ReadMe!ランキング停止で迎えたネット史の節目

ランキングサイトReadMe! JAPANがランキング 集計休止を宣言されました。

ランキング集計を休止します (2007.11.18) - announce - ReadMe!

知らない方のために説明しますと、このサイトは日本でのインターネット普及初期からあるランキングサイトで、他のサイトがクリック投票型(クリックすることでポイントが加算されてランキングに反映される形。今のブログランキングとかもそうですね)だったのに対し、アイコンを自サイトに貼っておけばアクセス数で集計されてランキングに反映されるという形だったために、より正確な人気指標として多くのテキストサイト、ニュースサイトで使われました。ここで1位になったテキストサイトは有名どころばかりで、侍魂ちゆ12歳、裏ニュース(連邦)、X51.orgなどがありました。
またニュースサイトでも多くが参加し、私がかーずSPさんやカトゆー家断絶さんを知ったのはここからだったと思います。

こんな感じで、その当時の人気個人サイトを知るに長年かなりの役目を果たしてきたReadMe!ですが、数年前から管理人さんの都合らしくほとんど手つかずになり、そしてこの度の不具合における復旧時間がとれないということで休止となったみたいです。

私の場合、「ゲームミュージックなブログ(旧ページ)」のほうで参加させていただいていたのの他に、それまでも上記のようにいろんなサイトさんを知るのによく利用していたので残念な気はします。


しかし、あちこちのニュースサイトをざっと見た限り、残念に思う人は多いけど、無くなって困るという人はほとんどいないような気がするのですよね。かくいう私も、ここReadMe!にはほとんど行っておらず、今回ニュースを見て久しぶりに行った感じがあります。
現在、ランキングサイトはブログランキングなど多数ありますが、サイトとブログの両方をアクセス数で換算するこれだけの大型サイトはここ以外にはないと言ってもよいでしょう。そういえば、今調べたらもうひとつの大型テキストランキングサイト「日記才人」も今年終わっていたのですが、今まで知りませんでした(残りは「テキスト庵」くらいか)。さてこれは何故か。

前述しましたがReadMe!は主にふたつの役割があったと思います。それは「ネットユーザーがランキングを参考にして面白いサイトを発見すること」と「ランキングで書き手に競争意識と更新意欲を持たせる」ということ。

しかし、前者の「面白いサイトを発見する」という役目は、すでに他の場所が出来てしまったように思えます。それは、はてなブックマークだったり、ReadMe!に参加していたニュースサイトだったり。あと、近年のランキングは上位が固定してしまった感があるのですよね。つまりもうランキング上位のサイトはすでに知っているという感じ。

そして後者の「ランキングで書き手に競争意識と更新意欲を持たせる」ということも、あまり意味をなさなくなってきたのではないかと思います。それは、現代においてアクセス数の魔力が昔ほどではなくなったのかなと。
昔はアクセス数はそのサイトの数少ない判断基準でした。しかし昨今ではあまりにもサイトが多様化しすぎてしまい、アクセス数だけでは判断基準と成り得なくなってしまったのもあるのかと。
例えば今流行のアニメを扱えばアクセス数は伸びると思いますが(念のため言っておきますが、それが悪いわけではないですよ。むしろ面白ければOKでしょう)、それに興味のない人には価値がありません。ならアクセス数で探すよりも、他の、それこそ前述のようにはてなブックマークやニュースサイトから記事単位で探しつつ、そこから全体を見るってほうが確実ということもあるでしょう。

その他、アクセス数の他に指標、例えばはてなブックマーク数、アンテナの数、Web拍手とかが出来てしまったために、アクセス数ランキングが気にされなくなったのかなあと思うのですね。まあどれも面白さを示す絶対指標とは限らないと思いますが、アクセス数の他に指標が増えたのはたしかでしょう。


ともあれ、1996年から続いてきたサイトの停止で、個人サイト(ブログ含む)群の歴史が一つの区切りにさしかかったように思えます。それは個人サイトを判断する指標という意味でも、その他いろいろな意味でも。

アルファブロガーという言葉が生まれ、さらに個人運営サイト群は発展、変質してゆくのでしょうが、今はこれまでの個人サイトの歴史を支えてきたReadMe!に「今までありがとう」との言葉を贈りたいと思います。


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◆追記
だけどこういう非ブログサイトでも受けられるものがなくなってくると、ブログでないと受けられない、もしくは受けにくいサービス(はてなブックマーク、RSSなど)が占めてきてしまい、個人サイトにおいて非ブログサイト→ブログへの流れが加速する可能性もあるかもなと思ったり。