秋葉原はみんなにとっての「オタクの聖地」ではないよねという話

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あの秋葉原の忌まわしい事件以来、歩行者天国は中止されたままになっています。そして最近、あれを復活すべきか否かという議論が起こっているようです。この問題には安全上の問題のほか、商売上の問題、マナーの問題など様々な要素があるように思えます。特に事件前から言われてきたマナーの問題については、かなり意見が分かれているようです。

たしかに、エアガン乱射とかその他諸々、事件前から普通の人どころか、アキバに来たオタクの人が見ても大多数がどうよと思う行為が起きてましたからね。事件で閉鎖されたということにはしたくないとは多くの人は思っているところだと思いますが、その前に起きたような迷惑行為が復活してしまうなら、復活を躊躇してしまう人がいても不思議ではないでしょう。それは私だって、アキバに来るオタクの人はみんなそういう迷惑を起こさないようにしていると思いたいですが、大多数の人がそうでも、現実にごく少数の人がそういうことが起きてしまうので難しいところです(そもそもその人たちがオタクかどうかはわかりませんし、もはやオタクどうこう関係ない気もしますが)。

さて、前置きが長くなりましたが、この歩行者天国の復活の話では、「秋葉原はオタクの聖地だから(歩行者天国を復活するべき)」という意見がたまに聞かれます。別にこれは歩行者天国の問題だけではなく、前から言われていたことですね。まあたしかに最近の秋葉原はそんな感じですし、別にそれは言うだけならいいと思いますし、実際、そう形容するに値するものになっている感じはあります。

ただし、「誰かにとってのオタクの聖地」ではあったとしても、決して「オタク全員の聖地」や、「外部の人から見たオタクの聖地」ではないと思います。

私はずっと東京住まいなので、私も秋葉原にはそれこそスーパーファミコンの時代からパソコンを始めて自作に走る段階を経てよく行っています。しかし、ここが聖地かというと、そうでもないのですよね。というのは東京でも西部住まいなので、どうしても池袋や新宿、中野の方が昔から行く回数が多く、愛着があるのですよ。聖地と言うのかどうかわかりませんが。実際、よほど特殊なモノでない限り、秋葉原ではなくてもここで揃ってしまいますしね。これはもちろん、地方の人にとってもそうでしょう。たしかに秋葉原にあこがれを抱いている人はいるかもしれませんが、そこより別の都市に愛着を持っている人はいるでしょう。

また、オタクと呼ばれるカテゴリに入る人でも、秋葉原をそんな好きではない人は大勢いるでしょう。例えばジャンルが違う人(古本とかなら神保町だし)、それにそのジャンルでも秋葉原の雰囲気が好きではないという人もいるでしょう。まあよく言われることで、昔の電気電気していた秋葉原に来ていた人は、最近の変化についていけないという感じ。

あと、オタク文化が好きでも嫌いでもなく、興味がない人から見れば、秋葉原は家電を売っている電気街なのですよね。もしくは御徒町と神田の間にある駅で、つくばエクスプレスに乗り換えが出来るところ。ちなみに昭和通り口方面はオフィス街でもあったりします。

こんな感じで、全員が全員、例えオタクでも秋葉原は「オタクの聖地」ではないと思うのです。しかし、前述の通り形容として「オタクの聖地」と言うのはかまわないと思います。しかしそれを盾にとって主張することは、その他の人たち(オタクも含む)にとって違うのではないかと。すごいひどい言い方をすれば、不法占拠みたいなものですから。どうも一時期の歩行者天国の一部の参加者は、その視点が欠けていたように思うのですよね。なんというか、オタクの聖地だから、何をしてもいいという感じになっていたというか。

たしかに歩行者天国がないと通り抜けは不便ですし(上下6車線だから渡るの大変だし)あったほうがいいですが、そのへんを考え直さないとまた別の理由で中止ということになってしまうかもしれません。しかも今度は外部の人から見れば、それが本当にオタクのしたことかどうかを問わず、「オタク」のせいで。

◆余談

とはいっても、おそらくホコ点でパフォーマンスをする人でも、多くはマナーを守っての範囲内でやろうとしているのに、こういう一部の迷惑をかける人に困っているところがあるのかもしれません(というフォローを入れておく)。ま、このへんコミケとかと似たような図式かも。

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