久々に復活の夜麻みゆきマンガ『トリフィルファンタジア』は穏やか&かわいいファンタジー

以前、『夜麻みゆき復活!ということで、夜麻作品を振り返ってみる - 空気を読まない中杜カズサ』でお伝えしたように、18日発売の『Gファンタジー』にて夜麻みゆきさんが久々の復活です。

Gファンタジーオフィシャルサイト

ということで、本当に久しぶりにGファンタジーを購入してきました(ちなみに買うのやめたのは『神さまのつくりかた』が終わった時だからだいぶ昔ですな)。載っていたのは巻末スペース。髪質も画像(スクウェアエニックス『Gファンタジー』2008年2月号586ページ夜麻みゆき『トリフィルファンタジア』表紙より)のように本誌とは若干違います(黄色)。


第一印象として、絵柄は若干丸くなった感じ(昔あったトーンを少なめにしてすっきりさせた感じ)はしますが、キャラクターは昔の夜麻キャラ的かわいらしさをしっかりと残しています。でも昔は男が多かったから、いっぺんに女性が3人出るとなんだか不思議な感じもする(まあ私は男性なので全然問題なし、というかむしろよし)。

設定は、地球とは(たぶん)別のファンタジー世界。その砂漠のオアシスの街でパン屋を営む姉妹+居候の仲良し3人の物語。ただ、ファンタジーというよりは、その3人の穏やかな日常物語という感じです。今回は願い事の叶うパンをめぐるおはなし。
そこはこういった雰囲気のものを描かせるとさすが夜麻先生という感じで、かなりなごみます。いや、あらすじをそのまま言うとわりとよくある話なのですが、描き方(キャラの動かし方や台詞)が夜麻節というか、とてもほんわかといい感じにするのが上手いのですよね。これは昔の作品からの伝統というか。


ガンガンが創刊したばかりのころ、夜麻さんがデビューされた『ドラクエ4コマ』を中心にこういったほんわかとした温かさを持つ作品がわりとあったのですが、その旧き良き雰囲気が今に復活した感じです(夜麻さんのマンガで言えば、『刻の大地』序盤での、日常を楽しんでいるような感じと言えばいいのかな?)。なんとなく、もうすぐクライマックス(とあのマンガで言っていいのか悩むけど)に向かっている『ARIA』から受ける穏やかな雰囲気と似ているかなあという気もします。


そんなわけでオッツ・キイム作品のような体系的、大作的な雰囲気ではありませんが、別にこれに至ってはそうなる必要はなく、穏やかに見守ってゆける感じがします。というか連載が続くように好きに描いて欲しいなあと思います。

ちなみに次回は2本立てだそうですが、これとぱにぽに(というかベホイミ)の他にこれから読んであとひとつ面白いのがあればこれから買っていこうかなと思います。


しかし、来月号の付録「『刻の大地』メモリアルポスター」って……ここは新作のポスターでいいような気がするのですけど……まあいいか。

Gファンタジー 2008年 02月号 [雑誌]

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