コミック雑誌における「10秒マンガ」の存在

本当は2011年後のテレビについて書こうと思ったのですが、まとまらないので今日先に思いついたことを。

さて、マンガ雑誌のアンケートなどでは「この雑誌で読んでいる漫画は何」ということをよく聞いてきます。しかし、それってよく考えてみればかなり曖昧な質問なのですよね。というのも「読んだ」という定義が人によって違うからです。
例えば私の場合マガジンを例とすると、「ネギま!」「絶望先生」「はじめの一歩」「もうしま」「スクラン」「トッキュー!」etcは、わりと時間をかけてだいたいの内容を言えるくらいには読みます。そして名前は出しませんが、全く読まないものもあります。しかし、前者の「読む」と同じでもなく、後者の「読まない」でもないものというのが存在します。それは、読むものが20ページで3分程度だとすると(絶望先生は文字が多いのでそれより長め。もうしまもそうだけどページが短いので)、それらは同じくらいのページ数を10秒くらいでぱらぱらと読んでしまう感じのもの。正確に言い表すと「目を通す」とでも言うのでしょうか。

これらは「読む」「読まない」の二択ならば前者ですが、明確に「読む」ものとは微妙に違います。主なところとしては、

  • 大まかなストーリーはわかっているけど、細かいところは忘れている。
  • 主要キャラの顔は覚えているけど、名前まで覚えていない時がある。
  • たまに読み忘れる。
  • ひどい時にはタイトルまで忘れる。故に人から聞かれると「ほなあの○○やってるマンガ」と説明。
  • マンガ喫茶で読む本がないとき、設定確認用にぱらぱら読んでしまう

などなど。

まあ、「読む」サイドにあるものの、「読まない」に近いものですね。

さてこれにも二パターンあって、「読まない」から上がってきてここに位置づけれているのか、「読む」から下がってきてここに位置づけられているのかで大きく違います。前者ならこれから「読む」に上がる可能性は大きい期待の作品と言えるでしょうが、後者だと惰性で読んでいる場合も多そうですし。とはいえ、ここにある以上まだ目を通されているので、「読む」上がるチャンスは大きいと思います。一番どうしようもないのは無関心なのですから。


しかし思うに、現在雑誌連載されているマンガというのは、実はここのゾーンに位置づけれているものが一番多いのかもしれません。私が毎月買っている雑誌でも、明確に読む、読まないのものよりぺらぺらと惰性で読むみたいなこのゾーンが多いので。だけど、ここからある日面白さを見つけて、毎号読むようになったものはかなり多いと思います。そしてバックナンバーを引っ張り出してくると。

そんなわけで、普段読んでいないこの「10秒マンガ」とでも言うべきゾーンのところ、注目すると次にのめり込む作品が埋もれている可能性は高いですよ。


ま、これって漫画雑誌だけの話ではないのですよね。普通の雑誌の連載記事でも同じですし、テレビ番組やアニメもそんな感じかも(これの場合中間地点は録り溜め番組とかかな?)。そしてゲームでもすぐやるゲームと半永久積みゲーなんていうのがありますしね。
まあ、何か書いている人間としては、出来るだけ多くの人にとって一番上のゾーンになれるようにしたいなと思う次第です。