コンビニ弁当の容器とスペース確保欲

電子マネーの最大の欠点は、ミスに対しての想定が甘すぎることだと思う話』に引き続きコンビニシリーズ、というわけではありませんが、同じくコンビニ&過去の経験から思ったこと。

コンビニの売り上げのうち、トップクラスとも言われているのが弁当類ですね。さて、これらの容器のほとんどは、プラスチック製です。皿側の方は発泡スチロールなこともありますが(加熱の必要がないもの等)、基本蓋は透明なプラスチックですね。これの理由はわりと簡単に推測がつきます。まず、電子レンジで加熱する時に熱に耐えられ溶けない、そして水分に強い、運送上強度が求められる、さらにコンビニで売る以上、外からどんなもの見分けがつく、と、これらの条件を兼ね備えたもので、尚かつコストの問題もクリアしているのが、あの容器に使われているプラスチックなのでしょう。

しかし、あの容器には、購入者からすると欠点もあります。それは「食った後、非常に邪魔」ということ。会社などの場合、そこのゴミ箱に捨ててしまえば終わりなのでいいでしょうが、毎日のように家でそれを食っている場合、あの容器がゴミ袋でかなり容量を食って邪魔だと思ったことはないでしょうか。しかしあれ、折りたたんで捨てるのは難しいのですよね(下手すれば指を切るし)。しかも、こういったプラスチック系のゴミは、分別が義務づけられている自治体では、だいたい週一だと思います。おそらくは燃えるゴミ(生ゴミ)のように腐らないせいでしょうが、前日ともなると非常に邪魔状態なのですよね。しかも、同じプラスチック系のもので、弁当といっしょに買うことも多いペットボトル容器もあるのでなおさら。ちなみに会社勤めの方、もしそこでゴミの分別が義務づけられているようなところならば、昼過ぎにはペットボトル入れと弁当の容器入れのゴミ箱があふれていて、無理矢理詰め込んだという経験はありませんか? あれの縮小版が家で起こっている感じ。そのため、一人暮らしの時とかはプラスチックゴミが溜まるのがイヤというのもあり、パンやおにぎり主体で、そうじゃない場合は自炊をしていました(自炊はレアケースなのかなあ……)。

最近、エコがよく叫ばれていて、こういった容器の類も変化している場合があります。しかし、すぐ飽きそうなエコ以上に、こういったものを可燃物にして、折りたたんで捨てられることによって(しかも可燃物の収集はだいたい週2だし)、上のような「ゴミが溜まる」という心理的障壁をなくして、弁当の売り上げを増やすことができるようになるのではないかと思ったのです。ワンルームマンションの1平方メートルスペースはかなり貴重だし。

ここ数年、こういった「スペースを得るためのビジネス」というのが、思っているよりもかなり大きくなっているのではないでしょうか。それはビデオテープからDVDに移しかえることでその分のスペースを開けさせ、現在はHDD録画とか。音楽の場合はCDからMP3としてまとめる&iPodで持ち運びをする、CD-Rも厚手のケースから薄型ケース、そして専用のCD収納ケースに入れてスペースを確保する等。ほかにも先日『同人誌をなかなか処分できない心理』で書いたように、雑誌類をスキャナで取り込んでしまうのもそうですね。この「スペースが空く」という快感は、ものがあふれている現代では、かなりのものですから。それは広くなったという以外にも、さらにものを置けるという意味でも。

ただ、コンビニ弁当の場合は買う立場からは簡単にそう言えますが、実際には問題は山積みでしょう。というのは前述したような利点は、可燃性の容器にして必ずしも今まで満たせていたコンビニ容器の条件が整えられるとは限らないから。透明な蓋はプラスチックでないと難しいでしょうし(ラッブだと強度に問題あり)、たとえ皿側だけでも、強度的に問題がある場合は多いでしょう。あと、安全性の問題もあります。最近、日清がカップヌードルの容器を可燃性にしたのは、エコ面の他にこのようなゴミ処理的な問題においても英断だったと思ったのですが、その矢先に先の農薬問題が起こってしまったので、これで元に戻ってしまわないかちょっと心配です。

しかし、これらをクリアして可燃性の容器で弁当が食えるようになれば、エコ以外でも隠れた需要となると思うのですが。どっかの研究所とかで、こういったものの研究をしているのかなあ。