ロッチ、そしてコスモス製怪しいおもちゃの思い出

1970年代〜80年代生まれの男子が集めていただろうものの中に『ビックリマンシール』というのがあります。キン肉マン消しゴムと並ぶこのグッズ、アニメ化もされましたし、今更説明不要でしょう。

さて、その年代の人には同時に「ロッチ」というものもご存じの方は多いと思います。これ、今で言うところの類似品で、ビックリマンチョコのところに「ロッテ」と書いてあるはずが「ロッチ」と書いてあったというもの。たしかに当時、また版権意識が甘かったのか、類似のシールは駄菓子屋の10円で引けるくじなどにありましたが、ここまで堂々と真似た、ある意味男気のあるものは他にありませんでした。なんせ表のイラストもほかのは微妙に変えてあるのに、こっちはそっくりでしたし。持っているとそれはそれで珍しがられました(交換とかには誰も応じてくれませんでしたけどね)。

これが出てきたのは「コスモス」という自動販売機orカプセル販売機。今でもコスモスと横に書いた赤い妙な自販機が街の角で放置されているのを希に見かけますが、あれはおもちゃの自販機だったのですね。まあ若い人はともかく、ある程度ピンポイントな年代の人だったら、記憶していると思います、それは『ねるねるねるね』と同じ、夕方5時半くらいにCMを流していたからなのですね。この自販機を出していたメーカー、社名もコスモスと言い、前述のようなおもちゃ自販機やカプセル販売機を設置し、それに様々なグッズを出して売っていました。

しかし、版権意識が殆どなく、あらゆる商品の類似品、無許諾模倣品などを大量に制作して、それを自販機に入れていたのですね。例えばロッチ以外にも、ちょっと前に流行った「なめんなよ」の類似品「なめなよ」等。しかし、ロッチのクレームがロッテに行くようになると、とうとうコスモスは訴えられてしまいます。その後コスモスは倒産、そして自販機は放置されることとなり、現在に至るわけです。まあ子供向けキャラグッズの裏の歴史ですな(ちなみに当時、コロコロコミックでも注意が呼びかけられていたような記憶があります)。

で、懐かしくてそれについて調べていたら、おもしろいページを見つけました。それは仙台のローカル芸人であるワッキー貝山さんのページ。この方、どうやらコスモス等ガチャガチャのコレクターというみたいで、ホームページにはそのグッズが大量に公開されています。

趣味の部屋 ガチャガチャ編

見てみるとロッチ以外にも、ああこれはどっから訴えられても不思議ではないな、というものばかりですが、なんか今見ると「怪奇マリオブラザーズ」とか全然別の意味で欲しい感じがしますね。

今はこういうのに厳しいのか、駄菓子屋や祭りの屋台にあるあやしい景品でも、こういうのあまり見なくなりましたね(PS3やDSが置いてある屋台なんて違う!……まあ当たらないと思うけど)。でも、こういう怪しいモノがあって、偽物と本物について学んだことが、今、悪徳商法とかにひっかからない意識の礎になっているとか少し思ったりもします。

★追記

このあと、コスモスについて別ブログでしっかり書きました。

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