はてなにある「ブログ互助会」はやがて崩壊する仕組み

ここのところはてなブログあたりを中心に「ブログ互助会」という言葉が聞かれることがあります。それは主にはてななどブログの運営者が、はてなブックマークで互助的にブックマークすることで、ホットエントリーに上がることなどを指すようです。

それによるデメリットは、相互につけてブックマークを増やすことにより、その品質(面白さ)に関係なくどんなものでもはてなブックマークのトップページに人気エントリー、注目エントリーとして上がってきてしまうこと。それを目障りと思う人も多いでしょう。

以下参考。

※はてな向け記事です はてなにスイーツ脳(爆)が大量流入している件anond.hatelabo.jpはてな村を汚す、はてなブックマーク互助会の暗躍anond.hatelabo.jp 互助会が汚してるのか、もともと汚れてるのか。 【スポンサーリンク】 (adsbygoogle = window.adsbygoogle |...
はてなブックマーク互助会のなんちゃって可視化を試みた話。 可視化してみた!といっても、プログラミング、可視化、まったくの門外漢がネットを調べながらやってみた…なので、素人のお絵かきレベルだと思って温かい目で見てください。 きっかけ 可視化の定義 はてなブログホットエントリーを可視化 互助いコミュニティの例 大きなコミュ...

ただ、自分としてはこのブログ互助会に対してあまり深刻視していません「でした」。それは「ブログ互助会やがて何らかの形で崩壊する」というところにあります。

そうなる展開は幾つかのパターンが考えられます。

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はてなの対策

ひとつはこれをはてなブックマークがスパムと判断して対策をとってしまうこと。つまりそういった行為を宣伝行為と見なして一斉にストップをかけたり、そのブログへのホットエントリー入りが厳しくなるなど。

今までのはてなの傾向からそれがあるかどうかはわかりませんが、まあ可能性としては十分にあり得ます。

はてなブックマークの衰退

そうじゃない場合でも、多くのユーザーにとってはてなブックマークというものの信用度を下げて、徐々に衰退してゆく可能性が十分にあり得ます。自分ははてなブックマークの閲覧をけっこうしているほうですが、現在あまり役に立たないのが増えた一部カテゴリの新着エントリー欄はあまり見ない傾向になっています。もしこれ以上席巻するのであれば、ますます見ない範囲が増える可能性があります。

ちなみに今までもそういうふうになって衰退したサービスというのは存在します。

ブログ黎明期、ブログランキングサイトはかなり注目度が高く、多くノブログにバナーがついていたものですが、それが広まると規約違反もしくはそれスレスレのものが横行し、アダルトサイトや収入目的サイトが上位に入るようになって、面白いサイトを見る為に役に立たなくなってしまったということがあります(何故かわからないけど、今でも政治系ブログには設置が多い)。

はてなブックマークも今は注目されていますが、栄枯盛衰はネットの常であり、そうならないという保証はどこにもありません。

互助とは競争相手を持ち上げるという仕組み

しかし、仮にはてなに対策がなく、且つ見る人が現状と変わりなくいた場合でも、それでも崩壊する性質を持つ、と言えます。というのは事実上ブログ互助会というものの仕組みは、「競争相手を持ち上げる」という仕組みでもあるが故です。

ブログ互助会への批判のひとつとして「似たようなことを書いている」というものがあります。おそらくそれはアクセス数が多いキーワードを狙っているところが多いが故と思われます。でもアクセス数が多いキーワードは限られていますし、そこは互助会のみならず競争になります。ですが、そのライバルを自分で押し上げているという仕組みになるわけです。

これからそういった互助システムが肥大化すればするほど自らの競争相手を増やしているということになるのです。しかもその品質が自分の書いたものより劣っていても。

ブックマークの綻びからの崩壊

そしてもうひとつ。相互ブックマークを誰かがしなくなると、崩壊に向かうということ。

「互助」と言う名前である以上、自分のブクマのお返しに当然相手にも返すような責務が生じているわけですが、それに対して疲労を起こしている人が存在してきているのではないでしょうか。特に自分のブログが思うようにアクセスが伸びなくなっている人にとっては。「自分のブログのアクセスが思うように伸びないのに何で他人のブログをいろいろブクマしなくちゃいけないんだ?」という感じ。

ブックマークだって若干ではあるけど手間と時間がかかるものです。読まずにブクマでも必ずネットは見なければいけません。しかし忙しく、且つ利益が享受出来ない人はそれでさえ苦労になるでしょう。

しかしサボリ出すと、「なんで私らはブクマしてるのにあっちはブクマしないんだ」ということになります。それが発展すると揉め事になってくるのではないか、そこまでにならなくても離脱者が増えるのではという予想が出来ます。

ネット上では、こういう集まりにおける行動圧力的なものはしばしば起こります。ネトゲのチームやパーティーなどでも。で、そういうのの行き着く先は先鋭化された人以外は抜けてしまうか、そこにいろいろ犠牲にして捧げてしまうか。

互助会は更新を保てるか

こんな感じでブログ互助会という仕組みが崩壊する要素は圧倒的で、それが自分がスルー気味だった理由であります。そして自分の予想としては最後に書いた感じで、ブログの更新が滞る→ブクマも滞る→その連鎖でブログ更新しなくなった人の離脱が相次ぐ→相互システムが崩壊もしくは縮小となるのが有力と思っています。

ちなみに2014年~2015年にブログを始めて連日更新している人でも、おそらく今年中に更新停止する人は急増すると見ています。

参考

3年以上定期更新している「ブロガー」が急激に減る理由
ネットを見ると、過去かなり更新していたブロガーでも、3年程度立つと更新が停止したり激減したりしている。その理由を考える。

マルチ商法的なものが入り込む「怖い」未来の想像

しかし最近、このブログ互助会のみならずブログの傾向を見ていると、ただ衰退していくだけでは済まない未来、それはスルーすることの出来ない「怖い」未来の可能性をお想像するようにもなっています。

それはひとことで言うと「マルチ商法的な手法がブログで蔓延する」というもの。これは既存のマルチ商法のように健康食品や洗剤のそれが流行るというのではなく、それ以外の、そう、ブログそのものがマルチ商法で売るものの道具となるような仕組みが蔓延する可能性があるのではないか、ということです。それを裏付けてしまうようなものが、多々見受けられるようになっていることがその怖さを強くする感じで。

その時、「ブログ互助会」的なものがそのままその仕組みに入り込みやすいのではという想像が怖さを感じるところだと思います。

この問題についてはかなり長くなるので、これから後に何回かかけて書いてゆこうと思います。

余談

ネットでの相互的なアレを見ると、今でも小島アジコさんが昔に書いたマンガを思い出します。

アクセスアップでストレス解消!!