コミケで犯罪から自分を守る方法

今回のカタログを見たら、Dr.モローさんのマンガにコミケで遭いやすい犯罪についての警告が書かれていました。そしてこの中に、出版社のフリをして見本誌をタダでゲットする輩がいるという話も。そういえば出版社を装っての詐欺は、このブログでもだいぶ前に扱いましたね。一応注意喚起も含めて再掲。

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ちなみにこれは出版社だけではなく、近年では各種ゲーム会社やら、個人的有名人にもなりすますことが予想されます。最悪有名なサイト管理人なんかを名乗ることもあり得るでしょうね。つか、あくまで個人的意見ですが、初対面の人のところに挨拶に行く時は、出版社にせよサイト管理人にせよ、交換する同人がなければ、買ってから名乗ったほうがいいんじゃないかと思ったりします。少なくとも初対面の人にものをせびるようなことは出来ないなあ。

これ、言ってみれば、立場と搾取するもの(お金か同人誌か)を変えた振込め詐欺みたいなものですね。つまり当然「詐欺」という犯罪です。しかし残念ながら、このように何万人もが集まるコミケでは、その中で0.01%が犯罪を起こしてしまっても、ちょっとした数にはなってしまいます。それに遭わないためには自己防衛の知識を身につけていた方がよいでしょうね。ということで、今日は「コミケで犯罪に遭わないための意識」を書いておこうかなと。

徹夜するな

徹夜するな。大事なのでもう一度。徹夜するな。コミケでは非常に多くの理由から徹夜が禁止されています。コミケの前日から周りに人がいますが、あれはいちゃいけない存在です。で、実はここでは実際に犯罪、つまり徹夜で並んでいる人に対して外部の人が恐喝を行い、金銭を奪う行為が何度も起きています(逮捕者も出ています)。痛い目に遭い、軍資金をゼロにする、おまけに徹夜組なので誰も同情しないという最悪のコンボが待っています。中には列から離れないから大丈夫という人もいるでしょうが、トイレにずっと行かないのは無理ではないかと。

あと、冬の海沿いの温度を舐めてはいけません。私も若い時に一度始発で行ったことがありますが、その時間(たぶん5時半くらい)でも暗くて非常に寒く、本気で帰ろうかと思ったくらいです。あれで雨でも降ったら本当に死ぬかもと思うくらい。擬似体験したい人は、今の時期、深夜から朝の10時までずっと外に出ていてください。列ではたいてい動けない分、おそらくそれより寒いです。

まあ、自分の家やら近隣のマンガ喫茶などで徹夜する分にはいいのですが、正直当日の体力を考えると効率性が落ちますし、最悪倒れて何も買えなくなるのでおすすめしません。多少列の後ろになっても、体力があったほうが効率よく買えたりします。

財布を分散させておく・財布に紐をつけておく

コミケではスリがあるようです。これはコミケなので大量のお金を持ってきている人を狙っているスリが紛れ込んでいるということ。おまけにコミケでは財布の出し入れが多いので、ポケットに浅めに入り込むことも多いですね。故にそこから盗むと。
これに対しては、紐などの防犯細工をする、やはり財布を分散させておくのがいいかと。ちなみにコミケでは細かいお金のほうがサークルに迷惑がかからないので、小銭入れとお札を別にして、小銭を多めに持つなど(そうすれば、お札の財布を奧にしまっておけるし)。あと、使った金を管理できるのもよいです。千円札を多用する人は、アメリカ人がよく使っているマネークリップを使うのも手かも(あまり多く束ねて落とさないように)。それと、ポケットの多いジャケットはかなり役に立ちます。

荷物を置き忘れるな

置き引き対策。入場前に並んでいる時の列確保用に置いている人も多いですが、最近はそれを狙う人もいるようで。なのでやむなく列を離れる時は周りの人に見ていてもらうように頼むのが吉。もちろん列の移動時間に遅れないように。
ただ、最近はサークルスペース内の荷物も知らない間に置き引きされるケースがあるようです。もしかしたらダイアルロック錠(鎖などコミケの危険物規定にひっかからないもの)くらい持っていったほうがいいかも。これはその防犯効果より、「警戒している」ということをスリに示す目的で。

ちなみに過去、買った荷物が重いからとどこかにダイアルロック上をつけて放置した人がいたそうですが、それは危険物とみなされて撤去されます。持てる分だけ買いましょう(もしくは宅急便)。

1万円、5千円、2千円札の確認

だいぶ前から、千円しか渡していないのに「1万円渡した、釣りが少ないから返せ」という釣り銭詐欺を行う人がいるようです。ここで余計なもめ事を起こさないために、これらの大きなお札は受け取る時に確認をすること。コミケカタログには『おつりを渡すまで、見えるところに受け取ったお金を置いておくこと』とありますが、そんな感じ。またサークル側だけではなく、買い手も(中には素で間違える売り子さんもいないとは限らないので)。ちなみに私は千円以外のお札は「○○円でちょっと大きくなるけどいいですか?」と聞きます。たいていそういうと「いいですよ」と答えてくれるので(ただ、出来るならコミケの後半にしましょう。あと断られた場合はあきらめましょう)。もっとも、多めに細かいお金をもっていくのが一番いいのですが。銀行に行けば両替機がありますし、前もって準備重要。

揉めたらスタッフを呼ぶ(特にサークル)

原則にして一番効果的な方法。スタッフさんはこの手の対策についてもかなりのスキルを持っています(もし呼んだ人が対応出来なくても、対応出来る人に連絡をつけてくれる)。なので、大事になりそうになったら一番効果があります。まあただスタッフさんも忙しいと思うので、酒に酔ったからタクシー代わりに救急車を呼ぶようになんでもかんでもというのではなくそのへんは常識的な判断で。ちなみに揉めたから次回落選ということは、そのサークルに明らかな非が有る場合以外はないと思いますので。
ちなみに買う時にぶつかったぶつかってないでケンカしている参加者をごく希に見かけますが、いろいろな人に迷惑なので会場の外に出てやれと。

あとついでに、スタッフの対応で無茶なものが出てきて困ったら(取り置き強制など)、そのまま受け入れず別のスタッフさんを呼ぶことも検討してください。悲しいかな、変なスタッフも希にいるということは聞くので。

値札をつける(サークル)

毎年、何件か本をもってかれるという事件を聞きます。もちろん意図的な犯罪もありますが(これはあまり積み過ぎない、とられたとわかったらすぐに声をかける等)、中にはそれを無料配布だと思って持って行く人もいるみたいです(一声かけろよ、という気もしますが)。つまり、意図しない犯罪を犯して、犯されてしまうということ。それを防止するため、「これは売り物ですよ」という値段表示をしておくほうがいいかも。
あと、値段表示がないと買い手は逆に買いにくいのですよね。というのは「もし予想より高かったとしても、断るのは何だし……」ということで、最初からスルーしてしまう可能性があるので。

定期防犯確認への協力&怪しいものを見つけたらスタッフに連絡

コミケでは、犯罪行為への対処からとある時間に会場内に『夢の中へ』が流れて、参加者に周りを見渡して不審物(爆発物、あと盗撮用の設置カメラも)などがないか確認することをお願いしています。これは周りを見渡して確認するだけでいいので、是非やってください。
不審物を放置しておくと、個人が巻き込まれる可能性もありますし、そうでなくても次回以降のコミケがなくなる可能性は高いのですから。

まとめ

とりあえずはこんなところですかね。ま、基本カタログを読み直せばだいたい書いてあります。犯罪行為防止以外にも、走るなとかいろいろ。特に何が迷惑になるかというところは、きちんと把握しておくべきでしょう。普通の道路では道ばたで座り込んでも何も言われませんが、コミケ会場ではそれは禁止されています。郷に入れば郷に従ってください。コミケは「ルールを守るのが嫌なら来るな」と言えるイベントですし。

今回のことに限らずこのへんのコミケ知識は、コミケ歴がそれなりにある人にはわかっていることが多いと思います。ただ、新しく入ってきた人が全員本当にそれをわかっているとは限りません。なら、先人に私たちがそうしてもらったように、それを注意喚起するのも役目かなということで、今日改めて書かせてもらいました。自分にとっての当たり前は、他者の当たり前とは限らないとは最近よく思うので。