a></cite></p> <p>2004年頃にBBS PINKのエロゲネタ板に突如登場した、エロゲー業界体験記。<br />2chスレネタ全般に言えますが、ネタか本当かはわかりませんが、当時これを読んだエロゲ業界の人が「これ本当にプロか元プロが書いてるんじゃないの?」と言ったレベルで、読んでて当時のエロゲー業界事情の片鱗が見えます。</p> <p> </p> <h4 id="任天堂ソフトスタッフリストNintendo総合スレッド案内所内"> 任天堂ソフトスタッフリスト(Nintendo総合スレッド案内所内)</h4> <p>任天堂スレのまとめですが、そのうちスタッフリストが結構役に立ちます。</p> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/6420/staff/index.html">任天堂ソフトスタッフリスト</a>(<a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/6420/index.html">Nintendo総合スレッド案内所</a>内)</p> <p> </p> <h4 id="その他">その他</h4> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/netgamestopper/">今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイト</a></p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/gmatome/" target="_blank">同人ゲームサークルここだけはやめとけ!スレまとめサイト</a></p> <p> </p> <h3 id="ネタ">ネタ</h3> <h4 id="どれみっちの穴">どれみっちの穴</h4> <p>現在マンガ家のカスガ氏のWebコミックサイト。<br />一部の人にはナージャネタで有名。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="どれみっちの穴" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Fkasuga399%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.geocities.jp/kasuga399/">www.geocities.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="その他-1">その他</h4> <p>■<a href="http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/5309/anime/gorenzyer/g_siinn.htm">ゴレンジャー全怪人死因リスト</a></p> <p>■<a href="http://www.geocities.jp/hithit1324/mahapo_hb1.html">マハーポーシャのチラシ その1</a><br />■<a href="http://www.geocities.jp/hithit1324/mahapo_hb2.html">マハーポーシャのチラシ その2</a></p> <p> </p> <h3 id="どうにか一括アーカイブできないものか">どうにか一括アーカイブできないものか</h3> <p>これでも一部です。そして、これを実際見てゆくにあたり、関連するサイトでもまだ未読なのにおもしろそうなものがわりと見つかってしまいました。それは当時としては平凡でも、10年以上を経て価値が出てきたものも数多くあります。</p> <p>となると、このようなサイトを選んで保存しても、まだ見つけていない面白いサイトが人知れず消えてゆく可能性もあるということで、やっぱり惜しいのですよね。<br />権利上の問題とか難しいでしょうけど、なんとか出来るだけ多くのものを保存できないか、infoseek系やnifty、ocn系ホームページの悲劇を繰り返させないか、出来ないかと思うのですが、時間的に難しいでしょうか……。</p> <p>とはいえ、これらの問題は今回で終わるわけではなく、今後も起きうる問題です。今あるコンテンツも、十年後にはどうなっているかわからないし。継続的に考えてゆくべき問題でしょう。</p> <p>関連:</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「インターネットは記録性が力」という認識は間違っていたかもしれない - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2Finternet_archive" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://nakamorikzs.net/entry/internet_archive">nakamorikzs.net</a></cite></p> nakakzs 高齢者狙いの詐欺や悪徳商法はネットで増加する可能性が高い hatenablog://entry/8599973812341045981 2018-01-26T17:12:31+09:00 2022-02-28T00:43:39+09:00 携帯電話やスマホは広く普及し、ネットに触れられる高齢者も大幅に増加したが故に、高齢者を狙う詐欺や悪徳商法は今後ネットで増加するのではないか。 <p>IT革命以来の急速なモバイル端末の普及は、前世紀と比較してネットに触れる人を大幅に増加させました。現在では20代~50代の働き盛り世代はもちろん、10代、場合によってはそれ以下の年代までネットに触れられるようになっています。<br />そして逆に、今では60代、70代といった高齢者層においてもネットの利用は確実に増えています。</p> <p>しかし、それによってネットではそういった高齢者狙いの「詐欺」や「悪徳商法」がこれから出てくる、もしくはすでに存在していて今後ますます増えてゆく可能性も非常に高いのではないでしょうか。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20180126165443p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20180126/20180126165443.png" alt="f:id:nakakzs:20180126165443p:plain" width="385" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#すでに多数の高齢者がネットに触れられる環境にある">すでに多数の高齢者がネットに触れられる環境にある</a></li> <li><a href="#詐欺や悪徳商法のメイン進入口の固定電話に対する規制">詐欺や悪徳商法のメイン進入口の固定電話に対する規制</a></li> <li><a href="#初心者は詐欺や悪徳商法にとっての絶好の狙い目">「初心者」は詐欺や悪徳商法にとっての絶好の狙い目</a></li> <li><a href="#同じネット初心者でも子どもと違って大人は金と決済手段を持つ">同じネット初心者でも子どもと違って大人は金と決済手段を持つ</a></li> <li><a href="#どんなところに詐欺が仕掛けられるか">どんなところに詐欺が仕掛けられるか</a></li> <li><a href="#新たな対策も必要になる">新たな対策も必要になる</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="すでに多数の高齢者がネットに触れられる環境にある">すでに多数の高齢者がネットに触れられる環境にある</h3> <p>現在の高齢者層のネット利用率ですが、以下のようなデータがありました。</p> <p>■<a href="https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1654.html">2017年シニアのスマートフォン利用に関する調査</a></p> <p>こちらによると、60~79歳のモバイル端末所有率はすでに90%以上、スマホ(高齢者向け含む)だけでも、50%弱に達しています。70代でも35%はスマホ所有という現状。<br />でも、少し考えれば不思議なことではありません。携帯電話が急速に普及したIT革命は今からもう20年近く前で、その時に40代だった人もすでに60代になっている人も多いくらいですから。<br />また、その時に携帯を持っていなかったような人でも、GPSや文字拡大などの高齢者向けの機能により、スマホやタブレットを持つことも増えているでしょう。<br />もし、今でも「高齢者はネットに触れない」と思い込んでいる人がいるなら、大きな間違いとなるでしょう。</p> <p>ただ、そのことは、高齢者を狙う詐欺や悪徳商法が、ネットにも表れ、そして増加するということに繋がっていると言えます。</p> <p> </p> <h3 id="詐欺や悪徳商法のメイン進入口の固定電話に対する規制">詐欺や悪徳商法のメイン進入口の固定電話に対する規制</h3> <p>今まで、高齢者向けの詐欺の侵入口になるところといえば、固定電話がかなりの割合を占めていたと思います。すなわち振り込め詐欺や悪徳セールスなど。<br />しかし、そういった電話での詐欺や悪徳商法は警察などが積極的対策に乗り出すようになっています。また、固定電話におけるナンバーディスプレイ表示や着信拒否、または通話内容記録など、技術面でのセキュリティも高まっています。それ故昔に比べると格段に困難になっていると思われます。</p> <p>しかし、詐欺や悪徳商法といったものは、穴があり、対象者(引っかかる可能性が高い人)の多いところを狙ってくるのはもう大昔から常套。となると、これだけネットに触れることの出来る高齢者が増えたということは、詐欺や悪徳商法を行う者がそこに手を伸ばしたとしても全く不思議ではありません。</p> <p> </p> <h3 id="初心者は詐欺や悪徳商法にとっての絶好の狙い目">「初心者」は詐欺や悪徳商法にとっての絶好の狙い目</h3> <p>現実での地位・立場や年齢は、ネットにおいてのリテラシーの高さと必ずしも繋がるわけではありません。現実で年齢が高い人、また社会的な地位を得ているような人が、ネットでは妙な言動をするということは非常に数多くありましたし。ネットでは初心者という人も非常に多いでしょう(ちなみにこの「初心者」も、経験年数に比例するとも限らず)。<br />となると、初心者であるが故にネットでのそのようなリテラシーがない、しかし金は持っているという層がいるというネットは、詐欺や悪徳商法を仕掛ける側にとっては絶好の場となり得ます。<br />そもそも詐欺や悪徳商法自体も、その引っかかりやすさは地位や年齢とは関係がなく、今までも金を持っているあらゆる人や組織を引っかけるものですし(むしろその地位や年齢の意識を狙った詐欺や悪徳商法も数多く存在するわけで)。</p> <p> </p> <h3 id="同じネット初心者でも子どもと違って大人は金と決済手段を持つ">同じネット初心者でも子どもと違って大人は金と決済手段を持つ</h3> <p>これはもちろん、同じようにネット初心者が多い若年層、子どもにも言えます。しかしながら子どものネット使用の場合は、その保護者がフィルタリングなどで使用を監視している場合も多いですし、何より金を持っていませんし、決済手段も大幅に限られています。故に引っかける側にとっては、リスクのわりにリターンが少ないと言えます(それとは別に、カルトなど思想的に妙な方向に誘導するようなものは増えてくる可能性は高いですし、その対策は必要になりそうですが)。</p> <p>しかし高齢者の場合、クレジットカードなどの決済手段や金を持っている可能性ははるかに上がります。故に、同じ初心者であるとするなら、高齢者が狙われる可能性は格段に上がります。これは、振り込め詐欺で高齢者が狙われる理屈と同じですね。</p> <p>この危険性は高齢者だけではなく、ネットに疎そうな社会人層ならば誰でも同じように狙われる可能性があります。ネットのヘビーユーザーから見れば誰が引っかかるんだと思うような詐欺スパムメールも、万に一つのそういう人に届く可能性でスパムが行われているのでしょう。<br />ですので、あまりネット経験や知識が無さそうな人が集まりそうなサイトでの、その手のものの誘導口が仕掛けられる可能性は高いでしょう(思い当たりそうな書き込みを行う形式のサイトはいくつもありますな)。</p> <p> </p> <h3 id="どんなところに詐欺が仕掛けられるか">どんなところに詐欺が仕掛けられるか</h3> <p>では、どのような詐欺や悪徳商法がそうなるか、これはもうすでにいろいろあります。<br />既存の詐欺や悪徳商法と同じように、儲け話を持ちかけて実は詐欺や悪徳商法なんてことはよくありそうですし、固定電話の時と同じような振り込め詐欺もあります(架空請求メールとか、サポート詐欺なんかもそうですね)。</p> <p>参考</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="最近発生している遠隔操作サポート詐欺に対する注意喚起 - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20160930%2Fremotescam" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20160930/remotescam">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>また、アダルト系のものもあります。それはエロコンテンツ&それの利用料詐欺のみならず、ED治療薬みたいなものも。<br />今までにあるものをネットで高齢者が引っかかりやすい環境に置くことは、十分可能性があるでしょう。</p> <p>これらの罠を仕掛ける場所としても、前述の架空メールでの請求やサポート詐欺のほか、サイトでの広告も導入口となり得ます。特に最近のまとめサイトの場合、Googleアドセンスと契約がしにくいことから怪しげな広告を出すアフィリエイトプロバイダを使っていることもありますし。とりわけ普通?のまとめサイトからリンクされているところでも、前述のようなED治療薬のようなアダルト広告がバンバン出るサイトに繋がってしまうこともありますし(このまとめサイトから実質アダルトなサイトのまとめに繋がりやすい問題は、むしろ若年層に対しての問題でもありますが、その話はまた別の機会に)。<br />とりわけアダルトサイトの場合、そこで架空請求などの詐欺に引っかかったとしても、年齢もあり他の人に相談しにくいということもあり、かなり狙われる確率が高いでしょう。</p> <p> </p> <p>そして、これらの仕掛けてあるサイトは、今では検索語句次第でたどり着かせることはが可能になってしまっています。特に引っかけたいorそういう広告に誘導してアフィなどの利益を得たい側は、SEO対策をしっかりしてくるので、余計目立つわけで。</p> <p>関連</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="WELQ問題にも懲りないまとめサイト、続くいたちごっこ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fitpro.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fcolumn%2F17%2F070400273%2F070400001%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/070400273/070400001/">itpro.nikkeibp.co.jp</a></cite></p> <p> </p> <h3 id="新たな対策も必要になる">新たな対策も必要になる</h3> <p>このように、高齢者がネットの詐欺や悪徳商法に引っかかる可能性は十分あり、ネット端末の普及や固定電話の対策強化が強くなるにつれ、よりこちらにシフトする可能性は非常に高いと予想します。もしかしたらすでに実際の被害件数も増えているのかもしれません。<br />もしかしたら、自分の親や祖父母がPCのみならず携帯電話やスマホ、タブレットなどに触れていた場合、いつのまにか引っかかっていたという可能性だってあり得ます。今だったら、ちょっと連絡取ってなかったらいつのまにかFXや仮想通貨投資を始めていたりなども。<br />しかし、仮に損失を出しても、振り込め詐欺などの場合と同じように、それを恥として隠している場合だってあり得ます(ただ、仮にそうなっていたとしても、被害に遭ったことを愚かなどと決して責めないでください。それが被害者にとって被害よりもかなり甚大なショックとなるので)。</p> <p> </p> <p>ではそれに対する予防対策をどうするのかというと、一番重要且つ確実なのは、それらに対する個々の意識や知識を高めることと思いますが、現在のネット利用世代全般でそうであるように、それが行き届くとも限りません。なので、個別にもセキュリティソフトなどによる悪徳広告へのフィルタや、送金防止、もしくは上限処置なども有用となるでしょう。</p> <p>しかし、やはりネット全体においてそのような危険性のあるサイトへのアクセスを検索や相互リンクなどで容易にしないことや、広告がそれを介しているとすれば、それを出稿している側への対策も必要になるでしょう。<br />詐欺や悪徳商法というのは、ネット以前からいたちごっこなわけで、新しい手段は次々出てくるでしょう。しかし、やらないよりは引っかかる可能性は大幅に低下するわけで、やったほうがよいです。</p> <p>しかしやはり被害を少しでも少なくするためには、個々のリテラシーを高めるための教育が、全年代に必要となるでしょう。</p> <div class="freezed"> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480068155/gamemusicblog-22/"><img class="hatena-asin-detail-image" title="老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41DYIdoklpL._SL160_.jpg" alt="老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)" /></a> <div class="hatena-asin-detail-info"> <p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480068155/gamemusicblog-22/">老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)</a></p> <ul> <li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 鈴木大介</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 筑摩書房</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/02/06</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 新書</li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4480068155/gamemusicblog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (11件) を見る</a></li> </ul> </div> <div class="hatena-asin-detail-foot"> </div> </div> </div> nakakzs 本当に「失敗して悲惨な人」は発言することでさえ難しいという話  hatenablog://entry/8599973812339495730 2018-01-22T20:40:43+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 テレビでは、よく過去に何らかの失敗をした人が、その当時の悲惨さを語るという番組があるが、本当に「悲惨な人」はメディアで発言することでさえ難しいという話。 <p>NHK Eテレで放映されているぬいぐるみを使ったトークバラエティ『ねほりんぱほりん』は、各回ごとに訪れる「訳ありゲスト」の口から語られる衝撃の話のインパクトがかなりのもので、番組後の評判がネットで語られることも多いです。過去には「元薬物中毒者」や「ハイスペ婚の女」、「少年院に入っていた人」「ネトゲ廃人」などがありました。<br />そして去る2018年1月17日に「トップオタ」が放映され、話題となっていました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="先代のTOは自己破産… トップオタ(通称TO)=アイドルファンのトップに君臨する“オタク”の実態とは #ねほりんぱほりん" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Ftogetter.com%2Fli%2F1190790" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://togetter.com/li/1190790">togetter.com</a></cite></p> <p>しかし、考えてみると、この番組に出ている人というのはぬいぐるみであったとしても最低限は「マスメディアに出て、発言できる状態の人」なのですよね。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20180122180410p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20180122/20180122180410.png" alt="f:id:nakakzs:20180122180410p:plain" width="300" /></p> <p> </p> <h3> 語られる「失敗」は過去の話</h3> <p>「トップオタ」の内容でも、その推しアイドルに費やした金や時間のことについてかなり衝撃的な内容が語られています。心理状態は「ガチ恋」だったとか、それに数千万単位で費やしたなど。<br />しかし、この人の場合結局は現在彼女がいて、結婚することが目標と、話としてかなりきれいなオチになっているように見えます(これはテレビでそれを見てであり、本人達がどうなのかはそれこそ本人達にしかわかりませんが)。<br />つまりこの人は、このような話も過去の話として語れるような状態になっていると言えます。</p> <p> </p> <h3>今でも「失敗」が響いている人はメディアにに出てくるのは難しい</h3> <p>しかし、このようにアイドルなりガチャなり金を費やした人で、完全に金がなくなってしまった人で、このようなテレビで語ることの出来る人というのはかなり少数ではないかとも思うのです。<br />例えば、完全に金が尽きている人であれば、今も金銭を獲得するためにそんな時間がない場合もありますし、ことによれば、たとえ匿名であったとしてもメディアに出て身分を明かすリスクを抱えられない身かもしれません。<br />いや、状況だけなら取材方法によってどうにかなるかもしれませんが、そもそもその人がとても話せる精神状態ではないという可能性のほうが高いでしょう。</p> <p>よしんばそれが出来たとしても、話す内容がとてもその番組で使える内容のものを超えているということで、使えないという可能性もあるでしょう。それこそそれこそ「ねほりんぱほりん」ではなく「NHKドキュメント」になってしまうようなもの。<br />もしかししたら、それが理由で、トークはしたけど放映できない回とかあったりするかもしれません(むしろそういうのも見たい気もするけど)。</p> <p> </p> <h3>失敗という「恥」を晒せる人はそうそういない</h3> <p>しかし現状に影響がなくても、それを話す人は決して多くないでしょう。というのは、単純に「失敗という『恥』」を晒せない」という人も多いでしょうから。<br />前述のように、出て来られる人というのは、それを過去の話として割り切っている人が多いです。また、割り切れない人でも、何らかの利益がある(報酬など)ことでそれを話せる状態にしている場合も多いでしょう。<br />しかしそれらが克服できておらず、若しくは釣り合わなかった場合、失敗という「恥」を自ら公開する人は決して多くはいないのではないでしょうか。</p> <p> </p> <h3>「しくじり先生」は過去の失敗を話せる人の番組</h3> <p>「ねほりんぱほりん」と方向性が少し似ているものとしては、昨年終了した『しくじり先生』があります。あちらは芸能人の過去の失敗を振り返っておもしろおかしく語るようにするものでしたが、あれも出てきた人というのは「現在その話を過去の話として語っても、本人も大丈夫だし番組的にも引かないもの」なのですよね。恥もネタとして消化できるなど。<br />正直、こちらもアプローチしたけど断られたり、打ち合わせの段階でネタになる尺度を超えていてお蔵入りになったケースがあってもおかしくなかったと思っています。</p> <p>ちなみにあの番組、末期は高橋名人とか、どう考えてもしくじってないだろという人が出ていましたが、あれは「過去に何かしぐじっていて、且つ現在出しても本人が承諾できて、さらにテレビ的に放映できる人」というかなり限られた条件である人が尽きていたのではないかとも思います。おそらく候補はもっと挙がっていたけど、本人に接触できなかった人、話がテレビ向きじゃなかった人、そしてそもそも接触自体その過去の失敗が原因で出来なかった人もけっこういるのではないかと思っています。</p> <p> </p> <h3> ネットでも同じこと</h3> <p>このように、過去何らかで失敗した人やそれで悲惨になった人がテレビに出ていたとしても、それは幾つかの関門をクリアしている人でしょう。それは前述のような笑いを目的としたバラエティはもちろんのこと、ドキュメンタリーであったとしても、現在の状況がとてもテレビで話せないような人も相当数いるでしょう。特に犯罪絡みのものでは。</p> <p>ただ、このようなものはテレビなどのメディアだけではありません。それはテレビよりも自由度が高い、さらに個人配信となるネットでも同じことです。<br />それを克服している、もしくは何らかの利益になる場合はともかく、自ら過去の失敗という「恥」を話そうとする人は多くないでしょう。YouTuberやブロガーの失敗談も、笑える範囲のものが多いですし(それ通り越してすごいものもたまにあるけど)。</p> <p> </p> <p>過去、以下のような記事を書いたことがあります。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「ブログで稼ぐ」が絶えないのは失敗事例が隠れるからではないか - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F2016%2F03%2F25%2F232523" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/2016/03/25/232523">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>ネット上では昔から、「これで儲かった」という記事が度々流れますが、何故これが横行するのかというと、「失敗した人は発言が難しい」ということを挙げました。これも損したという「恥」を自ら語りたがらない人が多く、その結果成功例だけがネットに溢れることが大きいでしょう(本当に成功しているのか怪しいものも、アフィリエイト等利益に繋がるのでそうしている例も多いけど)。 </p> <p> </p> <h3>そもそも発言を出来ない人間もいる</h3> <p>このように、テレビもしくはネット上の失敗談の大半は「話せる人」が話している(話せる人しか話していない)、さらに発信にもフィルタがかかっている場合があるということは認識しておくべきでしょう。</p> <p>しかし恥とか立場とか以前に、このネット社会全盛の時代においても、発信できる立場ではないという人も存在するのですよね。それこそ、発言が縛られている人間、そして何より子ども。総じて「立場の弱い人間」。そこがたとえ外部に訴えたかったとしても。<br />それもふまえて、テレビやネット上における発言は、実際のその立場にいる人の全部ではないという認識は強く持っていたほうがよいでしょう。テレビやネットの観測範囲のみで判断しないために。</p> <div class="freezed"> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07931CCG2/gamemusicblog-22/"><img class="hatena-asin-detail-image" title="ねほりんぱほりん でっかいぬいぐるみ 全2種セット" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41MQMfdxYGL._SL160_.jpg" alt="ねほりんぱほりん でっかいぬいぐるみ 全2種セット" /></a> <div class="hatena-asin-detail-info"> <p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07931CCG2/gamemusicblog-22/">ねほりんぱほりん でっかいぬいぐるみ 全2種セット</a></p> <ul> <li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> バンプレスト</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> おもちゃ&ホビー</li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B07931CCG2/gamemusicblog-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li> </ul> </div> <div class="hatena-asin-detail-foot"> </div> </div> </div> nakakzs YouTubeはこのままだと粗製濫造で衰退しかねない hatenablog://entry/8599973812337356958 2018-01-15T00:18:33+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 今やネットを使う人で、知らない人はいないと言ってもいいくらいの動画サイト、YouTube。いまや世界的に動画サイトのトップとして、その存在は欠かせないものとなっています。しかし、現状のYouTubeを見ていると、少なくとも日本においては、もしこのままであった場合、今が最盛期で徐々に衰退してゆくのではないかと推測しています。 その要因は、「粗製濫造」。 <p>今やネットを使う人で、知らない人はいないと言ってもいいくらいの動画サイト、YouTube。いまや世界的に動画サイトのトップとして、その存在は欠かせないものとなっています。<br />しかし、現状のYouTubeを見ていると、少なくとも日本においては、もしこのままであった場合、今が最盛期で徐々に衰退してゆくのではないかと推測しています。</p> <p>その要因は、「粗製濫造」。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20180114234852j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20180114/20180114234852.jpg" alt="f:id:nakakzs:20180114234852j:plain" width="460" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#多くの投稿を集めることに成功したYouTube">多くの投稿を集めることに成功したYouTube</a></li> <li><a href="#質以前の問題がある作品">質以前の問題がある作品</a><ul> <li><a href="#手段を問わず注目を集めるための動画">手段を問わず注目を集めるための動画</a></li> <li><a href="#安易な字幕動画の増加">安易な字幕動画の増加</a></li> <li><a href="#情報商材らしきものの宣伝混じりな動画">情報商材らしきものの宣伝混じりな動画</a></li> </ul> </li> <li><a href="#質が低いものが下がっていない現状">質が低いものが下がっていない現状</a></li> <li><a href="#インセンティブが呼ぶevil">インセンティブが呼ぶevil</a></li> <li><a href="#これからYouTubeに対策は取られるのか">これからYouTubeに対策は取られるのか</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="多くの投稿を集めることに成功したYouTube">多くの投稿を集めることに成功したYouTube</h3> <p>YouTubeが出来たのは2005年、それから急激に発展し、2006年10月にはGoogleに買収され、そこから更なる発展を遂げ、それ以降多数の動画配信サイトが生まれても最もメジャーな動画サイトの地位を譲ることはなく、10年が経過しようとしています。<br />その要因としては様々なものがありますが、他のサイトと比較しても、投稿量が圧倒的に多く、様々な動画が集まってきていることが大きいでしょう。<br />それを代表する単語としては、やはり「YouTuber」(ユーチューバー)。彼らが投稿する独自コンテンツは、大きな吸引力となりました。</p> <p>これだけ人を集めるのに成功したのは、YouTubeがそれだけ注目度が高いことにより、投稿した動画をより多くの人に見てもらえる期待値が高いこともあります。しかし、なんといっても動画閲覧時に与えられるインセンティブの存在が大きいでしょう。今では、前述のYouTuberの中でもそれだけで生活出来たり、はては高額の利益を手に入れられていることが有名になったため、そちら目的で動画を投稿する人が非常に数多くなりました。</p> <p>このインセンティブの存在はたしかに動画の投稿数を増やし、様々な動画を産み出し、それを目的とする閲覧者も増加しました。しかし、今後はそれが足枷となってゆく可能性が強いのです。</p> <p> </p> <h3 id="質以前の問題がある作品">質以前の問題がある作品</h3> <p>このような投稿サイトにおいては、作品の数が増えてくれば、その分良質なものも増えますが、反面作りがよろしくないものも増えます。それ自体は投稿サイトの性質であり否定されることではありません。その自由度も魅力のひとつであり、さらにあまり受け入れられなかった投稿を行った人もそのうちよいものを出すということもよくありますし。また、個人の好き嫌いの範疇であれば、「見ない」という選択肢をとることもできます。<br />しかし現在のYouTubeを見てみると、残念ながらそういった過程での出来不出来ではなく、ほかの要因での質の低いもの、ことによっては邪魔なもの、有害なものが多数見られるようになってしまっているのです。</p> <p> </p> <h4 id="手段を問わず注目を集めるための動画">手段を問わず注目を集めるための動画</h4> <p>最近、海外のYouTuberが日本の樹海で遺体を撮影したり、数々の悪戯行為を行なっていたなどして世界中から非難が集まり炎上したというニュースがありました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="樹海で自殺者を撮影したYouTuberに制裁 - シネマトゥデイ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.cinematoday.jp%2Fnews%2FN0097561" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.cinematoday.jp/news/N0097561">www.cinematoday.jp</a></cite></p> <p>しかし、このような事例は度々起きています。日本でも昨年、覚醒剤と見せかけた白い粉末を警察官の前でわざと落とし逃走したとして、福井県の夫婦が今月、偽計業務妨害容疑で逮捕されたニュースがありました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「警察官の前でわざと白い粉落としてみた」 迷惑YouTuberを偽計業務妨害の疑いで逮捕" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnlab.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1709%2F08%2Fnews128.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/08/news128.html">nlab.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>むしろ、一千万人単位のチャンネル登録者数を誇る人でさえこのようになっているのが現状です。<br />これはこのような行為が、肯定的であれ否定的(いわゆる炎上商法)であれ、注目を集めやすいことが大きいでしょう。</p> <p>このことは、すでにあらゆるところで言われ、警告がなされています。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ユーチューバー:玉石混交、過激動画も相次ぐ - 毎日新聞" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Farticles%2F20170915%2Fk00%2F00m%2F040%2F078000c" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://mainichi.jp/articles/20170915/k00/00m/040/078000c">mainichi.jp</a></cite></p> <p>これらは社会的な問題もありますが、同時に瞬発的なものであり、面白さの質としてかなり低いものも多いというのもあります。しかしこういう方向でのPVが増え、そしてインセンティブが得られるようになっている場合、似たようなものが今後も増加してゆく可能性は十分にあります。<br />しかも飽きられる可能性も高いわけで、いつかはその天井に到達して飽きられるか、もしくは社会的許容の限度を超すインフレが起きるかという状態になることも予想されます。</p> <p> </p> <h4 id="安易な字幕動画の増加">安易な字幕動画の増加</h4> <p>前述の問題は記事になっているように度々言われることですが、それ以外にも現在のYouTubeを見ていると、そもそも内容のないものが上がっているケースが多数あります。<br />有名なのは、字幕動画。何かについて検索すると、いかにもそれに関連した動画を掲載していそうなサムネイルのついたものが出てきますが、ここ数年、この中にただそれについての概要を説明した字幕を音楽と共に流すだけ、というものが増えています。<br />これらは内容も薄く(ほとんどがネットで検索すれば出てくる文字列)、期待から大きく外れることが多くあります。</p> <p>自分はブログの運営上、過去の事件などを調べることが多いのですが、これに引っかかることが非常に多くてイライラとさせれました。<br />また、これらで使われる素材は余所から無断で拝借したと思われるものがかなりあるのですが、とりわけ文字列はWikipediaや他のサイトからそのままコピペしたのでは?と思わせるようなものも多いです。</p> <p>検索する言葉によってはこのようなもので埋まっているものもあり(たとえば芸能人系のものなど)、YouTubeの投稿品質を下げていると言えます。もし、この累計の字幕が流れる動画でも、ちゃんとオリジナルな文章や構成であり、有用であればその限りではありませんが、残念ながら私は見たことがありません。</p> <p> </p> <h4 id="情報商材らしきものの宣伝混じりな動画">情報商材らしきものの宣伝混じりな動画</h4> <p>しかし最近、この字幕動画以上に問題になっているものがあります。それは投稿した動画の最初や最後、もしくは上下字幕に勧誘を入れてくるもの。<br />昔からかなり多くの動画で、マイリストへのお願いや誘導を入れてくるものや動画のシェアをお願いしてくるもがありますが、それではありません。ここで言うのは、「YouTubeで儲かる方法」など、儲け話的な広告を入れてくるもの。それが非常に増えてきています。<br />それらを見てみると、どうも情報商材への勧誘っぽいのですね。すなわち注目度の高い動画を引込口にして、そこで儲け話を提示し、動画説明欄にあるリンクから情報商材の販売ページに誘導するという感じ。</p> <p>それらが多いのは、どこかのテレビ番組や音楽VTRからとったと思われるような、YouTubeではすぐに削除される可能性の高いもの。それらは消される可能性も高いですが、閲覧数も多く見込めるものも多く、利用されていると言えます。<br />ちなみにこれは邪魔なだけではなく、その販売でそのあたりの知識がない人に対して被害が及ぶ可能性があります。とりわけYouTubeは子どもでさえ見るものですし。さらには問題が起こった場合、その無断使用された動画自体にイメージ的な被害が及ぶ可能性もあります。</p> <p> </p> <h3 id="質が低いものが下がっていない現状">質が低いものが下がっていない現状</h3> <p>これらが質の低いものとして表示されなければいいのですが、現在のところこれらの動画は結構残ってしまっています。Google検索での文字検索と異なり動画の絶対数が少ない場合も多いので、それらの動画も後ろに追いやられることがなく結構表示されてしまうのです。実際数十アクセスの動画でも、評価がかなり低い動画でも、検索1ページ目に出ることはわりとありますし(もしかしたらそれらの評価で下がってない……?と思うこともちらほら)。</p> <p>軽く調べるとGoogle検索でのSEO対策、すなわち検索上位にするテクニックと同じように、YouTubeでもそのSEO対策的なものが為されているようなのです。これらに本当に効果があるのかはわかりませんが、ただ、対策をされるのはSEO対策同様当然の流れでしょう。</p> <p>■参考:<a href="https://www.google.co.jp/search?q=%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%8D%98%E8%AA%9E+YouTube+%E9%A0%86%E4%BD%8D&amp;oq=%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%8D%98%E8%AA%9E%E3%80%80YouTube%E3%80%80%E9%A0%86%E4%BD%8D&amp;aqs=chrome..69i57.7408j0j7&amp;sourceid=chrome&amp;ie=UTF-8" target="_blank">検索単語 YouTube 順位 - Google 検索</a></p> <p> </p> <p>故にこういったものがデフリとなり、全体の質を押し下げてしまうことになっているのではないでしょうか。<br /> </p> <h3 id="インセンティブが呼ぶevil">インセンティブが呼ぶevil</h3> <p>やはりそこに金銭的な利があると認識されたものには、本来そこに携わらなかったような人であっても集まり、倫理や秩序はどうでもいいからそれを得るために全力を出してくるという現象は、今までネットではブログのアフィリエイトなどでも見られたものですが、必然的にそれがこちらにも来てしまったのでしょうね。最近だと、はてなブックマークにおける互助会も似たようなものかと。<br />しかしそれは、質を二の次としたものの量産、そして全体的にそれで染まってしまうようになります。今、YouTubeはその浸食が激しくなっている段階ではないでしょうか。</p> <p> </p> <h3 id="これからYouTubeに対策は取られるのか">これからYouTubeに対策は取られるのか</h3> <p>しかしこうなると、そのうちYouTubeでは信用出来るチャンネルしか見なくなるようになってもおかしくありません。実際、自分はニコニコ動画では似たようなことになってますし(特定のジャンルを見ないために、見るジャンルを絞るようになったなど)。</p> <p>そして、ユーザーの失望が高まっている時に、その時点でのYouTube以上の質がある動画配信が生まれた場合、一気にそちらに視聴者が集まり、そして投稿者もそちらに移動する可能性もあります(もちろんそこ自体も同じように粗製濫造になる危険性もあるのですが)。<br />まさか一強のYouTubeが、と思う人も多いでしょうが、ITの世界では10年経つとがらっと変わることはよくあります。15年前には、IEがブラウザシェア9割超だったわけですし。</p> <p> </p> <p>ただ、天下のGoogleがそのことを予測していないとも思えません。その自分に降りかかる対策はおそらく練ってくると考えます。<br />つまり、そのうちこういった質の低いものは、インセンティブ的に厳しくなってゆき、淘汰されたり、検索順位が工夫されるようになってゆくのではないでしょうか。たぶん。<br />また、他の検索エンジンへの需要が高まったり、別にWebサービスや拡張機能などでフィルタやブラックリストがが実装されるなど、それを回避する仕組みも生まれるでしょう。実際、そのような動きはあるわけですし。</p> <p> </p> <p>最後に、YouTubeというかGoogleのインセンティブやアドセンスの支払い方針というのは、ほとんどGoogleの胸先三寸なわけで、YouTuberにせよブロガーにせよ、それに生活を委ねるのは、かなりリスクが高いと思っています。ひょっとしたら明日、いきなりインセンティブの急激な低下、もしくは一般ユーザーへの廃止と言っても全くおかしくないので。そのことは心に留めておくべきでしょう。</p> <p> </p> nakakzs ネット上でニュース記事がすぐ消えてしまうことの真の弊害 hatenablog://entry/8599973812333789267 2018-01-05T20:37:28+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 前回、ネットにあるニュースサイトの記事でも、すぐに消えてしまうものと消えにくいものがあると書きました。 nakamorikzs.net 一週間以内にニュース記事が消えてしまうサイトもあれば、かなり長い間残っているサイトもあります。しかし、多くのサイトでは一定期間が経つとその記事が消えてしまいます。これは特に時事の一般ニュース、すなわち事件や政治、経済系のものがかなり多いように思われます(ただIT系は専門のサイトの記事保存性がなかなか高いので)。 しかし、これらの記事の消失することは、非常に大きな問題を生む危険性があるとも思っています。それはユーザーが記事を見られなくなるという不利益だけではなく… <p>前回、ネットにあるニュースサイトの記事でも、すぐに消えてしまうものと消えにくいものがあると書きました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="時間経過により記事が消えやすい・消えにくいニュースサイト - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2Fnetnews" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/netnews">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>一週間以内にニュース記事が消えてしまうサイトもあれば、かなり長い間残っているサイトもあります。しかし、多くのサイトでは一定期間が経つとその記事が消えてしまいます。これは特に時事の一般ニュース、すなわち事件や政治、経済系のものがかなり多いように思われます(ただIT系は専門のサイトの記事保存性がなかなか高いので)。</p> <p>しかし、これらの記事の消失することは、非常に大きな問題を生む危険性があるとも思っています。それはユーザーが記事を見られなくなるという不利益だけではなく、その記事の発信元、ひいては読者でも配信者でもないネット全体に与える影響として。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20180105200621j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20180105/20180105200621.jpg" alt="f:id:nakakzs:20180105200621j:plain" width="458" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#元記事が消えると代わりに検索上位に来るサイト">元記事が消えると代わりに検索上位に来るサイト </a></li> <li><a href="#元記事消失により転載記事が元記事と同一と見做される危険性">元記事消失により転載記事が元記事と同一と見做される危険性</a></li> <li><a href="#内容の印象を操作出来てしまう危険性">内容の印象を操作出来てしまう危険性</a></li> <li><a href="#ニュースの情報源が報道機関に依存されているが故の弊害">ニュースの情報源が報道機関に依存されているが故の弊害</a></li> <li><a href="#過去記事を参照出来るシステムが欲しいというか必須">過去記事を参照出来るシステムが欲しい、というか必須</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="元記事が消えると代わりに検索上位に来るサイト">元記事が消えると代わりに検索上位に来るサイト </h3> <p>ご存じの方も多いと思いますが、私はここと平行していくつかのブログをやっており、その中に「<a href="http://timesteps.net/" target="_blank">Timesteps</a>」というものがあります。ちなみに今年で10周年だった。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Timesteps" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/">timesteps.net</a></cite></p> <p>ここでは「インターネットの歴史」や「ニュースのそれから」をテーマにして、それで記事を書くことが多いです。そのために、ネットでその事件の当時のこと、そして今について調べるために検索することが多いのですが、ここで問題が生じます。それはその当時の記事が消滅していて、記事が参照出来ないこと。</p> <p>過去のその出来事を調べるためには、色々な方法がありますが、手始めにその出来事や関連する単語を検索してみます。そこでもし記事が残っていればそのニュースが表示されますが、時間が経過して消えていた場合はどうなるか。<br />現在の検索において、自分の経験上では、もしそれがWikipediaに表示されるほど大きなニュースの場合、だいたいそれが上位に表示されます。<br />そしてその次に来るのは何か、というと、<strong>その元記事を引用、もしくは転載したサイト</strong>が上位に来ることが非常に多いのです(引用と転載は別物なのでこう表記していますが、事実上はほぼ転載丸写しのものが多いです)。<br />具体的に言うと、その記事を引用したスレがまとめられた2ch(5ch)系まとめサイトや、キュレーションサイト、バイラルサイトなど。</p> <p> </p> <h3 id="元記事消失により転載記事が元記事と同一と見做される危険性">元記事消失により転載記事が元記事と同一と見做される危険性</h3> <p>それらの引用、もしくはほとんど転載と言えるほどの全文を載せたサイトが上位に表示されるのは元サイトの記事がなくなり、その転載が残っているからでしょう。ここでも転載が上位表示してアクセスが集まるのははたしていいのかという問題がありますが、それ以上に問題なのは、その内容がオリジナルと同じとは限らないこと。</p> <p>そもそも2chでもそのスレの&gt;&gt;1自体から内容がオリジナルと部分的に変えている場合がかなりあります。そして、それをまとめたものでも、事実上はその内容を改変しているものがけっこう見られます。とりわけSEO的に悪条件になりやすい単語は伏せ字となっていたりするなど。悪質な場合は、意図的にその筆者の都合が良いような表現に帰られているようなケースもあります。<br />実際、昨年話題になったように、これらのサイトは注目を集めるために、事実と異なることでも大げさに書くケースがかなり多いので。</p> <p>それらはもちろんオリジナルの文章とは言えません。しかし、ネット上から元記事が消えている限り、その引用、転載したものが目に入る機会が多いわけで、そちらが改変されていようとわからず、結果としてその引用・転載先に書いてあったことがオリジナル(もしくはその一部)と認識されてしまう危険性があるのです。</p> <p>さらに、その記事をもとにして、関係ないことを付け足して、それがデマとなるケースも存在します。去年はデマといえば東名高速事故で、加害者の父親とデマを流されたことが話題になりました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="デマ拡散の違法性…東名死亡事故「容疑者の勤務先」虚偽情報で会社に電話殺到、休業" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.bengo4.com%2Finternet%2Fn_6842%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.bengo4.com/internet/n_6842/">www.bengo4.com</a></cite></p> <p>しかしこれももし参照元がなかったなら、元記事にそう書いてあったと誤解される可能性でさえあります。</p> <p> </p> <h3 id="内容の印象を操作出来てしまう危険性">内容の印象を操作出来てしまう危険性</h3> <p>さらに、2chまとめサイト型の場合さらに問題があります。それは、その記事の反応の形で、記事の印象が操作出来てしまうということ。<br />2ch系のまとめサイトは、&gt;&gt;1以下のレスを全部引っ張ってくるわけではなく、読みやすさのためとして途中のスレが抽出されていますが、それを意図的に読ませるために選別してしまうことが出来るのです。さらにこちらも悪質なものは、レス自体の文章を変更しているものがあります。</p> <p>参考</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「保守速報」裁判の地裁判決と、「まとめサイト」の今後 - 荻上式BLOG" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fd.hatena.ne.jp%2Fseijotcp%2F20171118%2Fp1" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20171118/p1">d.hatena.ne.jp</a></cite></p> <p>しかしこちらも元記事が存在しないため、比較も出来ません。故に、やろうと思えば元記事とはかけ離れた印象を与える記事が、さも元記事に書いてあったような印象を与えることが出来てしまうのです。<br /><br /></p> <h3 id="ニュースの情報源が報道機関に依存されているが故の弊害">ニュースの情報源が報道機関に依存されているが故の弊害</h3> <p>このように、元記事が消失してしまうと読み手が過去記事を参照出来なくなるというだけではなく、その記事を引用・転載したサイトが代わりに出てきてしまうことで、ことによっては誤読されてしまう可能性があるのです。<br />一応、<a href="https://megalodon.jp/">ウェブ魚拓</a>などWebアーカイブというサービスはありますが、必ずしも魚拓が残されているわけでもなく、且つ調べるのにはその元記事のURLも必要になることが多いので、そこまで手間をかけて調べる人のほうが少ないのが現実でしょう。</p> <p>このことは、その元記事を作成した報道機関にとっても大きなマイナスでしょう。しかし、現在の検索ではそのようなものが上位に出てきてしまうのです。</p> <p>またこれは、ニュースの一次ソースが報道機関からのニュースが大半ということも大きいでしょう。それでも政治、経済系のことなら読みにくさや速度はあるにせよ、また元ソースが公的発表なり企業発表なるで存在するケースもまだあります。しかしながら事件、とりわけ刑事事件においてはその多くが報道機関を通しての発表となっているわけで、そのニュースが消えてしまうと参照するところがほとんどなくなってしまうというのが現状です(一部警察などの公式発表や、裁判録がありますが、それも全体の情報量のごく一部)。そこにも問題があるでしょう。</p> <p> </p> <h3 id="過去記事を参照出来るシステムが欲しいというか必須">過去記事を参照出来るシステムが欲しい、というか必須</h3> <p>ですので、報道機関はその自分が出した記事を後で誤解されるのを防ぐという意味でも、出来るだけ元記事は残しておくのが望ましいと思います。しかしサーバや営利上の都合などで出来ない場合もあるでしょう。しかしその場合もせめてどのような記事を書いたのかや、概要を参照出来るインデックスくらいはつけておく必要があると思います。そうしないと本当なのかデマなのかの検証もしにくいので(本気になれば図書館へ縮刷版を見にゆくことは出来るけど、かなりめんどいし、さらにネット記事と同一とは限らない)。</p> <p>個人的には、月額数百円とかで過去記事をまとめてあるアーカイブとかあれば、是非使いたいと思います(法人向けで高額なサービスは日経あたりであった気がするけど、そこまではとて手が届かない)。</p> <p> </p> <p>あと、いくら元記事がないからといって、そのような転載記事が検索上位に来てしまうという検索エンジンの問題も大きいでしょう。これは近年言われている偽ニュースサイトなどのデマサイトや信憑性の低いサイトと同じく、検索においてその順位は考慮されないといけないでしょう。<br />そしてもし、検索サイトでそういった問題の是正がされないのであれば、信用性を重視した新たな検索システムの需要が高まってくるのかもしれません。</p> <p> </p> nakakzs 時間経過により記事が消えやすい・消えにくいニュースサイト hatenablog://entry/8599973812333043571 2018-01-04T15:59:47+09:00 2022-02-28T00:43:40+09:00 ブログや自分のサイトで時事の出来事を書く場合、報道各社のニュースサイトにリンクを張る人は多いです。これはニュースのソースとして、報道機関が発表するニュース記事が一番早く、しかも手軽というのが大きいでしょう。むしろ刑事事件においては、ほとんどの場合報道機関を通しての発表しかないので、その出来事を知る為には報道機関の発表を通さないとわからないのもありますし(有罪確定前の情報という点も含め、この情報体制自体に問題もあると思いますが、長くなるので今日は割愛)。 これらニュース記事は長期間残り続けるものではありません。いや、むしろ報道会社によっては、すぐ(下手をすれば数日で)消えるのが通常となっているケ… <p>ブログや自分のサイトで時事の出来事を書く場合、報道各社のニュースサイトにリンクを張る人は多いです。これはニュースのソースとして、報道機関が発表するニュース記事が一番早く、しかも手軽というのが大きいでしょう。むしろ刑事事件においては、ほとんどの場合報道機関を通しての発表しかないので、その出来事を知る為には報道機関の発表を通さないとわからないのもありますし(有罪確定前の情報という点も含め、この情報体制自体に問題もあると思いますが、長くなるので今日は割愛)。</p> <p>これらニュース記事は長期間残り続けるものではありません。いや、むしろ報道会社によっては、すぐ(下手をすれば数日で)消えるのが通常となっているケースが多いです。<br />その場合、自分のブログやサイトでそのリンクを張っていると、いわゆる「リンク切れ」の状態になります(404を返さずにトップに転送される場合が多い)。<br />しかしながら引用が消えた状態になるわけですから、記事内容が不明瞭になったり、最悪誤解を招く恐れもあります(SEO的に影響があるとも言われてもいるが、聞く話では直接的な影響はないらしい)<br />また、はてなブックマークなどで記事にブックマークをつけていても、リンク切れになればそのままでは(Webアーカイブなど使わなければ)タイトルしか読めない状態となります。<br />もちろんリンクを張る記事は同じ事件を扱っていてもその文章は違うわけで最適なところが望ましいですが、同時にそれぞれの消えやすさを知っておき、その対処を考えておかないと、前述のようにリンク切れによる弊害を生み出すことになります。</p> <p>そんなわけで、長年ブログを書いてきた経験から、どのサイトの記事が消えやすいか、そしてどのサイトなら残される可能性が高いかというのを書いてみます。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20180104150837p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20180104/20180104150837.png" alt="f:id:nakakzs:20180104150837p:plain" width="400" /></p> <p> </p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#すぐ消えるNHKほかテレビ局系のニュース記事">すぐ消えるNHKほかテレビ局系のニュース記事</a></li> <li><a href="#かなり差がある新聞社系ニュースサイト">かなり差がある新聞社系ニュースサイト</a></li> <li><a href="#ポータルサイト系は引用元サイトに準ずる">ポータルサイト系は引用元サイトに準ずる</a></li> <li><a href="#ネット専用ニュースサイトは長期間残るが利用に注意">ネット専用ニュースサイトは長期間残るが利用に注意</a></li> <li><a href="#IT系サイトのニュースはかなり長く残る">IT系サイトのニュースはかなり長く残る</a></li> <li><a href="#まとめそして続く">まとめ、そして続く</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="すぐ消えるNHKほかテレビ局系のニュース記事">すぐ消えるNHKほかテレビ局系のニュース記事</h3> <p>はてなブックマークを見ていると、<a href="https://www3.nhk.or.jp/news/">NHKニュース</a>の記事がニュースの代表格としてブックマークされることが多いです。それは報道方法に堅実なものが多いことや、最近多いログインや有料による「続きを読む」という方式ではないこと、さらにものによっては動画もついてくることが大きいでしょう。<br />しかし、このNHKニュースの記事は、<strong>かなり短期間で消える</strong>ことが多いです。下手をすれば1,2週間後にはもう記事が消滅していることも多いです(ただし特集系のものについて残り続けることも多い)。</p> <p>ただこれはNHKニュースに限らず、民放テレビ局(<a href="http://www.news24.jp/">日テレニュース24</a>や<a href="http://news.tv-asahi.co.jp/">テレ朝ニュース</a>など)のサイトにおいても、同じようにかなり早くニュースが消えます(これも例外がありますが)。<br />これはテレビ局のサイトではその局の映像を利用した動画ニュースが多く、それの重さが負担になるというのもあるかもしれませんが、文字ベースのものもかなり早く消えます。詳細な理由はわかりませんが、全体的にテレビ局のニュースにリンクを張っても、少し経てば消える可能性は非常に高いと思ったほうがよいでしょう。</p> <p> </p> <h3 id="かなり差がある新聞社系ニュースサイト">かなり差がある新聞社系ニュースサイト</h3> <p>そして一番リンクされるのが多いのが新聞社。しかしこれも会社によって、記事公表の期間に差があります。</p> <p>はてブやTwitterのリンクでよく見るのをまとめると、</p> <p>・全国紙:<a href="http://www.yomiuri.co.jp/">読売新聞</a>、<a href="https://www.asahi.com/">朝日新聞</a>、<a href="https://mainichi.jp/">毎日新聞</a>、<a href="https://www.nikkei.com/">日経新聞</a></p> <p>・ブロック紙:<a href="https://www.nikkei.com/"> </a><a href="http://www.tokyo-np.co.jp/">東京新聞</a>(<a href="http://www.chunichi.co.jp/">中日</a>系)、<a href="http://www.sankei.com/">産経新聞</a></p> <p>・地方紙:<a href="https://www.hokkaido-np.co.jp/" target="_blank">北海道新聞</a>、<a href="http://www.okinawatimes.co.jp/" target="_blank">沖縄タイムス</a>、<a href="https://ryukyushimpo.jp/" target="_blank">琉球新報</a> ほか</p> <p>・通信社:<a href="https://www.jiji.com/">時事通信</a>、<a href="https://www.47news.jp/">47NEWS</a>(共同通信及び地方の新聞社の連携)</p> <p>・スポーツ新聞系:<a href="https://www.nikkansports.com/">日刊スポーツ</a>、<a href="https://www.tokyo-sports.co.jp/">東スポ</a> など</p> <p>・海外通信社の日本語サイト:<a href="https://jp.reuters.com/">ロイター</a>、<a href="http://www.afpbb.com/">AFP</a> ほか</p> <p>などがあります。<br />これらでも日経やロイターは経済向け、AFPは国際記事などと種別があります。</p> <p> </p> <p>これらでも記事の消える速度は違うのですが、テレビ局各社よりはまだ残るという印象。しかしながら、読売新聞の消える速度は全体的に早く、毎日は「会員のみ購読可能」に切り替わるのが比較的早い印象。<br />朝日、産経、日経、共同通信、時事通信、ロイターやAFP、スポーツ新聞あたりはそこそこ(2~3年くらい)残っている印象ですが、これも記事によってすぐ消えるものから、数年間残っているものまで様々です。それらの基準は不明。</p> <p>ただ大半のニュースは同じ出来事を書いていても、それぞれの記事の書き方が大きく違うので、残存時期を気にするよりはその都度最適な記事を記しているものにリンクするようにしています。何よりその記事の信憑性もあるし。</p> <p> </p> <h3 id="ポータルサイト系は引用元サイトに準ずる">ポータルサイト系は引用元サイトに準ずる</h3> <p>よくリンクに使われるニュースでは、ほかにもポータルサイト系のもの、具体的には<a href="https://news.yahoo.co.jp/">Yahoo!ニュース</a>など。これらは各報道機関や通信社から記事の提供を受けるものですが、こちらのほうがより引用元となるケースも数多く存在します。<br />しかしながらこれらは、元サイトの記事が削除された場合はだいたい同じく消失します。また記事提供元との契約もあるらしく、元記事が残っていても、こちらのほうが先に消えてしまうケースも存在します。<br />もし、リンクを張った時にその後もリンク切れを起こす確率を低くしたい場合は、ポータル系よりも元記事のソースの方がよいと思います。</p> <p>ちなみにこれらのポータルサイト、特にニコニコニュース、それにGoogleニュースでさえも<strong>カバーしているサイトにかなり信憑性が怪しい(デマソースやステマの常連となっているような)サイトも混じる</strong>ので、<strong>必ず記事の出典元を確認してください</strong>。<br />以下参考。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="GoogleやYahoo!のニュース記事を見る時注意しなければいけないこと | 訂正information" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fteisei.info%2Farchives%2F949" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://teisei.info/archives/949">teisei.info</a></cite></p> <p> </p> <h3 id="ネット専用ニュースサイトは長期間残るが利用に注意">ネット専用ニュースサイトは長期間残るが利用に注意</h3> <p>最近ではテレビ局や新聞ではない、ネット専用のニュースサイトというものも存在します。最近は<a href="https://www.buzzfeed.com/jp?utm_term=.mqG4eLbvL#.sajnv9zO9" target="_blank">BuzzFeed</a>あたりが有名でしょう。<br />これらはネットでしか公開されていないこと、そして主な収入源がサイトに表示される広告なこともあり、比較的長期に渡り残っているケースが多いです。</p> <p>ただ、現状ではこれらのサイトの大半は新聞社系のニュースサイトのような速報性のものではなく、論説系のものが大半です(あと、信憑性が低いサイトもけっこうある)。故にここで並べて語るのはちょっと違うかもと思ったので、このくらいで。</p> <p> </p> <h3 id="IT系サイトのニュースはかなり長く残る">IT系サイトのニュースはかなり長く残る</h3> <p>インターネット上では歴史が古いニュースサイトとして、IT系ニュースサイトというものがあります。これらは名前の通りインターネットやPC、スマホなどIT系の記事が中心ですが、これもなかなか消えません。<br />とりわけImpress系の<a href="https://www.watch.impress.co.jp/" target="_blank">Watch Headline</a>や<a href="https://internet.watch.impress.co.jp/" target="_blank">INTERNET Watch</a>は歴史が古い上に記事がかなり残り続け、前世紀のものも存在しています。IT系の過去の出来事を書くのに便利なので重宝しています。</p> <p>■参考:<a href="https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970106/yamada.htm" target="_blank">1997年のデジタルカメラはどうなる?</a></p> <p> </p> <h3 id="まとめそして続く">まとめ、そして続く</h3> <p>このように、ネット上のニュース記事においても、いろいろなものがあり、その記事の消えやすさも様々です。リンクを張る時は、その考慮も少し必要になるでしょう。とりわけブログでは、過去記事を見る時に、リンク切れの確認の目処がつきやすくなります。<br />ただ、途中でも書いたように、記事は同じ内容を伝えているものでも全く同じということは少なく、それぞれ内容や書き方、視点、そして信憑性も違うわけで、記事がどれだけ持つかよりもどれだけリンクするのに適しているかのほうがはるかに重要になるのですけどね。</p> <p>ちなみにこのあたりのメディア一覧につきましては、以下にざっとですがまとめましたので、ご参考になれば。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="メディアリスト | 訂正information" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fteisei.info%2Fmedia" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://teisei.info/media">teisei.info</a></cite></p> <p> </p> <p>しかし、ニュース記事がネットからすぐに消えてしまうというのは、経営や権利的な都合上仕方がない面もある一方、問題も残ってしまうのです。それは単に記事が見られなくなるというだけではなく、その記事が消えたことで、ネット上で情報が間違って伝わる可能性がある、というもの。</p> <p>それについては、長くなったのでまた次回以降に。</p> <p> </p> <p>追記:書きました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ネット上でニュース記事がすぐ消えてしまうことの真の弊害 - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2Fnetnews404" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/netnews404">nakamorikzs.net</a></cite></p> nakakzs 「インターネットは記録性が力」という認識は間違っていたかもしれない hatenablog://entry/8599973812326052264 2017-12-15T17:19:19+09:00 2022-02-28T00:43:44+09:00 私は以前「インターネットの真の力は速報性や伝播性ではなく、記録性にある」と思っていました。すなわち、既存のメディアなどよりも情報を世界にすぐに伝え、それがまたたく間に広い範囲に伝わることが出来るのがインターネットの大きな利点と言われていましたが、真価はそうではなく、むしろその情報が残り続けることによる、記録(アーカイブ)性のほうが、本当の力だということ。これは、その時から速さを求めての不正確な情報が広まることが多くあり、そのような早くて広まるけど、情報の質が低いものより、しっかり蓄積され、ネットに残り続けるような情報の方が、インターネット、ひいては社会にとって価値があるものとなるという気持ちが… <p>私は以前「インターネットの真の力は速報性や伝播性ではなく、記録性にある」と思っていました。すなわち、既存のメディアなどよりも情報を世界にすぐに伝え、それがまたたく間に広い範囲に伝わることが出来るのがインターネットの大きな利点と言われていましたが、真価はそうではなく、むしろその情報が残り続けることによる、記録(アーカイブ)性のほうが、本当の力だということ。<br />これは、その時から速さを求めての不正確な情報が広まることが多くあり、そのような早くて広まるけど、情報の質が低いものより、しっかり蓄積され、ネットに残り続けるような情報の方が、インターネット、ひいては社会にとって価値があるものとなるという気持ちがありましたし、実際にそうやって蓄積された情報が活用されるものもありました。</p> <p>しかし、実際にここ数年のネットを見ると、速報性や伝播性においてそこまで重要視しないほうがよいという考えはそのままであるにせよ、どうもインターネットには記録性はそこまでないのでは、と思うようになっています。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171215164459j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171215/20171215164459.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171215164459j:plain" width="458" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#ネットでは半永久的に情報が残り続けるわけではない">「ネットでは半永久的に情報が残り続ける」わけではない</a></li> <li><a href="#Webサービスに依存する個人発信">Webサービスに依存する個人発信</a></li> <li><a href="#消滅するネットでの発信">消滅するネットでの発信</a></li> <li><a href="#SNS隆盛による情報残存の低下">SNS隆盛による情報残存の低下</a></li> <li><a href="#そもそも運営している個人がいなくなったらおしまい">そもそも運営している個人がいなくなったらおしまい</a></li> <li><a href="#ニュースでさえすぐ消えかねない">ニュースでさえすぐ消えかねない</a></li> <li><a href="#検索順位も下がるしそもそも技術的に見られなくなる">検索順位も下がるし、そもそも技術的に見られなくなる</a></li> <li><a href="#保全は大きな負担がかかる">保全は大きな負担がかかる</a></li> <li><a href="#ネットの情報は永遠にそこにあると限らないという認識を持つべき">ネットの情報は永遠にそこにあると限らないという認識を持つべき</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="ネットでは半永久的に情報が残り続けるわけではない">「ネットでは半永久的に情報が残り続ける」わけではない</h3> <p>「ネットでは半永久的に情報が残り続ける」というのは、迂闊な情報発信しないようにするためのリテラシー教育で使われる言葉です(最近だと裸自撮り防止とか)。たしかにネットでは一度流出した情報を完全に消すことは難しいと言われていますし、ものによってはそれは真であります。<br />しかし、何もが残り続けるかというと、ここ何年かのWebでの様子、とりわけ記録性が係るような古い情報に対しての動きを見るに、「そうでもない」と思うようになりました。</p> <p> </p> <h3 id="Webサービスに依存する個人発信">Webサービスに依存する個人発信</h3> <p>まず、インターネットでの発信ですが、個人の場合ほとんどが有償無償含めて何らかのレンタルサービスを利用しています。例えばブログなら、はてなブログやライブドアブログ、FC2といったレンタルブログ。さらにWordpressなど自分のサーバで立てる場合でも、自鯖で立てる人は少数で、多くの人はどこかのレンタルサーバやクラウドサービスを利用しているでしょう。</p> <p>これはブログ以前からそうであり、たとえばブログ以前のホームページの時代にも、ジオシティーズをはじめとして、Tripod、iswebやtoktokなんてレンタルスペースを借りてやっていた人のほうが多かったでしょう。<br />もしくはプロバイダが、ホームページサービスをやっていた場合も多かったですね。むしろ90年代のホームページの多くはこのプロバイダホームページという感じでしたし。</p> <p>しかし、後者の名前が出た時点で、すぐに分かった人もいるでしょうが、これら90年代から存在したホームページレンタルサービスの多くは、現在サービスを終了してしまっております。</p> <p> </p> <h3 id="消滅するネットでの発信">消滅するネットでの発信</h3> <p>iswebやtripodなどを受け継いでいた楽天infoseekが、2010年にHPサービスを終了し、ここで昔から存在していたものの放置状態にあった、貴重な情報を載せたサイトがいくつも閉鎖することになり、話題となりました。詳細は以前書いたので以下に。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Infoseek(インフォシーク)はそれからどうなったか : Timesteps" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F1642691.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/1642691.html">timesteps.net</a></cite></p> <p>さらに、ここ数年、プロバイダが運営していたホームページサービスも終了しています。そこでも大手であったOCNが2015年に、@niiftyのホームページサービスも2016年に終了となります。このあたりでは、それこそ前世紀からのホームページも閉鎖することになり、そのからのかたりのログも失われてしまったと思います。とりわけ個人ニュースサイトのログとかも。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="OCNのホームページサービスは2015年2月28日で終了します - 戯れ言" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fd.hatena.ne.jp%2Fkatoyuu%2F20141215%2Focn" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://d.hatena.ne.jp/katoyuu/20141215/ocn">d.hatena.ne.jp</a></cite></p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="まなめはうす移転のお知らせ - まなめはうす" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fmaname.hatenablog.com%2Fentry%2F2016%2F09%2F19%2F120126" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://maname.hatenablog.com/entry/2016/09/19/120126">maname.hatenablog.com</a></cite></p> <p>こういった閉鎖、終了のタイミングで、長いことやってたけど最近更新してなかった人とかがこの機会にということでやめてしまったケースも多いかもしれません。むしろ移転など消息がはっきりしているだけいいほうで、大半は管理人の消息自体不明でしょう。</p> <p> </p> <p>そしてこれは、後々のブログにも襲いかかりかねない問題です。ブログサービスが開始されてから10年経ち、様々な情報が蓄積されています。<br />しかしブログはすでに更新停止になっているものも多いです(自分でも更新停止にしたの数多くあるし)。企業はそれを維持するサーバ的にそれの負担も大きいでしょうし、それらの整理も兼ねて、新サービスに移転しつつ終了する、なんてこともあり得ると思います。それは中小のみではなく、はてなブログという後続があるはてなダイアリー、LINEブログがあるライブドアブログといった大手も。とりわけ独自ドメインを含むSSL対応は難しいようですし、過去のものは切り捨てになってもおかしくないと予想しています。</p> <p> </p> <h3 id="SNS隆盛による情報残存の低下">SNS隆盛による情報残存の低下</h3> <p>しかし、そのようなブログやホームページ以前に、アーカイブの消失としてより深刻なものがあります。それは近年、発信の手段として主流になっている、TwitterやFacebookといったSNS。<br />Twitterでは最近、すぐにアカウントがBANされるというのが有名になっています。しかし、情報の消えやすさに関してはそれ以前の問題として、「自分で消してしまう」というのがかなり大きいと思います。実際、使ってないアカウントがいきなり消える例というのは、かなり多く見てきましたし。これは個人情報が載る場合、セキュリティの面においては間違っていないと言えますが、同時に貴重な書き込みが消えるという可能性もあるわけです。<br />実際、2000年代前後にけっこう重要な書き込みもあったであろうmixiも、自らアカウントを消したり閲覧不可能な状態にしている例もかなりあってもおかしくありません。<br />もちろん長期的に見れば、これらSNSがいつ終了してしまうかという問題もあります。</p> <p>膨大な量なので調べれられませんが、過去に自分が行ったリツイート(非公式時代含む)でも、アカウント毎消えているものもけっこうあるでしょう。</p> <p> </p> <h3 id="そもそも運営している個人がいなくなったらおしまい">そもそも運営している個人がいなくなったらおしまい</h3> <p>そしてホームページにせよブログにせよSNSにせよ、それを運営している人間がいなくなったらそこでおしまいです。そこにあったものは引き継がれない限りは更新されないで、削除を待つことになるでしょう。<br />ちなみに有料の場合は、払い込み手段がないのですぐ消えます。私はWordpressでブログを運営していますが、サーバ代が月ごとの引き落としなので、急死したら最短一ヶ月で消えることになります。もしくはドメイン切れの1年か。<br />むしろこのはてなブログなど、無料のブログやSNSのほうが残り続け、しばらく閲覧出来る状態になっていたりします。</p> <p>まあこれは、「むしろ死んだ後は消してほしい、むしろ誰か消して」と思う人が相当いるかもしれませんが。</p> <p> </p> <h3 id="ニュースでさえすぐ消えかねない">ニュースでさえすぐ消えかねない</h3> <p>今までは個人運営のものでありましたが、では企業や団体などは保全されるのか、というと、そうとも限りません。もちろんその組織がなくなれば消えるのは当然ですが、そうでなくても情報を順次更新し、残さないというところは結構多いです。それはやはり「保全には手間がかかる」というのが大きいでしょう。すなわち間違った発信をしないために、常にその情報を新しくしてあることを求められてしまう。それなら古い情報は消してしまうほうが楽、というのも自然な流れとなるでしょう。サーバスペースの圧迫という問題もありますし。</p> <p>これで代表的なのは、各種ニュース。連日報道機関から流される一次ニュースですが、掲載したサイトによっては、かなり早くに消えます。テレビ局は顕著で、一週間後にはもう消えているものもかなりあります(NHKも早い)。これは利益面や前述の保全の手間など色々な理由もあるでしょう。時間が経っているのに最新のように受け止められると誤解を招く恐れもありますし。</p> <p>■関連</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ネットの記事はまず日付を確認しろという話 - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F2013%2F04%2F25%2F220838" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/2013/04/25/220838">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>でも、ちょっと過去のニュースを調べたい時には、ブックマークしておいたものでも消えていることも多く、けっこう困ります。定期的に見直して保全しない限り、おそらく誰もが過去のブログやTwitterでのニュースリンクはリンク切れを起こしているでしょう(これに対しての対策もありますが、それはまた後日)。ちなみに、各企業から出されるニュースリリースも、その内容が都合よいもの、不都合なものにかかわらず、結構消えているものが多いです。そして言わずもがな、企業がなくなれば事業が引き継がれない限り消滅してしまいます。</p> <p> </p> <p>しかしこのニュース消失、過去のニュースを調べるときに結構困るのですよね。そしてニュース名を思い出して検索しても、出てくるのが報道機関などの一次ソースではなく、まとめサイトの転載ニュースやバイラルサイトでそれに触れたもので、中には相当記事の信憑性が低かったり、レス編集によって意図がねじ曲げられているものがあるという状況。これは各方面にとってかなりまずい気がしています。</p> <p> </p> <h3 id="検索順位も下がるしそもそも技術的に見られなくなる">検索順位も下がるし、そもそも技術的に見られなくなる</h3> <p> しかし、これらのサイトが長年存在していたとしても、多くは目に入らなくなっているのです。<br />理由としては、古いまま保全されなかったサイトは、検索順位が大幅に落ちてしまう傾向があることが大きいです。もちろん有用な物は古くとも上位に残りますが、困ったことにそれよりも情報量が低くてもSEO対策の施された新しいサイトが上になることはよくあります。更に酷い場合だと、それら更新停止中のサイトからコピペしてきたようなものが、更新が後ということでオリジナルよりも上に来ることも。</p> <p>さらに、現在のスマートフォン時代だと、古いWebの仕様が適合せず、検索順位が下がる、もしくは見られないという事態も出てきてしまいます。特にiPhoneのSafariだとエンコードがないので、S-JISでエンコードされた昔の日本のホームページは文字化けして見られないなんてこともけっこうありますし。<br />ここ数年だと、終了が決定したFlashを使用したサイトがどうなるかというのが懸念としてあります。</p> <p>まあこれも、Flashに見るまでもなく、リンク先がフィッシングサイトに乗っ取られているなど、古いまま放置されたサイトはセキュリティ的に問題が生じることが多いので仕方ないとも言えます。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="かつての新聞地方紙ドメインも業者に取られているっぽい話 - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F2014%2F07%2F04%2F063521" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/2014/07/04/063521">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>しかしそれでも過去の情報とはいえ貴重なものが見られないのは残念です。</p> <p> </p> <h3 id="保全は大きな負担がかかる">保全は大きな負担がかかる</h3> <p> このように、改めて現在のインターネットを見直すとインターネット上の古い情報というのは残り続けるわけではなく、どんどんと経営的、技術的都合で新しい情報に押しやられてしってしまうのです。<br />ゼロ年代まではまた黎明期からのサイトも多く残っていたこともあり、インターネットの記録性はかなり強いと思っていました。それこそ、書籍よりも。しかし、こうやって見返すと、もはやインターネットに記録性があるとはとても言いづらい状況になっているように思えるのです。</p> <p>ただ、例外があります。それは上でも例外として書いてきたように「保全されているもの」。つまり、古い情報であっても、それを記録するために今でも手が加えられているもの。そして、それらを記録するためのアーカイブシステムも今では色々と生まれています。しかしそれらがない、素のままの情報は、やはり消えていってしまうのではないでしょう。</p> <p>さらにその保全も永遠に続くとは限りません。<br />もしこれらが何らかの都合(主に資金難)で頓挫してしまい、その引受先が出なかったとしたら、そのまま消滅の可能性があります。そのためには継続的に人的、金銭的な投入が必要なのですが、それは希望が大きくなる度に困難を極めるようになるでしょう。これはアーカイブシステムどころか、電子書籍や音楽配信などネット全体の問題でもあるでしょう。</p> <p>そしてリアルでも同じく。今、図書館の民営化が各地で話題になっておりますが、保全の観点からそれが為されるか というところにも、問題があるでしょう。アーカイブの保全は最新の物に比べて金になりにくいので、経営だけ考えたら捨てたほうが楽ですし。</p> <p> </p> <h3 id="ネットの情報は永遠にそこにあると限らないという認識を持つべき">ネットの情報は永遠にそこにあると限らないという認識を持つべき</h3> <p>インターネットは記録が保たれ続けるというのは今でも言われますが、おそらくそれは保全が為されない限りは幻だと思ったほうがよいでしょう。そしてその保全も完璧ではない状態。</p> <p>しかし、消えてもあまり影響のないもの、むしろ消えたほうがいいもの(例えば流出した個人情報やリベンジポルノとか)はともかく、本当に重要なものは残すようにしていかないと、インターネットという歴史の記録自体がなくなるのではないでしょうか。それはネットがなかった時代と同じように。</p> <p>少し前に、他のブログでゲームでも同じことを書きました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ネット必須化によるゲーム史におけるアーカイブ断絶問題 | ゲームミュージックなブログ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fgmdisc.com%2Farchives%2F7768" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://gmdisc.com/archives/7768">gmdisc.com</a></cite></p> <p>しかしそれはインターネット、いや電子物全体に言えることかもしれません。ことによっては紙媒体も含め、データや記録全てに。<br />故に、インターネットでもそれらにも注目をして、どうするかを考える時期に来ているのではないでしょうか。失われてから必要性に気づいても、手遅れなことが多いので。</p> nakakzs 外国人技能実習制度における問題のツケは現若者が払うことになりかねない hatenablog://entry/8599973812326302594 2017-12-14T00:34:26+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 12月12日、テレビ東京の『ガイアの夜明け』で外国人技能実習生に降りかかっている問題に直撃しており、それが話題となっています。 「外国人技能実習制度」は外国人が最長5年間、技術を学びながら働くことを認める制度で実習生は約23万人。日本人がやりたがらない仕事の担い手として社会を支える貴重な戦力となっています。しかし給与未払いや長時間労働などの問題が・・12日(火)夜10時の放送は制度の実態に迫ります。 pic.twitter.com/zbjIDcTh3q — ガイアの夜明け 番組公式ツイッター (@gaia_no_yoake) 2017年12月12日 togetter.com hagex.hat… <p>12月12日、テレビ東京の『ガイアの夜明け』で外国人技能実習生に降りかかっている問題に直撃しており、それが話題となっています。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"> <p dir="ltr" lang="ja">「外国人技能実習制度」は外国人が最長5年間、技術を学びながら働くことを認める制度で実習生は約23万人。日本人がやりたがらない仕事の担い手として社会を支える貴重な戦力となっています。しかし給与未払いや長時間労働などの問題が・・12日(火)夜10時の放送は制度の実態に迫ります。 <a href="https://t.co/zbjIDcTh3q">pic.twitter.com/zbjIDcTh3q</a></p> — ガイアの夜明け 番組公式ツイッター (@gaia_no_yoake) <a href="https://twitter.com/gaia_no_yoake/status/940412687875391488?ref_src=twsrc%5Etfw">2017年12月12日</a></blockquote> <p> <script async="" src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="#ガイアの夜明け「&quot;絶望職場&quot;を今こそ変える!」回が取材企業に「BPOに申し立てる」との書面を放送するなど攻めてた件「テレ東頑張った」" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Ftogetter.com%2Fli%2F1180855" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://togetter.com/li/1180855">togetter.com</a></cite></p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="技能実習生を時給400円で働かせて作るセシルマクビーがヒドイ - Hagex-day info" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fhagex.hatenadiary.jp%2Fentry%2F2017%2F12%2F13%2F123000" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://hagex.hatenadiary.jp/entry/2017/12/13/123000">hagex.hatenadiary.jp</a></cite></p> <p>ここでは、中国人技能実習生を時給換算で400円・残業197時間という状況で働かせたり、挙句は計画倒産的なことを行っていたという話。<br />この外国人技能実習生における問題、すなわち低い賃金、過酷な労働条件、それに加えて逃げられない状況を作るという人権侵害などは前から言われており、度々指摘がなされてきました。<br />ですが建前は技能の実習でも、最近では労働力の不足を補うということが隠れなくなり、そのままの体勢で進んでしまっています。</p> <p>しかしながら、この問題、もうこのような経営からほど遠い日本人にとっても、もはや他人事にはなりません。というのは、ここで一部の経営者が与えてしまった悪印象は、将来日本人が被ることになりかねないので。そしてそれは特に、数十年後に生きる世代、すなわち今の若い世代が特に。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171213233545p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171213/20171213233545.png" alt="f:id:nakakzs:20171213233545p:plain" width="360" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#外国人技能実習制度とは何か">「外国人技能実習制度」とは何か</a></li> <li><a href="#外国人技能実習制度における問題点">外国人技能実習制度における問題点</a></li> <li><a href="#実習生の失踪">実習生の失踪</a></li> <li><a href="#労働力としての利用を隠さなくなってきている昨今">「労働力」としての利用を隠さなくなってきている昨今</a></li> <li><a href="#外国人に対して最悪の印象を与えかねない事態">外国人に対して最悪の印象を与えかねない事態</a></li> <li><a href="#バブルの金持ちニッポン観を経営者だけ未だに引きずっていないか">バブルの「金持ちニッポン」観を経営者だけ未だに引きずっていないか</a></li> <li><a href="#将来若い世代が喰らいかねないしっぺ返し">将来若い世代が喰らいかねないしっぺ返し</a></li> <li><a href="#まとめ">まとめ</a></li> <li><a href="#追記補足">追記・補足</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="外国人技能実習制度とは何か">「外国人技能実習制度」とは何か</h3> <p>「外国人技能実習制度」というものは、字面で外国人が働きに来てるということは分かると思いますし、更に最近ニュースでその労働形態が問題がなっているということも聞いたことがある人は多いでしょうが、その詳細は知らない人もいるでしょうし、ここで簡単に説明します(分かっている人は「外国人に対して最悪の印象を与えかねない事態」まで読み流してください)。</p> <p> </p> <p>JICTO(国際研修協力機構)によると、外国人研修制度の説明は以下の通り。</p> <p>■<a href="https://www.jitco.or.jp/ja/regulation/index.html">外国人技能実習制度とは | 外国人技能実習制度の円滑な運営を支援 | JITCO - 公益財団法人 国際研修協力機構</a></p> <p>詳細は上野リンクで説明されていますが、概要を抜き出すと、</p> <blockquote> <p>技能実習制度の目的・趣旨は、我が国で培われた技能、技術又は知識(以下「技能等」という。)の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与するという、国際協力の推進です。<br />制度の目的・趣旨は1993年に技能実習制度が創設されて以来終始一貫している考え方であり、技能実習法には、基本理念として「技能実習は、労働力の需給の調整の手段として行われてはならない」(法第3条第2項)と記されています。</p> <p>技能実習制度の内容は、外国人の技能実習生が、日本において企業や個人事業主等の実習実施者と雇用関係を結び、出身国において修得が困難な技能等の修得・習熟・熟達を図るものです。期間は最長5年とされ、技能等の修得は、技能実習計画に基づいて行われます。</p> </blockquote> <p>という感じになります。少し前までは最長3年でしたが、最近要件次第で最長5年に変更されました。</p> <p>しかし、本来の主旨は「技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与するという、国際協力の推進」であり、「技能実習法には、基本理念として「<strong>技能実習は、労働力の需給の調整の手段として行われてはならない</strong>」(法第3条第2項)」とあるように、労働力の確保の手段としては行われてはならないと、明確に規定されています。<br />しかしながら、現在のこの制度に関するニュースを見ると、経営側からそれを労働力として期待する向きが度々見られます。<br />この動きは、すでに3年以上前からあります。以下は介護における2014年のニュース。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="介護で外国人受け入れ拡大検討 政府・自民、EPAなど活用" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXNZO67093740Q4A220C1EE8000%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.nikkei.com/article/DGXNZO67093740Q4A220C1EE8000/">www.nikkei.com</a></cite></p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="人手不足で倒産増 外国人就労拡大を要請へ|日テレNEWS24" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.news24.jp%2Farticles%2F2017%2F11%2F16%2F06378104.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.news24.jp/articles/2017/11/16/06378104.html">www.news24.jp</a></cite></p> <p>最近だとコンビニも技能実習の対象に入れるようにとの動きがあります。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="コンビニも「技能実習」対象に 外国人アルバイト、既に4万人超 - 共同通信" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fthis.kiji.is%2F282484118973056097" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://this.kiji.is/282484118973056097">this.kiji.is</a></cite></p> <p> </p> <h3 id="外国人技能実習制度における問題点">外国人技能実習制度における問題点</h3> <p>しかしながら、この外国人技能実習制度においては、労働力確保という本来の目的から外れていることのほかにも、問題点が度々指摘されてきました。主には労働問題。<br />過去には<br /><span style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">・当初の約束よりも賃金が著しく低い。</span><br style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;" /><span style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">・四六時中の管理で自由がない。</span><br style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;" /><span style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">・休みがない。</span><br style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;" /><span style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">・パスポートを預けさせられる<br /></span>等の問題が生じていると、各種団体などから指摘されてきました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="外国人技能実習生問題弁護士連絡会/意見書等" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fkenbenren.www.k-chuolaw.com%2Fnews01.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://kenbenren.www.k-chuolaw.com/news01.html">kenbenren.www.k-chuolaw.com</a></cite></p> <p> </p> <p>そしてこれは具体的にも問題となり、勧告や裁判が起きたニュースがここ数年度々報じられていました。有名なものとしては、2014年に発覚した、川上村での過酷な労働。</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/HxwVx" target="_blank">外国人技能実習生 その過酷な現実 | 国際報道2014 [特集] | NHK BS1</a></p> <p>12月には日弁連から川上村農林業振興事業協同組合理事長、厚生労働大臣、法務大臣宛てに出された勧告。</p> <p>■<a href="https://www.nichibenren.or.jp/activity/document/complaint/year/2014/141201.html">日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:中国人農業技能実習生に関する人権救済申立事件(勧告)</a></p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="平均年収2500万円、「レタス長者」の川上村 実態は中国人実習生に過酷労働強いる「ブラック農家」?" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2F2014%2F12%2F04222500.html%3Fp%3Dall" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.j-cast.com/2014/12/04222500.html?p=all">www.j-cast.com</a></cite></p> <p> </p> <p>また、その他にもこの制度で来日した外国人の過酷な労働が報道されることが度々ありました。</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/s93ZH" target="_blank">死亡しても会社の責任問わず フィリピン人採用で誓約書 - 47NEWS(よんななニュース)</a></p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/4yATZ" target="_blank">【茨城新聞】実習生受け入れ5年停止 残業代未払い、JAほこた27農家処分 東京入管</a> (2014/8/15)</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/UOV9U" target="_blank">ベトナム人被告はなぜヤギを食べた 「過酷な生活」供述:朝日新聞デジタル</a> (2015/2/19)</p> <p>■<a href="http://www.huffingtonpost.jp/foresight/newspaper-delivery_b_6568716.html" target="_blank">「人手不足」と外国人(6)新聞は絶対書かない「留学生」の「違法新聞配達」</a></p> <p>そして、死亡事故、更に過労死も出ています。2013年度時点で以下のようなものがあります。</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/buAJw" target="_blank">外国人技能実習生、労災とまらず千人超 過労死手続きも:朝日新聞デジタル</a></p> <p> </p> <p>この問題は海外にも知られており、米国務省からも搾取的と批判が出ました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="79%が労働法違反…日本の「外国人技能実習制度」に海外から批判 “搾取的”と米国務省も報告" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnewsphere.jp%2Fpolitics%2F20140618-4%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://newsphere.jp/politics/20140618-4/">newsphere.jp</a></cite></p> <p> ■(archive)<a href="https://archive.is/31S6X" target="_blank">米報告書 外国人技能実習制度拡充を批判 NHKニュース</a> (2014/6/21)</p> <p><br /><cite class="hatena-citation"></cite></p> <h3 id="実習生の失踪">実習生の失踪</h3> <p>そして最近では、その外国人技能実習が失踪してしまう事例も多数発生しています。ちなみに平成26年には4851人に達しているとのこと。そしていったんは減少に転じたものの、また増加のペースに転じているようです。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="失踪する外国人実習生が急増、半年で3000人越え 法務省「さらに分析しないと、原因示せない」" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.huffingtonpost.jp%2F2017%2F12%2F12%2Fskilltrainee-disappearing_a_23305409%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/12/skilltrainee-disappearing_a_23305409/">www.huffingtonpost.jp</a></cite></p> <p>その結果、不法就労者として仕事を求める人も出ているようです。</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/bPPPn" target="_blank">NHK NEWS WEB 外国人技能実習生 失踪の実態</a>(2015/7/29)</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/oTHPf" target="_blank">岐阜県内のミャンマー人技能実習生、失踪急増 難民申請か (岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース</a> (2015/8/18)</p> <p> </p> <p>しかし、それを防止するためとして、禁止されているはずに仲介団体への保証金支払いも問題視されてきました。<br />■<a href="http://myanmarjapon.com/newsdigest/2017/09/21-001630.php" target="_blank">技能実習生が逃亡の際、ミャンマーの家族にも罰金を課す条項を盛り込むよう要求へ:MYANMAR★JAPON ONLINE</a></p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/SHPxM" target="_blank">保証金、禁止でもなお1割実施 厚労省の技能実習生調査:朝日新聞デジタル</a></p> <p>仲介団体の問題(現地の団体のみならず、それに甘える日本側の問題も含め)については、<a href="https://matome.naver.jp/odai/2151309059692430001">『ガイアの夜明け』でも語られていたようですね</a>。</p> <p> </p> <h3 id="労働力としての利用を隠さなくなってきている昨今">「労働力」としての利用を隠さなくなってきている昨今</h3> <p>このように労働面でも賃金面でも、度々問題が指摘されてきた制度です。当然各省庁も対策を練ってはいますが、最初の報道や失踪者数の示す通り、解決に至っているとはとても言えない状況です。<br />にもかかわらず、昨今では以前あったような技能実習といった建前も薄れて、日本での労働力不足を補うという名目での受け入れが堂々と言われることも増えています。最近ではこのような「最低賃金可」「喜んで残業、休日出勤」と銘打ったチラシも出て来てるようです。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「最低賃金可」「喜んで残業、休日出勤」外国人技能実習生の雇用勧めるチラシはNG?" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.bengo4.com%2Fc_5%2Fc_1625%2Fc_1233%2Fn_4208%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.bengo4.com/c_5/c_1625/c_1233/n_4208/">www.bengo4.com</a></cite></p> <p> </p> <p>このように外国人の留学生に対して過酷な条件での労働を強いることになっている制度ですが、最近では以前までトップであった中国人留学生が減少傾向で、代わりにベトナム人留学生がトップになっているようです。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="実習生失踪、急増はベトナム人 背景に「保証金」廃止も:朝日新聞デジタル" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASKCX5CJLKCXUHBI01V.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.asahi.com/articles/ASKCX5CJLKCXUHBI01V.html">www.asahi.com</a></cite></p> <p>そして総数も増えていますが、前述の通り失踪者数も増えています。</p> <p> </p> <h3 id="外国人に対して最悪の印象を与えかねない事態">外国人に対して最悪の印象を与えかねない事態</h3> <p>さて、ここからが本題。</p> <p>この制度において、留学生は日本においてどのような印象を持つか、というと、それについてのアンケートがあります。</p> <p>■(archive)<a href="https://archive.is/f8vaD" target="_blank">「日本の印象良かった」97%→来日後58%に激減 ベトナム人技能実習生調査 龍谷大(1/2ページ) - 産経WEST</a> (2015/7/29)</p> <p>さらに他のニュース。</p> <p>■(archive)<a href="https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK23018_T20C14A7000000/" target="_blank">もう、ここには来ない…日本を見限る外国人労働者  :日本経済新聞</a></p> <p>そして最近のニューヨーク・タイムズの記事。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="移民はダメだが「技能実習生」なら受け入れる! 激しい日本の搾取に中国人もベトナム人も怒った│米紙突撃ルポ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fnews%2Farchives%2F78875%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://courrier.jp/news/archives/78875/">courrier.jp</a></cite></p> <p>このように、好印象を持たれているとは言えません、というよりは、悪印象を与えています。少なくとも賃金面、労働面で今まで出て来たような過酷な状況であれば、むしろ当然と言えるでしょう。</p> <p> </p> <h3 id="バブルの金持ちニッポン観を経営者だけ未だに引きずっていないか">バブルの「金持ちニッポン」観を経営者だけ未だに引きずっていないか</h3> <p>さて、何故このようなことが起きるのか。<br />ものすごく簡単に解けば、経営者が利益を得るために人件費を安くしつつ、労働生産力を増やそうとしているため、というのがぴったりでしょう。これは日本人に対してのブラック企業の仕打ちと同じですね。<br />しかし、この外国人技能実習生問題に関しては、もうひとつの問題があるような気がします。それは、雇用側が人材不足で雇っているにもかかわらず、「外国人を雇ってやっている」という意識があるのではないでしょうか。</p> <p>この問題を見ていていつも思うのですが、もしかして雇用、経営者は、<strong>外国人実習生の母国であるアジアなどでの日本観が、いまだにバブル期の頃の「あこがれの国金持ち日本」と思っているのではないか</strong>ということ。すなわち、低賃金で過酷な労働であったとしても、その金で十分だと思っていると。<br />これはむしろ、日本国内での外国人実習生受け入れの場だけではなく、大企業の経営陣でさえ、そしてことによればアジア南米だけではなく、欧米に対してもそう思っていると。それこそバブルの頃の感覚で。たしかにその頃は、日本で何年か働いて(おそらく不法就労)、地元である中国の田舎で大きな家一軒建てた人ってのがいたとテレビで報じられてましたし。そういえば数年前にこんな発言もありましたね。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「人手不足」と外国人(7)「曽野発言」への違和感:日本は「夢の国」ではない" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.huffingtonpost.jp%2Fforesight%2Fforeign-worker_b_6766656.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.huffingtonpost.jp/foresight/foreign-worker_b_6766656.html">www.huffingtonpost.jp</a></cite></p> <p> </p> <p>しかし、これは30年前と異なり、大きな勘違いだというのは、冷静に日本と世界の経済状況を考えれば誰もがわかることでしょう。にもかかわらず、報じられているような労働条件と待遇であれば、割に合わないと思うでしょう。</p> <p>あと、期間が最長5年であることから、最初から技能を身につけさせるのではなく、使い捨てるつもりという経営者も多いでしょう。たぶん日本人でも5年で辞めるとなれば、スキル身につけさせはしないような(というか派遣がまさにそれのような)。</p> <p> </p> <h3 id="将来若い世代が喰らいかねないしっぺ返し">将来若い世代が喰らいかねないしっぺ返し</h3> <p>しかし、この問題において、悪評の結果として日本人が本格的に影響を被るのは今すぐではなく、おそらく数十年後です。しかも現在過酷な条件で外国人実習生を使っている人ではなく、その当時の世代、つまり今の若者。</p> <p>前から日本の将来への人口不足への対応として、移民を受け入れるか否かの論争が行われています。しかし、もうこのような状態では、本格的な人口不足になった時に、むしろ頼んでも有能な人材どころか、日本語を習得出来る人材でさえもが来てくれなくなるのではないかと思うのです。100年前の南米移民時代とは違い、世界中で多くの人がスマートフォンを持つような時代です。ですので悪評も伝わってしまうわけですから。</p> <p>むしろ悪評がなかったとしても、言語習得の難しさと応用の狭さでだいぶ劣勢な日本語なわけですから、将来人材獲得合戦が世界で起こったら、これが尾を引いて圧倒的に不利になりかねません(というかすでにそうなってる気もかなり)。</p> <p> </p> <h3 id="まとめ">まとめ</h3> <p>今の状況は、人材不足というピンチを切り抜けるために、将来にツケを回しつつの自転車操業的な状態になっているのではないかと思うのです。多くの人を巻き込みつつ。<br />故にこの問題は、 経営者ではなくとももう無視出来ないものになっているでしょう。それは留学生の人権問題はもちろんのこと、自分にも将来係る問題として。</p> <p>そのために、この制度の問題点をよく考えなければいけない時期にさしかかっているのではないでしょうか。そのためにはその先、移民問題の是非も始めないといけないでしょうが、この外国人技能実習生制度の問題を根本解決しないと、そもそも望んでも、人材は来てもくれなくなるでしょうが。</p> <p>ついでに言うと、日本人も待遇が低ければ、可能な人はどんどん条件のよいところに出て行くでしょう(これは日本国内にいながら海外で仕事をする場合なども含め)。グローバル化というのは、海外からのインだけではなく、海外へのアウトも行われるのが必然なので。</p> <p> </p> <p>■関連</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="アジア諸国からの外国人看護師、介護士の受け入れはどうなったのか : Timesteps" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2Fkangoshi_asia.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/kangoshi_asia.html">timesteps.net</a></cite></p> <p> </p> <h3 id="追記補足">追記・補足</h3> <p>さて、最初のテレビに出てきた企業やその関連業界に批判が集まっていますが、ここで実例を様々書いてきたように、問題はその会社だけではなく、制度全体の抱える問題だということを認識して頂けると幸いです。少なくとも矢面の企業がトカゲのしっぽ切り的に攻撃されるに終わって、この問題の本質、即ちテレビに出ないところで被害に遭っている実習生の問題が解決しないとどうしようもないので。というか、この件で過酷実態を隠そうとする動きが加速しないかという懸念もちょっとあり。</p> nakakzs 年賀状発行数の激減は高齢者の年賀状離れも大きいのではないか hatenablog://entry/8599973812325913485 2017-12-12T18:09:48+09:00 2022-02-28T00:43:40+09:00 この時期郵便局に行くと、ほぼ必ずポスターやブース、もしくは直接販売などで年賀状の販促をしています。むしろ駅などでも机を設けて売っていたりしますね。ここ数年、局員に課せられている販売のノルマも厳しいと言われ、「自爆営業」という言葉も生まれてここ数年問題となっています。 これだけ年賀状販売の攻勢が激しくなった理由のひとつは、現在年賀状の発行、送付が急激に減少しているというのも大きいでしょう。以下資料。 www.garbagenews.net そしてそうなった理由としては、やぱりメールやLINEなどITの発達が大きいというのも疑いのないことです。その対象はやはり若者ということで、若者に対し年賀状を送… <p>この時期郵便局に行くと、ほぼ必ずポスターやブース、もしくは直接販売などで年賀状の販促をしています。むしろ駅などでも机を設けて売っていたりしますね。ここ数年、局員に課せられている販売のノルマも厳しいと言われ、<a href="https://nikkan-spa.jp/635981">「自爆営業」という言葉も生まれてここ数年問題となっています</a>。</p> <p>これだけ年賀状販売の攻勢が激しくなった理由のひとつは、現在年賀状の発行、送付が急激に減少しているというのも大きいでしょう。以下資料。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="年賀葉書の発行枚数などをグラフ化してみる(最新) - ガベージニュース" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.garbagenews.net%2Farchives%2F2114695.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.garbagenews.net/archives/2114695.html">www.garbagenews.net</a></cite></p> <p>そしてそうなった理由としては、やぱりメールやLINEなどITの発達が大きいというのも疑いのないことです。その対象はやはり若者ということで、若者に対し年賀状を送るキャンペーンなども展開されているようです。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="18年の年賀状発行枚数、7年連続減 日本郵便、SNSでてこ入れ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXLASFS31H3V_R30C17A8EE8000%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS31H3V_R30C17A8EE8000/">www.nikkei.com</a></cite></p> <p>しかし、これだけの急激な年賀状送付枚数の激減は、むしろ若者よりも高齢者層になるのではないかと思うのです。しかもそれは寿命による自然減ではなく、「高齢者が年賀状を自らの意思で送らなくなる」ということ。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171212175735j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171212/20171212175735.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171212175735j:plain" width="285" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#高齢だから年賀状を止める">高齢だから年賀状を止める</a></li> <li><a href="#年賀状の作成はかなりめんどくさい">年賀状の作成はかなりめんどくさい</a></li> <li><a href="#縁を狭めるということ">縁を狭める、ということ</a></li> <li><a href="#高齢者にもメールが普及している現代">高齢者にもメールが普及している現代</a></li> <li><a href="#その他いろいろな要因が考えられる">その他いろいろな要因が考えられる</a></li> <li><a href="#個人間の年賀状が減るのは必然">個人間の年賀状が減るのは必然</a></li> <li><a href="#余談">余談</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="高齢だから年賀状を止める">高齢だから年賀状を止める</h3> <p>身内の例になってしまうのですが、ここ数年、私の高齢である父のもとに送られてくる年賀状は減っています。それは毎年送ってきた人が亡くなったことももちろんあります(余談ですが喪中はがきって、それがその家との最後の連絡になるケースもかなり多いかもしれない)。しかしながら、中には「高齢により、来年度からのご挨拶は失礼させて頂きます」というものが増えているということです。そしてその中には、電話もしくはメールで連絡を取れるような人までも含まれています。<br />さらに、父自体「今年から年賀状辞めてもいいかなあ」とも言っています。</p> <p>そんな話をしながら、何故長年年賀状に馴染んだはずである高齢者までもが年賀状を辞めることになったのかというのを考えると、いろいろ理由が思い当たってしまうのです。</p> <p> </p> <h3 id="年賀状の作成はかなりめんどくさい">年賀状の作成はかなりめんどくさい</h3> <p>まず、年賀状というのはその作成から送付までめんどくさいということ。普通の場合、名簿の選定(死亡などで外す人も選ぶ)、原案作成、印刷、宛名書、そして送付という行程がかかります。さらにそれだけでは味気ないと、一筆ずつ書き添える人も多いですね。昔のマンガだと、年末名物として、除夜の鐘が鳴ってるのに年賀状まだ書いているなんてシーンもけっこうありました。<br />近年はサービスも技術も発達してだいぶ楽になったほうで、印刷以降の行程は金をかければほとんどおまかせということが出来てしまいますが、それでも毎年名簿を選ぶという手間や、原案を選ぶという手間は省略出来ません。</p> <p>うちの場合はパソコンもプリンタもあり、父も本屋で売っているムックつきの年賀状作成ソフトを買って作っているようですが、やはりそれ相応の手間はかかっているようです。ましてや、パソコンがない家だとしたら、忙しい年末にかなり大変な作業でしょう。とりわけ、手の力が弱まってくると、それだけの量筆をとるのがかなりの疲労になるということもあるでしょう。</p> <p>だけどその連絡が必須だった時代であれば送らざるを得なかったし、さらには体力がある時であれば、それも出来たでしょう。しかし、高齢の人にとっては、その体力でさえも惜しくなってきているというのがかなりあるのではないでしょうか。</p> <p> </p> <h3 id="縁を狭めるということ">縁を狭める、ということ</h3> <p>あと、他も含めて探ってみると、「縁を狭める」という人もけっこういるようです。すなわち、交友があっても、もうそれを保つだけの体力がないと。実際に人と会う、そして話すっていうのはけっこう行動が必要ですから、納得出来ます。</p> <p>しかし、体力の有無にかかわらず、交友関係自体を積極的に狭めたいという心理もあるかもしれません。そのほうが、疲れないし、人付き合いで生じる可能性もある軋轢も生まれないので。すなわち、もう仕事や親族づきあいも深くする必要がないのなら、自分にとって必要があり、快く保つことの出来る関係で留めておこうとすると。<br />最近自分の葬儀に家族葬など小規模なものを希望する人が増えているのも、金銭的以外にそういうものがあるのかもと思ってしまいます。<br />もちそん人付き合いをどれだけの範囲にしたいかは人それぞれですが。</p> <p>また、仕事をやめてしまって、そもそも交友を保つ必要がなくなった人が止めた例もあるでしょう。特に中小の町工場や自営業での客先へのそれとかも。数量的にはこれが一番多いかもしれません。</p> <p> </p> <h3 id="高齢者にもメールが普及している現代">高齢者にもメールが普及している現代</h3> <p>さて、若い人で年賀状を出さないというのはメールなどITの普及が大きいというのは最初にも触れましたが、最近は高齢者でもそれが結構大きくなっているのではないでしょうか。<br />理由はスマホや携帯電話が爆発的に普及して、メールアドレスを誰もが持つようになったこと。そして同じように、「メールで年賀の挨拶済ませればいいや」という人も出てきている可能性は十分あり得ます。何より楽に一括送信出来ますからね。<br />これは別に年賀メールを送らなくてもよく、ただ、連絡の出来るアテがすでに手元の携帯電話になるというだけで大きな違いとなるでしょう。</p> <p>ちなみにうちの父は戦前生まれですが、連絡が電話よりもむしろメール(しかもPCメール)の方が多いというのもあります。90年代からネットしてたから、メールアドレスの所持数も相当あるようですし。戦前生まれとしては特殊な例かもしれませんが。<br />ただ、少なくとも、「高齢者はパソコンを使えない」という年齢で判断しての思い込みはもう捨てたほうがよい気がします。あと数年もすれば、むしろ若い人よりもパソコン操作出来る高齢者が増えていてもおかしくありません(これは介護福祉のIT化も含め)。</p> <p> </p> <h3 id="その他いろいろな要因が考えられる">その他いろいろな要因が考えられる</h3> <p>ほかの要因としては財政的な問題(印刷代も含めれば、100枚送るのに1万くらいかかるし)もあるでしょう。ただこれは全世代共通でしょう。あと、転居、すなわち高齢者の1人住まいは危険なので、家族と住むとか高齢者施設への転居のために住所変更したけど、連絡がしきれずに途絶えてしまったというケースもあるかもしれません。</p> <p> </p> <h3 id="個人間の年賀状が減るのは必然">個人間の年賀状が減るのは必然</h3> <p>こう考えてゆくと、高齢者が年賀状を送らなくなる要素というのはけっこう多いのです。</p> <p>これから先、すでに生まれた時からメールが普及していて、既に年賀状を送るという文化をほぼ経験していない世代がどんどん増えてゆくことでしょう。しかしそういった世代に、手間も送付料金もかかる年賀状を利用せよというのは、不可能に近いレベルで困難と思われます。<br />もし、郵便局が減少を少しでも食い止めたかったら、むしろ今まで年賀状という文化を持っていた層、すなわち中~高齢層の年賀状離れを止める方が、若者に対してのアピールよりまだ効果を発揮するのではないでしょうか。たとえば、名簿選定、作成、印刷、そして送付という、高齢者が年賀状送付にあたって負担に思うような手間を簡略化するだけでもだいぶ違うでしょう。もちろんそれでさえ人口の自然減で先細りになるのは目に見えていますが。</p> <p> </p> <p>ただ、そもそも年賀状が普及したのは、従来個別に家に訪問していた挨拶周りを手紙で済ますようになった為という説があります。そうならば、年賀状という挨拶の文化がより効率化出来るメールに移ったとしても自然の流れでしょう。</p> <p>おそらく年賀状は、将来的にはお中元、お歳暮と同じように企業、ビジネス絡みのものが当面残り、それが中心となってゆくのだと思います。</p> <p> </p> <h3 id="余談">余談</h3> <p>今年は「<a href="http://www.irasutoya.com/">いらすとや</a>」の素材で年賀状作る人間が結構出ると見ています。こんなのもあであるし。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171212175910p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171212/20171212175910.png" alt="f:id:nakakzs:20171212175910p:plain" width="236" /></p> nakakzs 日本企業において40代前半の層が薄い就職氷河期以外の原因 hatenablog://entry/8599973812324860060 2017-12-08T23:20:20+09:00 2022-02-28T00:43:43+09:00 『「40代前半の層が薄い」人手不足に危機感』という記事が、話題になっていました。 www.asahi.com 自分も昭和50年代生まれのいわゆるアラフォー、この世代にあたります。そして就職氷河期における就職の厳しさや、その後の仕事の範囲が狭かったことはかなり実感してきました。その理由の主たるものは、散々指摘されている通り、当時の不景気で正社員の採用を減らしたこと。そして中途採用も行ってこなかったことで、採用世代のばらつきが生じてしまったことにあるでしょう。さらに、派遣業法改正により、本来スキルを身につけさせる正社員数を減らしたことも影響が大きいと思われます。その結果、人口がピークであった年代に… <p>『「40代前半の層が薄い」人手不足に危機感』という記事が、話題になっていました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「40代前半の層が薄い」人手不足に危機感 旭化成社長:朝日新聞デジタル" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASKCK4CX1KCKULFA00S.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.asahi.com/articles/ASKCK4CX1KCKULFA00S.html">www.asahi.com</a></cite></p> <p> </p> <p>自分も昭和50年代生まれのいわゆるアラフォー、この世代にあたります。そして就職氷河期における就職の厳しさや、その後の仕事の範囲が狭かったことはかなり実感してきました。その理由の主たるものは、散々指摘されている通り、当時の不景気で正社員の採用を減らしたこと。そして中途採用も行ってこなかったことで、採用世代のばらつきが生じてしまったことにあるでしょう。さらに、派遣業法改正により、本来スキルを身につけさせる正社員数を減らしたことも影響が大きいと思われます。その結果、<a href="http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2016np/index.htm">人口がピークであった年代にもかかわらず</a>、正社員率が低い世代となってしまいました。</p> <p>しかし、この記事の主旨と思われる「<strong>日本の企業に属している</strong>40代前半の層が薄い」ということになると、実はこれだけではなく、さらに数多くの原因があるように思えます。そしてそれは現在の40代前半の問題だけではなく、たとえ売り手市場である現在の30代、20代にもそのうち影響してくることとして。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171208223115p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171208/20171208223115.png" alt="f:id:nakakzs:20171208223115p:plain" width="333" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#日本企業への意識が大きく変化した90年代末">「日本企業」への意識が大きく変化した90年代末</a></li> <li><a href="#IT革命によって働き方が変化したのは社内だけではない">IT革命によって働き方が変化したのは社内だけではない</a></li> <li><a href="#介護の問題が大きく直撃する今の40代">介護の問題が大きく直撃する今の40代</a></li> <li><a href="#出産育児の問題も降りかかる40代">出産、育児の問題も降りかかる40代</a></li> <li><a href="#そのしわ寄せは当然人口が更に減る世代にも降りかかる">そのしわ寄せは当然人口が更に減る世代にも降りかかる</a></li> <li><a href="#外国からの人材獲得は同時に自国を含め外国との獲得合戦にもなる">外国からの人材獲得は同時に自国を含め外国との獲得合戦にもなる</a></li> <li><a href="#既に手遅れか">既に手遅れか</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="日本企業への意識が大きく変化した90年代末">「日本企業」への意識が大きく変化した90年代末</h3> <p>今のアラフォーの人が学生もしくは新社会人であった1997年、それまで絶対に潰れることはないと言われていた銀行(北海道拓殖銀行)の破綻、さらに四大証券と言われた巨大企業、山一證券の自主廃業が起こります。それまでも小規模な倒産やリストラはありましたが、ここの年潰れるはずのなかったはずである会社の破綻は衝撃的でした。これ起きた年が、雇用に対する意識、すなわち「終身雇用」に対しての意識が、企業、労働者側共に大きく崩れた時だったと思います。</p> <p>さらに1990年代末から2000年はじめ。この時代にはいわゆるIT革命が起こり、仕事の大きく変化を遂げます(若い人は信じれないかもしれないけど、その数年前までは、都市部のオフィスでもデスクにパソコンがない、もしくは部内で一つのパソコンを共用しているなんてことは普通にあった時代でした)。</p> <p>このIT革命によって、事務人員をはじめとした雇用の抑制をしたこともこの年代に新卒となった今のアラフォーが少ない原因の一つでしょうが、逆に、この時期を境に、それまで日本の第三次産業における働き方でも圧倒的な主流であった「企業に属し、会社に通勤する」という働き方を通常とするのが崩れ始めた時期であったと思います。</p> <p>これらのことがあって、それまでの世代とは、会社への帰属意識において大きな変化が起きているのではないでしょうか。</p> <p>まず、今の40代の会社勤めをしている人で、このまま会社が在り続けると思っている人は昔に比べたら相当減っているのではないでしょうか。だって拓銀山一のみならず、子供の頃は有名企業だった三洋は消滅し、シャープは外資系になり、日本を代表する東芝はあんなことになっているのですから、自分のところにそれが降りかからないと思っている人は少ないでしょう。そして、一つの企業、ひいては日本の企業に属さないでも食ってゆけるように選択肢を増やしている人も少なくないでしょう。だって、もうITにより世界に労働市場が広がり、能力さえあればそこでやってゆくことが出来るための体制が整っているわけで。</p> <p> </p> <h3 id="IT革命によって働き方が変化したのは社内だけではない">IT革命によって働き方が変化したのは社内だけではない</h3> <p>更にIT革命により、働き方にも変化が生じています。そしてそれは会社に属さずともやってゆけるような仕組みも。</p> <p>自分は20代の頃は企業に属し、何回か会社も職種も変えつつフリーランスになっているのですが、それは流れであり、予備知識もほとんどなかったのに続くとは思っていませんでした。しかし、家に通信が繋がったパソコンがあれば、その程度の人間でも10年近く仕事が出来てしまっているのですよね。おそらく今後はさらに進み、フリーランスや在宅ワーク、もしくは自分での起業というのは拡大してゆくと思われます。それは日本国内(つまり日本企業との関係)のみならず、海外も含めて。だってスキルさえあればITがそれをどんどん可能にしているので。</p> <p>つまり、働き方の変化においても、企業に属する人の人材不足は起きていると思われます。まあもっともこれはそのフリーランスに本来社内で層が薄い仕事を発注すればいいような気もしますが、中間管理職的な業務の発注は現状難しいでしょうし、人材不足は慢性的になりますね。</p> <p>このように不景気と就職氷河期の裏(もしくは表)で、一生特定の企業に属さないでも仕事をするという働き方が構築されてきているのも、「日本の企業に属している40代前半の層が薄い」という意味では大きな要因でしょう。</p> <p> </p> <h3 id="介護の問題が大きく直撃する今の40代">介護の問題が大きく直撃する今の40代</h3> <p>しかし、働き方の改革とは関係なく、むしろ企業で働きたく、さらにスキルもあるという人も多いでしょう。しかしそれでも、企業の採用にかかわらずこちらからの原因でそれが出来ないケースも現代では非常に多いと思われます。</p> <p>まずひとつは「介護」。自分が30代の中盤に仕事勤めが出来なかったのは、母親が要介護状態にあったからというのもあります。それでもフリーで一応食えていたこと、そして何よりメインの介護者が父親(定年済)で、サブであり、更に外住みの兄弟なども含め2人以上で出来たというのが大きいです。もし私が1人で介護と仕事をせざるを得ない状態になっていたら、精神的、肉体的に潰れていたと断言出来ます。</p> <p>しかし、現在の日本では、まさにその状況の人、つまり「介護離職」をせざるを得ないが多いのではないでしょうか。そして今では核家族化、少子化、さらには晩婚化により、その分担を引き受けられる人が少なくなっている上、病院や介護施設などの引き受け問題、さらには介護士の不足といった要因も相まって、昔より更に深刻になっているのではないでしょうか。</p> <p>そして年齢的に40代は親、もしくは祖父祖母のそれが降りかかる可能性が非常に高い年代です。そしてこれはどんなスキルを持つ人材、立場のある人であろうと被る可能性がある問題です。</p> <p> </p> <h3 id="出産育児の問題も降りかかる40代">出産、育児の問題も降りかかる40代</h3> <p>そして介護とくれば、当然育児もあります。</p> <p>この年代では不景気による経済的な要因も相まって、晩婚化が進んでいると思われます。そして女性の場合も、アラフォーあたりで初産になるというケースも、昨今では全く珍しいものではなくなりました。となると、出産→育児が言われているその年代にちょうど当たってしまう人も多いでしょう。<br />しかし、企業にその準備がなければ、働きながら仕事をするというのはあらゆる面で相当困難になります。実際、それなりのスキルを持ち、子育てをしながら働きたくても、その環境が整っていないので出来ない、という人も、かなりの数存在するのではないでしょうか。今社会問題になっている「待機児童」の当事者になってしまえば尚更です。しかもそれは女性ばかりではなく、「育児の手助けしたいから、行動に自由の利く働き方で」という選択をする男性が増えても自然でしょう。</p> <p>考えてみれば、男性のみ勤めに出て、女性は主婦という制度は、戦前昭和中期までのように社会規模が小さいか、もしくは人口が多く、さらに経済が上向きであったが故に成立していたのだろうなと。</p> <p>そしてここに対策を打たないと、更に人口不足→労働力不足の悪循環になるのは言うまでもなく。</p> <p> </p> <h3 id="そのしわ寄せは当然人口が更に減る世代にも降りかかる">そのしわ寄せは当然人口が更に減る世代にも降りかかる</h3> <p>さて、最初のインタビューでの続きの部分では、『ないものねだりをしても仕方ないので、若い人を早く登用して育てていきます。』という言葉もあります。つまりこのまま40代での中途をとるのではなく、採用が多かった現在の若い世代を登用するという方向のようですし、こう考える経営者も多いでしょう。</p> <p>しかしながら、40代で出来てしまったその埋め合わせは、更に人口の少ない後の世代に負担をかけるということになるわけで、かなり焼け石に水のように思われます。そして今まで書いて来たような働き方、及び企業への帰属意識の変化、介護離職、育児の問題がある以上、「日本の企業に属している40代前半の層が薄い」という問題は、むしろ10年経っても解決されず、さらにそこで「日本の企業に属している30~50代の層が薄い」となる可能性も大きいと思われます。</p> <p> </p> <p> </p> <h3 id="外国からの人材獲得は同時に自国を含め外国との獲得合戦にもなる">外国からの人材獲得は同時に自国を含め外国との獲得合戦にもなる</h3> <p>となると、残すは現在の外国人で労働力を補うかということになります。しかし、これは「もはや頼んでも外国から人がとってこれるような状況ではなくなる(少なくとも日本語と最低限のスキルが身についているような人材は)」という可能性が非常に高いとみています。「海外に人材を求める環境」というのは、すなわち海外の企業と人材獲得合戦を繰り広げることでもあり、そして日本の人材も海外の企業にもってかれる可能性が相当あるということなので、むしろ管理が出来るような人材はマイナスになる可能性もおおいにあると思います。</p> <p>管理業務と労働で少し話が変わりますが、最近は外国人実習生制度やそれを労働力とすることへの問題がよく言われています。しかしこの問題にしても、日本の海外での人材観を見ると、どうもまだバブルの頃の「金満大国であり黄金の国ニッポンにアジアの人は来て働きたいと思っている」的な意識が残っているような気がして。実際にはそれから30年以上経ち、大幅にアジアも世界も変わっているにもかかわらず。</p> <p>このへんは、後日外国人実習生問題の視点から、改めて書く予定。</p> <p> </p> <h3 id="既に手遅れか">既に手遅れか</h3> <p>今の日本企業で40代前半の層が薄いのは、よく言われている就職氷河期やその周辺での労働制度の問題が主因だと思います。しかしながら、たとえ若手が売り手市場になっている今でも、今までと雇用体系を変えずに今の40代を飛ばしてそれ以下を育成しようとしても、うまくいくとは限らないでしょう。だって、氷河期以前と以後では、もう労働者の起業観、労働観が大きく変わっているので。そして人口減の悪循環が起きて、もう回らなくなると。</p> <p>正直、40代の中途採用と教育だけでも既に間に合わない段階に来ているのではと思われます。でも、たぶんそのことは頭では多くの企業はわかっていると思うのですよね。ただ、その改革を打てないと。だってそれは、過去20年繰り返されてきたことなので。</p> <p>さて、手遅れでも、そして効率が悪くても踏み込むか、このまま何もせずに進むか。そして結果はどうなるか。それは10年後、20年後に。</p> nakakzs 大人にも是非読んで欲しい本『よく考えて! 説明のトリック  情報・ニセ科学』 hatenablog://entry/8599973812324586996 2017-12-07T22:09:37+09:00 2022-02-28T00:43:44+09:00 主に児童向け書籍を発行しているので有名な岩崎書店という出版社があります。はてなブログでなら「『お茶が出ない』で有名な人が社長している出版社」のほうが通りがいいとは思いますが。さて、そこから出ている本で、先月@lucky_jpさんのTweetでバズっていたものがありました。 昨日ツイートした、説明のトリック、この辺りも学校の授業でやったほうがいいよな。と思った。 pic.twitter.com/QEz08HHD03 — ラッキィ@ダライアス本委託あるよ (@lucky_jp) 2017年11月5日 こちらの本、『よく考えて! 説明のトリック 情報・ニセ科学』という本で、「ウソ・ホント? トリック… <p>主に児童向け書籍を発行しているので有名な岩崎書店という出版社があります。はてなブログでなら「『お茶が出ない』で有名な人が社長している出版社」のほうが通りがいいとは思いますが。<br />さて、そこから出ている本で、先月@lucky_jpさんのTweetでバズっていたものがありました。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"> <p dir="ltr" lang="ja">昨日ツイートした、説明のトリック、この辺りも学校の授業でやったほうがいいよな。と思った。 <a href="https://t.co/QEz08HHD03">pic.twitter.com/QEz08HHD03</a></p> — ラッキィ@ダライアス本委託あるよ (@lucky_jp) <a href="https://twitter.com/lucky_jp/status/927163727991922688?ref_src=twsrc%5Etfw">2017年11月5日</a></blockquote> <p> <script async="" src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> </p> <p>こちらの本、『よく考えて! 説明のトリック 情報・ニセ科学』という本で、「ウソ・ホント? トリックを見やぶれ」というシリーズの本になります。こちらに興味があったので、先日注文して読んでみました。</p> <p><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4265802370/gamemusicblog-22" class="asin"><img class="asin" title="よく考えて! 説明のトリック 〈縮刷版〉 情報・ニセ科学 (ウソ? ホント? トリックを見やぶれ)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51guLzUyAQL.jpg" alt="よく考えて! 説明のトリック 〈縮刷版〉 情報・ニセ科学 (ウソ? ホント? トリックを見やぶれ)" width="224" /></a></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#ニセ科学言葉のトリックそして情報">ニセ科学、言葉のトリック、そして情報</a></li> <li><a href="#悪徳商法や詐欺によく使われることばのトリック">悪徳商法や詐欺によく使われることばのトリック</a></li> <li><a href="#情報の見方について">情報の見方について</a></li> <li><a href="#子どもだけではなくむしろ大人に読んで欲しい要素が多い">子どもだけではなく、むしろ大人に読んで欲しい要素が多い</a></li> <li><a href="#なんか廉価版が出るらしい">なんか廉価版が出るらしい</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="ニセ科学言葉のトリックそして情報">ニセ科学、言葉のトリック、そして情報</h3> <p>この本のタイトルは前述の通り「トリックを見やぶれ」というシリーズのものですが、この本ではサブタイトル通り、1章では「ニセ科学を見やぶろう!」、2章では「ことばのトリック・ウソ・ホント?」、そして3章では「その情報はホントかな?」というようなものになっています。つまり、現代ネットで問題になっている、「情報リテラシー」を身につけるための教材になっているのです。</p> <p>この本の特徴としては、それらの事項における言葉の「トリック」を、わかりやすく解説しているところにあります。もともと教育用に作られているせいで、そのへん丁寧です。</p> <p>たとえば、ニセ科学の項では「マイナスイオン」について採りあげているのですが、現状の説明(世の中でマイナスイオン製品を売り出していること)→それに対しての懐疑(化学の世界には「マイナスイオン」という言葉はない)→カッコイイ名前がポイントという説明→「化学的に聞こえることばに、『ほんとうかな?』と思う気持ちも大切です」という結びにと、基本的な論理展開でわかりやすく説明することに努めています。もちろんイラストやマンガによる説明も大きく占めています。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171207213503j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171207/20171207213503.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171207213503j:plain" width="400" /></p> <p>つまり、導入から結論までの起承転結がはっきりしている上、図も大きいので、その事項に対する問題点の説明理解がしやすくなっているのです。</p> <p>そんな感じで「血液型」「水のことば」など、ネットでは欲話題になるものの、改めて説明する場がないところについて触れています。</p> <p>とりわけ「ゲーム脳」の項目で触れられている「(ゲームをやったほうがいいか悪いか)決めてくれたほうが楽なのに」という問いかけに対する「<strong>ニセ科学はそんな人のなまけ心に入りこむのさ。本当の化学とは、いろいろな条件のもとに成り立つ、けっこうびみょうなものなんだ。</strong>」という言葉はポイント高いです</p> <p> </p> <h3 id="悪徳商法や詐欺によく使われることばのトリック">悪徳商法や詐欺によく使われることばのトリック</h3> <p>そして2章では「ことばのトリック」として、「伝えることはむずかしい?」や「ウソをつくと何が起こる?」というような、言葉におけるトリックについて書かれているのですが、これは明らかにネット上でのやりとりでも同じことが言えるものとなっています。とりわけ、詐欺や悪徳商法で使われるロジックについての解説が多いように思えます。とりわけ「相手をあやつる会話とは」での会話誘導がわかりやすくなっています。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171207213630j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171207/20171207213630.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171207213630j:plain" width="400" /></p> <p> </p> <p>あと、この「人はここでだまされる」というページ、そのままネットのアレなところ(まとめサイトなど)でそのまま使われている感じがして、大いに注目します。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171207213722j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171207/20171207213722.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171207213722j:plain" width="313" /></p> <p> </p> <h3 id="情報の見方について">情報の見方について</h3> <p>さらに3章の「その情報はホントかな?」では、見出しや番組にまぎれこむウソ、さらにはグラフやアンケートで混入しうる作為、そしてSNSやインターネットの情報に対するものなど、メディア及びネットリテラシーについてかなり認識し直さなければならないことが多く含まれています。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171207213821j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171207/20171207213821.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171207213821j:plain" width="400" /></p> <p>参考(だいぶ前に書いたもの)</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="きらら9月号の『ふおんコネクト!』における世論操作手法が実際にありそうな件について - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20080809%2F1218286618" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20080809/1218286618">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p> </p> <h3 id="子どもだけではなくむしろ大人に読んで欲しい要素が多い">子どもだけではなく、むしろ大人に読んで欲しい要素が多い</h3> <p>以前、「義務教育であまりやってなさそうだが子どもに教えておいたほうがよさそうなもの」というエントリーを書きました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="義務教育であまりやってなさそうだが子どもに教えておいたほうがよさそうなもの - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F2014%2F12%2F12%2F030409" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/2014/12/12/030409">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>それの中で、「情報系(ネットリテラシー)」「ニセ科学系」などについて触れましたが、この本はそのあたりについてしっかり書かれているので、かなり教育に役立つものだと思います。</p> <p>しかし、この本は子どもだけではなく、むしろ大人、それも今ネットを使っているような人にこそ読んで欲しいものだと思います。</p> <p> </p> <p>今、ネット上ではよく詐欺や悪徳商法、怪しいバイラルサイトやまとめサイト問題、そしてデマなどについての問題がよく起こります。それらについての、つまりネット上で情報に触れる、もしくは発信する際に心得ておきたことが、かなり書かれているのですよね。ですので、絵本みたいなものですが、むしろ大人にも読んで、それらについての認識をしてもらいたいのだと思うのです。まず大人がそのへんを認識しないと、子どもに教えることも出来ないので。</p> <p> </p> <h3 id="なんか廉価版が出るらしい">なんか廉価版が出るらしい</h3> <p>この本は「大人用に新書とかにしてまとめて出したらいいんじゃないか」とか思っていたら、なんか緊急に縮小して&廉価になったものが出るらしいです(Amazonの紹介欄とか見ると、やはりバズったのがきっかけのようで)。個人的には廉価になった差額との約2000円分しまったと思わなくもありませんが、多くの人が読まれる形になったのは喜ばしいこのです。</p> <p>大人、子ども共に,リテラシーを身につける一助とするために、購入、もしくは地元の図書館などで目を通してみてはいかがでしょうか。</p> <div class="freezed"> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4265802370/gamemusicblog-22/"><img class="hatena-asin-detail-image" title="よく考えて! 説明のトリック 〈縮刷版〉 情報・ニセ科学 (ウソ? ホント? トリックを見やぶれ)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51guLzUyAQL._SL160_.jpg" alt="よく考えて! 説明のトリック 〈縮刷版〉 情報・ニセ科学 (ウソ? ホント? トリックを見やぶれ)" /></a> <div class="hatena-asin-detail-info"> <p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4265802370/gamemusicblog-22/">よく考えて! 説明のトリック 〈縮刷版〉 情報・ニセ科学 (ウソ? ホント? トリックを見やぶれ)</a></p> <ul> <li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 市村均,曽木誠,伊東浩司</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 岩崎書店</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2017/12/09</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4265802370/gamemusicblog-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li> </ul> </div> <div class="hatena-asin-detail-foot"> </div> </div> </div> nakakzs はてなブログからWordpressへの安易な移転はやめておいたほうがいい hatenablog://entry/8599973812313008350 2017-10-31T22:34:01+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 ここ最近、はてなからWordpressに移転するブログをよく見かけます。それらの記事を見ると、はてなブログにおけるSSL対応が遅いことが影響しているようです。正直ブログなんぞどこでやろうと自由なので、自分がやりやすところでやるのが一番です。しかし、SEO対策、すなわちPVの上昇もしくは下降防止のためにはてなブログ、その他レンタルブログ(ライブドアブログやFC2ブログ、Seesaaブログなど)からWordpressに移行しようとするなら、自分としては安易にそれをするのは危険と思います。特に今までWordpressを使ったことがない人は。 一応ダイアリー時代からはてなで10年、そしてWordpre… <p>ここ最近、はてなからWordpressに移転するブログをよく見かけます。それらの記事を見ると、はてなブログにおけるSSL対応が遅いことが影響しているようです。正直ブログなんぞどこでやろうと自由なので、自分がやりやすところでやるのが一番です。<br />しかし、SEO対策、すなわちPVの上昇もしくは下降防止のためにはてなブログ、その他レンタルブログ(ライブドアブログやFC2ブログ、Seesaaブログなど)からWordpressに移行しようとするなら、自分としては安易にそれをするのは危険と思います。特に今までWordpressを使ったことがない人は。</p> <p>一応ダイアリー時代からはてなで10年、そしてWordpressでも10年近くブログを書いてきて、移転もこのブログ含め何度か経験している身として、そう思う理由を以下に書いてゆきます。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171016165452j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171016/20171016165452.jpg" alt="f:id:nakakzs:20171016165452j:plain" width="401" /></p> <p> </p> <h3>セキュリティ知識がない状態での危険</h3> <p>安易な移転に対しての問題としては、何よりも優先すべきものがあります。それは「セキュリティの問題」。<br />Wordpressは他のブログ構築ツールと比較しても非常に広まりを見せてきました。しかしそれ故に非常に悪意ある攻撃に狙われる存在にもなっています。主にはブルートフォースによるもの(対策も含め詳細は以下)。</p> <p>■<a href="https://wpdocs.osdn.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%94%BB%E6%92%83">ブルートフォース攻撃 - WordPress Codex 日本語版</a></p> <p>たしかにプラグインの設定でセキュリティを強化することは出来るのですが、それで完全とはなりません。プラグインだってその後の設定が重要になりますし、パーミッションひとつ間違えば意味をなさなくこともあります。</p> <p> </p> <p>さらに、Worpressは、度々脆弱性が見つかります(これはWordpressが悪いというより、数多く利用されるソフトウェアの宿命)。最近だと4.7.0の脆弱性で騒動になりました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="WordPress の脆弱性対策について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.ipa.go.jp%2Fsecurity%2Fciadr%2Fvul%2F20170206-wordpress.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170206-wordpress.html">www.ipa.go.jp</a></cite></p> <p>今では自動更新はありますが、それだけでは対応しきれない場合も存在します(プラグインが放置状態になっているものとか)。</p> <p>つまり、このあたりのことを知らずにWordpressに移行するというのは、セキュリティ的にかなり危険と思われます。これはどのようなセキュリティにも言えますが、結局はそれを使う人間に一定の知識がない場合、そこがセキュリティホールとなる可能性は非常に高いです。</p> <p>はてなブログなどレンタルブログでは、そのあたりのセキュリティに関してはサービスの側で大半をやってくれるのであまり気にすることがないですが、Wordpressの場合は自分のサーバで行うわけで、全然異なります。そこに留意する必要があるでしょう。もちろん学習などしてそのへんも知識があればよいですが、そのあたりを運営する本人が知らないと、気づいた時には乗っ取られていたということは十分あり得るので。</p> <p>少なくとも「ファイル(たとえばwp-config.php)のパーミッションを変更してください」と言われてそれが出来ない場合、移行はまだ早いと思われます。</p> <p>  </p> <h3>障害対応の難しさ</h3> <p>前述したように、はてなブログのようなレンタルブログと、自分のサーバで行うWordpressは異なり、障害が発生したときも自分で対処する必要があります。しかし、そこそこの知識がないと対応が難しいものもあります</p> <p>最近ではあまり見なくなりましたが、昔はよくWordpressを使っていると、いきなり動作がおかしくなることはよくありました。特に多かったのが、更新時の相性などの問題で動作しなくなること。一部の挙動だけならどうにかなるのですが、いきなりホワイトアウトして管理画面へのログインでさえ不可能になることもよくあります。そうなった場合原因を一つずつ究明して作業が必要になるのですが、それが出来ないと運営もままなりません(おまけに更新のせいと限らない場合もある)。</p> <p>さらにWordpressの問題だけではなく、サーバやデータベースで何か起きたときの問題も重なるのを忘れてはいけません。特にアクセスが集中したときの負荷や、破損時の復旧なども自分でやる必要があります。</p> <p> </p> <h3> 既存はてブ全消滅</h3> <p>以前書いたのですが、はてなブログでついたはてブは、たとえ独自URL状態で取得したものでも、大元のはてなブログURLに紐つけされます。故にURLごと移転しても、はてブは移転されません。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="はてなブログから移転すると同一ドメインでもはてなブックマークは引き継がれない - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20160528%2Ftransfer_hatenabookmark" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20160528/transfer_hatenabookmark">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p> まあ基本はてブでの被リンクはSEO対策的には影響がほとんどないので、はてブなんぞいらないという人は別にいいのですが、ただ既にブクマしている人が記事を読み返したくて来た場合、記事元がなくなっているので不便なことになります。</p> <p> </p> <h3>SEO対策を自分でやらなくてはいけない</h3> <p>よく、はてなブログはSEO対策で強いと言われますが、自分が思うにそれは「はてなブログではSEO対策に必要な作業を全部前もってブログの方で組み込んでいるから」だと思っています。つまりSEO対策のプリセットが整っている感じ。<br />Wordpressでも同じことは出来ますし、プラグインなどいろいろ駆使すれば更に踏み込んだことも可能です。しかしながら、基本まっさらな状態なわけで、下手をするとはてなブログと同等どころか、それ以下の状態になる可能性も非常に高いです。少なくとも何の知識もない場合はそうなってしまう可能性は非常に高いでしょう。そもそもそこに高度な知識が必要でなければ、SEO対策で商売している人はいなくなってしまうので。</p> <p> </p> <h3>Wordpressを学ぶこと自体はむしろ推奨する</h3> <p>このように、レンタルブログであるはてなブログと 、自分のサーバにインストールして設定するWordpressは大きく異なるものです。故に知識がない時点で、今まで運営してきたブログを安易に移転することはオススメできません。</p> <p>とはいえWordpressほか、自分のサーバでブログを構築することは全く止めることはないどころか、意欲があるなら推奨します。学びながら得る事も多いですし。<br />ただ、現在メインで運営中で、それなりに人を集めているブログでそれをやるのではなく、まずはサブブログや練習ブログとして作成し、だいたいわかってきた頃に移転するという形でよいのではないでしょうか。</p> <p>少なくとも、SSL対応の効果なんてほとんど誰もまだわかっていないわけで(全く影響ない可能性だってある)、それに振り回されてもっと肝心なところで穴を作ってしまうのはよろしくないかと。</p> nakakzs 本の「自炊」は何故衰退したのか hatenablog://entry/8599973812308898140 2017-10-17T21:50:16+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 2010年頃でしょうか。「自炊」が流行った時期がありました。これは自宅で料理のほうではなく、書籍をドキュメントスキャナで取り込むほうのもの。その頃はIT系のニュースやブログで実際に書籍自炊について採りあげる人が多いものでした。そしてこのブログでも何年か前に自炊についてのことを書いています。 nakamorikzs.net しかし最近では、当時に比べてめっきり「自炊」について聞かなくなってしまったように思えます。最近自炊を扱った記事があったのですが、そこでも「過去のもの」として扱われていますし。 nlab.itmedia.co.jp そういえば、私も当時は毎日のように自炊をしていたものでしたが、… <p>2010年頃でしょうか。「自炊」が流行った時期がありました。これは自宅で料理のほうではなく、書籍をドキュメントスキャナで取り込むほうのもの。その頃はIT系のニュースやブログで実際に書籍自炊について採りあげる人が多いものでした。そしてこのブログでも何年か前に自炊についてのことを書いています。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="自炊が広まったほうが電子書籍は売れるようになるのでは - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20130119%2F1358602994" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20130119/1358602994">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>しかし最近では、当時に比べてめっきり「自炊」について聞かなくなってしまったように思えます。最近自炊を扱った記事があったのですが、そこでも「過去のもの」として扱われていますし。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="かつて電子書籍は「自分で吸い出す」ものだった 失われる前に書き留めておきたい、かーず式「自炊」完全マニュアル" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnlab.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1709%2F15%2Fnews134.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/15/news134.html">nlab.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>そういえば、私も当時は毎日のように自炊をしていたものでしたが、一応まだスキャナはPCに繋がっているものの最近は埃をかぶりがちです。</p> <p>では何故、書籍の自炊は衰退していったのでしょうか。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20171017214340p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20171017/20171017214340.png" alt="f:id:nakakzs:20171017214340p:plain" width="402" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#自炊はひたすらめんどくさい">自炊はひたすらめんどくさい</a></li> <li><a href="#電子書籍の普及">電子書籍の普及</a></li> <li><a href="#所有書籍の整理が一段落ついた">所有書籍の整理が一段落ついた</a></li> <li><a href="#今でも自炊しているもの">今でも自炊しているもの</a></li> <li><a href="#電子書籍サービス終了時の懸念は残る">電子書籍サービス終了時の懸念は残る</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="自炊はひたすらめんどくさい">自炊はひたすらめんどくさい</h3> <p>自炊は裁断とスキャンが必要ですが、裁断機でバラしてそれをドキュメントスキャナに入れてはい、終わりとはなりません。前述の記事の中でも書かれていた通り実はかなりトラブルが多く発生します。裁断からしても、ちょっと斜めに切ってしまうと、全体の角度がズレてあとで画像編集ソフトなどでの修正が必要になります(スキャナの方である程度は補正してくれるのですが)。<br />さらにスキャンもちょっとした埃でノイズ(縦の線など)が入ることも多く、厳密さを求める場合、かなりの手間がかかることになります。<br />そして何より、詰まりやすいこと。これは経年でパーツが劣化しているせいも大きいのですが、そうではなくても雑誌のように紙質の悪いものや、裁断が甘くて一部でも繋がったものはそこで紙が絡まり、中断せざるを得なくなります。この時、いちいち取り出してセットし直すのがかなりストレスが溜まるのです。</p> <p>最初のうちは、部屋が広くなる快感もあって楽しいのですが、飽きてくるとだんだんめんどくさくなるのですよね。さらに一般的に販売されている電子書籍並みのクオリティを求めた場合、かなりの手間がかかり、それも後述の電子書籍普及もありめんどくさくてやめてしまった人も多いのではないでしょうか。</p> <p> </p> <p>一時期、電子書籍代行の可否を巡って裁判になっていたのは有名です。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「自炊」代行は著作権侵害 最高裁で確定" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1603%2F17%2Fnews150.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/17/news150.html">www.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>しかしこれ、一回スキャンスタデータを他の顧客にも使い回していたら完全に著作権的にアウトでしたけど、本当に一冊一冊スキャンしていたとしたらとても手間とのバランスが割に合わないと思うのですよね。しかも商売となってしまうと、些細なノイズでさえ許容されなくなる可能性もありますし(長く続けばそのあたりの質での揉め事も出てきただろうなあ)、結局のところ元が取れないということで遠からずどの業者も撤退していたのではないかと思います。</p> <p> </p> <h3 id="電子書籍の普及">電子書籍の普及</h3> <p>自炊が叫ばれていた2010年前後といえば、まだ日本の既存出版社が電子書籍に躊躇していた頃でした。しかし現代ではそんなことを言っていられなくなり、現在刊行されている本はもとより過去に刊行された本も続々と電子書籍化しております。そして時にはセールとして定価よりもかなり安く売られるものもあります。<br />となると、わざわざ前述のように手間をかけて自炊するよりも、売っている電子書籍のほうをまた買ってしまっても不自然ではないでしょう。むしろそちらのほうがきちんと電子書籍として整っており、きれいなことも多いわけですし。</p> <p>また、電子書籍を読むための端末が普及してきたことも大きいでしょう。スマホは言うに及ばず、Kindleなどのタブレットも安ければ数千円程度で、スペックのかなりいいものでも、一万円そこそこで買えてしまいますし。</p> <div class="freezed"> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QJDOM6U/gamemusicblog-22/"><img class="hatena-asin-detail-image" title="Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51mr3heFUaL._SL160_.jpg" alt="Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック" /></a> <div class="hatena-asin-detail-info"> <p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QJDOM6U/gamemusicblog-22/">Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック</a></p> <ul> <li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> Amazon</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/06/30</li> <li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> エレクトロニクス</li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00QJDOM6U/gamemusicblog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (17件) を見る</a></li> </ul> </div> <div class="hatena-asin-detail-foot"> </div> </div> </div> <p> </p> <h3 id="所有書籍の整理が一段落ついた">所有書籍の整理が一段落ついた</h3> <p>自炊をする人の多くは、自宅に本が非常にたくさん存在して困っていた人だと思います。そこで自炊をして電子書籍化しまくったというのは当時よく聞かれました。<br />しかし何も本が無限にあるわけでもなく、そういった人はすでに手持ちの紙書籍の大半を処理してしまったのではないでしょうか。それは電子書籍化のほか、めんどくささの中で自炊していたら「あ、別にこれ、自炊するほどじゃないよな」と思ってしまったとか。</p> <p>そして新しい本を買う場合も、一度整理した人は売っている限り電子書籍の方を選択したとしても全くおかしくないでしょう。</p> <p> </p> <h3 id="今でも自炊しているもの">今でも自炊しているもの</h3> <p>以上は自分の経験も踏まえた推測ですが、それなりに当たっていると思います。つまりは「供給の増加もあり、手間暇と比較して自炊までする必要がなくなった」ということですね。</p> <p>しかしながら自分の場合、今でもめんどくさがりながらも時間のある時に自炊しているものがあります。それは雑誌。とりわけ掲載されているものの中に、単行本化される可能性がないものが掲載されているもので、且つ電子書籍配信をされていないもの(なのでさすがに大半が単行本化される大手出版社の週刊マンガ誌などはしない)。<br />本当はとっておきたいのですが、雑誌というものは場所をとる上、定期的に増えてゆくものなので捨てざるを得ないのですよね<br />ちなみに現在でも取り込みきれずに、2013年くらいのまで残っていて、部屋の中では雑誌タワーがいくつも。これを消化出来るのはいつだろう。</p> <p>それ以上貴重な本は、そもそもデータ化しないで実物として手元に持っておくし。</p> <p> </p> <h3 id="電子書籍サービス終了時の懸念は残る">電子書籍サービス終了時の懸念は残る</h3> <p>こんな感じで「自炊」は減少してきたと思われます。これも時代の流れですし、むしろ「自炊をする手間を省けるようになった」とプラスに捉えることが出来ます。</p> <p>しかし不安な点がひとつ。それは「電子書籍で配信されたもの(書籍データ)はいつまで保てるのか」ということ。</p> <p>今、複数の電子書籍配信サービスがあります。しかしこれまでの歴史の中で、終了しているサービスもあり、そこで販売されたものが読めなくなっています。<br />IT企業というのは存亡が激しく、今隆盛を誇っている電子書籍サービスも数年後にそのままサービスを続けられているとは限りません。それは大手、すなわちAmazonやKADOKAWA、楽天、さらにはAppleやGoogleといったところでも例外ではありません(むしろ会社がなくならなくても不採算だとさっさと撤退しそうなところがいくつかあるし)。<br />その時に事業が引き継がれて購読が永続的に可能になればよいのですが、そうならずに購入した本が読めなくなることは今までもありました。<br />ですがそうなると、紙媒体のように一度買えば所有している限り半永続的に読めるという保証はなく、下手をすると数年で読めなくなってしまう可能性もあるのです。</p> <p>その懸念については以前書きました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="電子書籍普及の妨げとなり得る撤退企業の閉鎖時対応 - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20160524%2Fe-book_problem" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20160524/e-book_problem">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>ですが自炊は少なくとも自分が持っている限りは大丈夫ということで、それで自炊を続けている人もいるかもしれません(自分もその側面があります)。</p> <p>電子書籍の普及にはそのあたりの懸念の払拭、つまりデータが版永続的に読めるという何らかの担保が必要でしょう。</p> <p> </p> <p>さらには、電子書籍オンリーの本も多く出て来た昨今、サービス終了によって読む手段が完全に消滅してしまわないための電子書籍アーカイブシステムの仕組みも。</p> <p>■関連</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ネット必須化によるゲーム史におけるアーカイブ断絶問題 | ゲームミュージックなブログ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fgmdisc.com%2Farchives%2F7768" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://gmdisc.com/archives/7768">gmdisc.com</a></cite></p> nakakzs 選択肢が多数あるように見せかけられて実はひとつしかないという状況 hatenablog://entry/8599973812307092098 2017-10-12T02:36:05+09:00 2022-02-28T00:43:42+09:00 事実上、選択肢は経済上、立場上など、実質選べないことが多い。最悪、ひとつしかない場合も。だけど(選べない者も含めて)多数提示していることで、「自由」とされていないか。 <p style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;">事実上、選択肢は経済上、立場上など、実質選べないことが多い。最悪、ひとつしかない場合も。<br />だけど(選べない者も含めて)多数提示していることで、「自由」とされていないか。 <p> </p> <p style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;">そして、多数ある選択肢の違う方を引いて、それでデメリットを背負ったら、提示した側は「(自分で選んだのだから)自己責任」と言う。</p> <p style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;">それどころか、その事実上強制されたひとつしかない選択肢を選ばされたことでさえも、多数を明示してあったところから自分で選んだということにされて「自己責任」とされる。</p> <p style="color: #000000; font-family: 'Hiragino Kaku Gothic ProN', Meiryo, Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;">今の世の中、そんな感じなのではと思った。</p> <p> </p> <p>■関連</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「貧乏なのに進学した罰」 風俗で働く短大生:朝日新聞デジタル" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASHB54PP6HB5PTFC00P.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.asahi.com/articles/ASHB54PP6HB5PTFC00P.html">www.asahi.com</a></cite></p> <p>………………</p> <p>以上、2年前(2015/10/16)に書いたもの。</p> <p>そして現状は変わったかといえば、さにあらず。</p> nakakzs はてなブログのSSL対応が発表予定に対する雑感 hatenablog://entry/8599973812301425366 2017-09-25T22:34:55+09:00 2022-02-28T00:43:43+09:00 はてなから、はてなブログのSSL化対応スケジュールが発表されたようで。 staff.hatenablog.com その当該記事のはてなブックマークなどでいろいろ思ったことやら懸念やらが書かれているようですが、そのへんも含めてこの記事を見て思ったことなどをちょっと。ちなみに一読して思いついたことであり、これが正しいというわけでもなく、この通りに従う必要は全くないということを先に。 <p>はてなから、はてなブログのSSL化対応スケジュールが発表されたようで。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="はてなブログへの接続をすべてHTTPSにできる機能の実装予定と、利用を検討するユーザー様に準備いただきたいこと - はてなブログ開発ブログ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fstaff.hatenablog.com%2Fentry%2F2017%2F09%2F25%2F143000" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://staff.hatenablog.com/entry/2017/09/25/143000">staff.hatenablog.com</a></cite></p> <p>その当該記事のはてなブックマークなどでいろいろ思ったことやら懸念やらが書かれているようですが、そのへんも含めてこの記事を見て思ったことなどをちょっと。ちなみに一読して思いついたことであり、これが正しいというわけでもなく、この通りに従う必要は全くないということを先に。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170925213726p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170925/20170925213726.png" alt="f:id:nakakzs:20170925213726p:plain" width="430" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#まず自分の結論から言うと">まず自分の結論から言うと</a></li> <li><a href="#現時点では気にするような遅れでもなく">「現時点では」気にするような遅れでもなく</a></li> <li><a href="#どの辺を変更する必要がありそうか">どの辺を変更する必要がありそうか</a></li> <li><a href="#さてどうやって修正するか">さてどうやって修正するか</a></li> <li><a href="#Wordpress移転は">Wordpress移転は?</a></li> <li><a href="#所詮ブログだし自由にすればいい">所詮ブログだし自由にすればいい</a></li> <li><a href="#余談ライブドアブログは">余談(ライブドアブログは?)</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="まず自分の結論から言うと">まず自分の結論から言うと</h3> <p>自分の中での結論から言うと、「あ、可能なんだ」「ならこのままでいいか」というところ。つまり移転とか今のところ考えていない。<br />正直なところ「はてなドメインと独自ドメインが混在していること」のクリアが出来るかどうか怪しかったもので、独自ドメインは「面倒なことはそっちでやってね(証明書自分でとってきてね)」的な扱いになるかもしれないという予想もしていたので。</p> <p>そしてこのままにする理由は面倒&リスクを越えるほどのメリットが移転にないから。つかはてなブログに戻ってきて何でもう一度WPにというのもあり(一応DBにデータは残っているから復旧はラクだがそれでも)。</p> <p> </p> <h3 id="現時点では気にするような遅れでもなく">「現時点では」気にするような遅れでもなく</h3> <p>はてブあたり見ていると三段階ってことで</p> <p>・ダッシュボードHTTP化するよー<br />↓<br />・はてなの取得しているドメイン利用のブログをHTTP化するよ(2017年11月くらい)<br />↓<br />・独自ドメインのブログをHTTP化するよー(詳細は追って発表)</p> <p>となっているようで、はてブあたりを見ると、はてなのドメインでも遅いと思っている人も多そうだが、自分的には「そこまで急ぐこともないよなあ」という感じ。10月からChromeでの非SSL化サイトでの表示になるというニュースに、なんか過敏に反応しすぎじゃね?というのが大きい。</p> <p>もともと入力フォームなどデータ送信の可能性があるとこの影響は大きいけど、ブログならそこまでないし。少なくともうちはもともとコメントフォームないし、なら対応するまで検索フォーム閉じていればほかに、特に支障なさそうというところ。<br />(ちなみにコンタクトフォームは、外部のSSL対応しているブログのコンタクトフォームページにリンクさせている)</p> <p>そもそもいまだに日本有数のアクセスを誇るようなサイトでも、全ページSSLに対応してないとこなんぞけっこうあるわけで。たとえば讀賣新聞や47ニュースのサイト。あとニコニコも。それとライブドアブログが未対応なので、PVが多いまとめブログが軒並み非対応となっている感じ。正直Googleが直接するってことで、反応が大げさになっている感じがする。まあ将来的にはどうかわからんけど、直近ではそこまで大げさにするとこかなあと。</p> <p>まあ、はてなラボ的な恒例で、独自ドメインのSSL対応しないまま来年の春になってたとかだったら、そら考えるけど(ありそうなのがなあ)。</p> <p> </p> <h3 id="どの辺を変更する必要がありそうか">どの辺を変更する必要がありそうか</h3> <p>そしてユーザーですることとして、混在コンテンツの防止のための変更が書かれている。具体的には</p> <pre class="code" style="overflow-x: auto; overflow-y: hidden; margin: 1em auto; font-family: Monaco, Consolas, 'Courier New', Courier, monospace, sans-serif; font-size: 16px; white-space: pre; word-wrap: break-word; border: none; background-color: #f7f7f7; padding: 1em; color: #3d3f44; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-indent: 0px; text-transform: none; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;" data-lang="" data-unlink="">&lt;img src="http://..."&gt; @import url('http://...' ..... &lt;script src="http://..." ...&gt;</pre> <p>などのような、画像イメージやスクリプトなどの埋め込みで、httpが指定されている場合。※ <code style="font-family: Monaco, Consolas, 'Courier New', Courier, monospace, sans-serif; font-size: 10.8px; margin: 0px 2px; padding: 0px 5px; border: 1px solid #eaeaea; background-color: #f8f8f8; border-radius: 3px; color: #3d3f44; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;">img</code><span style="color: #3d3f44; font-family: 'Avenir Next', 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 12px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">要素の画像や、JavaScript、CSS、</span><code style="font-family: Monaco, Consolas, 'Courier New', Courier, monospace, sans-serif; font-size: 10.8px; margin: 0px 2px; padding: 0px 5px; border: 1px solid #eaeaea; background-color: #f8f8f8; border-radius: 3px; color: #3d3f44; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;">iframe</code><span style="color: #3d3f44; font-family: 'Avenir Next', 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 12px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: normal; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">など</span><br />でもはてな記法で書かれている場合(つまりはてなブログ執筆画面におけるサイドバーのボタンを利用しての埋め込みや直書きはてな記法で書いた場合)、大半は修正の必要は無いはず。あと単純なa hrefリンクでも同じく。</p> <p>じゃあ、どういうのが上記に該当し、張り替える必要がありそうかというと、以下のようなものか。すべてはてな記法ではなくタグで書いたもので、httpsになっていないものという前提。</p> <p>・MAKE LINKなどで非SSLページから直接タグを取得してきた画像(他鯖の直リン、自鯖のリンク両方)。<br />・画像を伴う昔のAmazonリンク(SSL非対応)<br />・画像を伴うその他アフィリエイトリンクでSSL非対応のもの<br />・ニコニコ動画の動画貼り付け<br />・昔のYouTubeのタグ?(これは調べてみないと)</p> <p>あたりが主なところだろうか。タグ直書きははてな側で対応しようがないはずなので。</p> <p>で、自分の場合だと、はてなブログ時代はあまりなさそうだが、はてなダイアリー時代にはてなフォトライフに画像置くのがイヤでMAKE LINKを使って直に画像埋め込んでいたので(画像の置き場は自分のサーバ)、けっこうそのあたりがありそう。もしかしたら移転時のインポートの際に取得して置き換わってるって可能性もあるけど、そこも調べないとわかんない。</p> <p> </p> <p>サイドバーについては全ページにかかるからこっちのほうが変更の必要ありそうだけど、ダイアリーからの移転時に、引っかかりそうな昔懐かしいブ外部ログパーツとか全部排除したので(ブログスカウターとかいろいろあったけど、ほとんどサービス終了しちゃったしね)、もうあまりない。でもって貼ってるのはたいてい最新のだし。まあ昔のバナーが残存していたりすればそこだけ。</p> <p>ダイアリー時代の本文は気になるけど、スクリプト関係は制約厳しかったのでないはず。</p> <p> </p> <h3 id="さてどうやって修正するか">さてどうやって修正するか</h3> <p>そんなわけで自分ははてなダイアリー時代の記事あたりは修正が必要そうだけど、どうするか。まあたいした記事はないから別にそのままでもいいけど、出来れば検索&置換ツールが欲しいところ。Wordpressでいうところの「Search Regex」みたいなの。まあインポートとエクスポートを駆使してテキスト上で一括置換って手もあるけど、めんどいし。<br />まあリンク切れチェックがてら、見直すというのも手ではあるが、ヒマじゃないと出来ないし、そこまで費やすほどのものかと。</p> <p>正直はてなブログ時代から始めた人は、ほとんど修正の必要なさそう(アフィリエイトベタベタ貼ってたり、独自にタグ取得で画像張りまくってたら違うだろうが)。</p> <p> </p> <h3 id="Wordpress移転は">Wordpress移転は?</h3> <p>まあ気になるならWordpressなりに移転すればいいと思う。ただ、独自URLであろうがなかろうがはてなブックマークはリセットされる。まあはてブに(SEO含め)それ程の価値があるかというとかなり疑問なので、捨て去っても問題ないとは思うが、役に立つブコメもあったりするので、それが失われるのはちょっと惜しいか。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="はてなブログから移転すると同一ドメインでもはてなブックマークは引き継がれない - 空気を読まない中杜カズサ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20160528%2Ftransfer_hatenabookmark" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20160528/transfer_hatenabookmark">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>あと、実体験として、細かいところでいろいろめんどい。特にWP初心者が今まで触れてなかったのに安易に手を出すと、セキュリティ的に非常にリスキー。まあそれをふまえていろいろするのも楽しいのだけど、義務的にするならやめとけと言いたい。</p> <p> </p> <h3 id="所詮ブログだし自由にすればいい">所詮ブログだし自由にすればいい</h3> <p>まあ自分は移転とかしないけど、思った通りにすればいいという感じ。企業とか営業でやっているなら別だが、個人ブログなんてそんなもんだと思うし。</p> <p>そもそもSSL対応よりも、Googleにおける記事の判定規準が大幅に変わることのほうがよっぽどありそうな気がするが。現状の検索結果を見るに。</p> <p> </p> <h3 id="余談ライブドアブログは">余談(ライブドアブログは?)</h3> <p>しかし、自分としてはライブドアブログはどうするのだろうなあという気持ちの方が大きい。あっちのほうが難易度高そうだし。一応SSL対応はするというのがTweet発言で出ているようではあるけど。<br />自分の場合昔から書いている&もともとWPから都合で、いまだにタグ直打ちで書いているので尚更。むしろすでにSSL化しているLINE BLOGを独自URL可にして、移転促した方が早そうな気もしないでもない。<br />自分は実際何か悪影響が出るまでは、移転はいろいろめんどいので様子見。いざとなったらすぐに移転対応も出来るし。</p> <p>まあ、このまま対応しなかったら、各種まとめブログで事実上掲示板になっていたり、そこから再まとめされているコメント欄閉じるか、ブラウザに警告が出るかの二択になるんだろうなあと。まあそれはそれで。</p> nakakzs 日本の秘境とも言える場所「交通困難地」 hatenablog://entry/8599973812300202931 2017-09-21T22:07:53+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 昔、国内で郵便物が配達出来ないほどの秘境である「交通困難地」についてまとめたのですが、しばらく消したままストックしていました。整理してたらそれを見つけたので、もったいないからここで。ちなみに作成したのは2015年くらいでしたが、大きくは変わってないと思います。 交通困難地とは? 定められた交通困難地の一例 船泊村メシクニ、メシコタイ (北海道礼文郡礼文町) 化石浜・知床岬・滝ノ下・船泊 (北海道目梨郡羅臼町) 神岩・小島・大黒島・登喜岱 (北海道厚岸郡厚岸町) 三斗小屋温泉(栃木県那須塩原市) 硫黄島(東京都小笠原村) 南鳥島(東京都小笠原村) 雲取小屋・雲取ヒュッテ(埼玉県秩父市) 徳山ダム… <p>昔、国内で郵便物が配達出来ないほどの秘境である「交通困難地」についてまとめたのですが、しばらく消したままストックしていました。整理してたらそれを見つけたので、もったいないからここで。ちなみに作成したのは2015年くらいでしたが、大きくは変わってないと思います。</p> <p> <img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170921215456j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170921/20170921215456.jpg" alt="f:id:nakakzs:20170921215456j:plain" width="461" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#交通困難地とは">交通困難地とは?</a></li> <li><a href="#定められた交通困難地の一例">定められた交通困難地の一例</a><ul> <li><a href="#船泊村メシクニメシコタイ-北海道礼文郡礼文町">船泊村メシクニ、メシコタイ (北海道礼文郡礼文町)</a></li> <li><a href="#化石浜知床岬滝ノ下船泊-北海道目梨郡羅臼町">化石浜・知床岬・滝ノ下・船泊 (北海道目梨郡羅臼町)</a></li> <li><a href="#神岩小島大黒島登喜岱-北海道厚岸郡厚岸町">神岩・小島・大黒島・登喜岱 (北海道厚岸郡厚岸町)</a></li> <li><a href="#三斗小屋温泉栃木県那須塩原市">三斗小屋温泉(栃木県那須塩原市)</a></li> <li><a href="#硫黄島東京都小笠原村">硫黄島(東京都小笠原村)</a></li> <li><a href="#南鳥島東京都小笠原村">南鳥島(東京都小笠原村)</a></li> <li><a href="#雲取小屋雲取ヒュッテ埼玉県秩父市">雲取小屋・雲取ヒュッテ(埼玉県秩父市)</a></li> <li><a href="#徳山ダム門入岐阜県揖斐郡揖斐川町">徳山ダム 門入(岐阜県揖斐郡揖斐川町)</a></li> <li><a href="#八ヶ岳赤岳温泉オーレン小屋夏沢鉱泉長野県芽野市">八ヶ岳 赤岳温泉、オーレン小屋、夏沢鉱泉(長野県芽野市)</a></li> <li><a href="#富士山本八合目静岡県駿東郡小山町須走字">富士山本八合目(静岡県駿東郡小山町須走字)</a></li> <li><a href="#黒部市宇奈月町の各所富山県">黒部市宇奈月町の各所(富山県)</a></li> <li><a href="#白馬村の一部長野県北安曇郡">白馬村の一部(長野県北安曇郡)</a></li> <li><a href="#余島香川県小豆郡土庄町">余島(香川県小豆郡土庄町)</a></li> <li><a href="#木曽御岳山頂長野県王滝村">木曽御岳山頂(長野県王滝村)</a></li> </ul> </li> <li><a href="#まとめ">まとめ</a></li> </ul> <h3 id="交通困難地とは">交通困難地とは?</h3> <p>内国郵便約款第79条に定められた項目で、交通困難で郵便を配達出来ない場所。そこ宛に出された郵便物は、郵便局に一定期間留め置かれ、受取人の来局を待つことになります。ただし、人がいない場所(つまり郵便を届ける必要がないところ)が交通困難地には含まれません。</p> <blockquote> <p>(交通困難地にあてた郵便物の取扱い)<br /> 第79条 特に交通困難であるため周年又は一定期間内通常の方法により郵便物を配達することができない地域として当社が別に定めるものにあてた郵便物は、その地域にあてた郵便物の交付事務を取り扱う事業所に当社が別に定める期間(以下この項及び次項において「留置期間」といいます。)留め置き(その地域の指定が一定期間についてなされている場合において、留置期間内にその一定期間が満了するときは、その満了の日までの期間留め置きます。)、受取人の来局を待って交付します。</p> </blockquote> <p>出典:<a href="http://www.post.japanpost.jp/about/yakkan/1-1.pdf" target="_blank" rel="noopener">内国郵便約款</a>(PDF)</p> <p>■参考:<a href="http://www.post.japanpost.jp/about/yakkan/1-7.pdf" target="_blank" rel="noopener">交通困難地・速達取扱地域外一覧</a>(PDF)</p> <p>■参考:<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%9B%B0%E9%9B%A3%E5%9C%B0" target="_blank" rel="noopener">交通困難地 - Wikipedia</a></p> <p> </p> <h3 id="定められた交通困難地の一例">定められた交通困難地の一例</h3> <p>交通困難地に指定されているもののうち、一年中指定(冬期解除されないところ)の中から主なところを抜き出してみました。</p> <p> </p> <h4 id="船泊村メシクニメシコタイ-北海道礼文郡礼文町">船泊村メシクニ、メシコタイ (北海道礼文郡礼文町)</h4> <p>北海道利尻島の北西にある礼文島のさらの北西部の村。道路がなく車で行くことが不可能。途中からは徒歩しかない。なお、一年を通しての定住者はおらず、夏の間だけほんの数人がコンブ(利尻昆布)やウニ漁のために人が住むということ。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="礼文島ひとり旅~2005 その1 (礼文島) - 旅行のクチコミサイト フォートラベル" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2F4travel.jp%2Ftravelogue%2F10034010" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://4travel.jp/travelogue/10034010">4travel.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="化石浜知床岬滝ノ下船泊-北海道目梨郡羅臼町">化石浜・知床岬・滝ノ下・船泊 (北海道目梨郡羅臼町)</h4> <p>国後島にも近い北海道北部の知床半島でも最北部の地区。<br /> 道路がない。それ以前に国立公園内の特別保護地区なので、一般人の自由な立ち入りも難しい。そもそも人は住んでおらず、漁師の建屋がある程度。</p> <p> </p> <h4 id="神岩小島大黒島登喜岱-北海道厚岸郡厚岸町">神岩・小島・大黒島・登喜岱 (北海道厚岸郡厚岸町)</h4> <p>自然のままの地域で、他では目にすることのないような動植物が生息している。また史跡も存在する。大黒島には漁師の建屋があるようだ。陸路はないに等しく、船(漁船)をレンタルしなければまず行けない。</p> <p>■参考:<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BB%92%E5%B3%B6_%28%E5%8E%9A%E5%B2%B8%E7%94%BA%29" target="_blank" rel="noopener">大黒島 (厚岸町) - Wikipedia</a></p> <p> </p> <h4 id="三斗小屋温泉栃木県那須塩原市">三斗小屋温泉(栃木県那須塩原市)</h4> <p>ロープウェイで山頂から、もしくはバスの停留所からさらに山道を2時間歩いて辿り着ける温泉小屋。電力も供給されておらず自家発電。</p> <p>■<a href="http://www.tabakoyaryokan.com/">三斗小屋温泉 煙草屋旅館</a></p> <p>■<a href="https://www.mountaintrad.co.jp/~sandogoya/">大黒屋 三斗小屋温泉[公式ページ]</a></p> <p> </p> <h4 id="硫黄島東京都小笠原村">硫黄島(東京都小笠原村)</h4> <p>有名な太平洋戦争の激戦地。<br /> 現在は自衛隊の施設があるため、一般人の入場は不可(遺族や元住人が慰霊祭や遺骨捜索などで立ち入ることだけ許可される)。物資は基本自衛隊が輸送している。</p> <p> </p> <h4 id="南鳥島東京都小笠原村">南鳥島(東京都小笠原村)</h4> <p>日本の最東端に位置する島。<br /> ここも一般人の立ち入りは通常できず、常駐する自衛隊員や気象庁職員などのみがいる。<br />近年、この付近の海域に埋没しているとされる資源が注目を浴びている。</p> <p> </p> <h4 id="雲取小屋雲取ヒュッテ埼玉県秩父市">雲取小屋・雲取ヒュッテ(埼玉県秩父市)</h4> <p>秩父雲取山にある小屋。<br /> 登山者用にあるもので、付近の駅から数時間歩かないと到達不可。<br /> 東京からは比較的近いが、あくまでも山中であり、軽い気持ちでは絶対に行けないところ。</p> <p>雲取小屋自体は10年程度前に改築されている。<br /> なお雲取ヒュッテは跡はあるが、ネットで確認する限りでは宿泊施設としては機能していない模様。</p> <p> </p> <h4 id="徳山ダム門入岐阜県揖斐郡揖斐川町">徳山ダム 門入(岐阜県揖斐郡揖斐川町)</h4> <p>元々村が存在したが、徳山ダム建設時に大半が水没したという土地。<br /> しかし水没を免れた部分があり、もとの一部の住民が夏の時期だけそこで生活をしているという。<br /> ゴムボートなどで行き来するという。当然車が通れる道路は存在せず。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="2014.4.23★徳山ダムに沈んだ村(の上流)を尋ねるツアー(山菜視察) - バンビの独り言" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Fbanbiblog%2Fe%2F09b8506e619480ac4e2ec240fc1a2baa" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/09b8506e619480ac4e2ec240fc1a2baa">blog.goo.ne.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="八ヶ岳赤岳温泉オーレン小屋夏沢鉱泉長野県芽野市">八ヶ岳 赤岳温泉、オーレン小屋、夏沢鉱泉(長野県芽野市)</h4> <p>八ヶ岳の標高2000mクラスの山中にある、標高が高い温泉。<br /> 宿も山小屋で、登山者のための秘湯といったところ。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="八ヶ岳、湯元 本沢温泉" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.yatsu-honzawaonsen.com%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.yatsu-honzawaonsen.com/">www.yatsu-honzawaonsen.com</a></cite></p> <p>■<a href="http://www.o-ren.net/miryoku.htm">7つの魅力 八ヶ岳オーレン小屋</a></p> <p> </p> <h4 id="富士山本八合目静岡県駿東郡小山町須走字">富士山本八合目(静岡県駿東郡小山町須走字)</h4> <p>いわゆる富士本八合目。標高3,400m。あと約1時間歩けば富士山山頂というところ。当然冬期は営業していない。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="トモエ館 富士山 山小屋 吉田口 本八合目 七合目 | HPをリニューアルしました!" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftomoekan.com%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://tomoekan.com/">tomoekan.com</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="黒部市宇奈月町の各所富山県">黒部市宇奈月町の各所(富山県)</h4> <p>黒部ダムの黒部市、というだけでその交通の困難さがわかる。<br />阿曽原、黒薙温泉、欅平、小黒部、小屋平、仙人谷、出平、西鐘釣、猫又、祖母谷など。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="黒薙温泉旅館【公式サイト】|黒部・宇奈月温泉" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.kuronagi.jp%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.kuronagi.jp/">www.kuronagi.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="白馬村の一部長野県北安曇郡">白馬村の一部(長野県北安曇郡)</h4> <p>長野県白馬村の北城字唐松小屋、黒菱、天狗小屋、白馬山頂、白馬尻、八方池、鑓温泉。標高2000m以上。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="白馬鑓温泉小屋 -標高2,100m地点から湧き出す雲上の神泉-" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.hakuba-sanso.co.jp%2Fyarionsen%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.hakuba-sanso.co.jp/yarionsen/">www.hakuba-sanso.co.jp</a></cite></p> <p> </p> <h4 id="余島香川県小豆郡土庄町">余島(香川県小豆郡土庄町)</h4> <p>瀬戸内海に浮かぶこのあたりの島を総称しての名前。<br /> 観光地で、干潮時だけに現れるエンジェルロードという砂の道は、縁結びの観光スポットとなっている。</p> <p> </p> <h4 id="木曽御岳山頂長野県王滝村">木曽御岳山頂(長野県王滝村)</h4> <p>2014年9月27日に噴火により多数の死者を出した御嶽山。ここも周辺を含めて交通困難地となっている(これは噴火が起きたからではなく、それ以前から)。他、三岳黒沢字の石室、御岳山山頂、覚明堂、行場小屋、金剛堂、二ノ池小屋、湯川温泉といった登山ルートにあるところも交通困難地。<br /> 景観は絶景であり、それが故に人気の登山地であったようだ。</p> <p>救助活動は困難を極めたことが報道されたが、直後冬期に入った際には、自衛隊や地元の警察でさえも中断せざるを得なかったほどこの場所が過酷であるということを物語っている。</p> <p>2017年8月には噴火警戒レベル1への引き下げがなされたが、河口付近は今も入場制限がなされている。</p> <p>■参考:<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/2014%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%BE%A1%E5%B6%BD%E5%B1%B1%E5%99%B4%E7%81%AB" target="_blank" rel="noopener">2014年の御嶽山噴火 - Wikipedia</a></p> <p><br /> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/7Ea3uED1Zgc" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></p> <h2 id="まとめ">まとめ</h2> <p>だいたい交通困難地は以下のようなものに分類されるようだ。</p> <p>・政治的事情などにより、一般人が行くのが原則不可能なところ(硫黄島など)</p> <p>・行けなくはないが、交通が全くなく、かなり危険が高いところ(北海道地区など)。ただし環境保全のためにわざと交通を整備していない場合も含む(むしろ人がいるのが特殊事情的なところ)。</p> <p>・時間と気合いさえあれば行けるところ(主に山荘や温泉。当然それなりの用意をする必要がある)。</p> <p>・季節さえずらせば(つまり夏場に行けば)交通困難地ではなくなるようなところ。</p> <p>がある。</p> <p>しかし郵便が届かずとも多くのところで固定電話どころか携帯電話までつながるようになっていて、ホームページもあってこのような情報がいくらでも出てくるというのも時代だなと思う。</p> nakakzs オリンピック&パラリンピックのボランティア不足懸念は払拭されたか hatenablog://entry/8599973812299902797 2017-09-20T23:25:18+09:00 2022-02-28T00:43:41+09:00 ちょっとブログの整理をしているので、記事の再利用。今から2年ほど前の2015年7月に、他のブログで以下のような文章を書いていた。それは、オリンピックのボランティアに関してのもの。 <p>ちょっとブログの整理をしているので、記事の再利用。<br />今から2年ほど前の2015年7月に、他のブログで以下のような文章を書いていた。それは、オリンピックのボランティアに関してのもの。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170920230223p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170920/20170920230223.png" alt="f:id:nakakzs:20170920230223p:plain" width="386" /></p> <p> </p> <h3>オリンピックボランティアへの懸念(2015年7月の文章)</h3> <p>新国立競技場、そして今日ロゴ(こっちはまた検証中で要経過注目というところだけど)で、それまでの小さい問題も含めてすでに東京五輪について問題がゴロゴロ出てきている昨今だけど、ほかにもこれから出てきそうだなあと思う問題が数多くある。</p> <p>そのうちのひとつが「オリンピックボランティア」。</p> <p> </p> <p>一部で制服がダサいとか言われたりするらしいがそうじゃなくて(いや遠因としてはないとは言えないけど)、東京五輪で、無償で引き受ける意欲のある人がどのくらいいるか、ということになる。</p> <p>今の時点でこれだけ出てきたオリンピックだが、はたして本番までにどれだけボランティアの意欲として尽くす人間が出てきてくれるか、しかも交通費滞在費など自腹を切って。</p> <p>必要とされるのは体力のある若手やスキル(特に語学面)のある人間だが、今の若者の経済状況において、その期間無償で引き受けられる余裕のある人がいるか。それでもオリンピック、そしてパラリンピックというところが名誉な舞台であれば参加する人も多いが、現在のイメージのままだと、明らかにそれは減少する可能性がある。むしろ責任者が誰も辞めたりで責任とっていないあたり、それがマイナスとして響く可能性も大いにありそうなので。</p> <p> </p> <p>いや、それでもオリンピックやパラリンピックは名誉だからそういうの関係なく参加したいという人はいると思う。だが、シゴをとしている場合などにそれを周辺が許すか、という問題が出てきそう。よく言われているが、会社によっては余暇どころか病欠や産休でさえいろいろ言われているわけで。オリンピック五輪が「娯楽のために休む」と受け取られてしまう可能性は十分あり得る気がする。</p> <p> </p> <p>でも、当然人員は必要である。</p> <p>そうしたらどこからスタッフを調達するかという問題になるが、考えられる一つは事実上の強制(おそらく都やオリンピックと関係の深い企業団体など)。しかし当然反発が出ることは容易に予想される。</p> <p>となると、都民や国民の税金を使っても、有償で人員を確保する必要が出てきてしまう。</p> <p>そうなるとやはり、昨今の行政のように人材派遣会社を通して使うことになるのだろうか。もしかしたらそれまで織り込み済みなのかもしれないけど。関係者も、そして人材派遣の会社も。でもそうなら、絶対に政府と関係が深い人材派遣会社は入れちゃまずいよなあと思う次第。</p> <p>ま、ここ近年の外国におけるオリンピックで参加人数が上がっている傾向らしいので、これが全くの杞憂になればそれにこしたことはないのだけど。</p> <p> </p> <h3>で、今再考すると……</h3> <p>以上、過去の文章。当時国立競技場問題とか、制服ダサい問題とか出て来てた頃。ちなみに小池都知事も都民ファーストもなかった時代。</p> <p>さて、この懸念は2年後の今払拭されたかと思うと、ほとんど進んでいないようにしか思えなかったりする。<br />今、2年前よりもさらに人手不足が顕著になっている。その状況で五輪ボランティアに時間を割ける個人&組織ともにどのくらいいるか。それ以前に、意欲のある人がどのくらいいるか、となる。</p> <p> </p> <p>オリンピックやパラリンピック、そのボランティアに対する機運は必要なところでは既に高まっている(のに自分にはそれが見えないだけ)とか、これから盛り上がって、ボランティア人員も目処が立ちそうならそれは全然かまわないのだけど、直前になって人手不足に焦り、ドタバタかき集めることにならないかという心配はある(ただ、一時期流れた<a href="http://www.netlorechase.net/entry/2017/07/29/000022">「都内の小学生に強制ボランティア」は正しくない情報</a>なので念のため)。</p> <p>まあ、決定当初は予想もつかないほどの費用的な追加があちこちで起きているような気がするので、こっちでも人件費(それこそ派遣会社への依頼とか)が跳ね上がるようなことにならなきゃいいと思ったりする。</p> <p> </p> <p>さてこの文章、また2年後、すなわちオリンピックとパラリンピックを翌年に控えた時に見たときにどう思うか。前回の文章の結びと同じく、「これが全くの杞憂になればそれにこしたことはないのだけど」。</p> nakakzs iPhone新OS「iOS 11」アップデート前に絶対すべきアプリ互換性チェック hatenablog://entry/8599973812297622971 2017-09-13T15:06:35+09:00 2022-02-28T00:43:42+09:00 日本時間での9月13日未明、Appleの製品発表イベントが行われ、新型となるiPhoneXやiPhone8/8Plusなどが発表されました。 そして同時に、新しいOSである「iOS 11」も、製品版の正式配信が日本時間の9月20日からとなることも発表されました。 news.mynavi.jp www.apple.com 毎回、iOSにおいては配信後に設定項目にバッチが表示されるので、そこからなんとなくアップデートをしていたという人も多いでしょう。そしてそこでアップデートにおける障害も毎回大なり小なり聞かれますが、今回の場合アップデートには特に細心の注意が必要です。というのは以前から予告されてい… <p>日本時間での9月13日未明、Appleの製品発表イベントが行われ、新型となるiPhoneXやiPhone8/8Plusなどが発表されました。</p> <p>そして同時に、新しいOSである「iOS 11」も、製品版の正式配信が日本時間の9月20日からとなることも発表されました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="【速報】iOS 11は9月19日にリリース" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Fnews%2F2017%2F09%2F13%2F014%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://news.mynavi.jp/news/2017/09/13/014/">news.mynavi.jp</a></cite></p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="iOS 11" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.apple.com%2Fjp%2Fios%2Fios-11%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.apple.com/jp/ios/ios-11/">www.apple.com</a></cite></p> <p>毎回、iOSにおいては配信後に設定項目にバッチが表示されるので、そこからなんとなくアップデートをしていたという人も多いでしょう。そしてそこでアップデートにおける障害も毎回大なり小なり聞かれますが、今回の場合アップデートには特に細心の注意が必要です。というのは以前から予告されていた通り、今回の<strong>iOS 11へのアップデートにおいて使えなくなるアプリがある</strong>ので。</p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#iOS-11では32ビットアプリは起動しなくなる">iOS 11では32ビットアプリは起動しなくなる</a></li> <li><a href="#インストールされている32ビットアプリのチェック方法">インストールされている32ビットアプリのチェック方法</a></li> <li><a href="#かつてのランキング入りアプリも結構残っている">かつてのランキング入りアプリも結構残っている</a></li> <li><a href="#うっかりアップデートして後悔する前に必ずチェック">うっかりアップデートして後悔する前に必ずチェック</a></li> </ul> <h3 id="iOS-11では32ビットアプリは起動しなくなる">iOS 11では32ビットアプリは起動しなくなる</h3> <p>このiOS11においては、以前から旧式である32bitアプリが使えなくなることがリリースされております。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="「iOS 11」、32ビットアプリは起動せず" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1706%2F07%2Fnews056.html" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/07/news056.html">www.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>現状のiOSでのその警告が出ていました32bitアプリを立ち上げた時、このように「(アプリ名)はアップデートの必要があります」という表示を見た方もおられるでしょう(ただし画像の「スゴイ便利帳」は現在はアップデート済です)。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170913140707p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170913/20170913140707.png" alt="f:id:nakakzs:20170913140707p:plain" width="302" /></p> <p>そしてこの警告通り新しいiOSであるiOS11では、これらの警告が出るアプリは使用出来なくなると予告されています。実際にiOS 11でこのアプリを立ち上げたときの挙動はリリースされるまでわかりませんが(そもそも表示されるかも不明)、通常使用は不可能と思ったほうが正しいでしょう。</p> <p>しかしながら、64ビットアプリが義務化されたのは2015年6月1日以降で、それ以前のアプリがそのままアップデートされていないまま残っている例はかなりあります。</p> <p>それらは立ち上げれば前述のような表示が出て来ますが、いちいち全部を立ち上げるのは面倒なので、一括でチェックする方法があります。</p> <p> </p> <h3 id="インストールされている32ビットアプリのチェック方法">インストールされている32ビットアプリのチェック方法</h3> <p>現在、自分のiPhoneに使用出来なくなる可能性のある32bitアプリを見分ける方法としては、</p> <p><strong><span style="background-color: #ffff00;">設定アイコン > 一般 > 情報 > App</span></strong></p> <p>と選択してゆけば、以下のような「App互換性」という画面が表れ、そこに32bitアプリが表示されます。ここにはしっかりと「Appは」アップデートされなければiOS11では動作しません」と書いてあります。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170913140834p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170913/20170913140834.png" alt="f:id:nakakzs:20170913140834p:plain" width="270" /></p> <p>これらをiOS11で使えるようにするためには、開発元で対応してもらうしかないのですが、この各項目をクリックしてダウンロードページに行ってみると、すでにダウンロードページが消滅しているものも多く見られます(下の『ポップンリズミン』はもうDLできない)。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170913141105p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170913/20170913141105.png" alt="f:id:nakakzs:20170913141105p:plain" width="220" /></p> <p>ダウンロードページが残っているものもありますが、おそらくすでにランキング等では表示されず、直接ページに行くしかないと思われます。残っているもののアップデートはまだ一縷の望みがありますが、消えてしまっているものは、iOS11以降で使うことはかなり望みが薄いことになります(別アプリとして新バージョンが出ていることくらいしかないかな)。</p> <p> </p> <h3 id="かつてのランキング入りアプリも結構残っている">かつてのランキング入りアプリも結構残っている</h3> <p>ちなみに手持ちで確認出来たもので、アップデートされていないものの具体例を挙げてゆきますと、写真振り分けアプリ「アルバム+」や、交通アプリ「速攻乗換案内」、六法アプリ「e六法」、ノートアプリ「7note mini」、プレイヤーアプリ「T×DOLBY」や「StagePass」「MG初音ミク」、Evernote用アプリ「ViewEver」(Evernote系けっこう多い)、DTMアプリ「オトスケッチ」シリーズなど。また、企業アプリでも「モスバーガー」が未対応だったりします(全て2017/9/13現在)。</p> <p>とりわけ一番多いのがゲーム。小さなところは無数にありますが、大メーカーでも前述の「ポップンリズミン」や「クレイジータクシー」、「アフターバーナー」「虫姫さんま」「怒首領蜂大往生」、「デススマイルズ」、「バイオ4」など。どうやら全体でもゲーム系はかなり多い模様です</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="iOS 11で使えなくなる32bitアプリは約18万7千本、うち約3万8千本がゲームアプリとの推計 - Engadget Japanese" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fjapanese.engadget.com%2F2017%2F08%2F30%2Fios-11-32bit-18-7-3-8%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://japanese.engadget.com/2017/08/30/ios-11-32bit-18-7-3-8/">japanese.engadget.com</a></cite></p> <p>これらの多くって、自分の見た範囲では、昔一時期ランキング上位に入ったものなのですよね。ですので利用者も相当数含まれているものもあるため、今もiPhoneの中にインストールされたままという人はかなりいると推測しております。</p> <p> </p> <h3 id="うっかりアップデートして後悔する前に必ずチェック">うっかりアップデートして後悔する前に必ずチェック</h3> <p>というわけで、新型iPhoneへの買い換えや、iOSのアップデートの際には、これら「App互換性」を見て、いまだに使っているアプリがないかを確認することが必須でしょう。全く使っていないし今後もその予定がないアプリでしたら、これを機会に切り捨ててしまってもよいのですが(あまり手がつけられていないアプリを使い続けるのもセキュリティ上の問題がが発生しないとも限らないし)、ただ、今でも使い続けているアプリの場合、それを切り捨てて代替となるものを探すか、それともiOSのアップデートをしばし待つかの選択を迫られることになるでしょう。</p> <p>特にゲームのように「普段使わないけど、思い出したようにたまに遊びたくなるようなもの」についてはかなり迷いますね。移植は本家でやればいいのですけど、iOS独自のゲームの場合。そこで消したらその「たまに遊ぶ」も出来なくなるので(古いOS用のiPhoneを残すというかなり面倒なことでもしない限り)。</p> <p> </p> <p>ともあれ、このアプリ互換性の問題も含め、今回のiOS 11へのアップデートは、いつもよりもさらによく考えて行うことをオススメいたします。</p> nakakzs コレクションを死ぬ前に手放したいという気持ちはよくわかる hatenablog://entry/8599973812296699430 2017-09-10T18:15:12+09:00 2022-02-28T00:43:42+09:00 少し前に、テレビ東京のテレビ番組『家、ついて行ってイイですか? 』において、時計コレクターの人の話があって、ネットで少し話題になってました。 時計コレクターのおじちゃんの話が深いなぁって思いました pic.twitter.com/cfRsTTD52R— HONKON@ピカチュウの人💕 (@HONKON_) 2017年9月6日 しかし、何かのコレクションをしている人であれば、「これは自分の死後どうしようか」ということを考えたことがある人はいるのではないでしょうか。 <p>少し前に、テレビ東京のテレビ番組『<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/official/home_ii/">家、ついて行ってイイですか? </a>』において、時計コレクターの人の話があって、ネットで少し話題になってました。</p> <p><blockquote data-conversation="none" class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">時計コレクターのおじちゃんの話が深いなぁって思いました <a href="https://t.co/cfRsTTD52R">pic.twitter.com/cfRsTTD52R</a></p>&mdash; HONKON@ピカチュウの人💕 (@HONKON_) <a href="https://twitter.com/HONKON_/status/905435132600844288?ref_src=twsrc%5Etfw">2017年9月6日</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> </p> <p>しかし、何かのコレクションをしている人であれば、「これは自分の死後どうしようか」ということを考えたことがある人はいるのではないでしょうか。</p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:nakakzs:20170720023233j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170720/20170720023233.jpg" alt="f:id:nakakzs:20170720023233j:plain" width="401" /></p> <p> </p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#それなりに所有しているゲームサントラコレクション">それなりに所有しているゲームサントラコレクション</a></li> <li><a href="#そろそろ死を意識する年代">そろそろ「死」を意識する年代</a></li> <li><a href="#では死んだ後これらのコレクションをどうするか">では死んだ後、これらのコレクションをどうするか</a><ul> <li><a href="#形見分け">形見分け</a></li> <li><a href="#信用出来る中古屋に売却">信用出来る中古屋に売却</a></li> <li><a href="#美術館などアーカイブシステムへの寄贈">美術館などアーカイブシステムへの寄贈</a></li> </ul> </li> <li><a href="#これからその時のために考えておこう">これから「その時」のために考えておこう</a></li> </ul> <p> </p> <h3 id="それなりに所有しているゲームサントラコレクション">それなりに所有しているゲームサントラコレクション</h3> <p>自分もいろいろなものを集めてはいます。大半雑多なもので、コレクションと言えるほど整ってはいないのですが、一応コレクションをしていると言えるものとしては「ゲームのサウンドトラック」があります。あまり数えてないですし、最近はデジタルに移行しているのもありますが、判明している分ではJANコードのついている商業流通版だけでも600種類は下ってないでしょう(複数ゲームをまとめたBOXなどを枚数毎にカウントしたり、自主流通版、初回限定版の付録とかも付け加えたら更に跳ね上がると思う)。近頃は置き場が困ったことになっているので、ほかのものを処分せざるを得ないということにもなっています。</p> <p>ゲームサントラというものは、一部の有名タイトルを除いて発売枚数が少なく、かなり希少ではないかというものもいくつか存在します(ご希望があればそのうち「<a href="http://gmdisc.com/">ゲームミュージックなブログ</a>」のほうででも書きますが)。故に、ここで仮に無くしてしまった場合、発見がかなり難しくなるというものも混じっています。</p> <p> </p> <h3 id="そろそろ死を意識する年代">そろそろ「死」を意識する年代</h3> <p>しかしながら、私がもし何か不慮の事故や病気で突然死んだ場合、これらがどうなるのか、というのを最近考えることがあります。</p> <p>今までの人生では、そのようなことはあまり考えることはなかったですし、現在だけ見ればまだ全然健康なので大丈夫なのですが、ここ近年、同業者でそこまで年齢が離れていなかった人が突然病気になったり急逝するケースがいくつか見られるようになってきました。いや、それ以前では私より若い人が病気や事故で突然死するケースもいくつか見てきました。つまり「突然死ぬ」ということが、あり得ないことではなくなってきたと感じるようになるのです。急性の発作だったり、ガンだったり、事故だったり、その他の理由だったり。</p> <p>30代も半ばを過ぎると、突然運動を始めたりスポーツジムに通う人が増えたりしますが、スタイルのみならず、同じような思考からそのような運動を始めた人も多いのはないでしょうか。</p> <p>しかしいずれにせよ、人間の死は避けられないものですから、いつかはやってきます。</p> <p> </p> <h3 id="では死んだ後これらのコレクションをどうするか">では死んだ後、これらのコレクションをどうするか</h3> <p>別にそこまで思い入れのない遺品であれば、残った人が好き勝手にしてもらってよいのですが(見られて恥ずかしいものであれば「積み荷を……燃やして……」(fromナウシカ)のようにわかっている人に処分してもらいたいけど)。ただ、コレクションの場合愛着を持って集め、市場的価値はともかく自分では価値を持っていたものなので、どうにかして引き継がれてほしいと思う気持ちは強いです。</p> <p>一番の理由としては「<strong>価値の分からない人に引き取られても、保全(メンテナンス)がされない</strong>」ということにあります、価値というのは絶対的なものではなく、相対的なものです。そして必ずしも経済的評価がそのものの価値基準となるわけでは無く、市場価格が低くとも貴重なものというのはたくさんあります(逆に流通量の低さ等の理由で、あまり評価が高くなくても高値になってしまい場合も存在する)。ですので渡る人や店によっては、廃棄もされかねないのです。これはむしろCD等のソフトよりも、ハードのほうではるかに大きな問題ではないかと。少し修理すれば動くものと全く動かないものの区別なんて素人に簡単にできるものでもないので。</p> <p>私の場合も家族にはそれらの価値を今のところあまり伝えていませんので、おそらくは自分が急死した場合、よくてどこかに二束三文で売却される、悪くて捨てられるという感じになってしまうのではないかと。それは費用的にも分散的にもあまりに惜しいという気持ちはあります。まあただ友人関係には知っている人もいるので、そっちに伝えておく手はありますが。ただ、そういう家族や知人がいる人ばかりではないでしょう。</p> <p> </p> <p>では、どうするかというのを考えてみました。</p> <h4 id="形見分け">形見分け</h4> <p>とりあえずゲーム音楽を好む人は周りにもけっこういるので、思い切ってその人達に形見分けをするというもの。そうすれば、喜んでもらえるでしょうし、その人のもとでただの樹脂ディスクの置物ではなく、音楽CDとして活用してもらえることが期待出来ます。理想としては1人に引き取ってもらって保全をしてもらうことですが、それは場所的にもあと贈与税的にも無理が生じそうなところが難点です。</p> <p>しかしこれにも致命的な問題があり、ではいつ引き渡すのか、ということがあります。死後引き渡す仕組みがあればいいのですが、生前だとそのタイミングがあるとも限らないので。</p> <p> </p> <h4 id="信用出来る中古屋に売却">信用出来る中古屋に売却</h4> <p>あとは、ちゃんとしている中古業者に買い取ってもらうというのもあります。ゲームサントラの場合は、町の新古書店ではなく、それの価値がわかっているところ。</p> <p>少し前まではコレクションを「売る」というのには抵抗があったのですけど、よく考えると、それが商品として扱われることで、その間は放置されるより商品として保存、メンテナンスされるのですよね。しかも専門のところであれば、分かっている人の手に渡る可能性も高いですし。</p> <p>ですからコレクションに限らず、自分が保守管理できないものは(信用出来るところに)売ってしまったほうが、それがメンテナンスされ続けるというプラスがあると思います(特に機器類は)。</p> <p> </p> <h4 id="美術館などアーカイブシステムへの寄贈">美術館などアーカイブシステムへの寄贈</h4> <p>芸術品などの場合、所有者の死後、美術館などに寄付されることがあります。これは家出相続する場合、管理はもとより相続税などの問題がかかることを回避するためというのもあります。同じようなシステムがゲーム関係などあらゆるものにあると、こういうのも受け入れ先の選択肢の一つとなるでしょう。</p> <p>関連</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ネット必須化によるゲーム史におけるアーカイブ断絶問題 | ゲームミュージックなブログ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgmdisc.com%2Farchives%2F7768" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://gmdisc.com/archives/7768">gmdisc.com</a></cite></p> <p>しかしながら現在、美術品や書籍においても、税制や収納スペースの問題でそれが引き受けられず、塩漬けや処分せざるを得ないという問題が起きています。今日は長くなるので割愛しますが、これについても何らかの取り組み(たとえば私製美術館などアーカイブシステムへの贈与税免除など)が必要でしょう。</p> <p> </p> <p>いずれの場合にせよ、少なくとも「俺が死んだら棺桶に入れてくれ」という大昔ゴッホの絵画を購入して言った人みたいな感じにするよりは(これは実際には死後サザビーズ行きになったようですが)、その品物は生き続けるかと。</p> <p> </p> <h3 id="これからその時のために考えておこう">これから「その時」のために考えておこう</h3> <p>というわけで最初の人がある程度の年齢になったら売りに出す、という気持ちはけっこうよくわかります。そして自分もこれから集めるだけではなく、万が一の時にどうするかというのもちょっとは考えてようとも思います。結局のところどの手段をとるにあたっても、意思を示しておかないと急死したときに散逸する可能性は高いですし。</p> <p>まあでも、そもそもCDが100年後にもちゃんと聴けるだけの保存性があるかというのはかなり未知数なのですが(保存状態の悪い物は盤面が乖離してきているものもあると聞くので)、最低でもジャケットやライナーノーツだけでも貴重な資料になるかもしれないので。</p> nakakzs はてなブログへ帰還 hatenablog://entry/8599973812285415246 2017-08-03T22:23:51+09:00 2022-02-28T00:43:42+09:00 // いきなりですが、このブログをはてなブログに戻しました。 理由は今までこのブログをWordpressで運営していましたが、そちらを設置していたサーバで新しいことをやりたくなったので、そのスペースを空けるためにという感じで(あと、はてなブログPro入りっぱなしだったので、もったいなかったから) 特に変わるところはないですが、移転後なのであちこちズレが生じているものと思われます。それは追々直してゆきます。 それでは、よろしくお願い致します。 <p> <script type="text/javascript">// <![CDATA[ var doc = document; var head = doc.getElementsByTagName("head")[0]; var meta = doc.createElement("meta"); meta.setAttribute("name","robots"); meta.setAttribute("content","noindex"); head.appendChild(meta); // ]]></script> </p> <p>いきなりですが、このブログをはてなブログに戻しました。</p> <p>理由は今までこのブログをWordpressで運営していましたが、そちらを設置していたサーバで新しいことをやりたくなったので、そのスペースを空けるためにという感じで(あと、はてなブログPro入りっぱなしだったので、もったいなかったから)</p> <p>特に変わるところはないですが、移転後なのであちこちズレが生じているものと思われます。それは追々直してゆきます。</p> <p> </p> <p>それでは、よろしくお願い致します。</p> nakakzs 2010年に起きた東京都青少年保護条例(非実在青少年条例)問題回想 hatenablog://entry/8599973812283232589 2017-06-30T20:01:42+09:00 2022-02-28T00:43:45+09:00 現在、東京都議選期間の終盤で、非常に盛り上がりを見せています。 しかし東京都議会というと、私は思い出すことがあります。それは2010年に起こった表現規制問題である、東京都青少年保護条例(非実在青少年条例)問題。 私はこの当時、親の病状が悪化してほぼ寝たきりになり行動的にも精神的にもかなり余裕がなく、反対集会があった豊島公会堂に行ったくらいであとはブログなどで書いていただけという人間でしたが、この時のことをふと思い出しました。 その立場から当時のことを思い出して書いてみようと思います。 <p>現在、東京都議選期間の終盤で、非常に盛り上がりを見せています。 しかし東京都議会というと、私は思い出すことがあります。それは2010年に起こった表現規制問題である、東京都青少年保護条例(非実在青少年条例)問題。 私はこの当時、親の病状が悪化してほぼ寝たきりになり行動的にも精神的にもかなり余裕がなく、反対集会があった豊島公会堂に行ったくらいであとはブログなどで書いていただけという人間でしたが、この時のことをふと思い出しました。 その立場から当時のことを思い出して書いてみようと思います。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20130607/20130607095619.jpg"><img class="size-full wp-image-3966" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20130607/20130607095619.jpg" alt="" width="640" height="360" /></a></p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#東京都青少年保護条例問題非実在青少年条例問題とは">東京都青少年保護条例問題(非実在青少年条例問題)とは</a></li> <li><a href="#本当にいきなりだった青少年保護条例改正案提出の発覚">本当にいきなりだった青少年保護条例改正案提出の発覚</a></li> <li><a href="#それ以前からあった表現規制の予兆">それ以前からあった表現規制の予兆</a></li> <li><a href="#修正の末可決したことと政治の壁">修正の末可決したことと政治の壁</a></li> <li><a href="#表現規制はいつやってくるかわからない存在">表現規制はいつやってくるかわからない存在</a></li> <li><a href="#7月2日は東京都議会議員選挙">7月2日は東京都議会議員選挙</a></li> <li><a href="#追記2020年オリンピック時の東京ビックサイト問題">追記:2020年オリンピック時の東京ビックサイト問題</a></li> </ul> <h2 id="東京都青少年保護条例問題非実在青少年条例問題とは">東京都青少年保護条例問題(非実在青少年条例問題)とは</h2> <p>まず、もう7年も経っているので知らない人、忘れている人も多いでしょうから、当時書いたものとしてここからどうぞ。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F1745805.html" title="非実在条例(東京都青少年育成条例改正問題)はそれからどうなったのか【前編】 : Timesteps" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/1745805.html">timesteps.net</a></cite></p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F1762341.html" title="非実在条例(東京都青少年育成条例改正問題)はそれからどうなったのか【後編】 : Timesteps" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/1762341.html">timesteps.net</a></cite></p> <p>ただ後編は途中経過になっているので、参考用としてWikipediaの当該記事も載せておきます(こっちだと変更の可能性などあるので、あとで自分のほうので12月のことなどを追記しておきます)。</p> <p>■<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E9%9D%92%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%85%A8%E3%81%AA%E8%82%B2%E6%88%90%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9D%A1%E4%BE%8B">&#x6771;&#x4EAC;&#x90FD;&#x9752;&#x5C11;&#x5E74;&#x306E;&#x5065;&#x5168;&#x306A;&#x80B2;&#x6210;&#x306B;&#x95A2;&#x3059;&#x308B;&#x6761;&#x4F8B; - Wikipedia</a></p> <p>ポイントとしては、有名な語句「非実在青少年」のように、架空の存在を実在と同一視して扱っていること、東京都の条例だけど、多くの出版社など表現関係の企業は東京都に集中しているため、事実上かなり広範に規制対象になること、本来リアルでも法律違反ではない近親相姦表現まで対象になっている(重婚は法律違反だが、近親相姦を罰する規定はない)こと等があります。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="本当にいきなりだった青少年保護条例改正案提出の発覚">本当にいきなりだった青少年保護条例改正案提出の発覚</h2> <p>事の起こりは2010年2月27日、とあるブログに「東京都青少年保護条例改正案」が提出されたこと、そしてそこにある表現規制面での問題について、以下のブログで書かれます。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ffr-toen.cocolog-nifty.com%2Fblog%2F2010%2F02%2Fpost-cbc1.html" title="番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載 - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html">fr-toen.cocolog-nifty.com</a></cite></p> <p>それを見てかなりマズイと思って自分でもブログ記事を書きました(下のは引っ越し後のものになります)。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20100228%2F1267302518" title="東京都青少年育成条例改正案における表現規制の危険性 - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20100228/1267302518">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>そのあたりからあちこちで問題となりますが、その経緯については以下に詳しいです。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgigazine.net%2Fnews%2F20100319_hijituzai_seisyounen%2F" title="「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?まとめ" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://gigazine.net/news/20100319_hijituzai_seisyounen/">gigazine.net</a></cite></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="それ以前からあった表現規制の予兆">それ以前からあった表現規制の予兆</h2> <p>ただ、この提出は当初報道されることもなく、最初のブログで書かれていきなり、という感じだったのですが、ただその前の年から「予兆」はありました。 まずその前年の2009年、児童ポルノ法改正案が国会で検討されていたのですが、主な検討課題は児童ポルノの単純所持罰則化。ただ、この時検討されていた条文では、対象は実在のものだけではなく、マンガやゲームやアニメといった二次創作物についても研究するとして、将来的にその範囲内に加えられる危険性が非常に高かったのです。それ故に表現規制の危険性として注目が集まっていました。 ちなみにこの時は政権交代などもあり流れますが、その後も児童ポルノ法に表現物を含めるという動きは絶えず、成立した2013年の時でさえその危険性が非常に高いものでした(結局は関係各位の努力によって外されましたが)。詳細は以下。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1305%2F24%2Fnews134.html" title="児童ポルノ禁止法改定案、提出迫る 漫画・アニメ表現規制の検討も盛り込む" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/24/news134.html">www.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>まあこういう2009年の時にこのように創作物の表現規制までもが児童ポルノ法に盛り込まれる危険性が高かったが故に、いろいろなところで警戒が生まれていました。</p> <p>その折、東京都の青少年保護条例改正案に携わる東京都青少年問題協議会の内容で、驚くべき発言があったことがすでに2009年には一部で伝わっていました。それは委員の中から</p> <p>『酷い漫画の愛好者達はある障害を持っているという認識を主流化していく事は出来ないものか』 『何とか法規制しようとしている人達に対し、漫画家達が凄い数の抗議メールを送ってきたのは、どう考えても暴力だ。法規制の根拠を示す必要も無いぐらいの暴力だ』 『性同一性障害と同じく持って生まれた嗜好だという事で、子供に対する性暴力漫画を好む人達を放免とするのであれば、彼らは認知障害を起こしているという見方を主流化する必要があるのではないか』 『彼らに認知障害があり、暴力的だという事が分かっていれば、証拠が無いのに法規制出来るのかという主張を論破出来る。そうした対策を考えていきたい』</p> <p>というようなコメントが同協議会でなされていたこと(今は消えていますが、これは東京都で公開されていた議事録にしっかり掲載されていたので、そこから判明したものです)で、これはかなり危険だろうという予兆が一部であったことによります。そして提出時にそれを書いたブログがそれまでも書いていたので、私もよく見ていたが故、その条例がかなり危ないと思ってブログに書いた感じでした。</p> <p>&nbsp;</p> <p>その後、藤本由香里・明治大准教授などを中心として、マンガ家や出版社にも一気に問題が広がったのは当時のニュースにもなりました。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1003%2F15%2Fnews074.html" title="「文化が滅びる」――都条例「非実在青少年」にちばてつやさん、永井豪さんら危機感" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/15/news074.html">www.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>その後3月18日の議会で継続審議、6月の議会で否決となり、即時の危機は回避されましたが、正直なところ、最初ブログで書いた時はここまで一気に問題が広まるとは思っていませんでした。正直可決まで半月は短すぎたので。しかしここまで一気に広まったのは、潜在的には表現規制問題に関して意識していた人がかなり多かったからだと思っています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="修正の末可決したことと政治の壁">修正の末可決したことと政治の壁</h2> <p>しかし、その後改正案経て12月に可決してしまいます。一応「作品に表現した芸術性、社会性などの趣旨をくみ取り、慎重に運用すること」という附帯決議がついてはいましたが。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1012%2F15%2Fnews051.html" title="都育成条例改正案、成立 本会議で可決" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/15/news051.html">www.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>ここでは党として反対していて共産党、生活者ネットワークのほか、民主党などにも本当に最後まで廃案を主張していた民主党の方もいたのですが(<a href="https://twitter.com/MxIxTxBx/status/878562063102033920" target="_blank" rel="noopener">武蔵野氏の松下候補、中野区の西沢候補など、今回の都議選にも出ている方もいます</a>)、多くが当時若手で、且つ議会全体からすると少数であり、上の方針に逆らえないという状況でした。</p> <p>■参考:<a href="https://togetter.com/li/30635">&#x3010;&#x975E;&#x5B9F;&#x5728;&#x5C11;&#x5E74;&#x898F;&#x5236;&#x3011;&#x677E;&#x4E0B;&#x73B2;&#x5B50;&#x90FD;&#x8B70;&#x306E;&#x90FD;&#x653F;&#x5831;&#x544A;&#x4F1A;&#x3010;&#x3078;&#x30FC;&#x305D;&#x3046;&#x3060;&#x3063;&#x305F;&#x306E;&#x304B;&#x3011; - Togetter</a></p> <p>条例はその後施行され、現在も運用が行われており、時折対象になったものが伝えられてきます。ちなみにイメージ的に男性向けだけという印象を持っている人もいらっしゃるかもしれませんが、当然女性向けのBLも対象になっております(むしろ東京都ではそっちのほうが多い)。</p> <p>■<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/648132.html">&#x6771;&#x4EAC;&#x90FD;&#x3001;&#x9752;&#x5C11;&#x5E74;&#x5065;&#x5168;&#x80B2;&#x6210;&#x6761;&#x4F8B;&#x306E;&ldquo;&#x6F2B;&#x753B;&#x30FB;&#x30A2;&#x30CB;&#x30E1;&rdquo;&#x65B0;&#x57FA;&#x6E96;&#x3067;&#x521D;&#x306E;&#x4E0D;&#x5065;&#x5168;&#x56F3;&#x66F8;&#x6307;&#x5B9A; -INTERNET Watch Watch</a></p> <p>■<a href="http://m-kikuchi.hatenablog.com/entry/20170220/1487529833">&#x6771;&#x4EAC;&#x90FD;&#x6307;&#x5B9A;&#x4E0D;&#x5065;&#x5168;&#x56F3;&#x66F8;&#x30FB;&#x8AEE;&#x554F;&#x56F3;&#x66F8;&#x306B;&#x304A;&#x3051;&#x308B;BL&#x4F5C;&#x54C1;&#x306E;&#x50BE;&#x5411;&#x3068;&#x5BFE;&#x7B56; - &#x30DE;&#x30F3;&#x30AC;LOG&#x53CE;&#x8535;&#x5EAB;</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="表現規制はいつやってくるかわからない存在">表現規制はいつやってくるかわからない存在</h2> <p>ここ数年、2013年の児童ポルノ法改正時に表現物が含まれなかった以降は、細かな問題は多々あれど、かつてあったような国や都レベルでの法規制という面ではそこまで大きなものは起きていません。しかし、これらはここまで書いたように、本当に状況次第ではいきなりやってきて、いきなり可決してしまうものです。 これは、どの政権がとったから、というものではありません。ほとんどの政党では、表現を規制する側の議員、それに反対する側の議員が両方いるというのは、過去の事例が示す通りです(しかも規制側が多い)。</p> <p>以前、有害コミック運動についても書いたことがあります。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F818625.html" title="1990年代の有害コミック運動はそれからどうなったのか : Timesteps" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/818625.html">timesteps.net</a></cite></p> <p>あれから20年近くが経ち、忘れたころにやってきた非実在青少年条例問題、そしてそれから7年も経っている今、このままの状態が続くという保証はどこにもないのです(実際エロの修正基準は数年前よりかなり厳しくなっていると聞く)。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="7月2日は東京都議会議員選挙">7月2日は東京都議会議員選挙</h2> <p>現在都議選の選挙期間中で、もうすぐ投票日となります。そしてその候補にも表現規制問題に対しての考えがそれぞれにあります。故に、政治家を支持する際に表現規制問題をふまえるのであれば、個人が表現に対してどのような考えを持っているかを見極めるのが重要でしょう。 以下のものは、「表現の自由会」がそれらについてのアンケートをとった結果となりますので、こちらを一助にされてもよいでしょう。</p> <p>■<a href="https://hyogen.jp/wiki/index.php?%E5%90%84%E5%80%99%E8%A3%9C%E3%81%AE%E7%B0%A1%E6%98%93%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%83%BB%E9%80%A3%E7%B5%A1%E5%85%88%E4%B8%80%E8%A6%A7" target="_blank" rel="noopener">各候補の簡易結果・連絡先一覧 - 表現の自由を守る会wiki</a> (<a href="https://hyogen.jp/wiki/index.php?%E5%90%84%E9%99%A3%E5%96%B6%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F%E7%8A%B6" target="_blank" rel="noopener">各陣営への質問状</a> からの回答)</p> <p>もちろん、ほかの政策への期待を込めたい人も多いでしょうからその判断は当然個人の自由になりますが、ひとまずどなたを支持するのであっても、選挙には必ず行きましょう。これは都議選に限らず、あらゆる選挙で。 あと、今回の都議選の場合は政党名ではなく候補者の個人名を書かないと、票にはならない可能性が高いので注意。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="追記2020年オリンピック時の東京ビックサイト問題">追記:2020年オリンピック時の東京ビックサイト問題</h2> <p>上のアンケートにも含まれていますが、表現規制問題と同じく「東京ビックサイト問題」というものがあります。これは2020年東京オリンピック開催時に、東京ビックサイトが事実上使用不能になるという問題。しかもそれは2019年の準備期間にも波及します。</p> <p>これらはコミケが出来なくなる、ということでよく話題になり、そこにしか関係ないと思っている人もいるようですが、本質はそこだけではありません。というのは、このビックサイトがオリンピック期間に使用中になることにより、都内で行われるビジネスイベント含む大規模展示会イベント全般が1~2年間使用不能になるということ、そしてその代替場所はほとんどないに等しいこと、そしてそれらが東京外のみならず海外(たとえば香港やシンガポール、韓国)に流出し、多大な経済効果やビジネスチャンスを失いかねないという危険性があります。こちらにも選挙前、選挙後とも多いに注目するものでしょう。 こちらの詳細は以下に(そのうちまた詳しく書きます)。</p> <p>■<a href="https://2020event.tokyo/">https://2020event.tokyo/</a></p> <p>&nbsp;</p> <p>☆関連</p> <p>■<a href="http://ogino.link/2017/06/4511/">&#x300C;&#x30AA;&#x30BF;&#x30AF;&#x306E;&#x6226;&#x3044;&#x300D;&#x6771;&#x4EAC;&#x90FD;&#x306E;&#x975E;&#x5B9F;&#x5728;&#x9752;&#x5C11;&#x5E74;&#x554F;&#x984C;&#x3092;&#x632F;&#x308A;&#x8FD4;&#x308B; | &#x304A;&#x304E;&#x306E;&#x7A14; | &#x5927;&#x7530;&#x533A;&#x8B70;&#x4F1A;&#x8B70;&#x54E1; &#x516C;&#x5F0F;HP</a></p> <p>これはおぎの稔大田区議が公開したもので、今から溯ること7年前に起きた、東京都青少年保護条例問題(非実在青少年条例問題)についてのマンガになります。これを見て当時のことを思い出して今日のエントリーを書きました。</p> nakakzs ニコニコ動画衰退のシステム面における原因となるもの hatenablog://entry/8599973812283232600 2017-04-28T17:24:14+09:00 2022-02-28T00:43:44+09:00 去年あたりから「ニコニコは衰退した」というものをネット上でよく目にするようになりました。もっともこれは最盛期の2009年頃以降からずっと言われていたような気がしますが、プレミアム会員は上昇していました。しかし今年二月、プレミアム会員がはじめて減少に転じたというニュースがありました。 nlab.itmedia.co.jp この理由については色々な分析がなされています。そして理由もコンテンツ面、システム面いろいろあるでしょう。 しかしながら一番の理由は、「新しい人が入ってきてないせいではないか」、正確には「アニメ以外で新しい人が入ってきていないせいではないか」と思われます。 それはコンテンツ、シス… <p>去年あたりから「ニコニコは衰退した」というものをネット上でよく目にするようになりました。もっともこれは最盛期の2009年頃以降からずっと言われていたような気がしますが、プレミアム会員は上昇していました。しかし今年二月、プレミアム会員がはじめて減少に転じたというニュースがありました。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnlab.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1702%2F09%2Fnews136.html" title="ニコニコ動画、プレミアム会員数が初の減少" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1702/09/news136.html">nlab.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>この理由については色々な分析がなされています。そして理由もコンテンツ面、システム面いろいろあるでしょう。 しかしながら一番の理由は、「新しい人が入ってきてないせいではないか」、正確には「アニメ以外で新しい人が入ってきていないせいではないか」と思われます。</p> <p>それはコンテンツ、システム面の両方でありますが(あと収益面も)、長くなるので今日はシステム面の理由について書いてゆこうと思います。 また、ニコニコ動画とニコニコ生放送は色々なところでユーザー層や文化圏、そしてもちろんシステムが違うところがありますが、今日は動画のほうを主眼に置いて語っています。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205105.png"><img class="alignnone wp-image-3951" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205105.png" alt="ニコニコ" width="540" height="267" /></a></p> <p>&nbsp;</p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#プレミアム会員優遇の反面無料会員が受けるマイナス">プレミアム会員優遇の反面無料会員が受けるマイナス</a></li> <li><a href="#YouTubeとの比較で負けてしまう">YouTubeとの比較で負けてしまう</a></li> <li><a href="#マイリストクリップの上限問題">マイリスト、クリップの上限問題</a></li> <li><a href="#スマホ等最新のネット技術対応に遅れている">スマホ等最新のネット技術対応に遅れている</a></li> <li><a href="#投稿者も減るスパイラル">投稿者も減るスパイラル</a></li> <li><a href="#とりあえずユーザーをシステム面でつなぎ止めないと">とりあえずユーザーをシステム面でつなぎ止めないと</a></li> <li><a href="#ニコニコ動画に打開策はあるのか">ニコニコ動画に打開策はあるのか</a></li> </ul> <h2 id="プレミアム会員優遇の反面無料会員が受けるマイナス">プレミアム会員優遇の反面無料会員が受けるマイナス</h2> <p>まずニコニコ動画では、無料会員と月額540円のプレミアム会員があります。プレミアム会員は無料会員に比べて色々な特典がありますが、主には以下の通り。</p> <p>・画質の向上(低画質モード回避) ・通信速度の向上 ・途中再生が可能に(無料会員では不可能) ・クリップ枠の増加 ・広告表示をOFFにできる ・生放送の優待入場</p> <p>ですが、これを逆から言えば「無料会員はこれらが出来ない」ということになります。 つまり画質は低く、通信速度は遅い、さらには途中再生が出来ず、クリップ枠の上限も低く、広告が表示されるといった状態。</p> <p>もちろんこれらはプレミアム会員になれば解決出来ます。しかし、ニコニコを知って最初からプレミアム会員になるという人は極少数でしょう。ほかのあらゆるWebサービスと同様、無料会員で試してよければ有料会員に移るというのが王道です。特にネットを始めたような子ども、学生は、持ち金的にも決済手段的にも(特にクレカを持ってないので即時に決済が出来ないのが大きい)容易く課金出来ない環境であり、無料会員を余儀なくされるケースは多いでしょう。</p> <p>しかし、その無料会員の時点で多くのユーザーをロストしているのではないかと思わます。そして今時ニコニコを新しく知って入ってくるのは若いユーザーがメインでしょうから、殆どの新規ユーザーを。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="YouTubeとの比較で負けてしまう">YouTubeとの比較で負けてしまう</h2> <p>説明するまでもなく動画サイトとしては巨大な存在としてYouTubeがあります。そしてこちらもニコニコ設立当初から存在するためによく比較対照になりますが(そもそも原初はYouTubeの動画を引っ張ってきて字幕つけるようなシステムだったし)、無料で使える状態で比較すると、明らかにニコニコのほうがあらゆる面で不便になってしまっているのです。</p> <p>特に画質と通信速度は一目見てわかりますが、しかし一番大きいのは途中からの再生が不可能なこと。これは見たいシーンがある場合わざわざシークを待たなければいけませんし、かなりストレスになります。かなり長い動画の場合それは顕著で、途中離脱する人がいても全く不思議ではありません。 さらに出だしの広告も加えて、動画を一つ見る際にも無料会員はYouTubeに比べてかなりストレスが溜まる仕様になってしまっているのです。</p> <p>今でも動画サイトがニコニコ動画にしかないものであればそれしか選択肢がなかったから見たのでしょうが、現在は多くの場合ニコニコ動画と同時にYouTubeにもあげられている動画が相当数あります。ならニコ動の特徴である字幕コメントを求めなかった場合、どちらを選ぶのかとなると一目瞭然でしょう。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="マイリストクリップの上限問題">マイリスト、クリップの上限問題</h2> <p>しかし上記のもの以外でもかなりユーザーというか再生数を削っているのではないかと思われるものがあります。それはマイリスト、さらにはにこにこ静画のクリップ数の上限。 ブックマーク的役割を果たすマイリスト&クリップですが、前述のように無料ユーザーには上限があります。そして自分を含め使い切ってしまった人は相当数いるのではないでしょうか。 そうなると、気に入った動画&静画があってもクリップ出来ず、その部分でのリピートが失われます。まあどうしても見たいものなら検索かけるでしょうけど、そこまでじゃないものも多いわけで。 ちなみに自分はたまーにマイリストを見直しますが、その際にも2007~8年頃にマイリストに入れた動画を懐かしみながら見る、という役目になってしまっています。</p> <p>しかしこれはユーザー側の問題だけではなく、投稿者の問題のほうが大きいと思われます。前述のようにリピートが失われるということは、再生もその分減ることになります。また、長い歴史の中でマイリストやクリップ数が評価システム的として受け止めている人もいるでしょうが、それが上限によって機能しなくなっている(もしくはプレミアムという限られた人のものだけになっている)のです。 最近、昔に比べて動画のマイリストや静画のクリップ数が減ったと思っている投稿者は多いかもしれません。もちろんそれは閲覧者の絶対数が減ったこともありますがもうひとつ、もうマイリストやクリップが上限に達してしまい、それを出来ない人も多いので、前に比べて品質下がってるとかおもしろくなくなったというわけではないでしょう。むしろ自分とか整理のためにマイリスやクリップ消してますし。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="スマホ等最新のネット技術対応に遅れている">スマホ等最新のネット技術対応に遅れている</h2> <p>そもそも、ニコニコ動画がスタートした2006年にはまだスマホは存在せず、ネットと言えばPC文化圏でした。しかしその後スマホが爆発的に普及しPCを凌駕していますが、生憎ニコニコはそちらの対応に乗り遅れた感があります。とりわけ公式アプリは正直なところ使い勝手があまりよろしいものではないというのは度々指摘されています。 さらに10年経っているわけで、PCにおける閲覧も周辺環境の変化も相まってかなりガタが生じているところがあります。 ちなみに自分のやっているブログでたまに貼り付けていたりしましたが、現在のところフレームも動画もhttpsに対応していないので、https化したページで貼り付けることはないでしょう(ついでに言うとAMPも対応してないけど、これはWordressテーマなどの問題でもあるので)。 余談ですが、「共有」の「ブログサイトに貼り付け」でいまだに「はてなダイアリー」なのですよね。</p> <p>まあ普及しまくっているChrome、さらにスマホOSであるAndroidを抱えるGoogleが持つYouTubeと、ただのいち動画サイトのニコニコを対応面で比べるのは酷でしょうけど、やはり不利となってしまうのです。</p> <p>先日、10月に大幅改良がされると予告がありましたが、これがどのくらいのものになるかは注目です。</p> <p>■<a href="http://blog.nicovideo.jp/niconews/19630.html">&#x30CB;&#x30B3;&#x30CB;&#x30B3;&#x306E;&#x65B0;&#x30D0;&#x30FC;&#x30B8;&#x30E7;&#x30F3;&#x300C;niconico(&#x304F;)&#x300D;2017&#x5E74;10&#x6708;&#x3001;&#x958B;&#x59CB;|&#x30CB;&#x30B3;&#x30CB;&#x30B3;&#x30A4;&#x30F3;&#x30D5;&#x30A9;</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="投稿者も減るスパイラル">投稿者も減るスパイラル</h2> <p>さてこのような状態になっていてユーザーが減るとなると、再生数も減ります。そうなると有償無償問わずユーザーもなるべく多くの人に見てもらいたいというほうが大半なわけで、再生数の多いYouTubeに移ってしまうことになります。これには再生数以外の収益の問題もあるでしょうが。</p> <p>■参考:<a href="http://www.gamehuntblog.com/entry/niconico-game-owacon" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ニコニコ動画のゲーム実況はもうオワコン。大手実況者は既にYouTubeシフトでニコニコではチャンネル活動がメイン。 - ゴトーのブログ</a></p> <p>そしてユーザー数と投稿者の減少がスパイラルとなると。 これは生放送ももちろん同じで、ひいてはニコニコチャンネルも同じです。見ないものがなくなったら、そりゃプレミアムも解約するでしょうし。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="とりあえずユーザーをシステム面でつなぎ止めないと">とりあえずユーザーをシステム面でつなぎ止めないと</h2> <p>Webサービスの世界はたいていの場合一強多弱になるので、巨人YouTubeと比較すればニコニコ動画がこのまま衰退してゆくのは必然でしょう。</p> <p>それを防止するには、まずはシステム面から「将来プレミアムに繋がるかもしれないけど、今は無料にいることしかできない層」に対して、引き留めておく、ニコニコ専門ではなくても、せめてYouTubeと平行して使ってもらい続けるようにする策が必要ではないでしょうか。 特にクリップ上限とかは、閲覧者も投稿者も得しないものなので、即時排除した方がよいでしょう。通信や画質についてもサーバの問題があるにせよ、今の状態だと途中離脱がかなり大きくなる可能性が高いので、どうにかすべきでしょう。</p> <p>ただそのあたりは問題に気づいていても、既存プレミアム会員が「じゃあ無料でいいや」となるのを防止する為にやりたくてもできないのかもしれません。ただそれを解決しないとスパイラルで結局プレミアム会員離脱率が増えるでしょうし、難しいところでしょうから、かなり戦略を考えないといけないでしょう。</p> <p>まあこれをやって、やっとシステム面ではYouTubeと並ぶ感じなのですけど。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="ニコニコ動画に打開策はあるのか">ニコニコ動画に打開策はあるのか</h2> <p>なんかこう書いてくるとニコニコ動画はもう衰退し続けるしかない印象ですが、必ずしもそうとも限らないと思います。というのは現在YouTubeにおいても増えすぎて経年のことによる問題があるので、その改善をしたものを提供出来ればまたチャンスはあるのかもしれません。小回りの利く、YouTubeにはしにくいようなものはユーザー主導、コンテンツ制作などの企業主導両方で(とりわけKADOKAWAの力を生かせば後者で)まだ発掘出来ると思うので。</p> <p>少なくとも日本ではトップクラスの一般動画サイトなので。困難な道のりとは思いますが、どの独自性を再発見出来れば、注目を浴びる可能性はないとも言えないと思います。</p> nakakzs さくらのVPS契約直後に構築したWordpressからメールが送れない現象 hatenablog://entry/8599973812283232615 2017-04-26T21:04:27+09:00 2022-02-28T00:43:45+09:00 先日さくらのVPSにおいてKUSANAGIをインストールしてWordpressを構築したことを書きました。 nakamorikzs.net そこでは既存のメモリ2GのVPSと新規の4GのVPSにそれぞれKUSANAGIをインストールしてからWordressをインストールしたのですが、そこで一部の問題が。 発生した問題は、殆ど同じように設定したのにもかかわらず、新規のVPSのほうからのメール送信が出来ないというもの。それはメールサーバを立ち上げてというのだけではなく、Wordpressによるメール通知、すなわちインストール時やログイン通知、パスワード変更時のメールも送信がされませんでした。 メー… <p>先日さくらのVPSにおいてKUSANAGIをインストールしてWordpressを構築したことを書きました。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20170422%2Fwordpress_kusanagi" title="Wordpress改善のためさくらのVPSにKUSANAGIをインストール&設定 - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20170422/wordpress_kusanagi">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>そこでは既存のメモリ2GのVPSと新規の4GのVPSにそれぞれKUSANAGIをインストールしてからWordressをインストールしたのですが、そこで一部の問題が。 発生した問題は、殆ど同じように設定したのにもかかわらず、新規のVPSのほうからのメール送信が出来ないというもの。それはメールサーバを立ち上げてというのだけではなく、Wordpressによるメール通知、すなわちインストール時やログイン通知、パスワード変更時のメールも送信がされませんでした。</p> <p>メールサーバとして使えないだけならともかくこれは困るということで原因を探ってみることに。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205101.png"><img class=" wp-image-3941" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205101.png" alt="" width="399" height="277" /></a></p> <p>&nbsp;</p> <h2>VPSにおけるメール周り設定</h2> <p>VPSでKUSANAGIを前回同様セットアップしたあとWordpressをインストールしたあと、このままでは一連のメール送信されないのに気づき、その辺りの設定を。将来的にはメールサーバも含められるかなと思ったので、それも含めてやることにしてみました。 検索をかけてみたところ、ちょうどKUSANAGIでPostfixとDovecotを導入してメールを利用出来るようにする方法が書かれていたものがあったので、こちらを参考とさせていただくことに。</p> <p>■<code>http://tsukarooohi.hatenablog.com/entry/2016/12/25/145109</code> ※リンク切れ</p> <p>&nbsp;</p> <h2>あれ? 新規契約した方でメールが送れない?</h2> <p>これでOKとなり、ユーザー追加や通知時にメールが送られてくるようになりますし、各種プラグインにおけるメール送信(たとえばバックアップや、Contact form7等を利用してのメールフォームからの送信)も行えるようになりました……既存VPSのほうだけ。</p> <p>そう、何故か新規VPSのほうでは全く同じように設定してもメールが送られてこない。故に設定からドメインのDNSまで確かめることに。 しかし実はものすごく簡単なところが原因でした。</p> <p>&nbsp;</p> <h2>OP25B設定が原因だったようで</h2> <p>さくらのVPSでは、申し込み後に2週間の試用期間があるのですが、その状態では転送量制限が設けられているのと同時に、「OP25B設定」、すなわちメール送信用ポート番号の外向きの25番ポートが閉じられた設定になっています(おそらくはお試し期間の綱渡りで迷惑メールの踏み台にされるのを防止する為と思われる)。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fvps.sakura.ad.jp%2Fflow%2F" title="お申し込みのながれ|VPS(仮想専用サーバー)はさくらインターネット" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://vps.sakura.ad.jp/flow/">vps.sakura.ad.jp</a></cite></p> <p>メール送信が思ったように出来ない原因は単純にこれでした。 よって契約情報でお試しから本契約に切替えると、無事メールも送れるように。むしろテスト用に直前に送ったいくつかのメールが、解けた途端に複数届きました。</p> <p>気づけばものすごく単純なのですが、VPS側、Wordpress側に目が向いてしまうと意外と気づきにくいところでもあるかもしれません。しかし見逃すと「このサーバじゃ出来ないじゃん」と勘違いをしてしまいがちなので、このように<strong>さくらVPSでのお試し期間中は帯域及びメール送信に制限が設けられている</strong>というのは頭に入れておいたほうがよいでしょう</p> nakakzs Wordpress改善のためさくらのVPSにKUSANAGIをインストール&設定 hatenablog://entry/8599973812283232627 2017-04-22T23:07:48+09:00 2022-02-28T00:43:43+09:00 このブログほか自分のブログの多くは、さくらのVPSでWordpressを構築して運営していますが、複数のWordpressブログを同時に入れているせいもあり、遅いだけではなくよく落ちるという現象が発生していました(まあそれはサーバの問題だけではなく、設定の問題もあったのですが)。 しかし、先日さくらのキャンペーンで、昔からVPS使っているユーザーが上位プランを契約した時、最大5000円割引になるというものがありました。 ■「さくらのVPS乗り換えキャンペーン」実施のお知らせ | さくらインターネット スペック強化だけでしたらあまり惹かれなかったのですが、それ以前からWordpressが高速化す… <p>このブログほか自分のブログの多くは、さくらのVPSでWordpressを構築して運営していますが、複数のWordpressブログを同時に入れているせいもあり、遅いだけではなくよく落ちるという現象が発生していました(まあそれはサーバの問題だけではなく、設定の問題もあったのですが)。</p> <p>しかし、先日さくらのキャンペーンで、昔からVPS使っているユーザーが上位プランを契約した時、最大5000円割引になるというものがありました。</p> <p>■<a href="https://www.sakura.ad.jp/news/sakurainfo/newsentry.php?id=1535" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「さくらのVPS乗り換えキャンペーン」実施のお知らせ | さくらインターネット</a></p> <p>スペック強化だけでしたらあまり惹かれなかったのですが、それ以前からWordpressが高速化するというOS「kusanagi」のことが非常に気になっていたので、この機会に試してみようと思い、契約&kusanagiでの導入を決意しました。</p> <p><img class="alignnone wp-image-3919 size-full" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205052.jpg" alt="KUSANAGI" width="474" height="143" /></p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#KUSANAGIとは">KUSANAGIとは</a></li> <li><a href="#さくらのVPSでのKUSANAGIインストール">さくらのVPSでのKUSANAGIインストール</a></li> <li><a href="#KUSANAGIのプロビジョニング">KUSANAGIのプロビジョニング</a></li> <li><a href="#Wordpressのインストール">Wordpressのインストール</a></li> <li><a href="#KUSANAGIでWordpress設置しての雑感留意点">KUSANAGIでWordpress設置しての雑感&留意点</a></li> <li><a href="#性能の第一印象はかなりいい感じ">性能の第一印象はかなりいい感じ</a></li> </ul> <h2 id="KUSANAGIとは">KUSANAGIとは</h2> <p>「kusanagi」とは何かというのを簡単に説明すると、カスタマイズされたOSで、ベースはCentOS7となっています。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fkusanagi.tokyo%2F" title="KUSANAGI" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://kusanagi.tokyo/">kusanagi.tokyo</a></cite></p> <p>「超高速WordPress仮想マシン」と銘打たれており、これの上で運営するWordpressなどは超高速になるということで、公式では通常の約10倍の速さにブーストさせると書いてあります。</p> <p>このkusanagiは各サーバ事業者からも提供されており、VPSやクラウドサービスに備わっているところが多数あります。 で、今回は先日のキャンペーンもあり、且つ慣れ親しんでいる&利用者が多くブログなどでされているドキュメントが多いことから、さくらのVPSの4Gプランで導入してみることにしました。</p> <p>実は公式で推奨環境がメモリ4Gからとなっていたのですが、今回上で書いた新規4Gの導入後、2GのVPSでも導入してみたので、それも後述します。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="さくらのVPSでのKUSANAGIインストール">さくらのVPSでのKUSANAGIインストール</h2> <p>まずはさくらで契約後、サーバ一覧からサーバを選択し、右上の「各種設定」より「OSインストールを選択」。そこから「標準OSインストール」を選択。 そこから「KUSANAGI」を選択し、初期のrootパスワードを入力。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205042.png"><img class="alignnone wp-image-3913" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205042.png" alt="さくらVPS kusanagiインストール" width="390" height="442" /></a></p> <p>それで決定後にインストールが開始されます。</p> <p>&nbsp;</p> <p>さてここからコマンド操作。最初はルートで入ります。 このあたりは公式ページにしっかり書いてあるのでそれをなぞればいいので、軽く。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fkusanagi.tokyo%2Fdocument%2Fkusanagi-init%2F" title="KUSANAGIの初期設定 | KUSANAGI" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://kusanagi.tokyo/document/kusanagi-init/">kusanagi.tokyo</a></cite></p> <p>まずは</p> <blockquote># yum --enablerepo=remi,remi-php56 update -y</blockquote> <p>でyumアップデート。そこから</p> <blockquote># reboot</blockquote> <p>で一度再起動したあと、再びターミナルに入ります。 そしてkusanagiの独自コマンドである</p> <blockquote># kusanagi init</blockquote> <p>を入力。</p> <p>ちなみにこのあとは対話式で一連の流れになりますが、kusanagi initコマンドで個別に設定することも可能です。あとのオプションについては、<a href="https://kusanagi.tokyo/document/command/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">公式ガイド参照</a>。</p> <p>打ち込むと、以下の画面になるのでしばらく待ちます。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205036.png"><img class="alignnone size-full wp-image-3915" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205036.png" alt="kusanagiインストール" width="476" height="313" /></a></p> <p>それが終了したあとは対話式コマンドで設定が出来るので、次々にそれを入力してゆけばOKです。 設定としては ・ TLS用ホスト鍵ファイルの自動生成(/etc/kusanagi.d/ssl 下に生成) ・サーバタイムゾーンの設定(15ページ目くらいに「Asia/Tokyo」があります) ・ ロケールの設定→キーボードタイプの設定 と続きます。</p> <p>その後、kusanagiにおける権限ユーザーである「kusanagi」のパスワード設定を行います(入力2回)。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205048.png"><img class="alignnone size-full wp-image-3916" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205048.png" alt="kusanagi初期設定" width="482" height="314" /></a></p> <p>(一部文字化けしてますが気にしないでください)</p> <p>さらにそのkusanagiユーザー時のSSHユーザ鍵を作成するためにパスフレーズを入力(入力2回)。絶対に忘れないようにしてください。</p> <p>さらにそこからMySQLのrootユーザーのパスワードを指定(入力2回)。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そしてWebサーバをNGINX、httpd(Apache2) から選択します。 ディフォルトではNGINXになっていますが、実は前述のkusanagiコマンドを利用してあとで簡単に変更出来ます。とりあえずNGINXでやってみます。</p> <p>その次はアプリケーションサーバの選択で、HHMV、PHP7、PHP5のどれかから選択。こちらもあとから変更出来ます。ディフォルトはHHMVなのでそれを選択。</p> <p>ここで初期設定の完了となります。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="KUSANAGIのプロビジョニング">KUSANAGIのプロビジョニング</h2> <p>そして次はkusanagiのプロビジョニング。こちらも基本的に対話式で次々コマンドを選択してゆけばよい形になっています。 こちらもコマンドのオプションであとから個別の設定が可能。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fkusanagi.tokyo%2Fdocument%2Fkusanagi-provision%2F" title="KUSANAGIのプロビジョニング | KUSANAGI" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://kusanagi.tokyo/document/kusanagi-provision/">kusanagi.tokyo</a></cite></p> <p>ちなみにこれをはじめる前の前提として、独自ドメインを取得して、それをDNS設定で当該サーバに向けておいてください。</p> <p>まず</p> <blockquote># kusanagi provision 【任意のプロファイル名】</blockquote> <p>というコマンドを入力。たとえば「# kusanagi provision hogehoge_html」など。プロファイル名は自分のお好きにどうぞ。 すると、/home/kusanagi 以下にプロファイル名のフォルダが作成されます。</p> <p>さて今回はWordpressのプロビションなので、そのまま進行(オプションでLAMPやDrupal8等も可能)。</p> <p>まず言語とキーボードの言語設定。</p> <p>その次には(オプション指定をしていない場合)ホスト名の設定になるので、利用するホスト名(アドレス)を記入(2回)。</p> <p>さてその次にLet’s EncryptのSSL証明書の発行画面になり、メールアドレスの入力を求められます。すぐ必要なならここで設定してもいいですが、自分は今はとりあえずEnter2回押しで飛ばしました。</p> <p>その次はデータベース名の設定。利用するデータベースの名前を入力(2回)。 そのあとはデータベースのユーザー名を入力(2回)。 そしたらデータベースユーザーのパスワードを入力(2回)。 例によって必ず覚えておいてください。</p> <p>ここでWordpressのプロビジョニングがはじまりますので、終了したら設定したドメイン名を打ち込んで確認。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="Wordpressのインストール">Wordpressのインストール</h2> <p>ここから先は普通のWordpressのインストールと同じです。 先程入力したデータベース名、(データベース)ユーザー名、(データベース)パスワードを入力。データベースのホスト名はディフォルトのlocalhostのままでよいでしょう。デーブル接頭辞はインポートなどで変更が必要な場合はそれにあわせてください。なければお好きに。</p> <p>そしてインストールを開始し、終了したら必要情報を入力します。サイトのタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスなど。</p> <p>これで終了となります。</p> <p>おそらく最初の状態で、上部管理バーにKUSANAGI特有の速度測定アイテムがついているので、インストールされたことがわかりやすいでしょう</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205057.png"><img class="alignnone size-full wp-image-3917" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205057.png" alt="" width="193" height="50" /></a></p> <p>あとはコマンドのほうで、ユーザーを増やして権限を付与したりrootを封じたりするなど、セキュリティ的な設定を行って下さい。 どのあたりをやればいいか迷ったら、公式ガイドの当該ページを見ましょう</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fkusanagi.tokyo%2Fdocument%2Fsecurity%2F" title="推奨するセキュリティ対応 | KUSANAGI" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://kusanagi.tokyo/document/security/">kusanagi.tokyo</a></cite></p> <p>あとダッシュボードにどの辺りのセキュリティ対策をすればいいかの簡易的な表示もありますので、それに従ってもよいでしょう。主にはwp-configの位置や、各種フォルダの権限などですね。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="KUSANAGIでWordpress設置しての雑感留意点">KUSANAGIでWordpress設置しての雑感&留意点</h2> <p>実際設定してみての感想は「うわ、楽だこれ」というのがかなり強かったです。 以前VPSをはじめた時は全部コマンド打ちでやっていたし、vi使って設定書き込んでいましたが、ここまでコマンド操作はあるにしてもviによる書き込み無しで自動的にインストールまでやってくれます。正直設定かなり入り組むのを覚悟していた分、かなりスムーズに行きすぎたような印象。 用意されている、kusanagiコマンドがインストール後もその設定を簡単にしてくれるのがかなりいいですね。 ちなみに前述しましたが、MGIMXとApacheの切り替え、HHMVとPHP7や5の切り替えはこのkusanagiコマンド一発で出来るので、両方を切替えて試したい場合も楽です。</p> <p>もちろん設定出来ることにより、サラの状態でのVPS(CentOS)で自由に出来たとこへの制約も生まれる可能性はありますが、基本的にWordpress運営をメインにしてそこまで大きくカスタマイズするつもりがない場合、こちらのほうがよいと思われます。</p> <p>あと、ひとつのOSにひとつのドメインだけではなくプロファイル毎にドメインを指定することも可能で、たとえばWordpressを2つ設置も出来ます(スペック問題的に推奨はされないと思いますが)。その場合の各々の設定はkusanagiコマンドにあるtargetというコマンドで切り替え可能です。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="性能の第一印象はかなりいい感じ">性能の第一印象はかなりいい感じ</h2> <p>さて肝心の性能ですが、インストールして各種インポートしたあとも以前に比べてかなり早いとは思いましたが、スペックを上げたこともあるので単純比較出来ないことと、プラグイン含めた細かい設定がまだのところもあるので、ここではまだ結論保留にしておきます。 ただ、以前と比べて落ちることも詰まることもほとんどなくなりましたし、トラブルがない以上は元に戻すという選択肢はなく、このまま使い続ける予定。</p> <p>あと、推奨の4GメモリVPSだけではなく、2Gでもちゃんと動きます。なんかネットで検索かけると、1Gひいては512Mもメモリでインストールした人も無事なようですし(スペックの保証はされないでしょうが)。</p> <p>&nbsp;</p> nakakzs はてなブックマークにおいて見たくないサイトを表示から除外する方法 hatenablog://entry/8599973812283232642 2017-02-22T22:44:39+09:00 2022-02-28T00:43:44+09:00 前回、Google検索において見たくない、出したくない結果(リンク)を除外する方法を色々書きました。 nakamorikzs.net しかし最近、Google検索以外でネット、というかはてな界隈で話題になっているものがあります。それははてなブックマークで表示される記事。 ここのところブックマークを意図的に多数つける、もしくはつけあう(いわゆる互助会行為)の影響で、そういうものが表示されることが多くなり、不満の声が聞かれることがよくあります。しかしGoogleの検索結果同様、ある程度、特にPCで利用する場合ならかなりそれを調整、つまり特定のリンクを排除することが可能です。今日はその方法についてい… <p>前回、Google検索において見たくない、出したくない結果(リンク)を除外する方法を色々書きました。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20170220%2Fgooglesearch_ex" title="Google検索で見たくないリンク先を除外する方法 - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20170220/googlesearch_ex">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>しかし最近、Google検索以外でネット、というかはてな界隈で話題になっているものがあります。それははてなブックマークで表示される記事。</p> <p>ここのところブックマークを意図的に多数つける、もしくはつけあう(いわゆる互助会行為)の影響で、そういうものが表示されることが多くなり、不満の声が聞かれることがよくあります。しかしGoogleの検索結果同様、ある程度、特にPCで利用する場合ならかなりそれを調整、つまり特定のリンクを排除することが可能です。今日はその方法についていろいろ書いてゆきます。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205310.png"><img class="alignnone wp-image-3600" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205310.png" alt="" width="481" height="282" /></a></p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#Chromeの拡張機能を利用">Chromeの拡張機能を利用</a><ul> <li><a href="#はてなNG">はてなNG</a></li> <li><a href="#はちまバスター">はちまバスター</a></li> <li><a href="#はてなブックマーク-2chクリーナー">はてなブックマーク 2chクリーナー</a></li> </ul> </li> <li><a href="#スマホでも使えるはてブフィルター">スマホでも使えるはてブフィルター</a></li> <li><a href="#はてブのお気に入りを使う">はてブの「お気に入り」を使う</a></li> <li><a href="#でもやはり本家はてブアプリにフィルターが欲しい">でもやはり本家はてブアプリにフィルターが欲しい</a></li> </ul> <h2 id="Chromeの拡張機能を利用">Chromeの拡張機能を利用</h2> <p>PCブラウザで閲覧する場合、Chromeの拡張機能を使うのが一番手っ取り早いです。そのいくつかの方法を以下に。</p> <h3 id="はてなNG">はてなNG</h3> <p>はてなブックマークの一覧から、ブラックリストに指定した任意のサイトを表示させなくする拡張機能。</p> <p>拡張機能をインストールすると、上部バーにアイコンが表示されるのでそこをクリックすると下のように表示されます。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205118.png"><img class="alignnone wp-image-3597" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205118.png" alt="はてなNG" width="186" height="321" /></a></p> <p>もしその見たくないサイトを見ている場合は、「このサイトをNG登録」ボタンを押すとそのままそこがそのChromeブラウザで見るはてなブックマークに表示されなくなります(もちろんそのサイトに行かず、直接URLを書き込んでもOK)。設定した後にリストから解除など編集も出来ますし、一時的に切ることもできます。</p> <p>「NGサイト」としてURLで指定するほか、「NGワード」として単語を、「NGID」としてはてなIDで指定することも可能。</p> <p>最初から見たくないサイトを入力する、はてブを実際に見ていて、炎上狙いサイトなど二度と表示したくないサイトを見てしまった場合などにクリックしてリストに加えるといった利用法があります。またリストの作成がめんどくさい場合、検索するとジャンル毎のリストも出てくるので、それを参照するのもよいでしょう。</p> <p>■<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%AAng/mbgdnfmdelffjdhkdggilmphfdihnmcj" target="_blank">はてなNG - Chrome ウェブストア</a></p> <p>&nbsp;</p> <h3 id="はちまバスター">はちまバスター</h3> <p><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20170220/googlesearch_ex">前回のGoogle検索フィルタの時に紹介した</a>拡張機能はちまバスター。これはリストに設定したサイトを「CONSOLED」表示にしてリンク不可にするものですが、これははてなブックマークページにも適用されますので、利用が可能です。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205324.png"><img class="alignnone wp-image-3598" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205324.png" alt="" width="400" height="267" /></a></p> <p>どんなブックマークがホットエントリーに出て来ているか確認はしたいけど、リンクは踏みたくない場合などにどうぞ。</p> <p>■<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/%E3%81%AF%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/kmjdodljbndkgaiakbdciipegjnbcmog?hl=ja" target="_blank">はちまバスター - Chrome ウェブストア</a></p> <p>&nbsp;</p> <h3 id="はてなブックマーク-2chクリーナー">はてなブックマーク 2chクリーナー</h3> <p>文字通り、はてなブックマークから2chまとめ系のページを排除するという特化型プラグインです。消すまとめサイトは自動生成されるので、こちらでリストを作ることがないというのが利点。</p> <p>ただ難点として2014年更新で止まっていること(2017/2/22現在)。使えますが、前述の拡張機能でも代用出来ますので、他で事足りる場合はこちらを無理に使うこともないかも。</p> <p>■<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF-2ch%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/ffdpbckbimkggfakoncianeifnlfebok?hl=ja" target="_blank">はてなブックマーク 2chクリーナー - Chrome ウェブストア</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="スマホでも使えるはてブフィルター">スマホでも使えるはてブフィルター</h2> <p>上で紹介した拡張機能を使うものはPC用Chromeでのものであり、スマホでの閲覧時には利用出来ません。しかしスマホではてなブックマークを参照する時も、特定のサイトを除外する方法があります。それはフィルター機能のあるWebサイトを利用する方法。</p> <p>まずはてなフィルター。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fhatenafilter.com%2F" title="はてなフィルター" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://hatenafilter.com/">hatenafilter.com</a></cite></p> <p>こちらはサイトでフィルターしたいURLやフィルターしたいワード、もしくはまとめサイトなどを一括でフィルター出来る設定があります。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205330.png"><img class="alignnone wp-image-3599" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205330.png" alt="はてなフィルター" width="503" height="373" /></a></p> <p>しかしながらブラウザのクッキーに依存しているため設定が保存されないことがありますので、フィルターURLをメモっておく必要があるようです。</p> <p>設定するのがめんどくさいという人には、あらかじめ独自設定をしているフィルタサイトもあります。まあコレはカスタマイズ不可能なので、使って気に入ったらという感じで。</p> <p>■<a href="http://www.zukeran.net/cgi-bin/hatebu2.cgi" target="_blank">はてぶ人気+ずフィルタ</a></p> <p>■<a href="http://www.zukeran.net/cgi-bin/hatebu.cgi" target="_blank">はてぶ新着+ずフィルタ</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="はてブのお気に入りを使う">はてブの「お気に入り」を使う</h2> <p>フィルタリングとはちょっとずれますが、はてなには「お気に入り」に入れた人のブクマしたものだけが表示される「お気に入り」が存在します。それを利用している人も多いでしょうし、同じ傾向の人を探してお気に入りに入れ、「お気に入り」を利用するという方法もあるでしょう。</p> <p>さらにお気に入りの表示に特化しているiOSアプリ、「HBFav」も存在します。</p> <p>■<a href="http://hbfav.bloghackers.net/" target="_blank">HBFav2- Hatena-Bookmark Reader for iOS</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="でもやはり本家はてブアプリにフィルターが欲しい">でもやはり本家はてブアプリにフィルターが欲しい</h2> <p>色々書いてきましたが、やはりスマホで使う場合ははてブアプリが(現状では)使うことも多いわけで、はてブの公式アプリに(ブラウザで閲覧する際の個人設定項目にも)非表示URLリストのようなものが欲しいと思います。むしろ公式アプリで回避できないと、アドブロックができてしまうブラウザでの閲覧に流れてしまうわけで、はてなにとっても損だと思うのですけどね。</p> nakakzs Google検索で見たくないリンク先を除外する方法 hatenablog://entry/8599973812283232655 2017-02-20T11:34:21+09:00 2022-02-28T00:43:43+09:00 最近、ネット上ではGoogleなど検索エンジンの検索結果に不満の声が聞こえることがあります。例えば内容が薄いまとめサイトやバイラルサイト、キュレーションサイトが上がってくるけど、本当に有用なサイトが沈んでいるというものなど。これは以前から言われることがありましたが、最近起きたWelq問題においてより顕在化したものと思われます。 検索した時にいらないサイトが上位に来ることを邪魔に思う人が多いでしょう。しかしながらGoogleがそれらを判定して落とすのを待つことなく、個人的な検索結果においてそれらを見ないように除外してしまうことは可能です。今日はそのいくつかの方法について書いてゆくことにします。 <p>最近、ネット上ではGoogleなど検索エンジンの検索結果に不満の声が聞こえることがあります。例えば内容が薄いまとめサイトやバイラルサイト、キュレーションサイトが上がってくるけど、本当に有用なサイトが沈んでいるというものなど。これは以前から言われることがありましたが、最近起きたWelq問題においてより顕在化したものと思われます。</p> <p>検索した時にいらないサイトが上位に来ることを邪魔に思う人が多いでしょう。しかしながらGoogleがそれらを判定して落とすのを待つことなく、個人的な検索結果においてそれらを見ないように除外してしまうことは可能です。今日はそのいくつかの方法について書いてゆくことにします。</p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#検索の時にキーワードを追加する方法">検索の時にキーワードを追加する方法</a><ul> <li><a href="#特定のサイトを検索する">特定のサイトを検索する</a></li> <li><a href="#特定のサイトを除外する">特定のサイトを除外する</a></li> </ul> </li> <li><a href="#Chromeの拡張機能を使う方法">Chromeの拡張機能を使う方法</a><ul> <li><a href="#CustomBlocker">CustomBlocker</a></li> <li><a href="#Personal-Blocklist-by-Google">Personal Blocklist (by Google)</a></li> <li><a href="#はちまバスター">はちまバスター</a></li> <li><a href="#Firefoxで使えるブロックアドオン">Firefoxで使えるブロックアドオン</a></li> </ul> </li> <li><a href="#Googleカスタム検索やそのWebサービスを利用する方法">Googleカスタム検索やそのWebサービスを利用する方法</a></li> <li><a href="#自分でカスタマイズした方が早い">自分でカスタマイズした方が早い</a></li> </ul> <h2 id="検索の時にキーワードを追加する方法">検索の時にキーワードを追加する方法</h2> <p>検索においては、文字列の他に特定の記号(演算子など)を書き込むことによって、検索単語にさらに絞り込みなどの条件を付け加えることが出来ます。それにはいろいろありますので以下をご参照。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fsupport.google.com%2Fwebsearch%2Fanswer%2F2466433%3Fhl%3Dja" title="ウェブ検索の精度を高める - Google 検索 ヘルプ" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://support.google.com/websearch/answer/2466433?hl=ja">support.google.com</a></cite></p> <p>ここでは、「除外」など検索対象を限定するものについて書いてゆきます。</p> <h3 id="特定のサイトを検索する">特定のサイトを検索する</h3> <p>検索したい単語と共に、サイトまたはドメインの前に「site:」を付けると、そのサイトの中だけから検索出来ます。</p> <blockquote><strong>単語1 site:www.example.com</strong> ……単語1をwww.example.comから検索</blockquote> <p>例として、”アジの開き site:youtube.com” と検索すると、<a href="https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%82%E3%81%98%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8D+site%3Ayoutube.com&amp;oq=%E3%81%82%E3%81%98%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8D+site%3Ayoutube.com&amp;aqs=chrome..69i57.559j0j7&amp;sourceid=chrome&amp;ie=UTF-8#safe=off&amp;q=%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%81%AE%E9%96%8B%E3%81%8D+site:youtube.com" target="_blank">YouTube内から「アジの開き」を検索したものが出て来ます</a>。</p> <p>&nbsp;</p> <h3 id="特定のサイトを除外する">特定のサイトを除外する</h3> <p>さて、検索演算子ではマイナス検索という、記号の「-」(マイナス)を付け加えることによって、その単語が付いてくるものを検索結果から除外することが出来ます。</p> <blockquote><strong>単語1 -単語2</strong>  ……単語1の検索結果から単語2を除外</blockquote> <p>これは”マンガ -ネタバレ”などという利用法のほか、"ゲーム -まとめ"などのように、サイトを示す言葉をマイナスにすることで除外することも出来ます</p> <p>それと前述のものを応用して、特定のサイトを除外することが可能です。</p> <blockquote><strong>単語1 -site:www.example.com</strong> ……単語1の検索結果からwww.example.comを除外</blockquote> <p>たとえば”ライフハック -site:matome.naver.jp”とすると、ライフハックの検索からmatome.naver.jpが除外されます。</p> <p>&nbsp;</p> <p>これら記号検索のよいところは、後述する拡張機能(ブラウザ)やサイトに依存せず、検索バーがあればそこで出来てしまうことにあります。ただ、詳細な検索をすることになると、文字列を打ち込むのがかなりめんどくさいことにはなりますが。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="Chromeの拡張機能を使う方法">Chromeの拡張機能を使う方法</h2> <p>Chromeの拡張機能では、Google検索時に特定のサイトを除外、もしくは見えなくしてくれるという機能を持つ便利なものがあります。これはインストールや設定が必要ですが、その度にキーワードを入力したりする手間がなく、便利なものです。その中で代表的なものをいくつか(ただし拡張機能はいつのまにか運営元が変わっていて、その性質も広告付きなどに変化している場合もあるので、使う時はその時もちゃんとした機能を持っているかをチェックしてください)。ちなみに全て公式から配布されているものになります。</p> <h3 id="CustomBlocker">CustomBlocker</h3> <p>Chromeストアにある拡張機能。文字通り特定のサイトをブロックするアドオンで、インストールすると上部バーにアイコンが表示され、そこから設定が可能です。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205127.png"><img class="alignnone wp-image-3590" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205127.png" alt="" width="300" height="299" /></a></p> <p>この拡張機能はカスタマイズ性に優れていること。特定のタイトル、URL、要約文においてルールを設定して、検索結果に出るのを排除することが可能です。</p> <p>ちなみにGoogle検索結果のみならず、TwitterやYouTubeなど多くのサイトにおいて除外項目を設定出来ます。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205137.png"><img class="alignnone size-full wp-image-3587" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205137.png" alt="" width="216" height="404" /></a></p> <p>■<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/customblocker/elnfhbjabfcepfnaeoehffgmifcfjlha?utm_source=chrome-app-launcher-info-dialog" target="_blank">CustomBlocker - Chrome ウェブストア</a></p> <p>■使い方参考:<a href="http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1309/17/news024.html" target="_blank">3分LifeHacking:見たくない情報はすかさずブロック! Chrome機能拡張「CustomBlocker」使いこなし術 (1/3) - ITmedia エンタープライズ</a></p> <p>&nbsp;</p> <h3 id="Personal-Blocklist-by-Google">Personal Blocklist (by Google)</h3> <p>名前の通り、Google Chromeが公式提供している拡張機能。これの特徴は手軽なところで、Googleの検索結果に直接ブロック設定をするリンクが表示され、そこからワンクリックでブロックするリストに追加出来ることが可能です。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205141.png"><img class="alignnone wp-image-3591" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205141.png" alt="" width="498" height="347" /></a></p> <p>ブロックしたものはバーにあるアイコンから確認、編集出来ます。</p> <p>ただ、最終更新が2015年なことでほかにブロック系拡張機能が多く出ているので、機能的には少ない感じです。ただ、最低限の機能はあるのでGoogle検索なら十分且つ手軽に使えるものでしょう。</p> <p>■<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/personal-blocklist-by-goo/nolijncfnkgaikbjbdaogikpmpbdcdef/related" target="_blank">Personal Blocklist (by Google) - Chrome ウェブストア</a></p> <p>&nbsp;</p> <h3 id="はちまバスター">はちまバスター</h3> <p>名前の通り某まとめサイトを排除することを目的として作られたアドオンですが、設定により他のサイトにも適用することが出来ます。有効化するとバーにアイコンが現われ、そこから設定可能(ディフォルトで一部サイトがすでに載っているけど、削除も可能)。ちなみにリストのプリセットも設定内にあります。</p> <p><img class="alignnone wp-image-3588" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205256.png" alt="" width="572" height="378" /></p> <p>検索した時にそのリストのものと一致したURLが「censired」と表示され、クリック出来なくなります。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205304.png"><img class="alignnone wp-image-3589" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205304.png" alt="" width="430" height="401" /></a></p> <p>バーにあるアイコンをクリックすることで、一時的に無効にすることも可能です。</p> <p>■<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/%E3%81%AF%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/kmjdodljbndkgaiakbdciipegjnbcmog?hl=ja" target="_blank">はちまバスター - Chrome ウェブストア</a></p> <p>&nbsp;</p> <h3 id="Firefoxで使えるブロックアドオン">Firefoxで使えるブロックアドオン</h3> <p>あと補足的になりますが、Firefoxのアドオンでも同じくブロックアドオンとして以下のものがります。</p> <p>■<a href="https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/silentblock/" target="_blank">Silent Block :: Add-ons for Firefox</a></p> <p>はちまバスターも工夫すれば使えるようです。</p> <p>■<a href="http://takehana.tv/cccc/index.php?itemid=10444" target="_blank">→C↓C←C↑C はちまバスターをFireFoxで使う方法</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="Googleカスタム検索やそのWebサービスを利用する方法">Googleカスタム検索やそのWebサービスを利用する方法</h2> <p>ただ、これらのブラウザを使っていない、もしくはモバイルなので拡張機能を追加出来ないという場合、ある程度除外をしてくれるWeb検索もあります。たとえばここ。</p> <p><a href="http://pasokatu.com/nsearch#gsc.tab=0">http://pasokatu.com/nsearch#gsc.tab=0</a></p> <p>ほか、料理系でほぼ常に上位に来るクックパッドを除外するものもあります。</p> <p><a href="https://togetter.com/li/1078206">https://togetter.com/li/1078206</a></p> <p>これらの多くはGoogleの機能である「Googleカスタム検索」を利用したもので、それをサイトによって出るところを限定したり、もしくは一部排除したりしているもののようです。</p> <p>ちなみにこれは自分用のものを作ることも出来ますので、限定的な範囲で検索するものが欲しい場合などは、自分でカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。</p> <p>■<a href="https://cse.google.co.jp/cse/compare">https://cse.google.co.jp/cse/compare</a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="自分でカスタマイズした方が早い">自分でカスタマイズした方が早い</h2> <p>現状Googleの検索結果に対する不満はよく聞かれますが、結局のところ自分の好みにするのでしたらそちらを待つより自分のほうからブラウザでの拡張機能なり、カスタム検索なりでカスタマイズした方が早いと思います。これらの方法を試して、自分で納得の行く検索結果を導き出してストレスフリーにしてみるのも手ではないでしょうか。</p> <p>むしろウイルスとアンチウイルスソフトのように、こういう検索の工夫とか拡張機能がないと検索が使えなくなってくるのかもしれません。</p> nakakzs 「ポケモンGO」キャンペーンを騙るものとポイントサイトアフィリエイト hatenablog://entry/8599973812283232666 2017-02-19T14:28:08+09:00 2022-02-28T00:43:45+09:00 前回、「Twitterで流れた牛角やマリオランの偽キャンペーンとポイントサイトについて」というものを書き、主にTwitter上で牛角や吉野家、マリオラン公式を名乗ってポイントサイトに誘導するものが出現していることを書きました。 nakamorikzs.net しかしその後、またTwitterで、今度は「ポケモンGO」のキャンペーンを偽るものが出て来たとニュースになりました。 nlab.itmedia.co.jp http://www.pokemongo.jp/topics/47/www.pokemongo.jp これはポケモンGOのロゴなどを使い、ゲーム内通貨「ポケコイン」をプレゼントする、無… <p>前回、「Twitterで流れた牛角やマリオランの偽キャンペーンとポイントサイトについて」というものを書き、主にTwitter上で牛角や吉野家、マリオラン公式を名乗ってポイントサイトに誘導するものが出現していることを書きました。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20170209%2Ftwitter_campaign" title="Twitterで流れた牛角やマリオランの偽キャンペーンとポイントサイトについて - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nakamorikzs.net/entry/20170209/twitter_campaign">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>しかしその後、またTwitterで、今度は「ポケモンGO」のキャンペーンを偽るものが出て来たとニュースになりました。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnlab.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1702%2F16%2Fnews103.html" title="ポケモンGO運営元、「ポケコイン無料配布」と称するキャンペーンに注意喚起 「公式ではない」" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1702/16/news103.html">nlab.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p><a href="http://www.pokemongo.jp/topics/47/">http://www.pokemongo.jp/topics/47/</a><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.pokemongo.jp/topics/47/">www.pokemongo.jp</a></cite></p> <p>これはポケモンGOのロゴなどを使い、ゲーム内通貨「ポケコイン」をプレゼントする、無料配布すると謳っているもの。しかし公式とは無関係で、ポケモンGO開発元であるナイアンテックからも否定のリリースが出ております。</p> <p>これについて、前回書いたものと似ていると思ってちょっと調べて見ると、前回書いたスーパーマリオランについてのものとすごく似ている、というか殆ど同じだったのですね。</p> <p>というわけで、前回の補足的も含めてちょっとそのあたりを書いてゆこうと思います。</p> <p>&nbsp;</p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#Twitterで広まったポケモンGOキャンペーンを騙るもの">Twitterで広まった「ポケモンGO」キャンペーンを騙るもの</a></li> <li><a href="#スーパーマリオラン公式キャンペーンを騙るものとほとんど同じ">「スーパーマリオラン」公式キャンペーンを騙るものとほとんど同じ</a></li> <li><a href="#リンクはアフィリエイトリンクになっている">リンクはアフィリエイトリンクになっている</a></li> <li><a href="#アフィリエイトが目的の第三者の仕業">アフィリエイトが目的の第三者の仕業?</a></li> <li><a href="#アフィリエイトの運営元の対策が必要">アフィリエイトの運営元の対策が必要</a></li> </ul> <h2 id="Twitterで広まったポケモンGOキャンペーンを騙るもの">Twitterで広まった「ポケモンGO」キャンペーンを騙るもの</h2> <p>さて今回は「ポケモンGO」でしたが、何故「ポケモンGO」だったか、というのは、おそらく最近大型アップデートがあった影響でしょう。</p> <p>■<a href="http://www.4gamer.net/games/316/G031663/20170216024/" target="_blank">「Pokémon GO」のアップデートが開始。ポケモンを捕まえたときのアメが2倍になる“きのみ”や,トレーナーの着せ替え機能の詳細を確認しよう - 4Gamer.net</a></p> <p>&nbsp;</p> <p>マリオランの時もスーパーマリオランがリリースされて間もない頃でしたので、そこで注目が集まったので、この機会にまた出て来たと思われます。</p> <p>さて、最初に書いた記事のように今回もまたTwitterで流れましたが、今回はプロモーション広告ではなく、通常のタイムラインとして流れていました(私が確認した限りで、もしかしたらプロモーションで流れていた可能性もあるかもしれませんが)。しかしそこでRTなどされたために広まることとなったようです。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="スーパーマリオラン公式キャンペーンを騙るものとほとんど同じ">「スーパーマリオラン」公式キャンペーンを騙るものとほとんど同じ</h2> <p>さて、私が見つけたのはそれに警告を発するTweetが流れはじめ、調べている最中に前述のの記事やイアンテックからのリリースも出たせいか、途中からそれらのTweetが一気に消えてゆきました。もしかしたらナイアンテックのリリースで「これらのキャンペーンを行っている事業者に対する法的措置を含め、調査・検討を進めております。」と書かれていたのも大きいかもしれません。しかしその残骸はいくつかあったので、そこから調べてみました。</p> <p>まず、Tweetで検索をかけると、以下のようなものが見つかります。ねとらぼの記事と画像が同じですから、話題となっているのはこれでしょう。</p> <p><img class="alignnone wp-image-3578" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205352.png" alt="" width="420" height="364" /></p> <p>ポケモンGOのハッシュタグもついていることから、おそらくはこれが広まったと思われます。</p> <p>しかしながら、2/19の1時現在でも流れていることから、おそらくこのアカウントが流しているというより、アプリ連携などで乗っ取られて、Tweet主が知らないうちに自動Tweetしてしまっている可能性がかなりあります。</p> <p>■参考:<a href="http://appllio.com/twitter-app-revoke-by-smartphone-iphone-android-pc" target="_blank">【最新】Twitter乗っ取りの対処法、スパムを勝手にツイートする不審なアプリを確認して連携解除する方法【iPhone/Android/PC】 | アプリオ</a></p> <p>ちなみに同じようなので、Facebookの特定ページに飛ばすものもありましたが、それは既に昨年夏くらいに更新が停止されているのもあり、目的が不明ですので今日は割愛(推測ではかつて同じようなことをやった残骸と睨んでますが)。</p> <p>&nbsp;</p> <p>あえてこのリンクを踏みにゆくと、以下のようなページが出て来ます。</p> <p><img class="alignnone wp-image-3581" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205358.png" alt="" width="601" height="283" /></p> <p>(引用要件としてリンク入れる:<code>http://2ch-game.net/tt/poke_mato/kira_mkin_pmal/index.php</code>)</p> <p>さて、前回の記事を読んで頂いた方はピンと来るのではないでしょうか。はい、実は「スーパーマリオラン」の時のパターンと殆ど同じなのですよね。</p> <p><img class="alignnone wp-image-3559" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204940.png" alt="" width="250" height="444" /> <img class="alignnone wp-image-3566" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205025.png" alt="" width="250" height="444" /></p> <p>特徴としては</p> <p>・キャンペーンを謳って2chまとめ風のまとめじゃないサイトに誘導</p> <p>・そこで自演でオトクなURLを紹介</p> <p>・そのURLは「<code>http://kira2-w.com/app_present/</code>」というもの</p> <p>そしてそのURLは前回触れたポイントサイト「キラキラウォーカー」のものになります(<a href="http://nakamorikzs.net/entry/20170209/twitter_campaign">そのポイントサイトの問題点については前回触れているのでそれを参照</a>)。</p> <p>つまり、マリオランのひな形と同じものをポケモンGOに流用し、同じパターンでやっていたものと推測されます。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="リンクはアフィリエイトリンクになっている">リンクはアフィリエイトリンクになっている</h2> <p>しかし、この「<code>http://kira2-w.com/app_present/</code>」というもの、文字ではこうなっていますが、実際リンクにフォーカスしてみると、実際のリンク先は「<code>http://fam-ad.com/ad/p/~~~</code>」というものになっています。その「<code>http://fam-ad.com/</code>」にリンクしてみると、アフィリエイト広告配信システムのサイトに繋がります。</p> <p>つまりは、このリンクはアフィエイトリンクで、おそらくその広告主がポイントサイトだったと推測されます</p> <p>ちなみに現在は上のサイトのリンクをダイレクトに踏むと、「申し訳ございません。 こちらの広告は期限切れのため表示できません。 」となっています。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="アフィリエイトが目的の第三者の仕業">アフィリエイトが目的の第三者の仕業?</h2> <p>つまるところ、これら一連のものを何の目的でやっていたのかとなりますと、ふたつの可能性が考えられます。ひとつは本家ポイントサイトが集客のためにやっていた、そしてもうひとつはそのアフィリエイトによる利益を目的として、第三者がやっていたこと。ただ牛角や吉野家の件を含めてそうなのかはわかりませんが、今回調べたところでは後者の可能性、すなわちポイントサイトのアフィリエイトが目的だった可能性が高いと思われます。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="アフィリエイトの運営元の対策が必要">アフィリエイトの運営元の対策が必要</h2> <p>このような問題が起こってしまった以上、各アフィリエイト広告配信業者は、ポイントサイトにおけるアフィリエイトや、その誘導方法について対応する必要があるでしょう。もちろんポイントサイトに限ったことではなく、似たパターンで誘導する方法は出てくる可能性があるでしょうから、審査や誘導方法が適正かどうかを見張る必要があるでしょう。ちなみに似たような偽誘導は他のサイトでも見かけるのでそういうものも含めて(問題が大きいようなものだったらそのうち書きます)。</p> <p>そうしなければ、それこそアフィリエイトシステム全体が厳しく規制される可能性も否定出来ないのですから。</p> <p>参考 <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Ftimesteps.net%2Farchives%2F5192770.html" title="ペニーオークション(ペニオク)はそれからどうなったのか : Timesteps" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://timesteps.net/archives/5192770.html">timesteps.net</a></cite></p> nakakzs Twitterで流れた牛角やマリオランの偽キャンペーンとポイントサイトについて hatenablog://entry/8599973812283232677 2017-02-09T18:12:54+09:00 2022-02-28T00:43:44+09:00 先日、NHKほかニュースにおいて、『吉野家や牛角を装った偽キャンペーンに注意』とするニュースが流れました。 ※(2017/2/18追記)NHKのニュース記事デシタが消えてしまったのでアーカイブとして置いておきます。 報道された内容によると、吉野家のロゴマークに似たデザインや牛丼の写真とともに、「牛丼15,000円分食べ放題キャンペーン」と書かれた偽の広告がインターネット上に出回っていて、そこで指定したサイトに行き空メールを送ると全く異なる広告メールが送られてきた、とのこと。 これについては報道前から牛角が注意喚起のリリースを出しています。さらに吉野家も公式でリリースを出しました(2017/9/… <p>先日、NHKほかニュースにおいて、『吉野家や牛角を装った偽キャンペーンに注意』とするニュースが流れました。</p> <p>※(2017/2/18追記)NHKのニュース記事デシタが消えてしまったので<a href="http://archive.is/ygvqp" target="_blank">アーカイブ</a>として置いておきます。</p> <p>報道された内容によると、吉野家のロゴマークに似たデザインや牛丼の写真とともに、「牛丼15,000円分食べ放題キャンペーン」と書かれた偽の広告がインターネット上に出回っていて、そこで指定したサイトに行き空メールを送ると全く異なる広告メールが送られてきた、とのこと。</p> <p>これについては報道前から牛角が注意喚起のリリースを出しています。さらに吉野家も公式でリリースを出しました(2017/9/23リンク切れ)。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"> <p dir="ltr" lang="ja">【牛角と偽ったキャンペーン広告にご注意下さい!】</p> Twitterのタイムライン上に「牛角の食べ放題が無料」との謳い文句の広告が流れておりますが、それらのキャンペーンは弊社とは一切関係ございません。詳しくは下記にてご確認ください。<a href="https://t.co/YzNI9u2EEf">https://t.co/YzNI9u2EEf</a> — 牛角[公式アカウント] (@gyukaku29) <a href="https://twitter.com/gyukaku29/status/827810103256506368">2017年2月4日</a></blockquote> <script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p>しかしこの偽広告におけるポイントサイト誘導については以前から主にTwitterで出回っておりました。それも吉野家や牛角だけではなく、任天堂のアプリ、スーパーマリオランなどでも。</p> <p>その過程でちょっと調べていたので、ここに確認出来た限りの経緯などについて、報道などを交えて書いてゆこうと思います。</p> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#Twitterでキャンペーンを装いポイントサイトに誘導">Twitterでキャンペーンを装いポイントサイトに誘導</a></li> <li><a href="#Twitterのプロモーション広告として拡散">Twitterのプロモーション広告として拡散</a></li> <li><a href="#スーパーマリオランでも似たようなプロモーション広告が出ていた">「スーパーマリオラン」でも似たようなプロモーション広告が出ていた</a></li> <li><a href="#このポイントサイトの問題">このポイントサイトの問題</a></li> <li><a href="#Twitterでのリンク先にあったasagaonikonetについて">Twitterでのリンク先にあった「asagaoniko.net」について</a></li> <li><a href="#今後の注意事項と余談">今後の注意事項と余談</a></li> </ul> <h2 id="Twitterでキャンペーンを装いポイントサイトに誘導">Twitterでキャンペーンを装いポイントサイトに誘導</h2> <p>ニュースで報じられたのは牛角や吉野家でしたが、そのうち牛角におけるパターンについては、2月5日にすでにねとらぼが記事にしています。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnlab.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1702%2F05%2Fnews029.html" title="牛角の偽キャンペーンがTwitterで出回る 「食べ放題が無料」「タダで食える」広告に公式が注意喚起" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1702/05/news029.html">nlab.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>これによると、牛角についてもすでに1月から出回っていた模様。</p> <p>これの挙動については、Twitterで牛角のキャンペーン(「牛角の食べ放題が無料」「タダで食える」など)を装ったツイートに掲載されているリンクを踏むと、まずTwitterに表示されている「asagaoniko.net」というURLに行きます。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-conversation="none" data-lang="ja"> <p dir="ltr" lang="ja">牛角のなりすましキャンペーン、ウチにも来ました。キャンペーンurlが非公式、先日大量発生したスマホゲーのコインタダでもらえますみたいな奴です。出くわしたら落ち着いて、右上メニューから「広告を報告」「違法な製品サービス」を選んでブロックしましょう。 <a href="https://twitter.com/gyukaku29">@gyukaku29</a> <a href="https://t.co/dBuITg9D7e">pic.twitter.com/dBuITg9D7e</a></p> — PICTOMANCER (@pictomancer) <a href="https://twitter.com/pictomancer/status/827826380771454976">2017年2月4日</a></blockquote> <script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p>そこからリダイレクトでその企業を装った感じのキャンペーンページに移動、そこでスクラッチクジのようなものがあり、それに当たると受け取りのためとして空メールを送信させるようになっています。</p> <p>しかし空メールを送信すると、際にメールを送ってしまうと、全く異なる広告メール(迷惑メール)が届くようになるということ。実際に食べ放題の何かが受け取れているかというのは試していないので不明ですが、公式ではなく且つそれだけの金額がかかるので、実際に受け取れているというのはかなり怪しいものでしょう。</p> <p>ちなみに以下のサイトでは、実際に調べてみたところ「その後はなしのつぶて」だった模様。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.appps.jp%2F254491%2F" title="牛角偽キャンペーン広告で話題の「ポイントサイト」で本当に2万円分もらえるのか試した結果… | カミアプ | AppleのニュースやIT系の情報をお届け" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://www.appps.jp/254491/">www.appps.jp</a></cite></p> <p>そして他のポイントについて書いてあると「クレジットカードを申し込んだりしないともらえない」上、「※当該キャンペーンに参加し条件を満たされたお客様は厳選なる<strong>抽選</strong>の上、24時間以内に「20,000円受取通知」をお送りします」という注意書きがあったようです。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="Twitterのプロモーション広告として拡散">Twitterのプロモーション広告として拡散</h2> <p>さて、これらが大きな問題となったのは、これらを載せたTweetが、いわゆる「プロモーションツイート」で表示されていたことにあります。つまりTwitterを使っているとフォロワーにかかわらず表示される広告なわけで、これによりタイムラインに表示されたことにより、フォロワーの誰かの発言と誤認しかねないということになってしまうわけです。</p> <p>そして実はこの広告、牛角や吉野家だけではありませんでした。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="スーパーマリオランでも似たようなプロモーション広告が出ていた">「スーパーマリオラン」でも似たようなプロモーション広告が出ていた</h2> <p>実は以前、スーパーマリオランで任天堂の『公式』を装うものについての警告をteiseiinfoのTwitterで書いていました。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"> <p dir="ltr" lang="ja">現在Twitterのプロモーション枠(広告枠)で、「公式【スーパーマリオラン】」と称するアカウントがプレゼントで釣るような投稿をしているようですが、任天堂とは無関係である可能性が非常に高いです。付属のリンクを踏むと、これまたまとめサイトの偽装したようなサイトに入ります。 <a href="https://t.co/bwDEodqi3H">pic.twitter.com/bwDEodqi3H</a></p> — 訂正information (@teiseiinfo) <a href="https://twitter.com/teiseiinfo/status/818045613497466881">2017年1月8日</a></blockquote> <script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p>この時にこれについて調べたのですが、こちらも牛角などと同じくTwitterの公式プロモーションで、表示名は「asagaoniko.net」と、同じ表示URLになります。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204934.png"><img class="alignnone wp-image-3558" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204934.png" alt="" width="250" height="331" /></a></p> <p>そしてURLを踏むと、以下のような2chまとめページを装ったページに飛ばされました(現在は削除され、「this is test page of game-news.biz」という文字表示があるのみ)。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204946.png"><img class="alignnone wp-image-3559" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204946.png" alt="" width="250" height="444" /></a> <a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205030.png"><img class="alignnone wp-image-3566" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205030.png" alt="" width="246" height="438" /></a></p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205017.png"><img class="alignnone wp-image-3565" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205017.png" alt="" width="249" height="443" /></a> <a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205010.png"><img class="alignnone wp-image-3564" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205010.png" alt="" width="250" height="445" /></a></p> <p>もちろん本当に該当スレがあったわけではなく、作られたまとめなのですが(まあ2chまとめ自体も2chを通して作っているものがあるといえばそうなのでしょうけど、そこは今日は割愛)。しかしその中にしれっと特定のURLが生きていて、文面もそこに誘導させるようになっています。</p> <p>そしてそこのリンクを踏むと、以下のページに飛ばされました。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204952.png"><img class="alignnone wp-image-3560" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204952.png" alt="" width="250" height="444" /></a> <a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204958.png"><img class="alignnone wp-image-3561" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727204958.png" alt="" width="250" height="444" /></a></p> <p>マリオランに変わっているものの、スクラッチの仕組みなどは牛角と一緒ですね。で、そこの利用規約というところから入ると、「kira2 warker」というポイントサイトのページに飛びました。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205005.png"><img class="alignnone wp-image-3562" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205005.png" alt="" width="238" height="423" /></a></p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="このポイントサイトの問題">このポイントサイトの問題</h2> <p>さて、このポイントサイトですが、実は今回の件が話題となる前にもいろいろと問題が流れていました。それは、ポイントを溜めてもいざ使う段階になると使えない、ポイントを取得するために使った有料サイトから退会出来ない、そして迷惑メールが届き続けるといったもの。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fnlab.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1702%2F08%2Fnews120.html" title="「換金できない」「請求が止まらない」 相次ぐ「ポイントサイト」トラブルについて国民生活センターに聞いた" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1702/08/news120.html">nlab.itmedia.co.jp</a></cite></p> <p>国民生活センターからも注意喚起が出ております。</p> <p>■<a href="http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2010_01.html" target="_blank">ポイントサイトでためたポイントが換金できない(メールでよくある情報提供と回答)_国民生活センター</a></p> <p>※ちなみにkira2 warkerで検索するとその手の問題を書いたサイトが出てくるのですが、たいていその最後に別のポイントサイトへのアフィリエイトリンクがあるので掲載はしません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そしてその会社については「株式会社ヴィヴィット」とありますので、実際にそこの会社に飛んでみることにしたのですが、つい先日、ニュースリリースが出ておりました。</p> <p>■<a href="http://vivit-net.com/20170206.pdf" target="_blank" rel="nofollow">「牛角」のキャンペーンについて</a></p> <p>■<a href="http://vivit-net.com/20170207.pdf" target="_blank" rel="nofollow">お詫びと今後の対応について</a></p> <p>ただ現在のところは牛角についてのみで、吉野家や任天堂については書いてませんが。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="Twitterでのリンク先にあったasagaonikonetについて">Twitterでのリンク先にあった「asagaoniko.net」について</h2> <p>さて、これらに共通しているものとしては、Twitterのリンクで「asagaoniko.net」と表示されているところにあります。ここからあらゆるサイトにリダイレクトされるわけですが、ここが表示名となっていることが大半でした。</p> <p>そこにダイレクトリンクをかけてみると、「バイラルメディアのまとめのまとめ」というサイトが出て来て、いくつかの2ch系まとめサイトのRSSアンテナにおける記事表示があります。さらにそのURLで検索をかけると、<a href="https://www.facebook.com/%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E6%B2%B8%E9%A8%B0%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9-272736489728903/" target="_blank">話題沸騰のニュースというFacebookページ</a>が出てきました。ちなみにやけにいいね!数が多いのですが、どうも同じURL内にある記事で、続きを読むためにはいいね!を押さないといけなかったからだった模様(ちなみにFacebookの規約ではいいね!の強制は違反だったはず)。</p> <p><a href="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205132.png"><img class="alignnone wp-image-3571" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nakakzs/20170727/20170727205132.png" alt="" width="601" height="323" /></a></p> <p>上に見えるプレイヤーのように見えるものは画像です。トップとは関係なくこのページがあるのですが、これがかつてあったサイトの残骸なのか、それとも他の目的があってトップとは別に作っていたのかは不明。ちなみに<a href="http://whois.ansi.co.jp/?key=asagaoniko&amp;domain=net" target="_blank">whoisで検索をかけてみましたが</a>、お名前.comの代理公開設定になっていました。このサイトと上記のサイトやポイントサイトなどとの繋がりについても現時点では不明です。このへんのまとめサイト(もしくはそれを装っているもの)やそのRSSアンテナからの広告的誘導は他でもよく見られるので注目すべきでしょう。</p> <p>ともあれ直近では、今後このURL「asagaoniko」がTwitte広告で表示されていても、踏まない方が賢明でしょう(今後も使われるかどうかは非常に微妙ですが)。</p> <p>ちなみに、<a href="http://www.appps.jp/254491/" target="_blank">前述の記事によるとほかにもかなり微妙なポイントサイトがある模様</a>ですが、これらは同時にアフィリエイトによる誘導も激しいので、利用、登録する際は細心の注意が必要でしょう。</p> <p>&nbsp;</p> <h2 id="今後の注意事項と余談">今後の注意事項と余談</h2> <p>今後ですが、ニュースで報道された以上同じようなのが出てくるのかは不明です。ただ、今後似たようなものも出ないとは限らないわけで、</p> <p><strong>・Twitterの公式プロモーションだからといって信用をしない(正直方向は違うけど、なんか微妙なのが表示される例がほかにもあるので)。</strong></p> <p><strong>・ポイントサイトに安易に加入したり、空メールを送ったりしない(その売り文句が本当とは限らない)</strong></p> <p>ということは念頭に入れておいたほうがいいでしょう。</p> <p>&nbsp;</p> <p>さて、これを調べるにあたって、副産物的にまた別の問題が出て来ました。それはTwitterにおける相互リンクにおける問題。しかし長くなったのでこれはまた日を改めて。</p> <hr /> <p>続報 <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fnakamorikzs.net%2Fentry%2F20170219%2Fpokemongofake" title="「ポケモンGO」キャンペーンを騙るものとポイントサイトアフィリエイト - 空中の杜" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://nakamorikzs.net/entry/20170219/pokemongofake">nakamorikzs.net</a></cite></p> <p>更に続報(2018/9/26)。逮捕。</p> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASL9T6J62L9TULOB025.html" title="「牛角」「ポケモン」うその特典で誘導 詐欺の疑い:朝日新聞デジタル" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.asahi.com/articles/ASL9T6J62L9TULOB025.html">www.asahi.com</a></cite></p> nakakzs