萌え系4コマの中では少し異色かもしれない青春恋愛マンガ『HR ほ〜む・る〜む』完結

先日、まんがタイムきららキャラットのほうでも連載を終了した、長月みそかさんの『HR ほ〜む・る〜む』の最終刊が発売されました。

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HR ‾ほーむ・るーむ‾ (2) (まんがタイムKRコミックス) : 長月 みそか

さて、この作品、絵柄こそはまさに萌え系四コマのそれですが、話的には普通の萌え系四コマからは少し異色だったと個人的には思っています。それは連載中、ハナと明雄、ふたりの想いが通じ合った号で、いきなりキャラット誌上では見られると思わなかった「行為後」のコマがあったからではありません(まあ驚いたけど、流れとしてそんなに間違ってはいないし)。

萌え系四コマでは、キャラクター同士の人間関係、そして恋愛というのは比較的ライトに描かれるものが多いです。もしくは『ひだまりスケッチ』や『GA』みたいに女の子同士の話が中心で、ほとんど描かれない場合も。しかしこれは女性キャラ、男性キャラが学園生活を送りつつも、それぞれの人間関係がかなり複雑です。例えばレギャラーメンバーの男女各3人ですが、それらひとりひとりが結びつくわけではなく、三角関係になったりとか、ほかのキャラが出てきて、自分お勘定を刺激されたりとか(そのへんの人間関係相関図はコミックスに載ってます)。マンガの形としては四コマのそれを保ちながらも、青春ストーリーマンガを見ている感じでしたね。

それらが普通のマンガとしてはよくある展開ですが、萌え系四コマとしては珍しかったです。前述のアレの登場も含め、違和感を抱いた人もいるようでしたが、私はその各々の変化が興味深く、楽しめる作品でした。

とりあえず、主軸はハナと明雄の関係だと思います。ハナが「自分が彼のことを好きなのに気づく」というまでのタメが長くとってありましたからね。その心情変化がこの作品の根幹のように感じました(

愁一が千夜と変装した千夜の両方に好意を抱いてしまって揺れるという『キャッツ・アイ』的なのは、優柔不断に思えたので、個人的にはそっちよりはこっちのほうが)。まあその分、ふたりが結ばれてしまったために、話がなくなってしまったのかも。恋愛ものの宿命とはいえ、そう考えると少し残念かも。

比較的軽い読み応えのものが多い萌え系四コマですが、恋愛ものが好きでしたら読んでみるのをおすすめします。もちろん学園生活の様子をおもしろく見るのでも、十分楽しめますので。
さて、長月みそかさんのマンガでは、微妙に登場キャラが過去作とリンクすることがあるので、次の作品もここのきゃらがちょこっと登場するかもしれないということも含め、楽しみにしたいと思います。

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HR ~ほーむ・るーむ~ (1) (まんがタイムKRコミックス) : 長月 みそか

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HR ‾ほーむ・るーむ‾ (2) (まんがタイムKRコミックス) : 長月 みそか

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