『やわらか戦車』が本当にブームとなっていたようなネットゾーンもあるのかもしれないという話

町を歩いていると、偶然『やわらか戦車』のPVらしきものを見ました。『やわらか戦車』といえば、以前日本のメディア芸術100選で、他と比較しての知名度のわりにエンターテイメント部門で1位になってしまったのでちょっとした話題となってしまいましたね*1。これについてはよくネットで票捜査だとか組織票だなどと言われることがあります。

私もそれなりにネットをするのにこれを聞いたこともみたこともなかったので、そう思う気持ちがわりとあります。しかし、票捜査だとか組織票でもなく、これが本当に人気があったのではないか、と全く考えられないこともないかなと思ったのです。そう言うとこのページを見ていただいている人の多くはおそらくそんなわけないだろ、と思うかもしれません。しかし、それは限定的な視点でネットを見ている可能性もあるのです。

このページにいらっしゃる方の多くはアクセス元が各ニュースサイトさんや、はてなブックマーク経由です。おそらく私が回っているサイトやブログの多くも似たような感じでしょう。となると、「20〜30代の男性」「アキバ系に興味がある」というものが中心のネット巡回ゾーンと言えるものがネット上に出来るような気がするのです(大きく見れば「はてなダイアリー」の大半も含むでしょうか)。そしてここでは私が見てきたように「『やわらか戦車』なんて他と比べて1位になるのにはふさわしくないという人が多いでしょう。

しかし、全く逆に考えてみるとそれ以外の層はどうなのでしょうか。20〜30代の男性に比べて数は少ないにせよ、それ以外の層もネットを使用している人は多いでしょう。例えば「10代前半の男性」や「30代の女性」、はては「60代以上の女性」なんてのも考えられますね。しかしそれらの層のネットライフスタイルは私たちからはあまり見ることがありません。それは簡単で「自分に関係ないし、興味がないから」*2。これは実生活でも同じで、男性の私から見たら現代の女性や高齢者、子供のコミュニティがどうなっているかなんてのは非常にわかりにくいです。そもそも突っ込んじゃいけないって心理もありますし。でも、ネットの利用者にはいまや女性も子供も老人もいます。

ということは、私のような「20〜30代の男性」「アキバ系に興味がある」というところとは無縁なネットの世界というのも存在する可能性はあるのではないでしょうか。そして20代〜30代男性から見えないそこのゾーンでは、全く別のムーブメントが形成され、ひそかに『やわらか戦車』や『セカンドライフ』が20〜30代の男性が思っていたよりもブームだったという可能性もあります。

ネットではわりと、「20〜30代の男性」「アキバ系に興味がある」「技術屋」の層が強く、私自身もそれに属しているので、ここにあるものが全てで、ここにないものはないように思えてしまいます。しかし普段見ていないところには、そのようなものがないという否定は出来ません。このあたり、家族や友人に自分とは別の層の方がいたら、どんなページを見ているか聞いてみると、案外面白いネットの巡回ゾーンが見つかるかもしれません。

それでも『やわらか戦車』がネットでもネット外の世界でも流行ってたとは思えないんだよなあ……いや、きっとこのネット上のどこかではそういうところが……

*1:でもメディア100選は何もネット上のコンテンツだけ対象ではなかったので、ネットで流行ってなくてもメディアとして流行っていればOKなのですけど。ただ、ライブドアネットアニメがネットで流行らずにいきなりリアルで流行るか?という疑問はありますが

*2:「モテるための○○」とか、「出会い系」ってのは女性と関係あるように見えますが、男性のネットゾーンの中のものだと考えます

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