これからのテレビ番組の価値は邪魔にならないことかもしれない

最近このブログでも「テレビは見られなくなっている」とか「CMはピンチ」みたいなことをかなり書いています。でもこれはネットのヘビーユーザーだけではなく、ネットは仕事程度という20代、30代の人に聞いても「たまにしか見ない」という答えがかなり多かったです(しかもその「たまに」は、サッカーの国際試合とかで、帯のドラマとかは全くという感じみたいです)。

でも、否定するだけでは芸がないかもと思ったので、実際に「どのような番組を流せば見るか」というのを経験から考えてみました。ちなみにこれは単に個人的にこういうのがあったら見るかも、というのですので、本当に多くの人が見るか、もしくは制作費やCMが集まるかといった問題はあまり考えていないのでご了承下さい。

私は一人暮らしの時、深夜帰宅、下手をすると朝帰宅なんてこともよくありました。そういう時はまず飯を食うのですが、その時になんとなくそのままだと寂しい。で、どうしたかというと、テレビをつけながら食べていました(雑誌を読むこともあったけど、それだと食べづらいし)。しかし、そんな時間のテレビってのは、深夜であまりおもしろくないバラエティとかゴールデンのついでに買わされたような映画しかやっていない。だけどそんなのは消化が悪くなりそうなので見たくもない。そういう時、役に立ったのがCSのニュース専門番組でした。つまり、椅子に座ったキャスターがニュースを語り、そのビデオが流れるものが延々続くというシンプルなニュース。おまけに深夜時間帯なので、コメンテーターが入ることもありません。しかしこれが飯時にちょうどよかったのですよね。

何故、こういったニュース番組がよかったのか。それはまず腹が立たないこと。バラエティだとおもしろくないと見ているこっちが嫌になってきますし、歌も聴きたくないものは邪魔な音でしかありません。そしてこんな騒音ならまだ静かな方がいいと消してしまう場合もあります。しかしそういった淡々と流すニュースの場合、事件に対して腹が立っても、番組は情報のみを淡々と言うだけなのでそっちに腹が立つことはあまりないのですよね(コメンテーターが余計なことを言うと腹が立ちますが)。しかもわずかでも知識として頭の中に入ると。故にメシ時の暇つぶしには最適(ディスカバリーチャンネルも良かったんだけど、飯喰う時に向いていない映像もたまに流れるので)。この「邪魔にならない点がよかったのです。

あと、これらの番組は途中から見てもさほど支障がないというのがあります。先述のバラエティなどの場合、途中から見るとわけのわからないことが多いですよね。ドラマなどストーリーものなら尚更で、連続ドラマなら前の回を見ていなければわからないことも多いです。さて、熱心なドラマファンならそれでも理解しようとするでしょうが、たいして興味のない人はまず「見ない」という選択肢を選ぶでしょう。しかしニュースは事件毎に細かく分かれているので、途中から見てもその先を理解できます。それがちょうどよかったのですよね。さらに、見るのを途中で辞めることも出来ます。つまり「時間を自分の自由に出来る」のですよね。

私がテレビを見ていた条件は「邪魔にならない」、そして「時間を自分の自由に出来る」という条件が当てはまった番組だと思われます。そして、それに一番最適だったのがニュースだと。現代では昔よりも娯楽が多くなった反面、娯楽にかける時間が少なくなったというのはよく聞きます。これはテレビにも似たことが言えて、よほど気に入ったもの、それこそサッカー好きの人がサッカー中継を見るようなものでない限り、それだけのために時間を割くというのはしなくなったのではないかと。しかし、何かをしながらというのなら、その片方でテレビをつけておいても良いと思えるのではないかと。ただそれはほかでやっている何かを邪魔しないということなら。故に「邪魔にならない」で「時間を自分の自由に出来る」ニュースがよかったということ。

つまり、1日中事実だけを淡々と伝え続けるニュースをやってくれれば、暇な時につけててもいいなと思うのですよね。そしてこの需要は意外とあるのではないでしょうか。

株式会社ビデオリサーチ ++ 視聴率 > 週間高世帯視聴率番組10

これを見ると、NHKの7時からのニュースがわりと高め、そして他のNHKニュースも安定しています。NHKのニュースは今でもわりと淡々とニュースを語るだけのものが多いですが、それでもこれだけの視聴率がとれているということは、かなり需要があるのではないかと。最近、TBSが大改変で夜7時台を報道番組のオビにするというニュースが流れていました。しかし正直、変にエンターテイメント性を入れると逆効果なのでは、と思ったりもします。

コメンテーターの意見なんて入る余地はなくていいのですよ。だって、解説とかオピニオンなんてのは知りたければネットですぐにわかるのですから。だから得たいのは新規に起きた出来事。偽りのない事実のみを、ただ淡々と読み上げてくれる番組ならば部屋の隅でつけているかもしれません。

ただ、これはニュースだけではないでしょう。これからの番組はサッカーの国際試合などよほどのイベントを除けば、報道に限らずこれからのテレビは、生活の邪魔にならないものの価値が上がってくるかもしれません。下手なバラエティよりも、世界の風景を流し続ける番組のほうが視聴率が上になる日も全くの否定はできないように思います。

◆追記

でもフジテレビの有料CSでひょうきん族とかJOCX-TV2(80〜90年代のフジの深夜番組)の再放送をしていると知った時は、本気で入ろうか悩みました。あれを流すのなら見るかも。まあゴールデンに再放送はメンツが許さないのかもしれませんが、10年前までは火曜日の午後7時のフジテレビでサザエさんの再放送してたんだし。

スポンサーリンク

フォローする

関連記事
スポンサーリンク
お仕事依頼について About contact
お仕事依頼について About Sitemap contact