「ブログ暗黒面」とは何か

シェアする

前回のエントリーで「ブログ暗黒面」という言葉を出しました。

これは自分が勝手に考えた造語なのですが(まあ他に誰が言ってても不思議じゃないですけど)、意味としては「ブログのアクセス数を優先してしまうあまり、本来の自分のスタイルを崩してネット受けのよい記事に走ってしまうこと」を意味して書きました。

さて、何故アクセス数を優先するのか。もちろん多く目立つと気持ちがいいから、というのもあるでしょう。ただ昨今の場合、それよりも大きな要因があります。それはアフィリエイトなど、ブログのアクセス数に応じて金銭的な収入が得られるようになってしまったということ。これが手段を問わずアクセス数を集める人が多く発生しうる要因となってしまったと言えるでしょう。

ブログ暗黒面となりうるもの

では、具体的にアクセスを集めるために「ブログ暗黒面」に陥ってしまった情況とは、どのようなものを指すか。以下に思いつくものを書いてみます。

狙いすぎの記事への偏り

ブログをある程度やっていると、ある程度どんな内容の記事がアクセスや特にブクマが集まりやすく、どんなのがそうなりにくいのかわかるようになってきます(まあ外れることも多いのですが、それだからブログは面白い)。

具体的にはその時に話題となったものへの言及。それはニュースであったり誰かのブログ発言であったり。あとはいい話とか、逆に怒りで自らの正義感を呼び起こさせるような話とか。それに儲ける話、アクセス数やアフィリエイトがどうやったら稼げるかという話題も「何故か」(ブコメのない)ブクマが集まります。

ブログ、ひいてはネットは多様性があってしかるべきですし、そういう話をすること自体は否定しません。そもそも記事の優劣は個別判断ですし。しかし、そういう方面ばかりに気を取られてそこだけの文章に縛られてしまうと、そこだけしか書けなくなってしまう危険性があります。まあそういうことを気にしない人がアフィリエイトだけを狙って書いているブログとかもあるでしょうが。

デマ

最悪にして最大のブログ暗黒面と思っているもの。これはわざと嘘と知って流すものに限りません。とにかくアクセスを集められれば、それが嘘だろうと本当だろうとかまわず書いたりまとめたりすることを指します

しかもその後間違いと発覚しても、訂正などで名誉回復が図られることのほうが少ないです。よくネットはマスコミの暗黒面を「マスゴミ」と揶揄しますが、そういったデマの流布はやってることは全くそのマスゴミと同じじゃないかとよく思います。

炎上誘発

まず俗に言う炎上商法。これも非難が集まるとはいえ、アクセス数は膨大なものになりますから、得をするわけですな。まあこれは今まで見てきた限り長く続きませんが。ただ、これは自分で自分「だけ」を燃やすのでまだましで、問題は他所に炎上を仕掛けるような真似。

そしてそれは上の様にデマでもそうではなくてもかまわなくなると。例によってこれもデマであろうとも訂正がされることが希ですね。たとえ元ソースが別にあって伝聞の形でも、意思を持ってそれを書き伝聞した以上、その伝聞においてのの責は伴うと思うのですけどね。じゃないと新聞などメディアは誤報をしても事件の伝聞だからと責を持たないことになってしまうわけで(まあそういう傾向もあるけどね)。

ネット工作

これはつまり、世間一般の情報のように偽って、実は自分が仕掛けた情報であること。最近、2ちゃんねるで●購入者の個人情報が漏れて、実はまとめの人が板で煽り、それをまとめていたという事実が発覚し、サイトが閉鎖された件がありました。

大手アフィブログ「僕自身なんjをまとめる喜びはあった」が個人情報流出事件を理由に閉鎖 – 楽しくないブログ

今回は●購入者情報流出という異例のことで発覚しましたが、もともと2chという匿名の掲示板は自作自演の工作が出来やすい場所であるのです。すべてのまとめがそうしているわけではないでしょうが、こういうことができる以上、やはり自作自演で工作をして、それをもとにまとめているような人や、ブログのエントリーとしてさも第三者のように書いている人がいる可能性も否定できないことは頭に留めておくべきでしょう。

無断アップロードなど過度の著作権違反

文字通り他人の著作物をそのまま貼りつけること。中にはまるまるアップロードしたのと大差ないような情況にする例もよくあります。

ネットだとなんだか著作権がないように画像が勝手に流用されたりしますが、当然著作物である限りはそれに著作権は存在します。それは二次創作(同人誌)であっても。少なくとも二次創作を無断転載する自由は元々与えられていないわけで。

引用の場合は著作権法内の行為として公開できますが、それには通例守るべき事があり、それを逸脱すると著作権に違反している要素になります(親告罪なのですぐ違法とは書かずこういう書き方で)。以下は自分なりの基準。

ただ、ネットにはどう見ても許可とってないし引用の要件も満たしてない感じで勝手に画像がアップロードされる例が数多く見られるのですね。中にはまとめて有料で販売しているようなアプリもありましたし。これははたして著作権者はどう思っているのか、ということです。

去年、アメリカで大幅な捜査が入って閉鎖されたMegaUploadやその類似サービスですが、これらはここにアップロードしたものがダウンロードされればされるほど、そのアップロードした人にアフィリエイトとして収入が入るという仕組みがありました。故に著作権違反が横行したのですが、これもブログではないにせよアフィリエイトが暗黒面に入りこませてしまった例かもしれません。ちなみにまだファイルや動画などで似た仕組みは残存していますが、この手のは前置きなく、一気に波が来るので、今回もいつそうなることやら。

あと、アクセス集めの目的ではなくても、そのサイト内で行われている行為が暗黒面に入ってるなあと感じるものがあります。

ステルスマーケティング

ここ1~2年、芸能人ブログから個人ブログの疑惑までよく話題になる、金を払ってマーケティングの記事を書かせているのに、それを隠している系のものですね。これの問題点は散々言われてきたので省略しますが(ペニオクとか悪質性が高いものの場合特に)、悪いのは広告を書くことではなく、金銭を受け取って書いているのにそれを明示しないこと、だと思います。

明示しないアフィリエイト誘導優先記事

これも同じく。ブログの内容を明示せずアフィリエイト誘導の記事にすること。ただ、これについても本当に勧めたい商品なら別にいいと思いますし、ステマではなく、自分の感想でそれを書いていて勧めることを明示していれば、アフィリエイト狙いがあったとしてもかまわないと思います。ただ、それが一般的な意見を装って、その商品が購入されるように仕向けてあるとすれば、暗黒面に入っていると思います。

ちなみに2chまとめネタとして「よい(面白い)○○を教えてくれ」というのがありますが、これは○○のところがゲームだろうがマンガだろうがアニメだろうが音楽だろうが、書かれる度にそれに関連した商品をはりつけやすいので便利ですね。

アクセスの「量」より「質」が評価されないか

何も質のよい文章でアクセス数を集め、それによってアフィリエイトなどの収入を得ている場合は暗黒面でもなんでもなく、自然の行為だと思います。まあ質の善し悪しというのは人によって判断が異なるので、それを分けるのも難しいことなのですが、少なくともデマを流布したり勝手に著作物を引用の範囲から著しく逸脱して公開したりするようなことは許容されないと思うので。

アフィリエイトというのは 便利な仕組みです。通常無収入で時間を食うブログを書くという行為にモチベーションを与えるし、それによって評価される文章そのたコンテンツが作れるようになれば、それに見合った収入も得られる。故にそれの導入自体は否定しませんし、むしろ良質なものが生まれるのでしたら推奨されるべきだと思います。しかし反面、現状では書いて来たように暗黒面に陥られやすいようになっているのも現状でしょう。

文章などコンテンツの「質」に応じて収益を出す、すなわち炎上商法やデマの流布、著作権違反によってアクセスを稼ぐのではない質重視のアフィリエイトが、ブロガー、そして広告を出す側双方の信用とってこれからは大事になってくるのではないでしょうか(たぶんGoogleとかはそういう方向を目指しているのではないかと思うのですけどね)。ただ、これも繰り返しになりますが「質」が個人個人で判断が違う以上、基準をどこに設けるかという課題も出てくるでしょうけどね。ま、少なくともデマの流布だけは絶対許されないということで。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

関連記事
スポンサーリンク
お仕事依頼について About contact
お仕事依頼について About Sitemap contact